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ウルグアイ
テロ・誘拐情勢

更新日 2024年05月15日

1 概況
(1)ウルグアイでは、1960年代後半から1970年代前半まで、共産系武装革命組織ツパマロスが政府、外交団等の要人の誘拐、銀行襲撃等のテロ活動を頻繁に展開していましたが、軍によって同組織が一掃されて以降、テロ事件が発生したとの報告はありません。ウルグアイでは殺人、強盗等の一般犯罪には継続して注意が必要なものの、テロと認定できるような事案の発生は現時点ではありません。
(2)現在までのところ、一部の過激思想を有する反政府活動は確認されているものの、テロ組織や大規模な反政府武装組織による活動は確認されていません。
(3)2015年以降、ウルグアイでは誘拐事件は発生していません。以前は、短時間誘拐(ATM機に連れて行き、現金を引き出させた後解放するもの等)の被害が発生していましたが、現在、同犯罪被害は報告されていません。
(4)上記の状況の下、現下の国際情勢等も踏まえつつ、治安当局は所要の警戒を行っています。

2 各組織の活動状況または各地域の治安情勢
 「1 概況」のとおり。

3 誘拐事件の発生状況
2015年以降、ウルグアイでは誘拐事件は発生していません。いわゆる短時間誘拐(ATM機に連れていき、現金を引き出させた後解放するもの等)については、2017年に、アルゼンチンで行われた手口を模倣し、当地でも同被害が複数報告されていましたが、それは一時的なものであり、現在、同犯罪被害は報告されていません。
なお、外国人を標的とした誘拐事件の発生は確認されていませんが、外国人が多数訪れる観光シーズン(通称:Verano Azul 12月~2月)においては、外国人観光客を標的とした短時間誘拐を含む一般犯罪が増加する可能性もあることから、十分な注意が必要です。

4 日本人・日本権益に対する脅威
これまでに、ウルグアイにおいてテロによる日本人の被害は確認されていませんが、テロによる日本人の被害は、シリアやアフガニスタンといった渡航中止勧告や退避勧告が発出されている国・地域に限りません。テロは、日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており、これまでもチュニジア、ベルギー、バングラデシュ、スリランカ等においてテロによる日本人の被害が確認されています。
近年は、軍基地や政府関連施設だけでなく、警備や監視が手薄で一般市民が多く集まる場所(ソフトターゲット)を標的としたテロが世界各地で頻発しています。これらは組織性が低い単独犯によるテロが多く、事前の取締りが難しいため、今後も継続することが懸念されます。
特に、観光施設周辺、イベント会場、レストラン、ホテル、ショッピングモール、公共交通機関、宗教関連施設等は、警備や監視が手薄で不特定多数の人が集まるため、テロの標的となりやすく、常に注意が必要です。
テロはどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロ・誘拐に巻き込まれることがないよう、「たびレジ」、海外安全ホームページ、報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切かつ十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。

テロについて

「テロ」について国際的に確立された定義は存在しませんが、一般には、特定の主義主張に基づき、国家等にその受け入れを強要する又は社会に恐怖等を与える目的で行われる人の殺傷行為等を指すとされています。本情報は、このようないわゆる「テロ」に該当するか否かにかかわらず、外務省が報道等の情報に基づいて、海外に渡航・滞在される邦人の方々の安全確保のための参考として編集したものであり、本情報の内容がそのまま外務省の政策的な立場や認識を反映するものではありません。
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