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ホンジュラスの危険情報【一部地域の危険レベル引き下げ】

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更新日 2024年01月15日
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地図

危険レベル・ポイント

【危険度】
●首都テグシガルパ市、コルテス県、アトランティダ県、ジョロ県、オランチョ県、グラシアスアディオス県、コロン県及びコマヤグア県
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)
●コパン県
 レベル1:十分注意してください。(引き下げ)
●その他の地域
レベル1:十分注意してください。(継続)

【ポイント】
●ホンジュラスは、人口あたりの殺人事件発生率が世界で最も高い国のひとつです。特に、島嶼部を除くカリブ海沿岸各県のほか、テグシガルパ市とサンペドロスーラ市を結ぶ5号線(CA-5)沿線における凶悪犯罪の多発が顕著です。外国人を被害者とする犯罪は、多くはないものの、発生はテグシガルパ市とサンペドロスーラ市に集中しています。危険レベル2の地域への不要不急の渡航は止めるとともに、危険レベル1の地域においても十分注意してください。
●凶悪犯罪集団「マラス・パンディージャス」による恐喝被害が各所で明るみとなり、社会問題化した結果、ホンジュラス政府は2022年12月から、状況に応じて憲法で保障される集会・結社の自由、居住・移転の自由、身体の自由、住居の不可侵等の権利を制限もしくは停止する措置(通称「例外状態」)を発動させ、同集団の検挙活動を強化しています。現在のところ、これら一連の制約は、外国人を含めた一般市民の生活に対して、特段の影響を与えるものとはなっていません。
●コパン県は、2011年に同県で最多となる殺人事件が発生しましたが、ここ数年間は、治安悪化以前の状況と比較しても殺人発生件数はほぼ半減しており、治安が改善しています。このため、危険レベルを2から1へと引き下げますが、引き続き、細心の注意が必要です。

詳細

1 概況
(1)ホンジュラス国立自治大学暴力研究所の調査によれば、当地では2011年に人口10万人あたり86.5人が殺害され、世界でも屈指の殺人事件発生国となりましたが、以後は政府による治安対策が功を奏した結果、殺人事件の発生件数は概ね右肩下がりで減少し続け、2022年には過去15年間で最低の数値である38.2人を記録しました。治安情勢はピーク時と比べて大幅に改善していると言えますが、現在も1日当たり約10人が殺害されている計算となり、予断を許さない状況が続いています。
(2)従来からのコカインやマリファナに加え、直近では麻酔・鎮痛薬のフェンタニル等が水際で大量に押収されていることから、ホンジュラスが南米と北米を結ぶ薬物取引の主要中継地になっていると考えられています。特に東部から北部にかけてのカリブ海沿岸地域では犯罪組織が活発に動いており、違法な麻薬精製所や小型機用滑走路が多数存在しているほか、組織間の抗争や薬物売買に起因するとみられる殺人事件が頻発しています。
(3)国内では、「マラス・パンディージャス」と呼ばれる組織化された凶悪犯罪集団(マラ・サルバトゥルチャ、パンディージャ18)等の暗躍が社会問題化しており、主に中小企業の経営者や自営業者、バス・タクシーの運転手から「戦争税(みかじめ料)」を毎週のように脅し取っています。支払いを拒否した者や渋った者は、白昼堂々、殺害されることが多いため、市民にとって大きな脅威となっています。近年においては、銃器や薬物の密輸にも手を染めており、組織がより多角化していると考えられています。
(4) マラス・パンディージャスによる恐喝行為により、2022年だけでも60名以上のバス・タクシー運転手が殺害されました。公共交通機関の自主的な運行停止が相次ぎ、世論が治安対策を求めた結果、ホンジュラス政府は2022年12月より、状況に応じて憲法で保障される集会・結社の自由、居住・移転の自由、身体の自由、住居の不可侵等の権利を制限もしくは停止する措置(通称「例外状態」)を発動させ、同集団の検挙活動を強化しています。2023年11月時点で、国内全県・全県都を含む主要都市(国内全298自治体中、158自治体)が対象となっており、凶悪犯罪抑止に一定の成果を上げているとされています。
(5)マラス・パンディージャス以外にも、凶悪犯罪に手を染める集団は多く、都市部を中心に、強盗や窃盗、短時間誘拐が多発していると言われています。しかしながら、犯人による報復を恐れ、治安機関に被害の届け出を行わないホンジュラス人が大半とみられていることから、実態は不明です。また、未成年者を狙った誘拐・人身売買組織も暗躍していると考えられていますので、特に小さな子供から目を離さないといった注意も必要です。
(6)現在のところ、ホンジュラスにおいては、テロ組織や国際的なテロ関連組織の活動は確認されていませんが、テロによる日本人の被害は、シリアやアフガニスタンといった渡航中止勧告や退避勧告が発出されている国・地域に限りません。テロは、日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており、これまでもチュニジア、ベルギー、バングラデシュ、スリランカ等においてテロによる日本人の被害が確認されています。
 近年では、単独犯によるローンウルフ型テロや、一般市民が多く集まるレストラン、ショッピングモール、公共交通機関等のソフトターゲットを標的としたテロが世界各地で頻発しており、こうしたテロの発生を未然に防ぐことは困難です。
 テロはどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロ・誘拐に巻き込まれることがないよう、「たびレジ」、海外安全ホームページ、報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切かつ十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。
 また、テロや誘拐に関する情報については、テロ・誘拐情勢(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_263.html )も参照してください。


2 地域別情勢
(1)テグシガルパ市、コルテス県、アトランティダ県、ジョロ県、オランチョ県、グラシアスアディオス県、コロン県及びコマヤグア県
 レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)

ア テグシガルパ市
 ホンジュラスの首都であるテグシガルパ市は、市内をほぼ南北に貫くチョルテカ川を中心に、西側の「旧市街地(コマヤグエラ)」と東側の「新市街地(テグシガルパ)」に分かれており、両地区を併せて「首都特別区(ディストリート・セントラル)」と呼んでいます。人口も多いことから、例年、国内最多の殺人発生件数を記録しています。なお、総数自体は少ないですが、外国人の犯罪被害も同市に集中しています。
 旧市街地のコマヤグエラは、マラス・パンディージャスの支配地域となっている場合が多く、特に治安の悪化が顕著な地域です。コマヤグエラには、長距離バスのターミナルが点在していますが、ターミナルと市内外各所への移動時には、比較的安全性の高いラジオタクシー等を利用し、徒歩での移動や流しのタクシー、路線バスへの乗車は極力避けてください。なお、周辺には低料金のホテルも数多く存在しますが、売春宿と化した違法性の高い施設もあるほか、マラス・パンディージャス関係者による利用客への襲撃・殺害事件も過去には発生していることから、宿泊は避けることをお勧めします。
 一方、新市街地のテグシガルパ中心部には、厳重な警備が備わった大規模商業施設や外資系高級ホテルも多く、安全は比較的保たれてはいますが、強盗や短時間誘拐が頻発していることには変わりありませんので、徒歩での市内散策はお勧めしません。ドア・ツー・ドアでの移動を心掛けてください。なお、テグシガルパについても、環状道路(アニージョ・ペリフェリコ)の外周部は、マラス・パンディージャスの支配地域となっている場合が多いので、細心の注意が必要です。

イ コルテス県
 コルテス県には、商都サンペドロスーラ市を筆頭に、チョロマ市、プエルトコルテス市等、国内の主要産業を支える自治体が広く点在しています。しかしながら、殺人事件も数多く、例年、テグシガルパ市に次いで、サンペドロスーラ市と隣接のチョロマ市が、国内第2、第3の殺人発生件数を記録しています。
 サンペドロスーラ市に滞在する場合は、市中心部に所在する環状道路(シルクンバラシオン)南側の大型商業施設や外資系高級ホテルが密集する地区をお勧めします。同市では外国人の犯罪被害も散見されますので、夜間はもちろんのこと、昼間でも徒歩による移動は避け、貴重品等を極力持ち歩かないようにしてください。
 なお、テグシガルパ市とサンペドロスーラ市を結ぶ5号線(CA-5)では、特にヨホア湖周辺において、通行車両に対する強盗事件が昼夜を問わず発生していますので、交通量の少ない深夜・早朝の移動は控えてください。

ウ アトランティダ県
 アトランティダ県の県都であるラセイバ市は、ホンジュラス第3の都市であり、かつてバナナの大規模栽培で産業が発展しました。現在は、中米最大とも言われるカーニバルやカリブ海観光の玄関口として外国人の間で有名ですが、例年、前記チョロマ市等に次ぐ殺人発生件数を記録しています。ラセイバ市では、マラス・パンディージャス等の凶悪犯罪集団が活発に動いているほか、同市周辺は、南米と北米を結ぶ麻薬密輸の主要ルートになっているとみられます。観光客が訪れる海岸沿いの地域でも、強盗事件や誘拐事件に加え、水上バイク利用客が麻薬密輸関係者と誤認され、殺害される事件も発生していることから、特段の注意が必要です。

エ ジョロ県
 ジョロ県内では、県都である中部のジョロ市、コルテス県に隣接する西部のエルプログレソ市及びオランチョ県に隣接する東部のオランチート市において、殺人事件が頻発しており、これら3市だけで県全体の発生件数の7割を占めています。

オ オランチョ県
 オランチョ県は、ホンジュラス最大の面積を誇る県であり、隣国エルサルバドル全体の面積を上回っています。同県では、広大な土地を活用した畜産業が伝統的に発展しており、かつての「自分の身は自分で守る」というカウボーイ的精神が根付いていると言われています。そのため、国内他所と比較して銃の所持に対する考えが比較的寛容とみられており、友人や家族との些細なトラブルから銃を持ち出す事例が多く、殺人事件の発生に拍車を掛けているとも考えられています。
 また、山間部では、各所で犯罪組織がコカや大麻を違法に大規模栽培し、精製を行う等しており、ホンジュラス国内でも代表的な麻薬の製造拠点と見られています。

カ グラシアスアディオス県
 グラシアスアディオス県は、広大な土地の大部分が未開の熱帯雨林であり、交通アクセスが非常に悪く、他県から陸路で入ることが困難なほか、通信インフラも十分に整備されていないため、緊急事態の際に十分な支援が受けられない可能性があります。
 人の往来が困難であることから、密林内には犯罪組織が設置した薬物・銃器取引用の非合法滑走路が点在していると言われています。県内の人口も極めて少なく、部外者の立ち入りは非常に目立ちますので、不要不急の同県訪問は自粛してください。

キ コロン県
 例年、コロン県における殺人事件のうち、8割前後が県都であるトルヒージョ市、トコア市、サバ市及びボニートオリエンタル市において発生しています。また、大規模農地における土地の所有権問題が根深く、道路を封鎖した抗議デモが頻発しています。コカや大麻の違法栽培も多く、マラス・パンディージャスを始めとした犯罪組織が活発に動いています。

ク コマヤグア県
 コマヤグア県における殺人事件の約半数は、県都であるコマヤグア市及びテグシガルパ市とサンペドロスーラ市の中間地点に所在するシグアテペケ市で発生しています。
 2021年12月、テグシガルパ市内のトンコンティン空港から、国際線の全路線をコマヤグア市内のパルメローラ新空港に委譲しました。
 新空港は、テグシガルパ市から直線距離で約60キロメートル、車で1時間半から2時間を要します。空港アクセス道は、テグシガルパ市とサンペドロスーラ市を結ぶ5号線(CA-5)のみであるゆえ、物流の要である同線を封鎖した抗議デモが頻発しています。
 なお、通行車両に対する強盗事件が昼夜を問わず発生していますので、交通量の少ない深夜・早朝の移動は控えてください。また、事前に信頼のおけるタクシー会社で配車を予約するなどし、流しのタクシーや違法な業者は絶対に利用しないでください。

 つきましては、上記の地域(レベル2)への不要不急の渡航は止めてください。自らの安全につき慎重に検討し、やむを得ず渡航・滞在する場合には、最新の治安情報を入手しつつ、周囲に警戒を払う等の十分な安全対策を講じてください。移動に際しては、信頼できる現地事情に詳しい人を同行させるなどしてください。

(2)コパン県
レベル1:十分注意してください。(引き下げ)
 コパン県は、世界遺産「コパン遺跡」を有しており、世界中から観光客が訪れています。隣国グアテマラと国境を接していることから、かつては薬物等の密売を巡って犯罪組織が暗躍し、2011年には同県で最多となる件数の殺人事件が発生しましたが、ここ数年間は、治安悪化以前の状況と比較しても件数はほぼ半減しており、平穏を保っている状態が続いています。
 また、ホンジュラス政府は観光促進のため、多くの警察官を配置しており、特に遺跡が所在するコパンルイナス市では、徒歩での通行も可能です。また、コパン県内における外国人の犯罪被害もごく僅かとみられます。
 これらを踏まえ、コパン県の危険レベルを2から1に引き下げますが、渡航に際しては引き続き、細心の注意を怠らないようにしてください。

(3)その他の地域
レベル1:十分注意してください。(継続)
 一般論として、ホンジュラスにおける凶悪犯罪の発生は、島嶼部を除くカリブ海沿岸各県のほか、テグシガルパ市とサンペドロスーラ市を結ぶ5号線(CA-5)沿線に集中しており、太平洋側ほど治安は落ち着いていると言えます。しかし、2017年には、太平洋側に位置するラパス県、エルパライソ県及びチョルテカ県において、日本人がひったくりや拳銃を突きつけられて金品を奪われる強盗の被害に遭っていることから、たとえ危険レベルが1の地域でも、全く油断はできません。今後も、ホンジュラスの治安状況の推移に対する注意が必要です。

ア フランシスコモラサン県(テグシガルパ市を除く)
 2020年10月、フランシスコモラサン県サンアントニオデオリエンテ市に所在するホテル内で、敷地内に所在するコテージに数名の強盗が押し入り、滞在中であった日本人男性らが拳銃のようなもので脅されたうえ、金品を強奪される事件が発生しました。
 同市のように、比較的治安が良いと認識されている場所でも、犯罪被害に遭う可能性はありますので、十分注意してください。

イ サンタバルバラ県
 かつて、ホンジュラスの西部地域を中心に暗躍していた麻薬組織「バジェ・バジェ」の中心メンバーが逮捕・収監されたことで、同地域における薬物関連事犯の発生も沈静化していました。しかし、2023年に入り、サンタバルバラ県内で大規模なコカ畑と麻薬精製所が摘発されたことで、マラス・パンディージャスを始めとした犯罪集団の活動が懸念されています。

ウ イスラスデラバイア県
 イスラスデラバイア県沿岸の珊瑚礁は、多くの欧米系の観光客を引きつけており、ホンジュラス国内でも、比較的治安の良い場所と認識されてはいますが、観光客を狙った犯罪等に巻き込まれる可能性は十分考えられますので、決して警戒は怠らないでください。

エ オコテペケ県、レンピーラ県、インティブカ県、ラパス県及びバジェ県
 隣国エルサルバドルが強力に推進する治安政策により、同国のマラス・パンディージャス関係者が逃走を図るため、国境を越えてホンジュラス側に入り込んでいると当地捜査機関は考えています。現在のところ目立った動きは確認されていませんが、将来的に治安の悪化をもたらす可能性は排除されないことから、引き続き注視が必要です。

オ エルパライソ県及びチョルテカ県
 隣国ニカラグアと国境を接するエルパライソ県及びチョルテカ県では、近年、ベネズエラやキューバ、ハイチ等出身の非正規移民らが、徒歩にて米国を目指す際の通過拠点となっています。特に、2022年以降はこうした傾向が顕著であり、一日あたり数千名が旅券や十分な資金を持たず、ホンジュラスに入国し続けていることから、両県内の各自治体では溢れかえる移民への適切な処遇が社会問題となりつつあります。
 現在のところ、これらの非正規移民がホンジュラス国内で犯罪を惹起しているとは考えられていませんが、マラス・パンディージャス等の犯罪組織による犯行に巻き込まれる可能性はあり、治安の悪化が懸念されることから、情勢の変化を注視する必要があります。

 その他の地域に渡航・滞在を予定している方は、最新情勢の入手に努めるとともに、昼夜を問わず常に周囲を警戒するなど、各種犯罪等不測の事態に巻き込まれないよう十分注意してください。

3 滞在に当たっての注意
 滞在中は上記情勢に十分注意して行動し、危険を避けてください。また、ホンジュラスの「安全対策基礎データ」(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_263.html )もご一読の上外務省、在ホンジュラス日本国大使館、現地関係機関から最新の情報を入手するようにしてください。

 海外渡航の際には万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
 ホンジュラスに3か月以上滞在される方は、在ホンジュラス日本国大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう、必ず「在留届」を提出してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet
 3か月未満の旅行や出張などの際には、渡航先の最新の安全情報や、緊急時に在ホンジュラス日本国大使館の連絡を受け取ることができるよう、外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/)

(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902

(外務省関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)4567
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○海外安全ホームページ
  http://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/sp/index.html (スマートフォン版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地大使館連絡先)                                       
○在ホンジュラス日本国大使館
 住所:Col.San Carlos, Calzada Rep. Paraguay, Tegucigalpa, M.D.C., Honduras, C.A. (Apartado Postal 3232)
 電話:2236-5511
   国外からは(国番号504)2236-5511 ホームページ:https://www.hn.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
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