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南スーダン
テロ・誘拐情勢

更新日 2022年04月08日

1 概況
(1)南スーダンでは、現時点で国際テロ組織やイスラム過激派による活動は報告されていません。当地のイスラム教徒とテロ組織との関係や実際のテロ活動も確認されていません。
(2)南スーダンでの誘拐事案は、主に地方の武装集団などが、地元の未成年者や女性を標的としています。また、牧畜従事者を家畜の強奪の際に誘拐する事案や、2020年には地方でビジネスを展開する外国人を標的として、幹線道路付近の放牧地で武装集団等が待ち伏せて車両を襲撃し、誘拐して身代金を要求する事案も発生しています。2018年には国際機関等の人道支援団体職員が誘拐される事案も発生しましたが、最近は標的を一般人などに切り替える傾向がうかがえます。

2 各組織の活動状況または各地域の治安情勢
(1)反政府組織のNAS(国家救済戦線 トマス・シリロ将軍)は、中央エクアトリア州イェイ周辺地域での活動を活発化させており、同地域でSSPDFやSPLA-IOへの襲撃事案及び一般市民に対する強盗、誘拐、暴力事件が多く発生しています。2021年9月には、キール大統領がSSOMAのNASの一派が両者間で署名された敵対行為停止合意等への違反を繰返しているとNASを非難しました。
(2)地方では、特定の反政府武装組織に属さない武装集団同士の衝突や家畜をめぐる襲撃のほか、部族間の衝突事案が発生しています。

3 誘拐事件の発生状況
(1)1月16日、西バハル・エル・ガザル州ワウで、1名が武装集団によって誘拐された。
(2)1月19日、ジョングレイ州ウロアで、3名の少年(8歳と9歳)が武装集団によって誘拐された。
(3)2月5日、東エクアトリア州ブディで、NGOの車輌が武装集団に襲撃され、複数名が誘拐された。
(4)2月7日、中央エクアトリア州イェイで、トラックが武装集団によって襲撃され、5名の男性と、4名の女性が誘拐された。
(5)3月8日、中央エクアトリア州ジュバ・カジョケジ道路で、武装集団に自家用車が襲撃された。自家用車の運転手は殺害され、乗っていた2名が誘拐された。その直後に、身代金を要求する連絡が被害者の親族にあった。
(6)3月13日、ユニティ州マヨンで、武装勢力に16歳の少女が誘拐された。救出に向かった被害者の親族と、武装勢力の間で武力衝突が発生し3名が死亡した。
(7)3月17日、西エクアトリア州ムンドリで、武装集団に4名の男性が誘拐された。
(8)3月30日、レイクス州イロルで、3名の子供およびその母親が武装集団に誘拐された上、ヤギ14頭が強奪された。
(9)4月24日、中央エクアトリア州イェイで、地域の部族長が武装集団に誘拐された。
(10)4月25日、ワラップ州ワット・ボル道路で、商用バスが武装集団に襲撃され、2名が死亡、子供2名が誘拐された。
(11)4月27日、中央エクアトリア州ジュバ・テレケカ道路で、約9名が武装集団に誘拐された。
(12)5月19日、レイクス州西・レイクスで、7名が武装集団に襲撃された。
(13)6月12日、ジョングレイ州ピボルで、7歳の少女が武装集団に誘拐され、助けようとした親族が銃撃により負傷した。
(14)6月27日、ユニティ州ベンティウで、2名の少女が武装集団に誘拐された。
(15)6月29日、東エクアトリア州トリットで、12歳の少年と10歳の少女が武装集団に誘拐された。
(16)7月6日、ジョングレイ州ウロルで13歳の少女が旅行中に誘拐された。
(17)7月18日、ジョングレイ州アヤドで、部族間衝突が発生し女性1名が負傷、子供2名が誘拐された。
(18)7月21日、レイクス州ポチャラで、2件の誘拐事件が発生した。1件目の事件で10歳の少女1名、2件目の事件で乳児2名が誘拐された。
(19)7月24日、中央エクアトリア州モロボで、2名が誘拐された。
(20)7月27日、ジョングレイ州アコボで、2名の子供が誘拐された。
(21)8月11日、ジョングレイ州アコボで、1名の男性が何者かに殺害され、1名の女性とその子供が誘拐された
(22)8月17日、西エクアトリア州タンブラで、6名が誘拐された。
(23)8月14日、東エクアトリア州トリットで、3名の子供が誘拐された。
(24)8月21日、東エクアトリア州トリットで、3人の軍服を着用した男が、1名の子供を誘拐した。
(25)8月22日、中央エクアトリア州イェイで、難民キャンプが武装集団に襲撃され、複数名の人道支援者、少年少女が誘拐された。また、複数の貴重品が強奪され、建物および救急車が燃やされた。
(26)9月11日、中央エクアトリア州ラニヤの村が武装集団に襲撃され、男性1名が死亡、女性2名が誘拐された。
(27)9月17日、中央エクアトリア州イェイで、国連機関の車列が武装集団に襲撃され、1名が死亡、2名が負傷、2名が誘拐された。
(28)9月19日、ワラップ州トンジ北で、部族間衝突が発生し1名が死亡、1名が負傷、1名が誘拐された。
(29)9月19日、ジョングレイ州ドゥクで、少年1名及び少女1名が誘拐された。
(30)10月1日、西エクアトリア州タンブラで、医師1名が武装集団に誘拐された。
(31)10月4日、ジョングレイ州ボルで、少女1名が男2名に誘拐された。
(32)11月20日、西エクアトリア州イッバで、2名の子供が武装集団に誘拐された。
(33)11月20日、中央エクアトリア州ワンドゥルバで、8名が武装集団に誘拐された。
(34)11月27日、ジョングレイ州ニロルで、武装集団が3名の教会関係者を殺害し、3名の子供を誘拐した。
(35)11月27日、中央エクアトリア州ヌジャジェビ村が武装集団に襲撃され、1名が死亡、複数名が負傷、2名の子供が誘拐された。
(36)12月5日、中央エクアトリア州イェイ・モロボ道路で、数名の旅行者が武装した約50名のNAS(救国戦線:反政府組織)に襲撃され、金品を強奪された上、誘拐された。
(37)12月6日、ジョングレイ州アコボで、5歳の少女1名が武装集団に誘拐された。
(38)12月6日、ジョングレイ州アコボで、少年4名が武装集団に誘拐された。
(39)12月7日、上ナイル州マラカルで、国内避難民2名が武装集団に誘拐された。
(40)12月7日、中央エクアトリア州ライニャで、NASが約40名を誘拐した。
(41)12月28日、ジョングレイ州ポチャラで、武装集団が4名の子供を誘拐し、一緒にいた女性に重傷を負わせた。

4 日本人・日本権益に対する脅威
 これまでに南スーダンにおいてテロによる日本人の被害は確認されていませんが、国内各地で、政府軍と反政府武装勢力との衝突事案や家畜をめぐる強奪・襲撃事案、武装集団間の抗争などが報告されており、依然として南スーダンの治安は安定していない状況です。首都ジュバにおいても、NGO職員を狙った強盗や犯罪者による国際機関施設への侵入事案等が発生するなど、危険な状況が継続しています。

テロについて

 「テロ」について国際的に確立された定義は存在しませんが、一般には、特定の主義主張に基づき、国家等にその受け入れを強要する又は社会に恐怖等を与える目的で行われる人の殺傷行為等を指すとされています。本情報は、このような「テロ」に該当するか否かにかかわらず、外務省が報道等の情報に基づいて海外に渡航・滞在される邦人の方々の安全確保のための参考として編集したものであり、本情報の内容がそのまま外務省の政策的な立場や認識を反映するものではありません。
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