ラトビア | Latvia > 安全対策基礎データ

※本情報記載の内容(特に法制度・行政手続き等)については、 事前の通告なしに変更される場合もありますので、渡航・滞在される場合には、渡航先国の在外公館または観光局等で最新情報を確認してください。

● 犯罪発生状況、防犯対策


1. ラトビア国家警察の発表によると,2017年の犯罪件数は44,250件(2016年 45,639件, 2015年 47,406件)で,年々減少傾向であり,またヨーロッパの大都市と比べれば比較的安全であるといえますが,大使館への邦人被害の報告は,夏の観光シーズン中のスリ,窃盗事件が多い状況にあります。スリ,窃盗等は,気のゆるみから被害に遭うこともありますので,常に身の回りに注意しておくことが肝心です。

[日本人の被害例]
(1)エストニア,リトアニア等の近隣諸国から,長距離バスでラトビア・リガ市のバスターミナルに到着し,バスからスーツケース等の荷物が下ろされるのを待っている間に,手荷物の中から貴重品が盗まれた。
(2)バスターミナルから町の中心部に向かって歩いていたところ,通りがかりの男に話しかけられ,そのすきに背負っていたリュックのポケットからポータブル・オーディオをすられた。
(3)リガ中央バスターミナル内の有料トイレ(個室)を利用していたところ,見知らぬ男に施錠していた扉を強引に開けられ,床に置いていた所持品一切を奪われた。
(4)市内のファーストフード店で,アジア系の男女からケチャップのようなものが衣服に付いていると声を掛けられ,鞄を席に置いたまま洗面所に衣服を洗いに行ったが,席に戻ると荷物がなくなっていた。
(5)ホテルでの朝食バイキングで,席に荷物を置いたまま食事を取りに行ったら,荷物がなくなっていた。
(6)リガ市内中央駅・バスターミナル・中央市場付近の地下道で,ラトビア人風の若者に写真を撮ってほしいと頼まれ,写真を撮っているうちにハンドバックの中から貴重品を盗まれた。
(7)中央駅近くの地下道にて,後ろから近付いてきた女に所持品を盗まれそうになった。
(8)リガ中央駅のホームでバッグの中にあった財布を盗まれた。
(9)リガ旧市街をグループで散策中,手首に下げていたカメラを人混みの中ですられた。
(10)宿泊していたユースホステルの部屋に南京錠でチャックを閉じたリュックを置いて外出したところ,帰宅するとリュックがナイフ等で切り裂かれ,中にあったパスポートや現金を盗まれた。

2.防犯のための注意事項・対策
(1)首都リガの旧市街,中央駅,中央市場などの人混みの中を歩く時は,スリ,ひったくり,置き引きに注意することが必要です。また,人通りが少ない時間帯や場所は避け,バスターミナルやその周辺では特に注意が必要です。
(2)夏の観光シーズンには,旧市街地域や中央駅周辺において,浮浪者,薬物中毒者や酔っぱらいの数が増加する傾向があります。特に夜間の旧市街では,酔っぱらいによる突発的な傷害事件も時折見られます。こうした人物を見かけた場合は,目を合わさず,速やかに離れてください。
(3)路面電車,バス,トロリーバスなどが主な公共交通手段ですが,車内でスリにあわないよう,バッグなどの所持品は身体の前に抱えるように持つなどして気をつけてください。特に見知らぬ人が声を掛けてきた時には,それに気を取られているすきにスリを働こうとする人が近くにいる可能性もあると考えて注意することが必要です。

3.  これまでに,ラトビアにおいてテロによる日本人の被害は確認されていませんが,近年,シリア,チュニジア,バングラデシュにおいて日本人が殺害されるテロ事件が発生しています。また,テロは,日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており,特に,近年では単独犯によるテロや,一般市民が多く集まる公共交通機関等(ソフトターゲット)を標的としたテロが頻発していることから,こうしたテロの発生を予測したり未然に防ぐことが益々困難となっています。
 このようにテロはどこでも起こり得ること及び日本人が標的となり得ることを十分に認識し,テロの被害に遭わないよう,海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

● 査証、出入国審査等


(手続きや規則に関する最新の情報については,駐日ラトビア大使館(03-3467-6888, URL: http://www.mfa.gov.lv/en/japan )にご確認ください。)

1.(1)日本とラトビアの間には査証免除取極が締結されているため,観光や知人訪問などを目的とした90日以内の滞在については,査証の取得が不要です。また,2013年7月19日から,短期滞在査証免除の対象者についても,有効期間が出国予定日から3か月以上残っており,かつ,10年以内に発行された渡航文書(パスポート)を保持していることが必要です。
(2)なお,ラトビアが加盟しているシェンゲン協定に関し,2013年10月18日から,同域内において査証を必要としない短期滞在については,「あらゆる180日の期間内で最大90日間を超えない」との規定が適用されます(従来は,「最初の入域の日から6か月のうち最大3か月の間」であった規定が変更となったもの)。
※シェンゲン協定域内国:26カ国
アイスランド,イタリア,エストニア,オーストリア,オランダ,ギリシャ,スイス,スウェーデン,スペイン,スロバキア,スロベニア,チェコ,デンマーク,ドイツ,ノルウェー,ハンガリー,フィンランド,フランス,ベルギー,ポーランド,ポルトガル,マルタ,ラトビア,リトアニア,ルクセンブルク,リヒテンシュタイン
(3)シェンゲン協定域外から域内に入る場合,最初に入域する国において入国審査が行われ,その後のシェンゲン協定域内の移動においては原則として入国審査が行われません。
 しかし最近,ドイツ以外のシェンゲン協定域内国に長期滞在を目的として渡航した邦人が,経由地であるドイツで入国審査を受ける際に,ドイツで入国管理当局から(ア)最終滞在予定国の有効な滞在許可証,又は(イ)ドイツ滞在法第4条のカテゴリーD査証(ナショナル・ビザ)の提示を求められ,これを所持していないために入国を拒否される事例が発生しております。
 このため,現地に到着してから滞在許可証を取得することを予定している場合には,注意が必要です。
 ドイツ以外の国では同様の事例は発生しておりませんが,シェンゲン協定域内国での長期滞在を目的に渡航する場合には,滞在国及び経由国の入国審査,滞在許可制度の詳細につき,各国の政府観光局,我が国に存在する各国の大使館等に問い合わせるなどし,事前に確認するようにしてください。

シェンゲン協定の詳細等につきましては駐日欧州連合代表部(電話:03-5422-6001,URL:http://www.euinjapan.jp/ ),ラトビアの措置に関する情報は駐日ラトビア大使館に問い合わせて必ず確認することをお勧めします。
※参考:外務省ホームページ『欧州諸国を訪問する方へ』(http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/page4_000122.html

2. 観光・商用などの短期滞在以外の目的により入国する場合には査証が必要となりますので,査証取得に必要な手続き等を事前に駐日ラトビア大使館等に照会してください。ラトビア外務省のホームページにおいても,ラトビアの査証に関する情報(ラトビア語及び英語)が掲載されています(ラトビア外務省ホームページ:http://www.mfa.gov.lv/en/consular-information/obtaining-visas/documents-required-when-applying-for-a-visa

3. ラトビア出入国の際に現金で10,000ユーロ以上所持している場合は,外貨申告を行う必要があります。申告に必要な書類は出入国事務所に設置されています。

4. 通関は自己申告制を採っていますが,荷物検査は抜き打ちで実施される場合があります。持ち込みが禁止されている物は,銃器,麻薬などです。
 また,次のとおり酒類・タバコ等についてEU域内から及び域外からの持ち込み限度があります。
(1)EU域内からの持ち込み限度
ア 紙巻きタバコ:800本,小型葉巻:400本,葉巻:200本,刻みタバコ:1キログラム
イ ビール:110リットル,ワイン:90リットル(内スパークリングワインは60リットルまで),度数が22%以下のアルコール:20リットル,度数が22%以上のアルコール:10リットル,コーヒー:10キログラム,ソフトドリンク(ノン・アルコール飲料):110リットル
(2)EU域外からの持ち込み限度(空路)
ア 紙巻きたばこ:200本,または,小型葉巻:100本,又は,葉巻:50本,又は,刻みたばこ:250グラム(タバコ類を組み合わせることも可。例:「紙巻きタバコ100本と小型葉巻50本」)
イ ビール:16リットル,ワイン:4リットル,蒸留酒A:1リットル(アルコール度数22%以上,又は度数80%以上の非変性スピリッツ酒),又は,蒸留酒B:2リットル(アルコール度数22%未満,ワイン,アペリティフ,スパークリングワイン,リキュールワイン等)
 なお,通関についての規制等詳細は,渡航の際に,ラトビア歳入庁ホームページ:https://www.vid.gov.lv/old/default.aspx?tabid=9&id=4922&hl=2 にて最新の情報をご確認ください。

● 滞在時の留意事項


1. 麻薬の持ち込み,所持,持ち出しは厳禁です。

2. 許可された場所(レストラン,バーなど)以外の公共の場所(公園,歩道など)での飲酒やアルコール飲料の開封は法律で禁止されています。

3. 軍事施設や国境警備地帯への立ち入り,写真撮影は控えてください。
 テロ対策のため,空港,発電所,政府の建物,ライフライン維持のための設備の写真撮影も禁止されています。

4. ラトビアで就労するためには,適正な査証の取得など正式な手続きを行う必要があります。

5. 旧市街での両替時,または露店やタクシーでお釣りを受け取る際には,受領金額が正確か注意してください。

6. EU(欧州連合)加盟国中でも,比較的死亡交通事故発生率が高く,道路を横断する際や,車を運転する際に細心の注意が必要です。
(1)道路事情
 都市間の幹線道路やリガ市内の主要道路も含め,随所に陥没や凹凸があり,走行中の自動車はこれらを避けようとして,予期せぬ動きをとることがあります。また,車道の白線が消えている場所もあり,無意識のうちに対向車線にはみ出し対向車と正面衝突したり,本来は一車線走行の道が二車線走行として使われ,併走する車や対向車と衝突するといった事故も発生しています。
 リガ市内や地方の主要都市には左折禁止の交差点や一方通行の道路が大変多く,また,交通標識も見えにくかったりするため,十分に確認して注意する必要があります。こうした事情もあり,短期滞在者による運転はなるべく避ける方が安全です。

(2)公共交通機関
 リガ市内を移動するために公共交通機関(路面電車,トロリーバス,バス)を使う機会がある場合は,必ず乗車券を購入してください。交通当局による抜き打ちの検札が頻繁に行われており,無賃乗車が見つかった場合,正規運賃の数十倍の額が罰金として徴収されます。
 また,週末の運行間隔は平日と比べて少なくなり,特にリガ市郊外や地方都市では極端に少なくなります。こうした情報が目立つ場所に掲載されないこともありますので,週末に遠出する際は,あらかじめ運行情報を確認する必要があります。

● 風俗、習慣、健康等


1. 多くのロシア系住民(総人口の約25%)が住んでいるという状況をもたらした歴史的経緯(帝政ロシア領土への併合(1795年),ソビエト連邦への併合(1940年))を踏まえ,民族間の感情に留意する必要があります。

2. ラトビアは高緯度に位置しており,冬の気候は厳しく,最寒期には摂氏マイナス30度近くまで冷え込むことがあります。外出の際には暖かい服装が必要ですが,建物内では暖房が効いており室内と室外の温度差が激しいので,着脱しやすい服装に心がける必要があります。また,冬は雪や凍結により路面が大変滑り易くなることにも注意が必要です。

3. 水道は市街部では完備していますが,水道水には石灰成分が多いため,飲料水はミネラルウォーターを利用する方が安心です。

4. 日本にない風土病としてダニ脳炎があります。森林などに生息するマダニが媒介して発症する病気で,毎年死亡者が出ています。リガ市を含めラトビアのすべての地域で感染の可能性があります。ダニの繁殖期である春から秋にかけて,森林や薮などに入る際には長袖,長ズボン,帽子などを着用し,肌を露出せずマダニに咬まれないように注意してください。長期間ラトビアに滞在する場合はダニ脳炎ワクチンの接種をする方が安心です。初期免疫のために3回の接種が必要になります。その他必要な予防接種等については,以下の厚生労働省検疫所ホームページを参考にしてください。
◎感染症情報(http://www.forth.go.jp

5. 英語が十分通じる医療機関は少なく,一般的にラトビア語またはロシア語での受診となりますので,これらの言語を解さない場合は通訳を同伴する方が安心です。なお,ラトビアの衛生・医療事情等については,「世界の医療事情」を参照ください。
  http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/europe/latvia.html

● 緊急時の連絡先


◎総合:電話112 (固定・携帯両方対応)
◎警察:電話02(固定電話から),110(携帯電話から)
◎救急車:電話03(固定電話から),113(携帯電話から)
◎消防:電話01(固定電話のみ連絡可)
◎在ラトビア日本国大使館:電話6781-2001/2002
  国外からは(国番号371)-6781-2001/2002

※在留邦人向け安全の手引き
 現地の在外公館(日本大使館・総領事館等)が在留邦人向けに作成した「安全の手引き」(http://www.lv.emb-japan.go.jp/files/000157778.doc )も御参照ください。

(問い合わせ先)


○外務省領事サービスセンター
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(外務省代表)03-3580-3311(内線)2902,2903


(外務省関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)2853
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○領事局政策課(感染症関連)(内線)5367
○外務省海外安全ホームページ
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版)
  https://www.anzen.mofa.go.jp/sp/index.html (スマートフォン版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
○在ラトビア日本国大使館:
 住所:Vesetas iela 7, Riga LV-1013, Republic of Latvia
 電話:6781-2001/2002
  国外からは(国番号371)-6781-2001/2002
 ファックス:6781-2004
  国外からは(国番号371)-6781-2004
 ホームページ:http://www.lv.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html