海外邦人事件簿|Vol.65 税関手続きの落とし穴!

最近、海外への旅行や出張は珍しいものではなくなりました。海外に居住する人や、日本と海外を頻繁に行き来する方も右肩あがりで増えています。これに伴って、海外でトラブルに遭う方も増えているのですが、そのトラブルは事故や犯罪に起因するものだけではなく、出入国時の税関手続きに伴うものもあり、この種のトラブルは意外と多いのです。

『 世界的に著名な音楽家のAさん。日本から帰国の途次、欧州のF空港で、高額な楽器を所持していたが、これまで通り、申告すべきものがあるという赤のゲート(赤の表示のある通路)を通らず、申告すべきものなしという緑のゲート(緑の表示のある通路)から入国しようとした。すると、税関職員に呼び止められ、所持品検査をうけた結果、高額楽器を所持していることが判明し、高額の関税が問題となり同楽器は没収された。』

このように海外の空港の中には、非常に厳格な税関検査を行うところがあり、Aさん以外にも、緑のゲートを通ろうとした日本人出張者等が税関検査でパソコンの持ち込みが発覚し没収されるという事件等も多数起こっています。また、ブランド品などの高価な物品も税関申告する必要があります。商談や修理などで、時計やブランド品を携行される方は所定の手続きをとるようにしてください。これを怠ると没収や多額の関税が課されることになります。そのほか、プロ用撮影機材(カメラ、テレビカメラ)や楽器なども通常申告対象となっていますので、予め税関申告手続きについて確認する必要があります。

これらの物品については「ATAカルネ」と呼ばれる書類によって通関手続きを行う方法がありますので、詳細につき下記サイトをご覧ください。

(2013年4月16日掲載)

ページの先頭へ戻る