危険情報
ロシアの危険情報【危険レベル継続】(内容の更新)
更新日 2025年09月12日
危険レベル・ポイント
【危険レベル】
●ウクライナとの国境周辺地域
レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(継続)
●ウクライナとの国境周辺地域を除く地域(モスクワ市を含む)
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続:ただし書きの修正)
ただし、真にやむを得ない事情がある場合には以下※を除く地域(モスクワ市を含む)に渡航・滞在することは妨げませんが、その場合には、特別な注意を払うとともに、現地の日本国大使館または日本国総領事館と密接に連絡を取り、十分な安全対策を講じて下さい。
※ウクライナ隣接5州(ブリャンスク、クルスク、ベルゴロド、ヴォロネジ、ロストフ各州)及び北カフカス連邦管区の構成主体(チェチェン、イングーシ、ダゲスタン、北オセチア・アラニア、カバルダ・バルカル、カラチャイ・チェルケス各共和国及びスタヴロポリ地方)。
【ポイント】
●2022年2月にロシアがウクライナへの侵略を開始して以降、ウクライナとの国境周辺地域では砲撃等による被害が発生し、クルスク州やベルゴロド州等ではウクライナ軍が国境を越えてロシア側に攻撃を行う等の危険な状況が続いています。これらウクライナとの国境周辺地域への渡航はどのような目的であれ止めてください。また、既に滞在されている方は直ちに退避してください。
●ブリャンスク州、クルスク州、ベルゴロド州、ヴォロネジ州及びロストフ州では、国境周辺以外にも戦火が及ぶ危険性が高いので、これらの州への渡航は止めてください。
●チェチェン、イングーシ、ダゲスタン、北オセチア・アラニア、カバルダ・バルカル、カラチャイ・チェルケスの各共和国及びスタヴロポリ地方については、ウクライナ侵略以前から武装勢力による攻撃や自爆テロが多数発生しており、民間人にも多くの被害者が出ていることから、これらの地域への渡航は止めてください。
●上記を除く地域(モスクワ市を含む)については、現在のところ、ウクライナ侵略の長期化による一般治安の悪化はみられませんが、ロシア軍関係者等を狙った爆弾事件や無人機の飛来事案が発生しています。現在でも、各国による制裁やロシアの対抗措置が続いていることによりロシアから日本や西欧への直行便がなく、国際送金についても様々な制限があり、国際クレジットカードが利用できない状況となっています。詳細欄をご確認ください。
●上記の事情から、ウクライナとの国境周辺地域を除く地域(モスクワ市を含む)の危険レベル3を継続します。他方、これらの地域においては、戦争開始当初に懸念された不確実な状況とは異なり、対ウクライナ国境付近等を除けば、現在、当地の情勢は全体として安定的に推移しています。そのため、ただし書きを変更し、真にやむを得ない事情がある場合には渡航・滞在することは妨げないこととしました。その場合には、特別な注意を払うとともに、現地の日本国大使館または日本国総領事館と密接に連絡を取り、十分な安全対策を講じて下さい。
●国内情勢が急変するとロシアからの出国手段がより一層制限される可能性がありますので、ご留意ください。
●ウクライナとの国境周辺地域
レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(継続)
●ウクライナとの国境周辺地域を除く地域(モスクワ市を含む)
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続:ただし書きの修正)
ただし、真にやむを得ない事情がある場合には以下※を除く地域(モスクワ市を含む)に渡航・滞在することは妨げませんが、その場合には、特別な注意を払うとともに、現地の日本国大使館または日本国総領事館と密接に連絡を取り、十分な安全対策を講じて下さい。
※ウクライナ隣接5州(ブリャンスク、クルスク、ベルゴロド、ヴォロネジ、ロストフ各州)及び北カフカス連邦管区の構成主体(チェチェン、イングーシ、ダゲスタン、北オセチア・アラニア、カバルダ・バルカル、カラチャイ・チェルケス各共和国及びスタヴロポリ地方)。
【ポイント】
●2022年2月にロシアがウクライナへの侵略を開始して以降、ウクライナとの国境周辺地域では砲撃等による被害が発生し、クルスク州やベルゴロド州等ではウクライナ軍が国境を越えてロシア側に攻撃を行う等の危険な状況が続いています。これらウクライナとの国境周辺地域への渡航はどのような目的であれ止めてください。また、既に滞在されている方は直ちに退避してください。
●ブリャンスク州、クルスク州、ベルゴロド州、ヴォロネジ州及びロストフ州では、国境周辺以外にも戦火が及ぶ危険性が高いので、これらの州への渡航は止めてください。
●チェチェン、イングーシ、ダゲスタン、北オセチア・アラニア、カバルダ・バルカル、カラチャイ・チェルケスの各共和国及びスタヴロポリ地方については、ウクライナ侵略以前から武装勢力による攻撃や自爆テロが多数発生しており、民間人にも多くの被害者が出ていることから、これらの地域への渡航は止めてください。
●上記を除く地域(モスクワ市を含む)については、現在のところ、ウクライナ侵略の長期化による一般治安の悪化はみられませんが、ロシア軍関係者等を狙った爆弾事件や無人機の飛来事案が発生しています。現在でも、各国による制裁やロシアの対抗措置が続いていることによりロシアから日本や西欧への直行便がなく、国際送金についても様々な制限があり、国際クレジットカードが利用できない状況となっています。詳細欄をご確認ください。
●上記の事情から、ウクライナとの国境周辺地域を除く地域(モスクワ市を含む)の危険レベル3を継続します。他方、これらの地域においては、戦争開始当初に懸念された不確実な状況とは異なり、対ウクライナ国境付近等を除けば、現在、当地の情勢は全体として安定的に推移しています。そのため、ただし書きを変更し、真にやむを得ない事情がある場合には渡航・滞在することは妨げないこととしました。その場合には、特別な注意を払うとともに、現地の日本国大使館または日本国総領事館と密接に連絡を取り、十分な安全対策を講じて下さい。
●国内情勢が急変するとロシアからの出国手段がより一層制限される可能性がありますので、ご留意ください。
詳細
1 概況
(1)2022年2月24日のロシアによるウクライナ侵略開始以降、ブリャンスク州、クルスク州、ベルゴロド州、ヴォロネジ州及びロストフ州におけるウクライナとの国境周辺地域では砲撃等による被害が発生しており、更にウクライナ軍が国境を越えてクルスク州やベルゴロド州を攻撃する等の危険な状況が続いています。これら国境周辺地域への渡航はどのような目的であれ止めてください。また、既に滞在されている方は直ちに退避してください。
(2)また、ブリャンスク州、クルスク州、ベルゴロド州、ヴォロネジ州及びロストフ州では、国境周辺以外にも戦火が及ぶ危険性が高いので、これらの州への渡航は止めてください。
(3) チェチェン、イングーシ、ダゲスタン、北オセチア・アラニア、カバルダ・バルカル、カラチャイ・チェルケスの各共和国及びスタヴロポリ地方については、ウクライナ侵略以前から武装勢力による攻撃や自爆テロが多数発生しており、民間人にも多くの被害者が出ていることから、これらの地域への渡航は止めてください。
(4)2022年2月25日以降、ロシアに対する措置として、EU加盟国等の国々がロシア航空機の領空飛行を禁じ、ロシアもこれら諸国に対し自国の領空飛行を禁じる対抗措置を取ったことから、多くの国々との間で国際航空便の運航が停止されました。また、同年3月5日、ロシア政府は、国内で外国籍登録となっている航空機を保有するロシアの航空会社に対し、ロシアへの旅客輸送・貨物輸送の停止を勧告しました。現在、ロシアへの渡航は、トルコや中東の他、ウズベキスタンや中国を経由する便等が増えて運航されていますが、無人機の飛来に伴い航空便の遅延等が発生しているほか、今後のロシアを取り巻く国際情勢次第では航空便が再び著しく制限される可能性があることにご留意ください。
(5)ロシア国内では外国で発行された国際クレジットカード(VISAやMaster等)の決済事業が停止されています。また、銀行間の国際送金についても様々な制限があります。外貨現金に関しては、日露双方において持ち出し・持ち込みの制限が設定されており、ロシア国内に渡航・滞在する際には注意が必要です。
(6)ウクライナ侵略開始以降、ロシア国内ではモスクワ市周辺を含め、国境から離れた各地においても無人機の飛来事案が発生しています。それらのほとんどはロシアの防空システム等によって破壊されている旨発表されていますが、死傷者が出た例もあります。ロシア当局は、無人機の飛来に気づいた場合には速やかに次の行動をとるよう勧めています。
・屋外にいる場合には、付近の地下施設(地下鉄駅、地下駐車場、地下通路など)または頑丈な建物内に避難してください。そのような施設がない場合には、コンクリート壁や側溝など身体が隠れる場所で姿勢を低くしてください。何もない場合には地面に伏せてください。
・車に乗っている場合には、ただちに車を止めて車から離れてください。
・屋内にいる場合には、可能ならば地下室または低層階に避難してください。それができない場合には、窓から離れ、外壁から2枚以上の頑丈な壁がある場所(例:廊下、バスルームなど)で床に座るなどして姿勢を低く保ってください。
・思わぬケガをする恐れがありますので、無人機の残骸には手を触れないでください。撮影などもせず、直ちにその場から遠ざかってください。
・無人機の残骸や被害状況の写真等を公表することが罰則の対象行為とされている地域もありますのでご注意ください。
(7)ロシアにおいて日本は「非友好国」に指定されていることもあり、例えばロシア入国時に空港の係官による数時間にわたる尋問、在留邦人の滞在ビザ延長手続の阻害、労働許可の取消しなどが報告されています。ロシア滞在にあたっては、そのような取扱いを受ける可能性があることを十分に理解して行動してください。
(8)現在のところウクライナ侵略の長期化による一般治安の悪化はみられません。開戦当初は政権批判を訴える抗議活動が散発的に行われましたが、最近、大規模抗議活動は実施されていません。しかし、2022年9月にロシア政府がより多くの兵士を確保するために発表した動員令や、2023年6月にロシア軍と共に軍事行動をとっていた民間軍事会社の武装侵攻の際には、出国しようとする者が増加するなどロシア社会が大きく動揺したことがあります。戦争が終結し、政情が安定するまでは治安情勢が急変する可能性があることにご留意ください。
(9)上記のような事情も考慮の上、不測の事態に遭わないよう、海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるように心がけてください。また、在留邦人の方々におかれては、治安情勢の急変に備えて食料品等の備蓄をお勧めします。
2 地域別情勢
(1)ウクライナとの国境周辺地域
レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(継続)
ウクライナとの国境周辺地域では、砲撃等による被害が発生しており危険な状況が続いています。2022年4月以降、ロシア治安当局は「テロ」への警戒を強めており、ウクライナ国境付近(ブリャンスク州、ベルゴロド州、クルスク州等)の「テロ」警戒レベルを3段階中の2番目に引き上げています。
(2)ウクライナとの国境周辺地域を除く地域(モスクワ市を含む)
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続:ただし書きの変更)
ア これらの地域においては、戦争開始当初に懸念された不確実な状況とは異なり、対ウクライナ国境付近等を除けば、現在、当地の情勢は全体として安定的に推移しています。上記1の諸点に留意してください。真にやむを得ない事情がある場合には、以下※を除く地域(モスクワ市を含む)に渡航・滞在することは妨げませんが、その場合には、特別な注意を払うとともに、現地の日本国大使館、または日本国総領事館と密接に連絡を取り、十分な安全対策を講じて下さい。
※ウクライナ隣接5州(ブリャンスク、クルスク、ベルゴロド、ヴォロネジ、ロストフ各州)及び北カフカス連邦管区の構成主体(チェチェン、イングーシ、ダゲスタン、北オセチア・アラニア、カバルダ・バルカル、カラチャイ・チェルケス各共和国及びスタヴロポリ地方)。
イ ウクライナとの国境から離れた各地への無人機の飛来事案が発生しています。これまで約1800km(直近の対ウクライナ国境からの距離。以下同じ)離れた北極海沿岸のムルマンスク市、約1000km離れたカザン市にも無人機が到達しており、モスクワ市やサンクトペテルブルク市周辺にも頻繁に飛来しています。それらのほとんどはロシアの防空システム等によって破壊されている旨発表されていますが、死傷者が出た例もあります。
ウ ロシア軍関係者等を狙った爆弾事件が散発しています。2022年8月にはモスクワ州においてロシアの著名政治思想家の娘が、2023年4月にはサンクトペテルブルク市において軍事ブロガーが、2024年12月モスクワ市内においてロシア軍司令官が、2025年2月にモスクワ市内において親ロシア派の義勇兵部隊の創設者が、同年4月にモスクワ州において参謀本部高官がそれぞれ爆殺される事件が発生しました。
エ 2017年4月にサンクトペテルブルク市内の地下鉄において発生した中央アジア出身者による爆弾テロでは50人以上の死傷者がでました。また、2024年3月にモスクワ州クラスノゴルスク市のコンサート会場「クロッカス・シティー・ホール」において銃撃テロが発生し700人以上の死傷者がでました。この事件ではイラク・レバントのイスラム国」(ISIL)が犯行声明を出しています。現在もロシア各地においてテロ事件やテロ計画の摘発事案が続いています。露内務省発表の犯罪統計によれば、2024年中の「テロの性格を有する犯罪」の件数は年間3,714件(2023年は2,382件)となっています。(注:本統計は「ウクライナ民族主義者」らによる犯行とされるものも含む。ウクライナ侵略及び新型コロナウイルス感染拡大前(2019年)の件数は年間1,849件)。
オ 政府批判の集会やデモなどには厳しい取締りが行われていますが、2024年1月にバシコルトスタン共和国で、地元の環境活動家に対する裁判への抗議が治安機関との衝突に発展した事案も発生しています。
カ 上記ただし書き対象外の地域:チェチェン、イングーシ、ダゲスタン、北オセチア・アラニア、カバルダ・バルカル、カラチャイ・チェルケスの各共和国及びスタヴロポリ地方については、ウクライナ侵略以前から武装勢力による攻撃や自爆テロが多数発生しており、民間人にも多くの被害者が出ています。2023年10月にダゲスタン共和国で数百人がイスラエルからの航空機着陸に反対して空港に侵入した事案が発生しています。また、2024年6月にも、ダゲスタン共和国の首都マハチカラと南部デルベントでロシア正教の教会、ユダヤ教の礼拝所及び治安機関の施設が相次いで武装グループに襲撃されて複数の死傷者が出ました。
3 滞在に当たっての注意
(1)国内情勢が急変するとロシアからの出国手段がより一層制限される可能性がありますので、ご留意ください。
(2)ロシアに3か月以上滞在する方は、在ロシア連邦日本国大使館又はロシア国内にある各日本国総領事館が緊急時の連絡先を確認できるよう、必ず在留届を提出してください。
3か月未満の旅行や出張などの際には、渡航先の最新安全情報や、緊急時にお住まいの地域を管轄する在外公館からの連絡を受け取ることができるよう、外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/ )
(3)治安面での注意事項
ア 滞在時の一般犯罪に対する注意については、
《安全対策基礎データ
(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_178.html )》
を御参照ください。
イ 大規模な集会・デモ行進が行われることがありますが、特に無許可の集会等への参加者に対する治安当局の取締りは非常に厳しく、集会場所の近くに留まっているだけで逮捕・拘束される事案も発生しています。無用なトラブルを回避するためにも興味本位でこれらの集会やデモに近づくことは厳に控え、万一遭遇した場合には直ちに現場から離れるよう留意してください。
ウ テロ事件や不測の事態に巻き込まれることのないよう、最新の関連情報の入手に努め、テロの標的となる可能性がある政府関係施設(特に軍、治安機関など)にはできる限り近づかないでください。また、大勢の人が集まる場所では警戒し、周囲の状況に注意を払うなど安全確保に十分注意を払ってください。また、テロ事件が発生した場合の対応策について再点検し、状況に応じた適切な安全対策を講じるよう心掛けてください。更に詳細なテロ・誘拐情報については
《テロ・誘拐情勢(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_178.html )》
を御参照ください。
エ ロシアでは、軽微な行政法違反であっても複数回の処分を受けると国外退去になる可能性があります。その場合、処分後数年間はロシアへの再入国が認められなくなることがあります。ロシアの国内法令を遵守することはいうまでもありませんが、日頃の行動には十分注意してください。
オ ロシアの国境や軍事関連施設等の付近では、外国人の立入りが制限されている場所があります。さらに、制限地域であることを示す標識等が未設置であることや、ロシア語のみの表示であるため、気づかないうちに立ち入ってしまう可能性があります。知らない場所等を訪れる際には外国人の立ち入り制限区域に該当していないかを、あらかじめ旅行会社や地元関係者等に確認することが重要です。また、立ち入りが制限されている場所には近づかないようにしてください。
4 隣接するアゼルバイジャン、ウクライナ、カザフスタン、ジョージア、ベラルーシ、中国について、別途それぞれ危険情報が発出されています。これらの情報についてもご留意ください。
(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902、2903
(外務省内関係課室連絡先)
○領事局海外邦人緊急事態課
○海外安全ホームページ
https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC・スマートフォン版)
http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (フィチャーフォン版)
(現地日本国大使館・総領事館連絡先)
○在ロシア連邦日本国大使館
住所:Grokholsky Pereulok 27, 129090, Moscow, Russia
電話: (市外局番495) 229-2550又は229-2551
国外からは(国番号7)495-229-2550又は229-2551
ファックス: (市外局番495) 229-2555又は229-2556
国外からは(国番号7)495-229-2555又は229-2556
ホームページ:http://www.ru.emb-japan.go.jp/japan/index.html
○在ウラジオストク日本国総領事館
住所:Ulitsa Verkhne-Portovaya 46, Vladivostok, Primorsky Krai, 690003, Russia
電話:(市外局番423)226-74-81
国外からは(国番号7)423226-74-81
ファックス: (市外局番423)226-75-41
国外からは(国番号7)423-226-75-41
ホームページ:http://www.vladivostok.ru.emb-japan.go.jp/jap/index.html
○在サンクトぺテルブルク日本国総領事館
住所:Nab. Reki Moiki 29, Sankt-Peterburg, 191186 Russia
電話: (市外局番812) 314-1434又は314-1418
国外からは(国番号7)812-314-1434又は314-1418
ファックス: (市外局番812) 710-6970
国外からは(国番号7)812-710-6970
ホームページ:http://www.st-petersburg.ru.emb-japan.go.jp/indexjp.htm
○在ハバロフスク日本国総領事館
住所:Ulitsa Turgeneva 46, Khabarovsk, Khabarovsky krai, 680000, Russia
電話: (市外局番4212) 413044又は413045又は413046
国外からは(国番号7)4212-413044又は413045又は413046
ファックス: (市外局番4212) 413047
国外からは(国番号7)4212-413047
ホームページ:http://www.khabarovsk.ru.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
○在ユジノサハリンスク日本国総領事館
住所:5-6th Floor,Kommunisticheskiy pr. 18, Yuzhno-Sakhalinsk, 693020, RUSSIA
電話:(市外局番4242)72-60-55又は72-55-30
国外からは(国番号7)4242-72-60-55又は72-55-30
ファックス: (市外局番4242)72-55-31
国外からは(国番号7)4242-72-55-31
ホームページ:http://www.sakhalin.ru.emb-japan.go.jp/
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(1)2022年2月24日のロシアによるウクライナ侵略開始以降、ブリャンスク州、クルスク州、ベルゴロド州、ヴォロネジ州及びロストフ州におけるウクライナとの国境周辺地域では砲撃等による被害が発生しており、更にウクライナ軍が国境を越えてクルスク州やベルゴロド州を攻撃する等の危険な状況が続いています。これら国境周辺地域への渡航はどのような目的であれ止めてください。また、既に滞在されている方は直ちに退避してください。
(2)また、ブリャンスク州、クルスク州、ベルゴロド州、ヴォロネジ州及びロストフ州では、国境周辺以外にも戦火が及ぶ危険性が高いので、これらの州への渡航は止めてください。
(3) チェチェン、イングーシ、ダゲスタン、北オセチア・アラニア、カバルダ・バルカル、カラチャイ・チェルケスの各共和国及びスタヴロポリ地方については、ウクライナ侵略以前から武装勢力による攻撃や自爆テロが多数発生しており、民間人にも多くの被害者が出ていることから、これらの地域への渡航は止めてください。
(4)2022年2月25日以降、ロシアに対する措置として、EU加盟国等の国々がロシア航空機の領空飛行を禁じ、ロシアもこれら諸国に対し自国の領空飛行を禁じる対抗措置を取ったことから、多くの国々との間で国際航空便の運航が停止されました。また、同年3月5日、ロシア政府は、国内で外国籍登録となっている航空機を保有するロシアの航空会社に対し、ロシアへの旅客輸送・貨物輸送の停止を勧告しました。現在、ロシアへの渡航は、トルコや中東の他、ウズベキスタンや中国を経由する便等が増えて運航されていますが、無人機の飛来に伴い航空便の遅延等が発生しているほか、今後のロシアを取り巻く国際情勢次第では航空便が再び著しく制限される可能性があることにご留意ください。
(5)ロシア国内では外国で発行された国際クレジットカード(VISAやMaster等)の決済事業が停止されています。また、銀行間の国際送金についても様々な制限があります。外貨現金に関しては、日露双方において持ち出し・持ち込みの制限が設定されており、ロシア国内に渡航・滞在する際には注意が必要です。
(6)ウクライナ侵略開始以降、ロシア国内ではモスクワ市周辺を含め、国境から離れた各地においても無人機の飛来事案が発生しています。それらのほとんどはロシアの防空システム等によって破壊されている旨発表されていますが、死傷者が出た例もあります。ロシア当局は、無人機の飛来に気づいた場合には速やかに次の行動をとるよう勧めています。
・屋外にいる場合には、付近の地下施設(地下鉄駅、地下駐車場、地下通路など)または頑丈な建物内に避難してください。そのような施設がない場合には、コンクリート壁や側溝など身体が隠れる場所で姿勢を低くしてください。何もない場合には地面に伏せてください。
・車に乗っている場合には、ただちに車を止めて車から離れてください。
・屋内にいる場合には、可能ならば地下室または低層階に避難してください。それができない場合には、窓から離れ、外壁から2枚以上の頑丈な壁がある場所(例:廊下、バスルームなど)で床に座るなどして姿勢を低く保ってください。
・思わぬケガをする恐れがありますので、無人機の残骸には手を触れないでください。撮影などもせず、直ちにその場から遠ざかってください。
・無人機の残骸や被害状況の写真等を公表することが罰則の対象行為とされている地域もありますのでご注意ください。
(7)ロシアにおいて日本は「非友好国」に指定されていることもあり、例えばロシア入国時に空港の係官による数時間にわたる尋問、在留邦人の滞在ビザ延長手続の阻害、労働許可の取消しなどが報告されています。ロシア滞在にあたっては、そのような取扱いを受ける可能性があることを十分に理解して行動してください。
(8)現在のところウクライナ侵略の長期化による一般治安の悪化はみられません。開戦当初は政権批判を訴える抗議活動が散発的に行われましたが、最近、大規模抗議活動は実施されていません。しかし、2022年9月にロシア政府がより多くの兵士を確保するために発表した動員令や、2023年6月にロシア軍と共に軍事行動をとっていた民間軍事会社の武装侵攻の際には、出国しようとする者が増加するなどロシア社会が大きく動揺したことがあります。戦争が終結し、政情が安定するまでは治安情勢が急変する可能性があることにご留意ください。
(9)上記のような事情も考慮の上、不測の事態に遭わないよう、海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるように心がけてください。また、在留邦人の方々におかれては、治安情勢の急変に備えて食料品等の備蓄をお勧めします。
2 地域別情勢
(1)ウクライナとの国境周辺地域
レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(継続)
ウクライナとの国境周辺地域では、砲撃等による被害が発生しており危険な状況が続いています。2022年4月以降、ロシア治安当局は「テロ」への警戒を強めており、ウクライナ国境付近(ブリャンスク州、ベルゴロド州、クルスク州等)の「テロ」警戒レベルを3段階中の2番目に引き上げています。
(2)ウクライナとの国境周辺地域を除く地域(モスクワ市を含む)
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続:ただし書きの変更)
ア これらの地域においては、戦争開始当初に懸念された不確実な状況とは異なり、対ウクライナ国境付近等を除けば、現在、当地の情勢は全体として安定的に推移しています。上記1の諸点に留意してください。真にやむを得ない事情がある場合には、以下※を除く地域(モスクワ市を含む)に渡航・滞在することは妨げませんが、その場合には、特別な注意を払うとともに、現地の日本国大使館、または日本国総領事館と密接に連絡を取り、十分な安全対策を講じて下さい。
※ウクライナ隣接5州(ブリャンスク、クルスク、ベルゴロド、ヴォロネジ、ロストフ各州)及び北カフカス連邦管区の構成主体(チェチェン、イングーシ、ダゲスタン、北オセチア・アラニア、カバルダ・バルカル、カラチャイ・チェルケス各共和国及びスタヴロポリ地方)。
イ ウクライナとの国境から離れた各地への無人機の飛来事案が発生しています。これまで約1800km(直近の対ウクライナ国境からの距離。以下同じ)離れた北極海沿岸のムルマンスク市、約1000km離れたカザン市にも無人機が到達しており、モスクワ市やサンクトペテルブルク市周辺にも頻繁に飛来しています。それらのほとんどはロシアの防空システム等によって破壊されている旨発表されていますが、死傷者が出た例もあります。
ウ ロシア軍関係者等を狙った爆弾事件が散発しています。2022年8月にはモスクワ州においてロシアの著名政治思想家の娘が、2023年4月にはサンクトペテルブルク市において軍事ブロガーが、2024年12月モスクワ市内においてロシア軍司令官が、2025年2月にモスクワ市内において親ロシア派の義勇兵部隊の創設者が、同年4月にモスクワ州において参謀本部高官がそれぞれ爆殺される事件が発生しました。
エ 2017年4月にサンクトペテルブルク市内の地下鉄において発生した中央アジア出身者による爆弾テロでは50人以上の死傷者がでました。また、2024年3月にモスクワ州クラスノゴルスク市のコンサート会場「クロッカス・シティー・ホール」において銃撃テロが発生し700人以上の死傷者がでました。この事件ではイラク・レバントのイスラム国」(ISIL)が犯行声明を出しています。現在もロシア各地においてテロ事件やテロ計画の摘発事案が続いています。露内務省発表の犯罪統計によれば、2024年中の「テロの性格を有する犯罪」の件数は年間3,714件(2023年は2,382件)となっています。(注:本統計は「ウクライナ民族主義者」らによる犯行とされるものも含む。ウクライナ侵略及び新型コロナウイルス感染拡大前(2019年)の件数は年間1,849件)。
オ 政府批判の集会やデモなどには厳しい取締りが行われていますが、2024年1月にバシコルトスタン共和国で、地元の環境活動家に対する裁判への抗議が治安機関との衝突に発展した事案も発生しています。
カ 上記ただし書き対象外の地域:チェチェン、イングーシ、ダゲスタン、北オセチア・アラニア、カバルダ・バルカル、カラチャイ・チェルケスの各共和国及びスタヴロポリ地方については、ウクライナ侵略以前から武装勢力による攻撃や自爆テロが多数発生しており、民間人にも多くの被害者が出ています。2023年10月にダゲスタン共和国で数百人がイスラエルからの航空機着陸に反対して空港に侵入した事案が発生しています。また、2024年6月にも、ダゲスタン共和国の首都マハチカラと南部デルベントでロシア正教の教会、ユダヤ教の礼拝所及び治安機関の施設が相次いで武装グループに襲撃されて複数の死傷者が出ました。
3 滞在に当たっての注意
(1)国内情勢が急変するとロシアからの出国手段がより一層制限される可能性がありますので、ご留意ください。
(2)ロシアに3か月以上滞在する方は、在ロシア連邦日本国大使館又はロシア国内にある各日本国総領事館が緊急時の連絡先を確認できるよう、必ず在留届を提出してください。
3か月未満の旅行や出張などの際には、渡航先の最新安全情報や、緊急時にお住まいの地域を管轄する在外公館からの連絡を受け取ることができるよう、外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/ )
(3)治安面での注意事項
ア 滞在時の一般犯罪に対する注意については、
《安全対策基礎データ
(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_178.html )》
を御参照ください。
イ 大規模な集会・デモ行進が行われることがありますが、特に無許可の集会等への参加者に対する治安当局の取締りは非常に厳しく、集会場所の近くに留まっているだけで逮捕・拘束される事案も発生しています。無用なトラブルを回避するためにも興味本位でこれらの集会やデモに近づくことは厳に控え、万一遭遇した場合には直ちに現場から離れるよう留意してください。
ウ テロ事件や不測の事態に巻き込まれることのないよう、最新の関連情報の入手に努め、テロの標的となる可能性がある政府関係施設(特に軍、治安機関など)にはできる限り近づかないでください。また、大勢の人が集まる場所では警戒し、周囲の状況に注意を払うなど安全確保に十分注意を払ってください。また、テロ事件が発生した場合の対応策について再点検し、状況に応じた適切な安全対策を講じるよう心掛けてください。更に詳細なテロ・誘拐情報については
《テロ・誘拐情勢(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_178.html )》
を御参照ください。
エ ロシアでは、軽微な行政法違反であっても複数回の処分を受けると国外退去になる可能性があります。その場合、処分後数年間はロシアへの再入国が認められなくなることがあります。ロシアの国内法令を遵守することはいうまでもありませんが、日頃の行動には十分注意してください。
オ ロシアの国境や軍事関連施設等の付近では、外国人の立入りが制限されている場所があります。さらに、制限地域であることを示す標識等が未設置であることや、ロシア語のみの表示であるため、気づかないうちに立ち入ってしまう可能性があります。知らない場所等を訪れる際には外国人の立ち入り制限区域に該当していないかを、あらかじめ旅行会社や地元関係者等に確認することが重要です。また、立ち入りが制限されている場所には近づかないようにしてください。
4 隣接するアゼルバイジャン、ウクライナ、カザフスタン、ジョージア、ベラルーシ、中国について、別途それぞれ危険情報が発出されています。これらの情報についてもご留意ください。
(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902、2903
(外務省内関係課室連絡先)
○領事局海外邦人緊急事態課
○海外安全ホームページ
https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC・スマートフォン版)
http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (フィチャーフォン版)
(現地日本国大使館・総領事館連絡先)
○在ロシア連邦日本国大使館
住所:Grokholsky Pereulok 27, 129090, Moscow, Russia
電話: (市外局番495) 229-2550又は229-2551
国外からは(国番号7)495-229-2550又は229-2551
ファックス: (市外局番495) 229-2555又は229-2556
国外からは(国番号7)495-229-2555又は229-2556
ホームページ:http://www.ru.emb-japan.go.jp/japan/index.html
○在ウラジオストク日本国総領事館
住所:Ulitsa Verkhne-Portovaya 46, Vladivostok, Primorsky Krai, 690003, Russia
電話:(市外局番423)226-74-81
国外からは(国番号7)423226-74-81
ファックス: (市外局番423)226-75-41
国外からは(国番号7)423-226-75-41
ホームページ:http://www.vladivostok.ru.emb-japan.go.jp/jap/index.html
○在サンクトぺテルブルク日本国総領事館
住所:Nab. Reki Moiki 29, Sankt-Peterburg, 191186 Russia
電話: (市外局番812) 314-1434又は314-1418
国外からは(国番号7)812-314-1434又は314-1418
ファックス: (市外局番812) 710-6970
国外からは(国番号7)812-710-6970
ホームページ:http://www.st-petersburg.ru.emb-japan.go.jp/indexjp.htm
○在ハバロフスク日本国総領事館
住所:Ulitsa Turgeneva 46, Khabarovsk, Khabarovsky krai, 680000, Russia
電話: (市外局番4212) 413044又は413045又は413046
国外からは(国番号7)4212-413044又は413045又は413046
ファックス: (市外局番4212) 413047
国外からは(国番号7)4212-413047
ホームページ:http://www.khabarovsk.ru.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
○在ユジノサハリンスク日本国総領事館
住所:5-6th Floor,Kommunisticheskiy pr. 18, Yuzhno-Sakhalinsk, 693020, RUSSIA
電話:(市外局番4242)72-60-55又は72-55-30
国外からは(国番号7)4242-72-60-55又は72-55-30
ファックス: (市外局番4242)72-55-31
国外からは(国番号7)4242-72-55-31
ホームページ:http://www.sakhalin.ru.emb-japan.go.jp/
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