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コンゴ民主共和国
安全対策基礎データ

更新日 2023年12月01日

1 危険情報
 コンゴ民主共和国における危険情報については、「危険・スポット・広域情報(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_103.html#ad-image-0 )」をご確認ください。

2 犯罪発生状況
 首都キンシャサでは、「シェゲ」と呼ばれるストリート・チルドレンによるひったくりやスリ、「クルナ」と呼ばれる不良暴力集団による殺人、強盗、恐喝事件等が多発しています。特に夜間は、武装グループによる民家や車両を狙った強盗などの凶悪事件も多発しており、軍人や警察官が加害者になるケースもまれではありません。2021年中には当地コロナウイルス感染症対策に関連して、マスク未着用をめぐる警察とのトラブルから、市民が銃で殺害される事件も発生しています。
 また、バイクを利用したひったくり事件が発生していますので、外出の際には、常に十分な注意を払う必要があります。

3 防犯対策
 日中であっても、徒歩移動は避け、車両(バス・タクシー等の公共交通機関以外)を利用するとともに、必ずドアロックをかける、窓は開けない、デモ等群衆が集まっている場所には近寄らないなどの用心が必要です。深夜の外出は、極力避けてください。万が一強盗に遭遇した場合には、生命に危険が及ぶおそれがありますので、絶対に抵抗や追跡などはしないでください。また、警察官等を装って金品を要求する犯罪も頻発していますので、疑わしい者からの要求には応じることなく、直ちにその場から離れてください。各種事件の被害に遭った場合も、警察による安全の確保や事後の捜査が期待できないことに留意し、トラブルに巻き込まれないように常に用心を怠らないことが必要です。

4 安全の手引き
 在コンゴ民主共和国日本国大使館が在留邦人および旅行者向けに作成した「安全の手引き(https://www.rdc.emb-japan.go.jp/files/100295030.pdf )」もご確認ください。

5 テロ・誘拐
 コンゴ民主共和国におけるテロ・誘拐については、「テロ・誘拐情勢(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_103.html )」をご確認ください。

※ 手続きや規則に関する最新の情報については、駐日コンゴ民主共和国大使館(〒107-0062 東京都港区南青山2-9-21、TEL 03-6456-4394、FAX 03-6456-4395)にご確認ください。

1 査証の取得
(1)コンゴ民主共和国に入国しようとする場合は、あらかじめ駐日コンゴ民主共和国大使館などで査証を取得しておく必要があります。最新の情報については、駐日コンゴ民主共和国大使館(電話:03-6456-4394、E-mail:visa@diplordc-jp.com )等にご確認ください。査証(ビザ)に関する問い合わせは、E-mailで受け付けています。
(2)査証は、申請者の居住国で取得する必要があります。居住国以外の国で取得した査証は、入国時に無効と判断され、入国を拒否される場合がありますので、ご注意ください。ただし、居住国にコンゴ民主共和国大使館がない場合は、近隣国での取得が認められていますが、事前に該当する大使館にご確認ください。

2 イエローカードの取得
 査証取得のためにはイエローカード(黄熱予防接種証明書)が必要です。また、入国の際にもイエローカードが必要であり、もし所持していない場合は、強制的に接種される上、接種代金および反則金を徴収されます。イエローカードの有効期間は、2016年7月11日以降、「接種10日後~10年間」から「接種10日後~生涯有効」へと変更されており、コンゴ民主共和国の査証取得および入国の際にも「生涯有効」は適用されています。

3 持込み禁止品
 武器、弾薬、麻薬、ポルノ製品等の持込みは禁止されています。

4 外貨申告
 入国時に外貨を申告する必要はないものの、1万米ドル相当額以上の現金の持込みは禁止されています。また、出国時にはコンゴ・フランの持出しは禁止されているほか、1万米ドル相当額以上の外貨現金の持出しは禁止されていますのでご注意ください。

5 出入国にあたっての留意事項
(1)日本を出国する際、顔認証ゲートまたは自動化ゲート(指紋認証ゲート)を利用した場合、そのままでは旅券に日本の出国スタンプ(証印)が押されません。コンゴ民主共和国への入国時に、入国審査官から航空券の半券等の確認や様々な説明を求められるなど慎重な審査が行われる可能性があります。無用なトラブルを避けるために、日本出国時に審査場の入管職員に申し出て出国スタンプを押してもらうことをおすすめします(自動化ゲートを利用した場合、ゲート通過後、ゲート付近に待機している入管職員に申し出れば押印してもらえます)。また、コンゴ民主共和国での入国審査後、旅券を受け取った時点で入国スタンプの押し忘れがないかをご確認ください。
(2)出国の際、出国税として55米ドルが徴収されますが、出国税の金額は変動する可能性がありますので注意が必要です。
(3)空港では、入管職員をはじめ様々な者から「出国には大使館のレターが必要」、「入国カードの記載方法が悪いので入国手続きを代行する」等と働きかけがあり、事情を知らない旅行者がそれに応じて金銭をだまし取られるケースが散見されていますので、十分にご注意ください。そのようなケースに遭遇した場合には、毅然とした態度で拒否するとともに、必要に応じ、在コンゴ民主共和国日本国大使館にご連絡ください。

1 一般的留意事項
(1)コンゴ民主共和国は国土が広大(日本の6.2倍)で、内陸部の交通手段、通信、宿泊施設等は整備されていません。このため、万一、病気・事故等のトラブルが生じた場合でも、迅速な対応ができない等、種々の困難が予想されます。したがって、入国前に「たびレジ」に登録し、、短期の滞在であっても、現地で通信可能な携帯電話を確保しておく等の十分な準備が必要です。
(2)大統領府周辺の官公庁では、朝夕(午前7時30分頃と午後6時頃)の国旗掲揚および降納の際には、歩行者はその場に立ち止まり(直立不動)、走行車両は停車して終了を待つ必要があります(これを守らない場合は警察から尋問を受け、謝罪させられることがあります。)。
(3)大統領の移動時には、警護用白バイを先頭に長蛇の車列が街中を通過します。車列を確認した際は、歩行者は歩みを止め、走行車両は道路脇に停車しなければなりません。また、首相等要人の移動時も、護衛車両を伴い、高速で無理な走行・追い越しをすることがあります。こうした車列に遭遇した場合は、無理な運転による接触事故に巻き込まれないよう注意が必要です。

2 取材活動
 報道関係者等が取材を行う場合は、事前に政府の許可を得る必要があります。ただし、取材許可を得ていても現場の警察官から制止される場合がありますので、無用なトラブルを避けるため、その指示に従うことをおすすめします(金銭を要求される等の不当な扱いを受けた場合は在コンゴ民主共和国日本国大使館までご連絡ください。)。

3 写真撮影
 携帯電話での撮影を含む写真撮影には十分な注意が必要です。空港を含む軍関連施設や大統領官邸等の公共施設、国境地域(コンゴ川を含む)の撮影は政府の許可が必要です。それ以外の場所であっても、軍人や警察官に公共の場所で撮影しているところを目撃された場合、記憶媒体やカメラの没収、機材の破壊、身柄を拘束される等の可能性があります。

4 在留届
 コンゴ民主共和国に3か月以上滞在する方は、緊急時の連絡などに必要ですので、到着後住所または居所が決まり次第、遅滞なく在コンゴ民主共和国日本国大使館に在留届を提出してください。また、住所その他届出事項に変更が生じたとき、または日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には、必ずその旨を届け出てください。在留届の届出は、オンラインによる在留届電子届出システム(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html )による登録をおすすめしますが、郵送によっても行うことができますので、在コンゴ民主共和国大使館宛に送付してください。

5 たびレジ
 在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む)は、「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html )。「たびレジ」は、滞在先の最新の安全情報などを日本語のメールで受け取れる外務省のサービスです。登録した情報は、コンゴ民主共和国で事件や事故、自然災害等が発生し、在コンゴ民主共和国日本国大使館が安否確認を行う際にも利用されます。安全情報の受取先として、家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので、併せてご活用ください。

1 一般的留意事項
 国土が広大なため、地域によって風俗や生活習慣が大きく異なります。周辺国から流入してきた住民も多く、長期間に及ぶ部族間対立による相互不信感も根強く残っています。こうした国民感情を理解するとともに、民族・政治に関する安易な発言は慎しむことが賢明です。

2 宗教
 国民の多くはキリスト教徒(カトリック、プロテスタント)です。キンバンギスト(コンゴで生まれたキリスト教の一派)やイスラム教徒のほか、伝統的宗教の信者も存在します。

3 医療事情
(1)「世界の医療事情(https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/africa/rdcongo.html )」において、コンゴ民主共和国国内の衛生・医療情報等を案内していますので、渡航前には必ずご覧ください。
(2)予防接種や事前の準備で予防できる病気はたくさんあります。渡航前には、可能であれば半年程度の猶予を持って、必ずトラベルクリニックを受診し、専門医に渡航情報を伝えた上で現地医療情報や注意事項を聞き、必要な予防接種スケジュール作成と実施に関する相談をしてください。また、必要な予防接種等については、以下の厚生労働省検疫所(FORTH)ホームページをご参照ください。
 ◎感染症情報(http://www.forth.go.jp

4 医薬品の持込み・持出し
 医療用麻薬を含む医薬品の携帯による持込み、持出しの手続きについては次の厚生労働省のホームページをご確認ください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/yakubuturanyou/index_00005.html

5 海外旅行保険
 コンゴ民主共和国の医療水準は低く、キンシャサにおいても、病院設備、医療従事者の質や衛生上の理由から、外国人が安心して受診できる医療機関は限られています。大きな怪我や、脳疾患、心臓疾患等の緊急性が高い病気の治療は不可能であり、ヨーロッパや南アフリカなどの医療先進諸国へ緊急移送する必要があります。コンゴ民主共和国への滞在を予定している場合は、緊急移送費を含めた十分な補償内容の海外旅行保険への加入をおすすめします。詳しくは海外旅行保険加入のおすすめ(https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/hoken.html )をご確認ください。

◎警察 電話:112(キンシャサ警察緊急電話)
◎消防 電話:099-936-9936(キンシャサ火災出動部隊)
◎在コンゴ民主共和国日本国大使館(緊急対応電話):081-880-5059
  国外からは(国番号243)81-880-5059

※ 在留邦人向け安全の手引き
 在コンゴ民主共和国日本国大使館が在留邦人および旅行者向けに作成した「安全の手引き(https://www.rdc.emb-japan.go.jp/embassy/anzentebiki.pdf )」の該当箇所もご参照ください。

○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(外務省代表)03-3580-3311(内線)2902、2903

(外務省関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)5145
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○領事局政策課(感染症関連)(内線)4919
○外務省海外安全ホームページ
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
○在コンゴ民主共和国日本国大使館
  住所: 372, Avenue Colonel Mondjiba, Concession Immotex, Ngaliema, Kinshasa, Republique Democratique du Congo
  電話:081-555-4731~4(代表:フランス語、英語、日本語対応)
    国外からは(国番号243)81-555-4731~4
   ※日本語、英語およびフランス語が話せる職員が対応します。日本語による対応を希望する場合、その旨を職員にお伝えください。
  緊急用電話:(国番号243)81-880-5059
  ホームページ:https://www.rdc.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

※本情報記載の内容(特に法制度・行政手続き等)については、 事前の通告なしに変更される場合もありますので、渡航・滞在される場合には、渡航先国の在外公館または観光局等で最新情報を確認してください。

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