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※本情報記載の内容(特に法制度・行政手続き等)については、 事前の通告なしに変更される場合もありますので、渡航・滞在される場合には、渡航先国の在外公館または観光局等で最新情報を確認してください。

犯罪発生状況、防犯対策

1 概況
(1)マリでは,2013年1月,北部を占拠していたイスラム過激派組織による南進を受け,フランス軍,アフリカ主導マリ国際支援ミッション(AFISMA)軍及びマリ軍による軍事作戦が開始されました。これにより,同勢力の多くは北部の主要都市から排除されましたが,その後も依然として,北部はもとより中部においてもマリ政府の統治が十分に及ばない状況にあります。
(2)現在もマリ北部や中部においてはイスラム過激派組織による国連PKO部隊(MINUSMA)やマリ軍に対する攻撃が続いています。また2015年以降,南部にある首都バマコでテロ事件も散発しており,テロの脅威は続いている状況です。

2 犯罪発生状況
(1)一般犯罪
 他のアフリカ地域に比べ一般犯罪の発生率は低いといわれていますが,スリや強盗などが発生しています。各国大使館や外国人が多く居住する地区内で,主に一軒家や事務所を狙った空き巣事件も散発しています。犯行グループは,深夜に2階以上の未施錠箇所より侵入し,パソコンや家電製品,貴金属類を窃盗しています。2017年7月には,バマコ市中心地にある両替所の店長を狙った強盗事件が発生しているほか,外国人を狙ったバイクによるひったくり事件も散発しています。就寝時や外出時は高層階であっても確実な施錠と,シャッターや鉄格子による侵入対策を行う必要があります。また,移動時は必ず車輌を利用するほか,常に周囲の状況にも注意を払う必要があります。
(2)テロ
 これまでに,マリにおいて日本人・日本権益を直接標的としたテロ事件は確認されていませんが,首都バマコ市において,2015年3月,11月,2016年3月(未遂),さらに2017年6月にテロ事件は発生し,多くの外国人が殺害されています。また,北部及び中部地域においては,外国人を標的とした誘拐が多発しています。
 このような状況を十分に認識し,テロ,誘拐巻き込まれることがないよう,海外安全情報及び報道等により最新の治安情報の入手に努め,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

査証、出入国審査等

1 査証(ビザ)
 入国に際しては入国目的を問わず査証が必要です。日本もしくは,他国にあるマリ共和国大使館で査証を取得してください。なお,日本での入国査証取得手続きについては,駐日マリ共和国大使館(電話:03-5447-6881)にお問い合わせください。

2 出入国審査
 出入国の際に,空港などで出入国カードに必要事項を記入し,旅券と共に出入国審査官に提出します。マリでは入国時に黄熱病予防接種証明書(イエローカード)の提出が必要になりますので,旅券と共に所持しておくことをお勧めします。

3 外貨の申告,持込み
 マリでは外貨の申告,持込みに関する規則が厳格に適用されています。入国の際,100万セーファーフラン(約20万円)を超える現金やトラベラーズチェック等を持込む場合には,税関に申告し,証明書の交付を受ける必要があります。この証明書を所持してなければ,出国の際,100万セーファーフラン相当の金額しか持出せません。

滞在時の留意事項

1 身分証明書の所持
 マリ滞在時には必ず身分証明書を所持するようにしてください。(旅券が最も有効です。)警察による検問を受けた際,身分証明書を所持していない場合には身柄を拘束される恐れもあります。

2 旅行制限
 マリ国内で外国人が立入りを禁じられている場所はありませんが,軍事施設や政府機関の建物には不用意に近づかないようにしてください。また,同施設や警察による検問の状況等は絶対に撮影しないようにしてください。職務質問を受けることや,場合によっては連行されることがあります。

3 交通事情
 マリでは車輌は右側通行です。信号や道路標識,横断歩道といった交通安全対策が十分に整備されておらず,歩行者や荷車を引く人の飛び出しが多いため,運転する際は注意が必要です。また,全体として整備不良車が多く,無謀な運転手が多いです。道路環境も悪く,首都バマコの道路でさえも至るところに穴があり,雨季の際は各所で道路が冠水し,深みにはまった車輌が立ち往生するなど,道路整備は未だ不十分な状況となっています。

4 交通事故発生時の対応
 交通事故を起こした場合は,警察へ連絡し警察官の到着をその場で待ってください。その際,車輌は移動させないでください(他車の交通の妨げにならない場合)。車輌の移動が必要な場合,自己の過失を認めたり証拠を隠滅させたと相手に思わせる等,安易に自らの状況が不利になるような行動等を取らないよう注意するとともに,野次馬が集まり暴行を受ける可能性があるなど身の危険を感じた場合は,ただちにその場を離れて最寄りの警察署へ移動してください。

5 在留届
 現地に3か月以上滞在される方は,緊急時の連絡などに必要ですので,到着後遅滞なく在マリ日本国大使館に「在留届」を提出してください。また,住所その他届出事項に変更が生じたとき,又は日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には,必ずその旨を届け出てください。在留届の届出は,在留届電子届出システム(ORRネット,https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet )による登録をお勧めしますが,郵送,ファックスによっても行うことができますので,在マリ日本国大使館まで送付してください。

6 たびレジ
 在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む)は,外務省海外安全情報配信サービス「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/ )。「たびレジ」に渡航期間・滞在先・連絡先等を登録すると,滞在先の最新の安全情報がメールで届き,緊急時には在マリ日本国大使館からの連絡を受けることができます。安全情報の受け取り先として,家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので,併せてご活用ください。

風俗、習慣、健康等

1 宗教上の注意事項
 国民の約80%がイスラム教徒であり,酒類や豚肉を飲食する習慣がありませんので,十分配慮して行動してください。なお,イスラム教の寺院であるモスクにはイスラム教徒以外は入ることはできませんので,ご注意ください。
 また,イスラム教では,金曜日が集団礼拝の日とされており,その機会を利用して,政治的スピーチやデモが行われ,それが大規模化,暴徒化する場合があります。また,その際,モスク等宗教施設やデモ等を狙ったテロや襲撃が行われることもありますので,特に金曜日には不用意に宗教施設等に近づかないようにしてください。

2 マリでかかりやすい主な病気は次のとおりです。
(1)マラリア
 マリでは北部のサハラ砂漠地帯を除く全土でみられ,蚊が多くなる6月から10月に患者が増加しますが,病気自体は1年を通じて発生しています。蚊に刺された後,3日から3週間の潜伏期間を経て高熱・悪寒で発症することが多いですが,熱帯熱マラリアの場合,三日熱・四日熱マラリアとは異なり発熱の間隔は不定です。
 マラリア予防には,蚊に刺されないことがまず大切です。マラリアを媒介する,ハマダラ蚊は夕方から朝に出没するので,防蚊剤や蚊帳などを利用する,夜間の外出を控える,やむを得ない場合は肌の露出を控えた服装で,虫除け剤などの忌避剤を利用するなどを心がけてください。なお,マリのマラリアはクロロキン耐性で,クロロキンは予防・治療ともに有効ではありません。

(2)感染性胃腸炎
 衛生状態が悪いため,1年を通して非常に多い疾患です。細菌、アメーバ・寄生虫などに汚染された食べ物,飲み物を口から摂取することで感染し,嘔吐・下痢,発熱などの症状を来します。病状は病原体により摂取直後から現れることもあれば,数時間から数日たって出ることもあります。

(3)呼吸器疾患
 マリは年間を通じてホコリが多く,呼吸器に厳しい環境です。特にハルマッタンと呼ばれるサハラ砂漠から飛来する細かい砂塵を含んだ季節風の吹く12月から3月頃までは,その砂塵の影響で呼吸器症状を訴える人が多くなります。また,マリでは3月から6月にかけて非常に気温が高く,湿度も20%から30%と乾燥しているので,のどや鼻を痛める人も多くなります。

(4)髄膜炎菌性髄膜炎
 マリは大部分が髄膜炎ベルトと呼ばれる髄膜炎菌による髄膜炎多発地帯に含まれます。主に乾期に流行し,人から人へ飛沫感染します。予防にはワクチンが有効ですが,日本には認可されたワクチンがありません。輸入ワクチンを使うか欧米諸国などで接種をうけるしかありません。

(5)黄熱
 ネッタイシマカにより媒介されるウイルス性疾患です。マリでの大規模な流行は報告されていませんが,隣接するセネガル,コートジボワール,ブルキナファソでは過去に流行がありました。マリ入国の際には予防接種の証明書(イエローカード)が必要です。

(6)A型肝炎
 A型肝炎ウイルスに汚染された生水や野菜,魚介類を飲食することで発生します。予防接種をお勧めします。

(7)医療事情
 マリの医療水準は不十分であり,重傷又は高度な医療措置を必要とする場合には対応可能な近隣諸国等に搬送を速やかに行う可能性があります。事前に海外移送サービスを含む十分な補償内容の海外旅行保険の加入してください。マリ国内の医療施設等の情報を含め,詳細については「世界の医療事情(http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/africa/mali.html )」をご参照ください。また,そのほか必要な予防接種等については,以下の厚生省検疫所ホームページもご参照ください。
●感染症情報(http://www.forth.go.jp

3 健康上心がけること
(1)日差しが強く乾燥しているので,日焼けには十分注意し,必要であれば日焼け止めを使用してください。
(2)脱水,熱中症をおこさないように,意識して水分・塩分の補給に努めてください。
(3)食べ物・飲み物を介した病気にならないように,ペットボトル入りのミネラルウオーターなど清潔な水を飲み,十分火の通ったしっかりと調理された食品を摂取してください。
(4)特に地方では病気を媒介する昆虫や毒を持った蛇・蜘蛛・サソリなどの有害動物が多種いますので,それらと接触しないよう十分に注意してください。

緊急時の連絡先

◎警察:17
◎消防:18
◎在マリ日本国大使館
電話:(市外局番なし)4497-9220
 国外からは(国番号:223)4497-9220
緊急携帯電話(夜間,休館日):(市外局番なし)6675-3326
 国外からは(国番号:223)6675-3326

問い合わせ先

(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞ヶ関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902,2903

(外務省関連課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)5145
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)3047
○海外安全ホームページ:
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版)
  https://www.anzen.mofa.go.jp/sp/index.html (スマートフォン版)
  http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
○在マリ日本国大使館
  住所:Avenue du Mali,derrière le Ministère de l’Economie et des Finances, Hamdallaye ACI2000, Bamako, Mali
  電話:(市外局番なし)4497-9220
   国外からは(国番号:223)4497-9220
  FAX:(市外局番なし)4490-4947
   国外からは(国番号:223)4490-4947
  緊急携帯電話(夜間、休館日):(市外局番なし)6675-3326
   国外からは(国番号:223)6675-3326
  ホームページ:http://www.ml.emb-japan.go.jp/j/index.html

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