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※本情報記載の内容(特に法制度・行政手続き等)については、 事前の通告なしに変更される場合もありますので、渡航・滞在される場合には、渡航先国の在外公館または観光局等で最新情報を確認してください。

犯罪発生状況、防犯対策

1. 東部地域(オー=ウエレ州,イトゥリ州,北キブ州,南キブ州及びバ=ズエレ州の中央アフリカ国境地帯等)では,依然として反政府勢力による地元住人の虐殺,誘拐などの非人道的行為の発生が多数報告されおり,不安定な状態が続いています。中南部地域(カサイ州,中央カサイ州及び東カサイ州)は,2016年8月に伝統的首長のカムウィナ・ンサプが当局との衝突で殺害されて以降,同氏を信奉する民兵組織と当局との衝突が連続発生し,治安情勢が著しく悪化しています。2017年には国連専門家2名も殺害されています。これらの地域への渡航は止めてください。

2. 大統領選挙及び国民議会選挙・州議会議員選挙が実施される際には,投票日前や投票結果の発表日に抗議行動等が発生する可能性がありますので,十分な警戒や注意が必要です。

3. 首都キンシャサでは,「シェゲ」と呼ばれるストリート・チルドレンによるひったくりやスリ,「クルナ」と呼ばれる不良暴力集団による殺人,強盗,恐喝事件が多発しています。特に夜間は,武装グループによる民家や車両を狙った強盗などの凶悪事件も多発しており,中には軍人や警察官が加害者になるケースもまれではありません。また,バイクを利用したひったくり事件が発生していますので,外出の際には,常に十分な注意を払う必要があります。
 日中であっても,徒歩による単独での移動を避け,できる限り車両を利用するとともに,必ずドアをロックする,窓は開けない,デモ等群衆が集まっている場所には近寄らないなどの用心が必要です。特に深夜の外出は,車両を利用する場合であっても極力避けてください。万が一,強盗に遭遇した場合には,生命に危険が及ぶおそれがありますので,絶対に抵抗しないでください。また,警察官等を装って金品を要求する犯罪も頻発していますので,疑わしい者からの要求には応じることなく,直ちにその場から離れてください。各種事件の被害に遭った場合も,警察による安全の確保や事後の捜査が期待できないことに留意し,トラブルに巻き込まれないように常に用心を怠らないことが必要です。

4. これまでに,コンゴ民主共和国においてテロによる日本人の被害は確認されていませんが,近年,シリア,チュニジア,バングラデシュにおいて日本人が殺害されるテロ事件が発生しています。また,テロは,日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており,特に,近年では単独犯によるテロや,一般市民が多く集まる公共交通機関等(ソフトターゲット)を標的としたテロが頻発していることから,こうしたテロの発生を予測したり未然に防ぐことが益々困難となっています。
 このようにテロはどこでも起こり得ること及び日本人が標的となり得ることを十分に認識し,テロの被害に遭わないよう,海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

査証、出入国審査等

(手続きや規則に関する最新の情報については,駐日コンゴ民主共和国大使館(03-5820-1580)等に確認してください。)

1. コンゴ民主共和国に入国しようとする場合は,あらかじめ駐日コンゴ民主共和国大使館などで査証を取得しておく必要があります。コンゴ民主共和国の在外公館(外国のコンゴ民主共和国大使館等)で発給される査証は観光査証のみで,滞在期間は1か月から3か月です。滞在中の観光査証の延長は,一度に限って認められ,1か月,2か月又は3か月の延長が可能ですが,手続きに時間がかかる等困難を伴うことが多いので,あらかじめ余裕を持った期間の観光査証を取得することをお勧めします。

2. 査証は,申請者の居住国で取得しなければなりません。第三国で取得する場合,当該居住国の居住証明が必要となります。居住国以外の国で取得した査証は,入国時に無効と判断され,入国を拒否される場合がありますので,ご注意ください。ただし,居住国にコンゴ民主共和国大使館が無い場合,隣接国での取得が認められていますが,事前に当該大使館に確認をお願いします。

3. 2018年10月以降,日本の主要空港における出国審査場では,顔認証による自動化ゲートの運用が拡充されています。従前の指紋認証による自動化ゲート及び顔認証による自動化ゲートを利用する場合,そのままではパスポートに日本の出国スタンプ(証印)が押されません。他方,コンゴ民主共和国での入国審査の際,入国審査官は渡航者のパスポートの出国港を確認します。自動化ゲートを通過し,出国スタンプ(証印)がない状態で入国審査を受ける場合は,入国審査官から出国港を尋ねられたり,これを証明する航空券の半券(Boarding Pass)の提示を求められるなど慎重に審査される可能性があります。日本出国時に自動化ゲートを利用する場合,無用なトラブルを避けるためにも,審査場の職員に申し出て出国スタンプ(証印)を押してもらうことをお勧めします。

4. 入国の際に,黄熱予防接種証明書(イエローカード)の提示が求められます。入国10日以上前に黄熱予防接種を受け,黄熱予防接種証明書(イエローカード)を取得し,携行してください。

5. 国際基準に沿った通関基準を採用しており,武器,弾薬,麻薬,ポルノ製品等の持ち込みは禁止されています。

6. 入国時に外貨を申告する必要はないものの,1万米ドル相当以上の現金の持ち込みは禁止されています。また,出国時にはコンゴ・フランの持ち出しは禁止されているほか,1万米ドル相当以上の外貨現金の持ち出しは禁止されていますのでご注意ください。

7. 出国の際,航空会社によるサービスである市内での事前チェックイン(アーリーチェックイン)を行う場合には,全ての機内預け入れ荷物及び手荷物は,航空会社職員による開披検査を受けます。手荷物で医薬品以外の液体の機内持ち込みは認められていません。また,出国税として55米ドルが徴収されますが,出国税の料金は変動する可能性がありますので注意が必要です。

8. 空港では,入管職員をはじめ様々な者から「出国には大使館のレターが必要である」,「入国カードの記載方法が悪いので入国手続きを代行する」等と働きかけがあり,事情を知らない旅行者がそれに応じて金銭をだまし取られるケースが散見されていますので,十分に注意してください。そのようなケースに遭遇した場合には,大使館まですぐにご連絡ください(そのため,入国時にコンゴ民主共和国で通話可能な携帯電話を持参することをお勧めします)。

滞在時の留意事項

1. コンゴ民主共和国は国土が広大(日本の6.3倍)で,内陸部の交通手段,通信,宿泊施設等が整備されていません。このため,万一,病気,事故等のトラブルが生じた場合は,迅速な対応ができない等,種々の困難が予想されます。したがって短期の滞在であっても,入国前に「たびレジ」への登録を確実にしておく,また現地で通信可能な携帯電話を確保しておく等の十分な準備が必要です。

2. 報道関係者等が取材を行う場合は,事前に政府の許可を得る必要があります。また,取材許可を得ていても現場の警察官から制止される場合がありますので,無用なトラブルを避けるため,その指示に従うことをお勧めしますが,金銭を要求される等の不当な扱いを受けた場合は在コンゴ民主共和国日本国大使館までご連絡ください。

3. 写真撮影は十分な注意が必要です。空港を含む軍関連施設や大統領官邸等の公共施設,国境地域(コンゴ川を含む)の撮影は政府の許可が必要であり,それ以外の場所であっても,軍人や警察官に公共の場所で撮影しているところを目撃された場合,フィルムやカメラを没収されたり,身柄を拘束されたりする可能性があります。

4. 大統領府周辺の官公庁における朝夕(午前7時30分頃と午後6時頃)の国旗掲揚及び降納の際には,歩行者はその場に立ち止まり(直立不動),走行車両は停車して終了を待つ必要があります(これを守らない場合は警察から尋問を受け,謝罪させられることがあります)。

5. 大統領の移動時には,警護用白バイを先頭に長蛇の車列が町中を通過します。その際は,歩行者は歩みを止め,走行車両は道路脇に停車しなければなりません。また,首相等の移動時の場合も,護衛車両を伴い,高速で無理な走行・追い越しをすることがあります。こうした車列に遭遇した場合は,無理な運転による接触事故に巻き込まれないよう注意が必要です。さらに,無謀な運転による交通事故が多発しているため,徒歩での移動時や道路の横断には十分に気をつけてください。

6. 現地に3か月以上滞在される方は,緊急時の連絡などに必要ですので,到着後遅滞なく在コンゴ民主共和国日本国大使館に「在留届」を提出してください。また,住所その他届出事項に変更が生じたとき,又は日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には,必ずその旨を届け出てください。在留届の届出は,在留届電子届出システム(オンライン在留届,https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html )による登録をお勧めしますが,郵送,ファックスによっても行うことができますので,在コンゴ民主共和国日本国大使館まで送付してください。

7. 在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む)は,「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html )。「たびレジ」は,滞在先の最新の安全情報などを日本語のメールで受け取れる外務省のサービスです。登録した情報は,コンゴ民主共和国で事件や事故,自然災害等が発生した際に,在コンゴ民主共和国日本国大使館が安否確認を行う際にも利用されます。安全情報の受け取り先として,家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので,併せてご活用ください。

風俗、習慣、健康等

1. 国土が非常に広大なため,地域によって風俗や生活習慣が大きく異なります。周辺国から流入してきた住民も多く,長期間に及ぶ部族間対立による相互不信感も根強く残っています。こうした国民感情を理解するとともに,民族・政治に関する安易な発言は慎んだ方が賢明です。

2. 国民の多くはキリスト教徒(カトリック,プロテスタント)ですが,その他はキンバンギスト(コンゴで生まれたキリスト教の一派),イスラム教徒,また,伝統的宗教を信じる者も少なからずいます。

3. コンゴ民主共和国では,熱帯地域のほとんど全ての疾病に罹患する可能性があります。特に以下の疾患に注意してください。
(1)黄熱
 コンゴ民主共和国は,WHOにより黄熱リスク国に指定されています。入国の際には生後9か月以上の全ての渡航者は黄熱予防接種が必要です。黄熱予防接種証明書(イエローカード)は接種後10日目以降有効となりますので,渡航を予定されている方は,早めに接種を行い,渡航時には証明書を忘れずに携行してください。
 なお,黄熱予防接種証明書(イエローカード)の有効期間について,2016年7月11日以降は生涯有効と変更され,既にお持ちの有効期間が過ぎた証明書も生涯有効なものとして取り扱われます。
 黄熱の詳しい説明は以下の厚生労働省検疫所ホームページをご参照ください。
https://www.forth.go.jp/news/2016/06210854.html
(2)マラリア
 全国土が年間を通じてマラリアの感染汚染地帯です。その95%は,危険性の高い熱帯熱マラリアです。マラリアの媒介蚊であるハマダラカの活動時間は夕方から夜明け頃とされています。肌の露出を避け,虫除け剤や蚊帳を使用するなど,防蚊対策を行うとともに,夜間の外出時には特に注意してください。また,マラリア予防薬の服用については,渡航前に専門医に相談してください。なお,マラリアの潜伏期間は7日~60日であり,コンゴ民主共和国を出国後,2か月以内に発熱がある場合はマラリアを疑う必要があります。
(3)ポリオ(急性灰白髄炎)
 全国土において毎年散発的に流行が確認されています。ポリオは感染者の排泄物や汚染された水などを介して経口感染します。感染率は低いですが,感染すると風邪のような症状の後に足や呼吸器にまひを生じ,窒息などを引き起こすことがあります。日本出国前にワクチン接種歴を確認し,未接種の場合は追加接種を行うようにしてください。
(4)コレラ
 コレラはコンゴ民主共和国東部の風土病となっており,例年数万人の患者が発生しています。コレラもポリオと同じく排泄物やウィルスに汚染された水などを介して経口感染しますので,流行地域ではポリオと同様の対策が必要です。生水・生野菜の摂取を避け,手洗いを励行してください。
(5)下痢症
 衛生状態の悪いコンゴ民主共和国では,容易に下痢症状が発生します。生水・生野菜の摂取には十分注意してください。高熱を伴う下痢,出血を伴う下痢又は著しい体重の減少(おおよそ体重の3%以上)を伴う下痢の場合は早急な治療が必要です。安易に下痢止めを服用することなく医療機関で受診してください。
(6)麻疹(はしか)
 毎年全国土で散発的に流行しています。ワクチンキャンペーンで流行の拡大防止が図られているところですが,今後も流行が起こると予想されています。予防接種が有効ですので,日本出国前に最寄りの医療機関や保健所にご相談ください。
(7)HIV,エイズ
 性行為及び輸血等で感染し,種々の免疫機能の低下を引き起こします。コンゴ民主共和国では約55万人がHIV/AIDSにり患しており,そのうち約6割が女性です。また年間約2万人がAIDSによって死亡していると推定されています。
(8)エボラ出血熱(エボラウイルス病)
 1976年に初めてコンゴ民主共和国(当時ザイール)において発見されたエボラウイルスによる,極めて致死率の高い感染症です。感染のメカニズムには,まだ不明の部分も多く,ワクチン,治療薬が治験段階に入っていますが,いまだ有効な治療方法があると言えません。コンゴ民主共和国では,これまでにエボラが10回流行しています。最近では,2018年5月以降に赤道州で流行した際には,終息までに53人が感染,29人が死亡しています。同年8月以降,終息することなく現在まで流行している北キブ州,イツリ州のエボラには380人以上が感染し,210人以上が死亡しています(2018年11月20日現在)。
(参考)
感染症危険情報:コンゴ民主共和国におけるエボラ出血熱の発生
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_103.html

(9)その他感染のおそれのある疾病
 次のような疾病がありますので,以下4の注意事項をよく守ってください。
 吸血昆虫による感染症:チクングニア熱,デング熱,アフリカ睡眠病
 経口感染症:A型肝炎,腸チフス,アメーバ赤痢,ジアルジア症
 その他感染症:結核,マールブルグ熱,髄膜炎,破傷風,さる痘,B型肝炎

4. 健康上の注意
(1)食べ物は十分に加熱処理したものを摂取してください。生野菜には十分注意するとともに,生肉や生卵の摂取は避けてください。
(2)生水は飲まず,ミネラルウォーターを飲むようにしてください。外食時には,未開封のミネラルウォーターであることを確認するとともに,飲み物を注文する際は,「氷なし」を注文することをお勧めします。
(3)現地での大部分の疾病は,蚊や昆虫による媒介(マラリア,チクングニアなど)と経口摂取(腸チフス,細菌性下痢,コレラなど)などの感染症です。「蚊などに刺されない工夫」(長袖長ズボン着用,蚊帳,昆虫忌避剤使用など)と,「食生活の工夫」(飲料水や食物に関する気遣いや手洗いの励行など)の2つを確実に実行することで,大部分の疾患が予防できます。
(4)動物,特に野生動物との不用意な接触は避けてください。

5. 医療水準は低く,首都キンシャサにおいても,病院設備,医療従事者の質や衛生上の理由から,外国人が安心して受診できる医療機関は限られています。大きな怪我や,脳疾患,心臓疾患等の緊急性の高い病気の治療は不可能であり,ヨーロッパや南アフリカなどの医療先進諸国へ緊急移送する必要があります。コンゴ民主共和国への滞在を予定されている方は,緊急移送費を含めた十分な補償内容の海外旅行保険への加入をお勧めします。
 また,「世界の医療情報」(https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/africa/rdcongo.html )において,コンゴ民主共和国国内の衛生・医療情報等を案内していますので,渡航前には必ずご覧ください。
 その他,必要な予防接種等については,以下の厚生労働省検疫所ホームページを参考にしてください。
◎感染症情報(https://www.forth.go.jp/index.html

緊急時の連絡先

◎警察 電話:112(キンシャサ市警察緊急電話)
◎消防 電話:099-936-9936(火災出動部隊)
      :081-890-8888(MONUSCO消防)
◎在コンゴ民主共和国日本国大使館(緊急対応電話):081-880-5059
国外からは(国番号243)-81-880-5059

※ 在留邦人向け安全の手引き
 現地の在外公館(日本大使館・総領事館等)が在留邦人向けに作成した「安全の手引き」もご参照ください。

問い合わせ先

○外務省領事サービスセンター
 住所:東京都千代田区霞ヶ関2-2-1
 電話:(外務省代表)03-3580-3311(内線)2902,2903

(外務省関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)5145
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○領事局政策課(感染症関連)(内線)5367
○外務省海外安全ホームページ
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
○在コンゴ民主共和国日本国大使館
 住所: 372, Avenue Colonel Mondjiba, Concession Immotex, Ngaliema, Kinshasa, Republique Democratique du Congo
 電話:081-555-4731~34(代表:フランス語対応)
   国外からは(国番号243)81-555-4731~34
    緊急時対応電話:081-880-5059
   国外からは(国番号243)81-880-5059
 ホームページ:https://www.rdc.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

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