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南スーダン

更新日 2019年03月13日

1 概況
(1)南スーダンでは,現在,国際テロ組織やイスラム過激派による活動は報告されていません。
(2)首都ジュバにおいて過去2回にわたり騒擾事件が発生し(2013年12月,2016年7月),キール現大統領の警護部隊(SPLA(現SSPDF))とマシャール元第一副大統領の警護部隊(SPLA-IO)との間で激しい衝突がありました。その後,同第一副大統領は国外へ退避しました。
 2018年9月12日,南スーダン関係当事者は再活性化された衝突解決合意(R-ARCSS)に署名し,今後はアフリカ諸国・その他関係諸国と強く連携し,国の平和と国内の治安の安定化を目指すこととなりました。他方,同署名に参加しなかった反政府勢力組織として,NAS(トマス・シリロ将軍率いる国家救済戦線)の動向にも注意が必要です。シリロ将軍は元々SPLA参謀副総長でしたが,SPLA兵士のエクアトリア系住民への抑圧からSPLAを離反し,キール大統領,マシャール元第一副大統領の排除を主張しており,最近では,NASと政府軍(SSPDF),SPLA-IOとの衝突が報告されています。同グループのテロ組織との関係性・活動は確認されていません。
(3)国内各州では,政府軍と反政府武装勢力との小規模な衝突事案,家畜をめぐる強奪・襲撃事案に加え,子どもの拉致・誘拐事件も報道されています。

2 各組織の活動状況または各地域の治安情勢
(1)首都ジュバの治安情勢
ア 一般犯罪やNGO職員を狙った強盗事件が随時報告されています。また,数か月にわたり公務員(警察官)への賃金未払いが続いており,幹線道路上で警察官が言いがかりをつけて金銭を要求するケースも散見されます。ジュバ市内に所在する国連施設付近において,夜間,深夜にかけて複数回にわたり銃声が聞こえたという報告もあります。
イ 2018年10月7日深夜1時頃,国家安全保障局(NSS)の収容所において,囚人らが警護隊を制圧・武器を強奪の上,収容所での生活環境・意図的な不当行為・圧制に対する抗議をし,全ての囚人・拘留者の解放もしくは正当な裁判の必要性を訴えるという事件が発生しました。
ウ 2018年10月14日午前,タバン・デン・ガイ第一副大統領邸において,守衛が何者かによって射殺される事件が発生しました。事件発生時,第一副大統領は外出中でした。
(2)国内各州の治安情勢
 政府軍と反政府武装勢力との小規模な衝突事案,家畜をめぐる強奪・襲撃事案に加え,子どもの拉致・誘拐事件が発生しています。

3 誘拐事件の発生状況
 2018年4月25日,旧中央エクアトリア州イェイの郊外において,10名の人道支援関係者が武装集団により誘拐される事件が発生しました。

4 日本人・日本権益に対する脅威
 これまでに,南スーダンにおいてテロによる日本人の被害は確認されていませんが,近年,シリア,チュニジア,バングラデシュにおいて日本人が殺害されるテロ事件が発生しています。また,テロは,日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており,特に,近年では単独犯によるテロや,一般市民が多く集まる公共交通機関等(ソフトターゲット)を標的としたテロが頻発していることから,こうしたテロの発生を予測したり未然に防ぐことが益々困難となっています。
 このようにテロはどこでも起こり得ること及び日本人が標的となり得ることを十分に認識し,テロの被害に遭わないよう,海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

テロについて

「テロ」については国際的に確立された定義は存在していませんが,一般には,特定の主義主張に基づき,国家等にその受け入れを強要し,又は社会に恐怖等を与える目的で行われる人の殺傷行為等をいうものとされています。本情報は,このようないわゆる「テロ」に該当するか否かにかかわらず,外務省が,報道等の情報等に基づき,海外に渡航・滞在される邦人の方々の安全確保のための参考資料として編集したものであり,本資料の掲載内容がそのまま外務省の政策的な立場や認識を反映するものではありません。
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