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コンゴ民主共和国の危険情報【一部地域の危険レベル引上げ・引下げ】

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更新日 2026年04月08日
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地図

危険レベル・ポイント

【危険レベル】
●カサイ3州全域(カサイ州、中央カサイ州及び東カサイ州)、バ=ズエレ州北部、オー=ウエレ州、イツリ州、北キブ州及び南キブ州全域
 レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)《継続》
●北ウバンギ州及び南ウバンギ州の中央アフリカとの国境地帯
 レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)《継続》
●マイ=ンドンベ州クワムート地域
 レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)《引上げ》
●オー=カタンガ州ルブンバシ空港を含むルブンバシ市中心部及びルアラバ州コルウェジ空港を含むコルウェジ市中心部(鉱山地帯を除く)
 レベル1:十分注意してください。《引下げ》
●上記以外の地域
 レベル2:不要不急の渡航は止めてください。《継続》

【ポイント】
●危険レベル4を発出している地域では、他国軍の侵入やコンゴ民主共和国国軍及び民兵と反政府武装勢力の衝突に加え、これら武装勢力による地元住民の虐殺や誘拐等の発生が報告されています。同地域への渡航はどのような目的であれ止めてください。また、既に滞在されている方は直ちに退避してください。
●危険レベル3を発出している地域では、多くの避難民や部族間の衝突などが確認されており、情勢次第で急激に治安が悪化する可能性があります。同地域への渡航はどのような目的であれ止めてください。
●危険レベル2を発出している地域では、殺人、強盗、誘拐等の犯罪行為、また大規模デモ等が散発しています。同地域への不要不急の渡航は止めてください。
●オー=カタンガ州ルブンバシ空港を含むルブンバシ市中心部及びルアラバ州コルウェジ空港を含むコルウェジ市中心部(鉱山地帯を除く)においては、治安機関による警戒態勢が敷かれており、良好な治安状態が確保されていることから、危険レベルを2から1に引き下げます。

詳細

1 概況
(1)2025年1月末、ルワンダが支援する反政府武装勢力3月23日運動(以下、「M23」)がコンゴ民主共和国(以下、「コンゴ(民)」)東部地域の北キブ州ゴマ市等を占領したことに伴い、首都キンシャサ市では、欧米・アフリカ諸国の一部大使館に対する襲撃や放火、一般商業施設に対する襲撃や略奪などの暴力的デモが発生しました。12月4日、米国の主導により、コンゴ(民)とルワンダ両大統領が和平合意に署名しましたが、同合意が履行されるかを含め、今後の情勢は引き続き不透明です。
(2)特に、東部地域では政府の統治が十分に行き届いておらず、反政府武装勢力M23、イスラム過激派反政府勢力ADF(民主同盟軍)(注: 2021年3月、米国はADFをISIL関連団体としてテロ組織に指定)等のテロ組織による攻撃、地元住民の虐殺や誘拐等の非人道的行為が多数報告されるなど、不安定な状態が続いています。 
 
 このような状況を十分に認識し、テロ・誘拐などに巻き込まれることがないよう、海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

2 地域情勢
(1)カサイ3州全域(カサイ州、中央カサイ州及び東カサイ州)
 レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)《継続》

ア 2016年8月に中央カサイ州で発生した伝統的首長のカムウィナ・ンサプが率いる民兵組織と治安当局との衝突でンサプが死亡して以降、ンサプを信奉する民兵組織と治安当局との衝突がカサイ3州で頻発し、500人以上が死亡、60万人以上が難民・国内避難民となっています。2016年9月、中央カサイ州の州都カナンガで民兵組織が空港を襲撃し、治安部隊との衝突により約100人が死亡したほか、 2017年3月、米国籍とスウェーデン国籍の国連職員が中央カサイ州チンブルで行方不明となり、その後に遺体で発見される事件が発生しました。
イ 2020年8月にコミュニティ間の対立(カサイ州及び中央カサイ州の境界争い)により1万3千人以上が家を失ったほか、コンゴ(民)軍とアンゴラ軍との衝突等が多発し多数の死傷者が出る等、治安状況が著しく悪化しました。
ウ 現在も誘拐、強盗事件が発生しており、治安状況は改善されていません。

 つきましては、これらの地域への渡航はどのような目的であれ止めてください。また、既に滞在されている方は直ちに安全な地域へ退避してください。

(2)バ=ズエレ州北部、オー=ウエレ州、イツリ州、北キブ州及び南キブ州全域
 レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)《継続》

ア これらの地域では、M23、ADF、「ルワンダ解放民主軍」(FDLR)、「神の抵抗軍」(LRA)、「イツリ愛国抵抗戦線」(FRPI)、「コンゴ開発協同組合」(CODECO)及び「マイマイ」等による虐殺、誘拐等が引き続き報告されており、各組織とコンゴ(民)国軍との衝突により死傷者が出る例が多発しています。

イ バ=ズエレ州北部及びオー=ウエレ州では、LRA及びLRAと連携しているとされる武装集団による略奪、殺人、誘拐等が多発し、治安が悪化しています。

ウ イツリ州では、FRPIやCODECO、ADF等の国内外の武装勢力による略奪や殺人、誘拐等が多発しています。

エ 北キブ州では、M23、ADF、FDLR、マイマイ等の多数の武装勢力が活動しており、コンゴ(民)国軍との衝突が多発しています。
2021年2月にベニ市近郊を視察中のイタリア大使車列が襲撃を受け、同大使始め2名が死亡した事件のほか、人道支援団体や国際医療団体、NGO等に対する襲撃事件が発生しています。
 2025年1月末、M23等は、北キブ州ゴマ市を占領し、同勢力の実効支配下においています。12月4日、米国の主導により、コンゴ(民)とルワンダの両大統領が和平合意に署名しましたが、同合意が履行され和平が実現するか、今後の展開は引き続き不透明です。

オ 南キブ州では、M23、ADF、FDLR、マイマイ等の多数の武装勢力が活動しており、コンゴ(民)国軍との衝突が多発しています。また、バニャムレンゲ(主にコンゴ(民)東部にいるツチ族系ルワンダ語話者)系武装勢力とマイマイが抗争しており、殺人、誘拐、拷問、強姦や身代金の要求等が発生しています。
 2025年2月、M23等は、南キブ州ブカブ市を占領し、現在も実効支配下においています。

 つきましては、これらの地域への渡航はどのような目的であれ止めてください。また、既に滞在されている方は直ちに安全な地域へ退避してください。

(3)北ウバンギ州及び南ウバンギ州の中央アフリカとの国境地帯
 レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)《継続》

 2012年末に発生した中央アフリカにおける政情不安により、国境周辺の治安が悪化しており、北ウバンギ州への多数の越境避難民が記録されています。今後も、国境周辺の治安が急激に悪化する可能性は排除できません。

 つきましては、これらの地域への渡航はどのような目的であれ止めてください。

(4)マイ=ンドンベ州クワムート地域
 レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)《引上げ》

 2022年6月以降、キンシャサ特別州と隣接するマイ=ンドンベ州西部のクワムート地域でテケ(Teke)族とヤカ(Yaka)族の衝突が激化しており、政府による和解に向けた努力は継続しているものの、引き続き衝突による死者や避難民が多数発生しています。
また、ヤカ族の武装集団である「モボンド」による地元住民の虐殺や誘拐等の発生が多数報告されています。同地域周辺のいくつかの道路はこれらの武装集団の支配下にあるため、同州への移動は特に避ける必要があります。

 つきましては、この地域への渡航はどのような目的であれ止めてください。

(5)キンシャサ特別州(首都キンシャサ)、チョポ州、マニエマ州、オー=カタンガ州(ルブンバシ市中心部を除く)オー=ロマミ州、タンガニーカ州及びルアラバ州(コルウェジ市中心部を除く)
 レベル2:不要不急の渡航は止めてください。《継続》

ア キンシャサ特別州(首都キンシャサ) 
(ア)2019年1月24日、最大野党UDPSのチセケディ党首が第5代大統領に就任し、歴史上初めて民主的な政権交代が実現しました。2024年1月20日、チセケディ大統領は大きな混乱なく二期目も当選しましたが、同年2月上旬に暴力的デモが突然に発生し、欧米の大使館前で投石が行われる等治安が一時的に悪化しました。このようにコンゴ(民)では、選挙等の機会に選挙の不正や政府方針に反対する大規模なデモが発生し、デモ参加者と治安部隊との衝突に発展して死傷者が出る危険があることから、政治・治安情勢には常に注意する必要があります。
2025年1月末以降、M23等が北キブ州ゴマ市及び南キブ州ブカブ市を占領したことに端を発し、欧米・アフリカ諸国の一部大使館に対する襲撃や放火、一般商業施設に対する襲撃や略奪などの暴力的デモに発展し、欧米を中心とする多くの外交団や外国人が一時退避する事態となりましたが、同年5月以降、一時退避していた外交団もキンシャサに戻り、情勢は落ち着いています。
(イ)一般犯罪としては、貧困に起因する金品目当ての事件が多発しています。なかでも「シェゲ」と呼ばれるストリート・チルドレンによるスリやひったくりなどの窃盗事件、「クルナ」と呼ばれる暴力集団による恐喝、強盗、強盗殺人、身代金目的の誘拐等の凶悪犯罪が多発しています。犯罪被害に遭わないよう、徒歩での移動は避けて下さい。また、公共のバスや流しのタクシーはスリ、強盗・殺人、誘拐の被害に遭いやすいため、コンゴ(民)に短期で渡航する場合は、公共交通機関の利用は厳に控えていただき、信頼の置けるホテルや旅行会社から紹介を受けたタクシーやレンタカー等を利用してください。

イ チョポ州及びマニエマ州
 両地域は、反政府武装勢力の活動が活発な地域に隣接しており、今後、同勢力が活動地域を拡大する可能性が否定できません。

ウ オー=カタンガ州(ルブンバシ市中心部を除く)、オー=ロマミ州、タンガニーカ州及びルアラバ州(コルウェジ市中心部を除く)
 バンツー系部族とピグミー族との間の対立が生じており、分離独立を標榜する複数の武装勢力が存在しているので、注意が必要です。
 また、鉱山地帯には違法採掘者が多く、鉱山資源の密輸や盗難、デモ、略奪等が行われています。さらに、道路に違法検問所が設けられ、賄賂を請求する事案が発生しています。

 つきましては、これらの地域への不要不急の渡航は止めてください。やむを得ず渡航する場合には、特別な注意を払うとともに、十分な安全対策を講じてください。

(6)オー=カタンガ州ルブンバシ空港を含むルブンバシ市中心部及びルアラバ州コルウェジ空港を含むコルウェジ市中心部(鉱山地帯を除く)
 レベル1:十分注意してください。《引下げ》

 オー・カタンガ州ルブンバシ市中心部及びルアラバ州コルウェジ市中心部は、一般犯罪への警戒は引き続き必要ですが、同地域は政府が特別に軍や警察が常時警戒態勢を敷いていることもあり、良好な治安状態が確保されています。

 これらの地域への渡航・滞在に当たっては、危険を避けるため十分な注意が必要です。現地の最新情報の入手に努め、常に周囲に警戒を払って行動するなど、不測の事態に遭遇することのないよう十分注意してください。

3 滞在に当たっての注意事項
(1)コンゴ(民)への渡航・滞在における一般的な注意事項については、海外安全ホームページ内の「安全対策基礎データ」(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_103.html )も併せて参照してください。滞在中は、下記の事項に十分留意して行動し、危険を避けるようにしてください。また、渡航に際しては、あらかじめ、日本国外務省、在コンゴ(民)日本国大使館、現地関係機関等から最新の情報を入手するよう努めてください。万が一、事件・事故等に巻き込まれた場合は、速やかに在コンゴ(民)日本国大使館に連絡してください。
(2)海外渡航の際には万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
コンゴ(民)に3か月以上滞在する方は、大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう、必ず在留届を提出してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet
 3か月未満の旅行や出張などの際には、渡航先の最新安全情報や、緊急時の大使館又は総領事館からの連絡を受け取ることができるよう、外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。( https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/
(3)緊急事態が発生した場合、政府機関、重要施設、幹線道路及び主要交差点等で軍や警察による検問が行われるため、空港にアクセスすることが極めて困難となります。また、治安が悪化した場合には、民間航空機も運航を取りやめる可能性があり、空路での国外退避は不可能となる可能性を十分に認識しておく必要があります。キンシャサに滞在する場合は、上記のような緊急事態を想定し、コンゴ共和国に退避することを念頭にあらかじめコンゴ共和国の査証を取得しておくことをお勧めします。また、パスポートの有効期限にも注意し、6か月未満になっている場合は早めに新たなパスポートの申請を行うことをお勧めします(パスポートの有効期限までの期間が1年未満であれば更新の申請が可能です)。パスポートの申請はオンラインでできるようになりました。詳細は外務省ホームページをご確認ください。
(4)コンゴ(民)では、エボラ出血熱、エムポックス(旧名称:サル痘)、マラリア、コレラなど様々な感染症の流行が突如発生しますので、感染症情報にも十分注意を払い、最新の情報を入手の上、流行がみられる場合には発症地域への立ち入りは避けてください。

4 隣国の南スーダン、中央アフリカ、コンゴ(共)、アンゴラ、ザンビア、タンザニア、ブルンジ、ルワンダ及びウガンダにもそれぞれ危険情報が発出されていますので、併せて留意してください。また、場所によっては極めて危険なので、隣国からの陸路での越境は止めてください。コンゴ(民)への入国は空路を選択してください。


(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞ヶ関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902、2903

(外務省関係課室連絡先)
○領事局海外邦人緊急事態対策課
○海外安全ホームページ:
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (フィーチャーフォン版)

(現地大使館連絡先)
○在コンゴ民主共和国日本国大使館
住所:372, Avenue Colonel Mondjiba, Concession Immotex, Ngaliema, Kinshasa, Republique Democratique du CONGO
  大使館代表電話:(国番号243)-81-555-4731~4
  大使館緊急用電話:(国番号243)-81-880-5059
  ホームページ:http://www.rdc.emb-japan.go.jp/
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