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コンゴ民主共和国

更新日 2020年05月03日

1 概況
(1)2018年11月,首都キンシャサにあるアメリカ大使館が,「キンシャサ市内における米国関連施設に対する高度のテロ脅威の可能性があることを示す信憑性の高い,かつ具体的な情報を入手した」と発表しました。本件に関し,アル・シャバーブあるいはADF(民主同盟軍,ウガンダ系反政府武装勢力)の関与が疑われています。
(2)2019年4月,北キブ州ベニ地区においてコンゴ民主共和国軍関係者を含む計8人が死傷した事件に関し,ISIL(イラク・レバントのイスラム国)が「中央アフリカ州」名で犯行声明を発出しました。ISILがコンゴ民主共和国における攻撃について犯行声明を発出したのはこれが初めてとされます。それ以降も,「ISIL中央アフリカ州」は同地区におけるADF等による襲撃について継続して犯行声明を発出しており,ADFとISILとの関連が疑われています。
(3)ADFは,コンゴ民主共和国軍が2019年10月30日に開始したADF基地への軍事作戦の報復として,民間人を大量虐殺(同年11月及び12月で約260人を虐殺)しています。
(4)その他,コンゴ民主共和国の東部地域(南キブ州,北キブ州,イツリ州東部等)には,FDLR(ルワンダ解放民主軍,フツ族系のルワンダの反政府武装勢力),神の抵抗軍(LRA),イツリ愛国抵抗戦線(FRPI)その他の民兵組織が存在しており,MONUSCO(国連コンゴ民主共和国安定化ミッション)の支援を得て,コンゴ民主共和国軍がこれら武装勢力の掃討作戦を継続しています。

2 各組織の活動状況または各地域の治安情勢
 1 概況のとおり

3 誘拐事件の発生状況
 2018年5月,北キブ州にある世界遺産「ヴィルンガ国立公園」で英国人観光客2名が誘拐される事件が発生しましたが,その後,被害者は解放されています。

4 日本人・日本権益に対する脅威
 これまでに,コンゴ民主共和国において日本人・日本権益を標的としたテロの発生は確認されていませんが,2014年11月には邦人旅行者1人が短時間誘拐事件の被害に遭っています。
 このような状況を十分に認識し,テロ・誘拐に巻き込まれることがないよう,海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

テロについて

 「テロ」について国際的に確立された定義は存在しませんが,一般には,特定の主義主張に基づき,国家等にその受け入れを強要する又は社会に恐怖等を与える目的で行われる人の殺傷行為等を指すとされています。本情報は,このような「テロ」に該当するか否かにかかわらず,外務省が報道等の情報に基づいて海外に渡航・滞在される邦人の方々の安全確保のための参考として編集したものであり,本情報の内容がそのまま外務省の政策的な立場や認識を反映するものではありません。
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