1. ホーム
  2. 地図からの選択
  3. テロ・誘拐情勢
  4. コンゴ民主共和国

コンゴ民主共和国
テロ・誘拐情勢

更新日 2022年01月28日

1 概況
(1)2019年4月、北キブ州ベニ地区において、ウガンダ系反政府武装勢力「民主同盟軍」(ADF)の襲撃によりコンゴ民主共和国軍関係者を含む計8人が死傷した事件に関し、イラク・レバントのイスラム国(ISIL)が「中央アフリカ州」名で犯行声明を発出しました。ISILがコンゴ民主共和国における攻撃について犯行声明を発出したのはこれが初めてとされます。それ以降も、「ISIL中央アフリカ州」は、イツリ州及び北キブ州内でのADFによる襲撃(近年では、2021年6月ベニ市内カトリック教会での爆発事件(2人死亡)、7月北キブ州内チャビ市郊外道路での襲撃(16人死亡)、9月イツリ州コマンダ地区での市民襲撃(4人死亡)、12月ベニ市内レストランでの自爆テロ(5人死亡)等)について継続して犯行声明を発出しています。なお、米国は、2021年3月に、ADFをISIL関連団体としてテロ組織指定しています。
(2)ADFのほかにも、東部地域(南キブ州、北キブ州、イツリ州東部等)には、ルワンダ解放民主軍(FDLR、フツ族系のルワンダの反政府武装勢力)、神の抵抗軍(LRA)、イツリ愛国抵抗戦線(FRPI)、コンゴ開発協同組合(CODECO)その他部族的な武装グループも含め約120-130の民兵組織が存在しているとされています。2021年9月には、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)が、「2021年1月から8月の間に、北キブ州及びイツリ州の2州だけで1,200人以上の民間人が殺害された」と指摘しています。
(3)2021年5月以降、政府はイツリ州及び北キブ州に戒厳令を布告し、国連コンゴ民主共和国安定化ミッション(MONUSCO)及び近隣諸国の支援を得て、コンゴ民主共和国軍がこれら武装勢力の掃討作戦を継続しています。

2 各組織の活動状況または各地域の治安情勢
 「1 概況」のとおり。

3 誘拐事件の発生状況
 北キブ州では、2018年5月、世界遺産・ヴィルンガ国立公園で英国人観光客2名が誘拐される事件が発生しましたが、その後、被害者は解放されました。2021年11月にもヴィルンガ国立公園にて、国際赤十字スタッフ2名が誘拐される事件や、同じく11月、医療NGO団体の米国人スタッフ3人が誘拐される事件が発生しています。
 イツリ州や南キブ州でも、2021年中、金鉱山地区や採掘現場で稼働する複数の中国人が武装組織に誘拐される事件が相次いでいます。

4 日本人・日本権益に対する脅威
 これまでに、コンゴ民主共和国において日本人・日本権益を標的としたテロの発生は確認されていませんが、2014年11月には邦人旅行者1人が短時間誘拐事件の被害に遭っています。
 また、単独犯によるローンウルフ型テロや、一般市民が多く集まるレストラン、ショッピングモール、公共交通機関等のソフトターゲットを標的としたテロが世界各地で頻発しており、こうしたテロ等を防ぐことは困難です。
 テロはどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロ・誘拐に巻き込まれることがないよう、「たびレジ」、海外安全ホームページ、報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切かつ十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。

テロについて

 「テロ」について国際的に確立された定義は存在しませんが、一般には、特定の主義主張に基づき、国家等にその受け入れを強要する又は社会に恐怖等を与える目的で行われる人の殺傷行為等を指すとされています。本情報は、このようないわゆる「テロ」に該当するか否かにかかわらず、外務省が報道等の情報等に基づいて、海外に渡航・滞在される邦人の方々の安全確保のための参考として編集したものであり、本情報の内容がそのまま外務省の政策的な立場や認識を反映するものではありません。
page TOP