アンドラ
安全対策基礎データ
- 犯罪発生状況、防犯対策
1 犯罪発生状況
一般的に治安は良好であり、凶悪な犯罪はまれですが、スリや置き引きなどの一般犯罪は発生しています。
2 防犯対策
アンドラはフランスとスペインに挟まれており、これら隣国と同様の犯罪が発生する危険性は排除されませんので、以下の両国の海外安全対策基礎データに目を通して、安全対策に努めてください。
<フランス> https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_170.html
<スペイン> https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_161.html
3 テロ・誘拐
アンドラのテロ・誘拐については、テロ・誘拐情勢(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_297.html )をご確認ください。
4 安全の手引き
在フランス日本国大使館では、フランスに長期滞在する方を対象として「安全の手引き」を作成しています。フランスとアンドラは共通する点が多いため、アンドラ滞在にあたっては「安全の手引き」を参考として、安全対策に努めてください。
安全の手引き:https://www.fr.emb-japan.go.jp/itpr_ja/02400.html- 査証、出入国審査等
1 ビザ
日本とアンドラの間ではビザ免除協定が結ばれており、観光など就労を目的としない90日以内の短期滞在の場合には、入国ビザの取得は免除されます。
2 出入国審査
アンドラ国内には空港がなく、フランスまたはスペインから陸路で入国することになりますが、国境における出入国手続は通常行われていません。ただし、パスポートや航空券の提示を求められる場合もあります。
3 税関(物品の持出し)
アンドラ国内では無税で各種物品の購入が可能なことから、アンドラからフランスやスペインへ入国する際には、各国の免税購入範囲を超えるものについて、申告の必要があります。特に、タバコおよび酒類の検査は厳格に行われますので、購入時に各店舗で確認するようにしてください。
◎ フランス政府税関ウェブページ(アンドラからの入国時の手続き)
https://www.douane.gouv.fr/passer-la-douane-en-andorre-taxes-et-franchises- 滞在時の留意事項
1 管轄の在外公館
アンドラには日本の在外公館(大使館、総領事館など)はありません。在フランス日本国大使館(電話:+33-1-4888-6200)が兼轄しています。
2 通貨
通貨はユーロが使われています。
3 ハーグ条約(国境を越えた子の連れ去り)
アンドラは、国境を越えて不法に連れ去られた子の返還の仕組みなどを定める「国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約(ハーグ条約)」の締約国です。一方の親の監護権を侵害する形で子どもを常居所地国であるハーグ条約締約国から他のハーグ条約締約国へ連れ去りまたは留置した場合は、原則的に子が常居所地国に返還されることとなります。ハーグ条約についての詳細はこちらのページをご覧ください。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/hague/index.html
4 在留届
アンドラに3か月以上滞在する方は、緊急時の連絡などに必要ですので、オンラインによる在留届電子届出システム(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html )を通じて、在フランス日本国大使館(アンドラを兼轄)に「在留届」を提出してください。日本から転居する場合には、住所が決まっていなくても、日本出発の3か月前からオンライン提出が可能です。
この他、住所その他届出事項に変更が生じたときは「変更届」を、日本への帰国や他国に転居する際には「帰国・転出届」を、在留届電子届出システムを通じて必ず提出してください。
5 たびレジ
在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む)は、「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html )。「たびレジ」は、滞在先の最新の安全情報等を日本語のメールで受け取れる外務省のサービスです。登録した情報は、アンドラで事件や事故、自然災害等が発生し、在フランス日本国大使館が安否確認を行う際にも利用されます。安全情報の受け取り先として、家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので、併せてご活用ください。- 風俗、習慣、健康等
1 健康上の留意点
特にかかりやすい病気はありませんが、国土の大部分が海抜1,000メートル以上のピレネー山脈の高地に位置するため、隣国の近隣都市に比べると冷涼な気候であることに留意してください。また、高地でのアルコール類の摂取は身体への影響が懸念されますので、大量のアルコール類を摂取しないなどの注意が必要です。なお、一般的な薬は薬局で買うことができます。
2 医薬品の持込み、持出し等
医療用麻薬を含む医薬品の携帯による持込み、持出しの手続きについては厚生労働省のホームページをご覧ください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/yakubuturanyou/index_00005.html
また、必要な予防接種等については、厚生労働省検疫所ホームページ(https://www.forth.go.jp/ )を参考にしてください。
3 海外旅行保険
一般的に海外の医療施設で受診した場合、高額な医療費を請求されます。アンドラも例外ではなく、医療費は高額となることがあり、また、無保険かつ支払い能力がないと判断された場合には、治療を受けることができない可能性もあります。
海外旅行保険は、種別や加入タイプにより対象となる傷病や限度額、また、保険を適用できる病院(地方都市ではこのような病院はわずかです)が異なります。保険によっては提携病院でサービスなどが受けられる場合もありますので、加入時に必ず確認し(可能な限りキャッシュレスで治療を受けられる保険への加入を強くおすすめします。)、安心して渡航できる保険に加入してください。海外旅行保険加入のおすすめ(https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/hoken.html )もご確認ください。- 緊急時の連絡先
◎ 警 察 110
◎ 消 防 署 118
◎ 救 急 車 116
◎ 病 院 Hospital Nostra Senyora de Meritxell 871-000
◎ 山岳救助隊 112
(アンドラ国外からは、+376+国内電話番号)
◎ 在フランス日本国大使館(アンドラを兼轄) +33-1-4888-6200
◎ 在バルセロナ総領事館 +34-93-280-3433- 問い合わせ先
○ 外務省領事サービスセンター
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(外務省代表)03-3580-3311(内線)2902、2903
(外務省関連課室連絡先)
○ 領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)2853
○ 領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○ 領事局政策課(感染症関連)(内線)4919
○ 領事局ハーグ条約室(一般案内窓口)03-5501-8466
○ 海外安全ホームページ:
https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
https://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)
(管轄日本国大使館)
○ 在フランス日本国大使館
住所:7 Avenue Hoche 75008 Paris France
電話:(市外局番01)-4888-6200(代表)
国外からは(国番号33)1-4888-6200
領事部E-mail: consul@ps.mofa.go.jp
ホームページ:https://www.fr.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
ホームページ(アンドラ):https://www.fr.emb-japan.go.jp/jointad/ad/ja/index.html
※アンドラは在フランス日本国大使館が兼轄しています。
※本情報記載の内容(特に法制度・行政手続き等)については、 事前の通告なしに変更される場合もありますので、渡航・滞在される場合には、渡航先国の在外公館または観光局等で最新情報を確認してください。