4月3日 |
ブルキナファソ |
【危険度】
●北部中央マリ国境周辺地域
レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(継続)
●北部西マリ国境周辺地域,東部ニジェール及びベナン国境周辺地域
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)
●上記のレベル3及びレベル4発出地域以南のマリ国境周辺地域
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)
●首都ワガドゥグ市
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(引き上げ)
●上記を除く地域
レベル1:十分注意してください。(継続)
【ポイント】
●2015年11月のカボレ現政権発足以降,首都を標的とした大規模テロ事件が3度発生しており,今後も首都ワガドゥグ市において,テロ事件等不測の事態が発生する可能性があります。このため,首都ワガドゥグ市をレベル1から2に引き上げますので,不要不急の渡航は止めてください。
●マリ,ニジェール及びベナン国境周辺については,レベル3及び4を発出しています。マリ,ニジェール国境周辺地域では,イスラム・マグレブ諸国のアルカイーダ(AQIM),イスラムとムスリムの支援団(JNIM)等のイスラム過激派組織によるテロ,誘拐の脅威があります。レベル4発出地域に滞在している方は,速やかに安全な場所退避してください。また,これら地域への渡航を予定している方は,渡航を中止してください。
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4月3日 |
マリ |
【危険度】
●トゥンブクトゥ州,キダル州,ガオ州,モプチ州,クリコロ州北部,カイ州北部及びセグー州北部
レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(継続)
●セグー州南部
レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(引き上げ)
●首都バマコ市を除く上記以外の地域
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)
●首都バマコ市
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)
【ポイント】
●セグー州南部は,イスラム過激派組織と見られる武装集団によるマリ治安機関,政府関係者,マリ国軍などを狙ったテロ攻撃が頻発する等,治安が急激に悪化しているため,レベル3からレベル4に引き上げます。この地域への渡航は止めてください。また,既に滞在中の方は安全な場所へ退避してください。
●マリ北部全域,南部のクリコロ州の北部およびカイ州の北部については,引き続きテロの高い脅威が認められるため,レベル4を継続します。
●マリ全土で,テロ,誘拐事件等の不測の事態に巻き込まれる高い脅威があります。やむを得ずマリへ渡航する場合には,首都バマコ市内に留まるようにしてください。バマコ市においても,2017年6月,イスラム過激派組織がリゾート施設を襲撃するテロ事件が発生しているほか,反フランスや政権批判等を掲げた大規模デモ・集会に加え,白昼の武装強盗等の凶悪犯行も発生していることから,十分な安全対策を講じてください。
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4月4日 |
イラク |
【危険度】
●ニナワ県(以下に規定するシャクラーワ経由幹線道路を除く),キルクーク県,サラーハッディーン県,アンバール県,バグダッド県(以下に規定するバグダッド国際空港敷地内及びインターナショナル・ゾーン(以下「IZ」という)を除く),ディヤーラ県,バービル県,ワーシト県,並びにクルディスタン地域(エルビル県,スレイマーニーヤ県及びドホーク県)のうちニナワ県,キルクーク県,サラーハッディーン県及びディヤーラ県との県境付近(以下に規定するシャクラーワ経由幹線道路を除く)
レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(継続)
●ニナワ県並びにエルビル県及びドホーク県のニナワ県境付近のうちエルビル県エルビル市からシャクラーワ,アクレ,カスロック及びアトリッシュを経由しドホーク県ドホーク市に至る幹線道路及びこれ以北の幹線道路(以下「シャクラーワ経由幹線道路」という)
レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)
(真にやむを得ない事情でこれらの地域を通過する場合は,所属企業や団体等を通じて組織としての必要かつ十分な安全対策をとってください。)(継続)
●バグダッド国際空港からIZへの空港道路(ルート・アイリッシュ)及びIZ
レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)
(真にやむを得ない事情で空港道路を通過,またはIZに渡航・滞在する場合は,所属企業や団体等を通じて組織としての必要かつ十分な安全対策をとってください。)(継続)
●南部4県(バスラ県,ムサンナー県,ズィーカール県及びミーサーン県)(バスラ国際空港敷地内を除く)
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)
(やむを得ない事情で現地に渡航・滞在する場合には,所属企業や団体等を通じて組織としての必要かつ十分な安全対策をとってください。)(継続)
●中南部3県(カルバラ県,ナジャフ県,ディワーニーヤ県)
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)
(やむを得ない事情で現地に渡航・滞在する場合には,所属企業や団体等を通じて組織としての必要かつ十分な安全対策をとってください。)(引き下げ)
●バグダッド国際空港敷地内(バグダッド国際空港敷地内のホテル及びイラク航空国際ビジネスセンターを含む),バスラ国際空港敷地内
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)
●エルビル県(エルビル市並びにニナワ県,キルクーク県及びサラーハッディーン県との県境を除く),スレイマーニーヤ県及びドホーク県のうちトルコ,イラン又はシリアとの国境付近
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)
●エルビル県エルビル市,スレイマーニーヤ県及びドホーク県のうちトルコ,イラン又はシリアとの国境付近並びにニナワ県,キルクーク県,サラーハッディーン県及びディヤーラ県との県境付近を除く地域
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)
【ポイント】
●カルバラ県,ナジャフ県及びディワーニーヤ県では治安当局による特に厳重な警備措置が施されており,今後,テロ等により治安を不安定化させるようなことが起こる可能性は低いと見られ,治安状況が改善傾向にあるため,危険度をレベル4からレベル3に引き下げます。
●イラクでは,ISIL(イラク・レバントのイスラム国)による,テロ,一般犯罪,部族間抗争,デモ・抗議行動,トルコによるPKK(クルディスタン労働者党)拠点への攻撃等の脅威が混在していますので,レベル3以上の地域は,原則,どのような目的であれ渡航は止めてください。
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4月9日 |
エリトリア |
●エリトリア南部(ガシュ・バルカ州,デブブ州,北紅海州及び南紅海州)のエチオピア及びジブチとの国境付近
レベル3:渡航は止めてください(渡航中止勧告)(継続)
●上記及び首都アスマラ市以外の地域
レベル2:不要不急の渡航は止めてください(継続)
●首都アスマラ市
レベル1:十分注意してください(継続)
【ポイント】
●エチオピア及びジブチとの国境付近は,隣国との衝突等不測の事態が生じる可能性があるため,目的の如何を問わず,渡航は止めてください。
●首都アスマラ市があるマエケル州以外の地域は,エリトリア政府が移動を制限しており,旅行許可証がなければ立ち入りが出来ません。
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4月9日 |
モロッコ |
【危険度】
●全土:「レベル1:十分注意してください。」(継続)
【ポイント】
●全土にテロの脅威があります。外国人観光客が多数集まる場所,西欧諸国権益,政府関連施設,宗教関連施設への立ち寄りは最小限にとどめるよう心掛けてください。
●北東部の都市ジェラダでは,デモが断続的に行われており,治安部隊との衝突も発生しています。デモや集会等の群衆には近づかないでください。
●都市部や観光地では,外国人観光客を標的としたスリや刃物を用いた恐喝などの金銭目的の犯罪が増加しており,注意が必要です。
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4月13日 |
カメルーン |
【危険度】
●極北州
レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(継続)
●中央アフリカ国境地帯,北部州ナイジェリア国境地帯及びチャド国境地帯
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)
●北部州(ナイジェリア国境地帯・チャド国境地帯を除く),ナイジェリア国境地帯(極北州及び北部州を除く),南西州バカシ半島及びバカシ半島沖
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)
●北西州及び南西州(ナイジェリア国境地帯を除く地域)
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(引き上げ)
●上記を除く地域
レベル1:十分注意してください。(継続)
【ポイント】
●北西州及び南西州においては,英語圏独立を掲げる分離独立派と治安部隊との衝突が続発しているほか,外国人が,身代金目的で誘拐された後,殺害されるという事件が発生しています。今後も同様の事案や不測の事態が発生する可能性があるため,レベル1からレベル2に引き上げます。これら地域への不要不急の渡航は止めてください。
●極北州では,ナイジェリア北部を中心に活動しているイスラム過激派組織ボコ・ハラムによる外国人の拉致事件,自爆テロ事件が現在も断続的に発生しているため,同地域に滞在している方は安全な場所へ退避してください。渡航は止めてください。
●中央アフリカ,ナイジェリア及びチャドとの国境地帯では,襲撃事案,誘拐事案等が頻発しているほか,政府軍との衝突も発生していますので,渡航は止めてください。また,カメルーンから陸路で,これら諸国へ移動することは非常に危険ですので,止めてください。
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4月17日 |
エクアドル |
●エスメラルダス県北部地域(サン・ロレンソ市及びエロイ・アルファロ市)
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(退避の可能性も検討してください。)(危険レベル引き上げ)
●スクンビオス県(南部ナポ川周辺の一部地域を除く),オレジャナ県(プエルト・フランシスコ・デ・オレジャナ市及び北部ナポ川周辺の一部地域を除く),カルチ県(南東部を除く)
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(退避の可能性も検討してください。)(継続)
●カルチ県南東部
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)
●キト市,グアヤキル市,ナポ県のエル・レベンタドール火山周辺地域,コトパクシ県のコトパクシ火山周辺地域,スクンビオス県南部,オレジャナ県北部ナポ川周辺の一部地域及びプエルト・フランシスコ・デ・オレジャナ市,エスメラルダス県南部,首都ロハ県サポティージョ市南部,モロナ・サンチアゴ県チウィンサ市郊外及びサン・ファン・ボスコ市郊外,サモラ・チンチペ県エル・パングイ市郊外,トゥングラウア県トゥングラウア火山周辺地域
レベル1:十分注意してください。(継続)
【ポイント】
●エスメラルダス県サン・ロレンソ市及びエロイ・アルファロ市では,2018年1月以降,銃撃,爆弾事案,誘拐等が相次いで発生していますので,危険レベルを引き上げます。どのような目的であれ,渡航は止めてください。
●コロンビアと国境を接する地域は,一部警備が強化されているカルチ県南東部を除き,コロンビアの反政府ゲリラ組織や麻薬組織による殺人・誘拐等の凶悪事件が発生しています。どのような目的であれ,渡航は止めてください。カルチ県南東部についても,不要不急の渡航は止めてください。
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4月17日 |
ホンジュラス |
●首都テグシガルパ市,コルテス県,アトランティダ県,ジョロ県,オランチョ県,サンタバルバラ県,オコテペケ県,グラシアスアディオス県,コロン県,コマヤグア県及びコパン県
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)
●その他の地域
レベル1:十分注意してください。(継続)
【ポイント】
●ホンジュラスは人口あたりの殺人事件発生率が世界で最も高い国の一つです。レベル2の地域への不要不急の渡航は止めるとともに,レベル1の地域においても十分注意してください。
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4月18日 |
パナマ |
●ダリエン県,エンベラ自治区及びクナ・ヤラ自治区の各一部及びコロンビアとの国境地域
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)
●ダビ市,ラ・チョレーラ市,アライハン市,パナマ市,サン・ミゲリート市及びコロン市
レベル1:十分注意してください。(継続)
【ポイント】
●コロンビアとの国境地域では,犯罪組織のメンバーが麻薬の密輸等を行っており,治安当局と銃撃戦になるケースもありますので,不要不急の渡航は止めてください。
●パナマ市内では,銃器を用いた殺人等の凶悪事件が発生しておりますので,十分注意してください。
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4月19日 |
タイ |
【危険レベル】
●ナラティワート県,ヤラー県,パッタニー県及びソンクラー県の一部(ジャナ郡,テーパー郡及びサバヨーイ郡)
レベル3:渡航は止めてください(渡航中止勧告)。(継続)
●ソンクラー県(ジャナ郡,テーパー郡及びサバヨーイ郡を除く)
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)
●プレアビヒア寺院周辺地域(タイのシーサケート県とカンボジアのプレアビヒア県との国境地域)
レベル1:十分注意してください。(引き下げ)
●首都バンコク
レベル1:十分注意してください。(継続)
●スリン県の一部(パノム・ドン・ラック郡及びガープ・チューン郡のカンボジアとの国境地域)
危険レベル解除
【ポイント】
●タイ・カンボジア間の国境の一部では,過去に両国軍等の衝突が発生しましたが,近年は沈静化しているので,危険レベルを引き下げ,また解除します。ただし,プレアビヒア寺院近辺への渡航については,最新の関連情報を入手した上で判断してください。
●タイ南端のマレーシア国境付近の地域は,分離独立を標榜するイスラム武装勢力による襲撃・爆弾事件が頻発しているため,当該地域にレベル3または2を継続して発出しています。
●バンコクや中部リゾート地等においても爆弾事件が発生しているほか,反政府デモや集会が治安当局との衝突に発展する可能性があるため,十分注意してください。
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4月20日 |
グアテマラ |
●全土
レベル1:十分注意してください。(継続)
【ポイント】
●首都グアテマラ市をはじめとする全土で,殺人,強盗,窃盗等の犯罪が頻発していますので,標的とならないよう目立たないように行動するなど,十分注意してください。
●特に,青少年凶悪犯罪集団「マラス」等による犯罪や抗争には巻き込まれないよう,最新の関連情報の収集に努めてください。
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4月20日 |
ハイチ |
●全土
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)
【ポイント】
●ハイチでは,経済的な問題等に起因する社会に対する不満から,特に主要都市において一般市民による犯罪やデモ等が発生しています。不要不急の渡航は止めてください。
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4月24日 |
西サハラ地域 |
【危険度】
●「砂の壁」以東の地域(立ち入り制限地域を含む)
:レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(継続)
●「砂の壁」以西の地域(立ち入り制限地域及び下記の地域を除く)
:レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)
●ラユーン,スマラ,ブジュドゥール,ブクラ,ダフラ市内及びこれらの都市を結ぶ幹線道路
:レベル1:十分注意してください。(継続)
【ポイント】
●「砂の壁」以東の地域は,テロ未遂事件及び誘拐事件等が発生している上,多くの地雷が未撤去のまま残されていることから,「レベル4:退避勧告」を発出しています。同地域への渡航は,どのような目的であれ止めてください。また,既に同地域に滞在している方は,直ちに安全な地域へ退避してください。
●「砂の壁」以西の地域における立ち入り制限地域に近づくと当局に拘束されるおそれがあります。また,多くの地雷が未撤去のまま残されていると見られることから,「レベル3:渡航中止勧告」を発出しています。これら地域への渡航については,どのような目的であれ止めてください。
●ラユーン等の都市及びこれらの都市を結ぶ幹線道路の治安は比較的安定していますが,テロやデモ等に十分注意してください。また,同幹線道路沿いは,車両の故障等によりほとんどが砂漠ないし土漠であり,車両が故障するなどして立往生した場合,救援が容易でないことに十分留意してください。
●西サハラ地域の帰属問題は未解決であり,モロッコ政府にとって政治的に機微な地域です。政治的活動と取られるような行動は控えてください。
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4月24日 |
チュニジア |
【危険度】
●アルジェリア・リビア国境地帯を含む南部砂漠地帯の一部及びカスリン県
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)
●ジャンドゥーバ県,ケフ県,シディブ・ジッド県,ガフサ県,トズール県(アルジェリア国境付近に限る)及び南部砂漠地帯の一部(ネフタ,ドゥーズ,メドニン,ザルジスの各都市を含むそれより南方の一部地域)
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)
●上記以外の地域
レベル1:十分注意してください。(継続)
【ポイント】
●アルジェリア・リビア国境付近を含む南部砂漠地帯は,テロリストが頻繁に往来する地域とされ,軍事緩衝地帯に設定されています。不測の事態に巻き込まれる恐れもありますので,同地域への渡航は止めてください。
●カスリン県のシャアンビ山周辺はテロ組織が潜伏,活動している主要拠点と見られています。同地域では,地元住民がテロ組織により埋設された地雷で死傷する事件が発生しています。同地域への渡航は止めてください。
●ジャンドゥーバ県,ケフ県,シディブ・ジッド県,ガフサ県,トズール県(アルジェリア国境付近に限る)及び南部砂漠地帯の一部にはテロリストが潜伏している可能性があります。同地域への不要不急の渡航は止めてください。
●首都チュニスも含む上記以外の地域においては,治安当局によるテロ対策が一定の効果を上げ,治安情勢が比較的安定しているため,危険レベルは「レベル1:十分注意して下さい。」を継続しますが,テロ事件の可能性がなくなったわけではなく,また,一般犯罪の被害に遭ったりトラブルに巻き込まれる可能性もありますので,渡航に際しては十分に注意するようにしてください。
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