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南スーダン

更新日 2020年05月17日

1 概況
(1)南スーダンでは,現時点で国際テロ組織やイスラム過激派による活動は報告されていません。当地のイスラム教徒とテロ組織との関係や実際のテロ活動も確認されていません。
(2)南スーダンでの誘拐事案は,主に地方の武装集団などが先導し,地元の未成年者や女性を標的としています。また,牧畜従事者を家畜の強奪の際に誘拐する事案や,地方でビジネスを展開する外国人を標的として,幹線道路付近の放牧地で武装集団等が待ち伏せて車両を襲撃し,誘拐して身代金を要求する事案も発生している模様です。2018年には国際機関等の人道支援団体職員が誘拐される事案も発生しましたが,最近は標的を一般人などに切り替える傾向がうかがえます。

2 各組織の活動状況または各地域の治安情勢
(1)旧中央エクアトリア州イェイでは,トマス・シリロ将軍率いる反政府武装組織「国家救済戦線」(NAS)が政府軍(SSPDF)に対して敵対する状態が継続しています。
(2)地方では,特定の反政府武装組織に属さない武装集団同士の衝突や家畜をめぐる襲撃のほか,部族間の衝突事案の発生も報道されています。
(3)「Niggers」と呼ばれる若者達の地元ギャング集団同士の抗争から,市民に被害が及ぶ事案も発生しています。2019年12月には,ジュバ市西方のグンボ地区,シリカット地区において「Niggers」同士の抗争事案が発生し,治安機関が若者ら30名を逮捕したと報じられました。
(4)ジュバ市内の治安情勢
ア 一般犯罪がジュバ市内で散発的に発生しています。日中では,国連や国際NGO等の車両を狙って車内から備品を窃取する窃盗事案のほか,賊が物乞いを装って職員に近づき,鞄などを引ったくる事案も発生しています。
イ 夜間は,国連現地職員,国際NGO職員の施設等に賊が侵入し,職員を脅迫して金銭等を強奪する事案のほか,グンボ地区,ムヌキ地区では,防犯対策が施されていない住民の家屋に賊が侵入し,備品を窃取し逃走する事案も発生しています。

3 誘拐事件の発生状況
(1)2019年4月,旧西エクアトリア州ヤンビオにおいて,身元不明の武装集団が数名の未成年児童を誘拐し,虐待と強姦の容疑で地元警察に逮捕されました。
(2)2019年5月,旧ジョングレイ州ボルにおいて,武装集団間の衝突の際に一般市民(女性6名)が拉致されました。
(3)2019年7月,旧東エクアトリア州カポエタにおいて,武装集団が商用車を襲撃し,外国人商人3名を拉致しました。

4 日本人・日本権益に対する脅威
 これまでに南スーダンにおいてテロによる日本人の被害は確認されていませんが,国内各地で,政府軍と反政府武装勢力との衝突事案や家畜をめぐる強奪・襲撃事案,武装集団間の抗争などが報告されており,依然として南スーダンの治安は安定していない状況です。首都ジュバにおいても,NGO職員を狙った強盗や犯罪者による国際機関施設への侵入事案等が発生するなど,危険な状況が継続しています。

テロについて

 「テロ」について国際的に確立された定義は存在しませんが,一般には,特定の主義主張に基づき,国家等にその受け入れを強要する又は社会に恐怖等を与える目的で行われる人の殺傷行為等を指すとされています。本情報は,このような「テロ」に該当するか否かにかかわらず,外務省が報道等の情報に基づいて海外に渡航・滞在される邦人の方々の安全確保のための参考として編集したものであり,本情報の内容がそのまま外務省の政策的な立場や認識を反映するものではありません。
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