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ウルグアイ
安全対策基礎データ

更新日 2021年06月14日

1 犯罪発生状況
  ウルグアイでは、各地で殺人、強盗、窃盗が発生していますが、これら犯罪において、銃器が用いられるケースが増加しています。また、ATM機を爆破させて中の現金を奪うといった過激な事件も各地で過去に発生しました。一方、近年では薬物取引をめぐる麻薬組織間の抗争が多発しており、そうした抗争に関連する殺人事件も発生しています。
犯罪の多発地域は、人口の約40%が集中している首都モンテビデオ県、その近郊のカネロネス県、マルドナド県であり、殺人、強盗、窃盗ともに発生地域の上位を3県が占めています。また、内陸部や国境地域における犯罪も増加しています。治安当局では犯罪多発地域のパトロール強化、防犯カメラの設置等、治安対策を強化しています。
  銃の所持は登録制であるものの、比較的容易に入手が可能な上、未登録の銃も多数存在しています。2017年の国際調査によると、約120万丁の銃器がウルグアイ国内に流通していますがその約半数は未登録であり、また、国民の3人に1人が銃器を所持していると推定されています。

2 日本人の被害例
 ○ 日本人女性が一人で車を運転中、信号待ちで停車した際に、バイクに乗った二人組のうち一人が助手席側のドアを開けようとした。ドアはロックをかけていたため開かず、また、被害者がクラクションを鳴らしたため、犯人等は慌てて逃走した。助手席にはカバンを置いていたとのこと。
 ○ 日本人がレストランで友人と食事中、銃を所持した強盗3人組が侵入、レジから金を強奪した上、当該日本人を含むレストラン客から携帯電話、パソコン、現金等を強奪した。
 ○ カーニバルを見物中の旅行者がナイフで脅され、ひと気のない路地に連れ込まれた後、現金や旅券(パスポート)が入ったリュックサックを奪われた。
 ○ 旅行者が物乞いの少年からお金を要求され、断って立ち去ろうとしたところ、ハンドバッグをひったくられた。
 ○ 長期滞在者が夜間旧市街を歩いていたところ、突然首を絞められ、気を失っている間に金品を強奪された。
 ○ 旅行者が休日の昼間に旧市街を歩いていたところ、若い男に襲われ、金品を奪われた。
 ○ 長期滞在者が十数名で徒歩により移動中、バイクの2人組に現金、旅券等の入ったハンドバックをひったくられた。
 ○ バーで知り合った女に睡眠薬入りの飲み物を飲まされ、金品を奪われた。
 ○ 深夜、モンテビデオ市内を徒歩により移動中、若い2人組の男にけん銃を突きつけられ、現金を奪われた。
 ○ 昼頃、カラスコ国際空港においてケチャップ等を衣服につけられ、汚れを落としている間に床に置いていたカバンを盗まれた(同様の事案はバスターミナルでも発生を確認)。
 ○ モンテビデオ市内の路上に駐車していたところ、車の窓ガラスが割られ、車内に置いていた荷物を奪われた。

3 犯罪被害危険地域
(1)モンテビデオ県
  ア セロ地区
    昼夜を問わず殺人や強盗が多発しており、非常に危険です。モンテビデオを一望できる「セロの丘」へ行くためには、危険地域を通過する必要があることから、同地域への観光は控えてください。モンテビデオの街を一望したい場合は、Antel(電電公社)や県庁の展望施設(10:00~15:45)を利用してください。
  イ 旧市街(シウダ・ビエハ地区)
    古い建築物や焼肉(アサード)店が建ち並び、観光スポットの一つにもなっていますが、観光客を狙ったひったくりやスリが多発しています。特に夜間は人通りがほとんどなくなり、街灯が少なく暗い通りも多いため、ひとり歩きは避けてください。また、複数人で歩いていてもひったくり被害にあった事例が報告されていますので、十分注意してください。
  ウ その他の危険地区
    マルコーニ地区、マローニャス地区、ピエドラス・ブランカス地区、カサバジェ地区、カサボ地区、ハルディネス・デ・イポドロモ地区、マルビン・ノルテ地区、カラスコ・ノルテ地区には、不法居住地域(スラム街)が多く、また、強盗事件や通行人が理由無く銃で撃たれる事件が多発しているので、立ち入らないで下さい。
(2)マルドナド県プンタ・デル・エステ
   外国人観光客で賑わうリゾート地ですが、夏季シーズンになると旅行者を狙うグループによる強盗事件等が多発します。

4 交通手段の安全性
(1)バス
   一般の路線バスは前払い制で、運賃は現金払いの場合は40ペソ、バスカードでの支払いでは33ペソ(2021年1月現在)です(バスカードは大型ショッピングセンター等にあるSTM(Sistema de Transporte Metropolitano)でパスポートを提示の上購入可能)。なお、人前で財布を出し入れしなくて済むよう、乗車前に運賃を準備しておいてください。バスに乗車中はカバンを体の前に持つ等の工夫をし、スリに注意してください。バスの窓の外側から手を伸ばして所持品を強奪しようとするケースもあります。イタリア通りを挟んだモンテビデオ北東部の各地区では、路線バスの売上金を狙った強盗事件が多発しており、乗客が巻き込まれることもありますので注意してください。
(2)タクシー
   比較的安全な交通手段です。料金精算時はメーターに表示された数字に応じて運転手が料金表を示すことになっていますので、提示された料金表を確認してください。
(3)レミース(ハイヤー)
   料金はタクシーより少し割高ですが、安心して利用できます(要予約)。
(4)ウーバー
   モンテビデオ県内では合法であり、一般的に利用されています。

5 防犯対策
(1)危険地区に立ち入らない。
(2)多額の現金や貴重品は持ち歩かない。
(3)銀行、ATM、両替所等から出る時は、周囲や背後に注意する。
(4)ノーヘルメットの2人乗りバイクに注意する。
(5)人通りの少ない道や夜間に街灯のない暗い道の通行は避ける。
(6)バッグ等を袈裟掛けにし建物側に持ち、できるだけ建物寄りを歩く。
(7)ズボンの後ろポケットなどに、目立つように財布等を入れない。
(8)ビデオカメラ等は撮影時以外にはバッグなどにしまっておく。
(9)一見して観光客と分かるような服装は避ける。
(10)万が一被害に遭った場合は、身の安全を優先し、抵抗せず相手の要求に応じる。
(11)強盗などに備え、すぐに渡せるように小額紙幣を準備しておく。
(12)現金と身分証明書等は分けて所持する(現金もなるべく分散させる)。
(13)車を利用する際の注意事項
  ア 車内には外から見えるところに荷物を置かない。
  イ 車内に荷物を置いて車を離れない。
  ウ 助手席に座る場合は膝の上にバッグを置かない。
  エ 車から離れる時はドアをロックし、窓も完全に閉めておく。
  オ 車の乗降時には、周囲に怪しいものがいないかよく確認する。
  カ 路上駐車は避け、係員のいる駐車場を利用する。

6 テロ・誘拐
  テロ・誘拐については、テロ・誘拐情勢(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_242.html )をご確認ください。

7 安全の手引き
  在留邦人向け安全の手引き
  在ウルグアイ日本国大使館が在留邦人向けに作成した「安全の手引き」(https://www.uy.emb-japan.go.jp/files/100160259.pdf )を参照してください。

 手続や規則に関する最新の情報については、駐日ウルグアイ大使館(電話:03-3486-1750)にお問い合わせください。

1 査証
  90日以内の短期滞在の場合は無査証で入国できます。
  新型コロナウイルス感染症対策のため、入国制限措置や入国に際しての条件・行動制限がとられていることがありますので、最新の情報
https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html )を事前にご確認ください。

2 出入国審査
  ウルグアイ入国に際し、入国カードは廃止されました。
  入国審査の際、IC式旅券を所持している場合は自動ゲートを利用することが可能です。ただしこの場合、旅券には入国日が記された入国スタンプが押されませんので、入国スタンプが必要な場合は、係官のいる窓口で入国審査を受けてください。

3 外貨申告
  1万米ドル相当額を超える外貨の持込み・持出しをする場合は、税関への申告が必要です。申告用紙は税関事務所にあります(航空機内でも入手可)。

4 通関
  持込みできない物は、麻薬類、銃器などの禁制品のほか、種、花、その他の植物、肉、野菜、果物、乳製品等です。事前に手続きを行えば、狩猟目的の銃器(猟銃)、動植物の持込みは可能です。
  猟銃:ウルグアイ国家銃器登録局
https://www.aduanas.gub.uy/innovaportal/v/2437/1/innova.front/como-ingresar-con-armas-para-practicar-caza-deportiva-.html
  動植物:ウルグアイ環境省
https://www.gub.uy/tramites/solicitud-permiso-cites#:~:text=tr%C3%A1mite%20en%20l%C3%ADnea-,Requisitos,%2C%20ciudad%2C%20c%C3%B3digo%20postal
  免税品の限度は、アルコール類(ワイン、シャンパン等以外の蒸留酒に限る)が6リットル、タバコが4カートンとなっています。
  500米ドル相当額以上の物品を持込む場合には、手続きが必要になることがありますので、詳しくは税関にお問い合わせ下さい。

1 滞在時の各種申請等
  旅行者など短期滞在(90日以内)の場合は手続きの必要はありません。
  90日を超える滞在を希望する場合は、移民局への申請が必要です。
  また、外国人が就労等の目的で滞在する際には、移民局への申請手続のため戸籍謄本、警察証明等各種書類が必要となります。

2 写真撮影の制限
  一般的に写真撮影の制限はありませんが、禁止場所には看板等が設置されていますのでご注意下さい。政府施設あるいは各国在外公館等を撮影すると注意される場合があります。

3 麻薬類の取締法規
  麻薬類の持込み、持出し(密輸)は厳しく罰せられます。
  ウルグアイでは2013年に大麻の栽培と販売が合法化され、2017年7月から国内の指定薬局で購入できるようになりましたが、大麻の合法的な入手が許可されているのは、18歳以上のウルグアイ国民及び永住権を持つ外国人のみで、観光客が合法的に入手することはできません。

4 交通マナー
  交通マナーは日本より悪く、特にラプラタ川沿いの道路(ランブラ通り)は高速で走行している車が多いので注意が必要です。
  横断歩道では信号がなくても歩行者が絶対優先です(歩行者は車が止まるという前提で横断する)ので、車を運転する際は注意して下さい。

5 その他の注意事項
  旅券の盗難・紛失防止のため、原本はホテルのセーフティーボックス等安全な場所に保管し、コピーを携行してください。

6 ハーグ条約
  ウルグアイは、国境を越えて不法に連れ去られた子の返還の仕組み等を定める「国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約(ハーグ条約)」の締約国です。  一方の親の監護権を侵害する形で子どもをハーグ条約締約国から他のハーグ条約締約国へ連れ去りまたは留置した場合は、原則的に子は元の居住国に返還されることとなります。詳しくは、ハーグ条約についての詳細(http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/hague/index.html )をご参照ください。    

7 在留届
  ウルグアイに3か月以上滞在される方は、緊急時の連絡などに必要ですので、到着後遅滞なく在ウルグアイ日本国大使館に「在留届」を提出してください。また、住所その他届出事項に変更が生じたとき、または日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には、必ずその旨を届け出てください。在留届の届出は、オンラインによる在留届電子届出システム(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet )による登録をお勧めしますが、郵送、ファックスでも行うことができますので、在ウルグアイ日本国大使館まで送付してください。

8 たびレジ
  在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む)は、外務省海外旅行登録「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/ )。「たびレジ」に渡航期間・滞在先・連絡先等を登録すると、滞在先の最新の安全情報がメールで届き、緊急時には在外公館からの連絡を受けることができます。安全情報の受け取り先として、家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので、併せてご活用ください。

1 国民性等
  ウルグアイ国民の大半はスペイン系またはイタリア系の白人です。宗教については、信仰の自由が保証されていますが、国民の大部分がカトリック教徒です。
2 気候
  ウルグアイは南半球に位置しているため、季節は日本とは逆です。夏期(12~3月)の平均気温は約23℃で、冬期(6~9月)の平均気温が10℃を下回ることはあまりありません。ただし、一日の中で寒暖差が大きいこともありますので、外出時の服装には注意が必要です。

3 医療事情
  ウルグアイの医療事情(https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/cs_ame/uruguay.html )をご確認ください。

4 医薬品の持ち込み、持ち出し
  医療用麻薬を含む医薬品の携帯による持ち込み、持ち出しの手続きについては厚生労働省のホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/yakubuturanyou/index_00005.html )をご確認ください。

◎ 警 察 911(国道警察:108)
◎ 救急車 105
◎ 消防車 104
◎ 在ウルグアイ日本国大使館
  598(国番号)-2418-7645(代表)

○外務省領事サービスセンター
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(外務省代表)03-3580-3311(内線)2902、2903

(外務省関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)5145
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○領事局ハーグ条約室(一般案内窓口)03-5501-8466
○海外安全ホームページ
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
○在ウルグアイ日本国大使館
住所:Bulevar General Artigas 953, Montevideo, Uruguay
電話:2418-7645
国外からは(国番号598)-2418-7645
FAX: 2418-7980
国外からは(国番号598)-2418-7980
ホームページ:http://www.uy.emb-japan.go.jp/index_japones.html

※本情報記載の内容(特に法制度・行政手続き等)については、 事前の通告なしに変更される場合もありますので、渡航・滞在される場合には、渡航先国の在外公館または観光局等で最新情報を確認してください。

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