スロベニア | Slovenia > 安全対策基礎データ

※本情報記載の内容(特に法制度・行政手続き等)については、 事前の通告なしに変更される場合もありますので、渡航・滞在される場合には、渡航先国の在外公館または観光局等で最新情報を確認してください。

● 犯罪発生状況、防犯対策



1.スロベニアは,比較的治安が良いと言われていますが,人口あたりの犯罪発生率は日本の約4倍に上ります。(スロベニアの犯罪件数:2014年 87,474件
:2015年 68,810件:2016年 61,675件)
邦人旅行者が,パスポートや財布を盗まれるスリ被害や置き引きが多発しています。
 過去には,首都リュブリャナ近郊などで爆弾事件等が発生しており,2012年末から2013年にかけては,リュブリャナ等の都市を中心に大規模な反政府デモが多数開催されましたが,現在は落ち着いています。
2.防犯対策は次のとおりです。
(1)スリ
背中に背負ったカバンから財布やパスポートをすられる被害が多発しています。人混みでは,カバンは体の前でお持ちください。特に,リュブリャナ中心部のマーケット周辺は,スリが多発していますので,ご注意ください。
(2)置き引き
 列車や市内バスの中,ホテルの朝食ビュッフェ会場で座席に置いたバッグが目を離した隙に盗まれた,グループで会食中,座席背もたれにかけたバッグが誰も気づかないうちに盗まれた,という被害が報告されています。同行者がいる場合でも,自身の荷物からは目を離さないようにしてください。
(3)その他
 ナイトクラブ周辺で麻薬取引が行われることが多いと言われています。絶対に麻薬の入手,使用を試みることはしないで下さい。また,犯罪に巻き込まれないためにも,興味本位で,周囲に近づいたりしないでください。

3.スロベニアは,2015年から2016年にかけて,シリア等から欧州を目指す難民・移民の移動ルート(いわゆる「バルカンルート」)の一部となり,合計で50万人近くが通過しました。2017年11月現在,状況は落ち着いていますが,不法入国の数は増加傾向にあります。(不法入国件数(大量移民の通過を除く):2015年 475件
:2016年 1,148件:2017年9月末 1,439件)

4.これまでに,スロベニアにおいて日本人・日本権益を直接標的としたテロ事件は確認されていませんが,近年,シリア,チュニジア及びバングラデシュにおいて日本人が殺害されたテロ事件や,英国,フランス,ドイツ,ベルギー,トルコ,インドネシア,フィリピン等,日本人の渡航者が多い国でもテロ事件が多数発生しています。このように,世界の様々な地域でイスラム過激派組織によるテロがみられるほか,これらの主張に影響を受けた者による一匹狼(ローンウルフ)型等のテロが発生しており,日本人・日本権益が標的となり,テロを含む様々な事件の被害に遭うおそれもあります。このような情勢を十分に認識して,誘拐,脅迫,テロ等に遭わないよう,また,巻き込まれることがないよう,海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め,日頃から危機管理意識を持つとともに,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

● 査証、出入国審査等


(手続や規則に関する最新の情報については,駐日スロベニア大使館(電話:03-5468-6275)(URL:http://tokyo.embassy.si/index.php?id=48&L=1 )にお問い合わせください。)

1.日本とスロベニアの間には査証免除取極があり,観光などの非営利活動目的による3か月以内の滞在については査証が不要です。

2.なお,スロベニアが加盟しているシェンゲン協定に関し,2013年10月18日より,同域内において査証を必要としない短期滞在について,「あらゆる180日の期間内で最大90日間を超えない」との規定が適用されています(以前は,「最初の入域の日から6か月のうち最大3か月の間」であった規定が変更となったもの)。これにより,無査証で滞在できる期間は最大「90日」となり,過去180日の期間内での滞在日数もすべて滞在日数として算入されることになります。
 また,2013年7月19日より,短期滞在査証免除の対象者についても,有効期間が出国予定日から3か月以上残っており,かつ,10年以内に発行された渡航文書(パスポート)を保持していることが必要となっております。
※参考:外務省ホームページ『欧州諸国を訪問する方へ』(http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/page4_000122.html

3.シェンゲン領域内の移動に際しては,入国審査の有無にかかわらず,パスポートを常に携行する必要があります。シェンゲン領域内において,旅券を紛失(盗難を含む)した場合には,速やかに旅券を紛失した場所(国)において,現地警察などへ届出るとともに,最寄りの在外公館にて旅券または帰国のための渡航書の発給手続きを行って下さい。

4.シェンゲン協定域外から域内に入る場合,最初に入域する国において入国審査が行われ,その後のシェンゲン協定域内の移動においては原則として入国審査が行われません。
 しかし,ドイツ以外のシェンゲン協定域内国に長期滞在を目的として渡航した邦人が,経由地であるドイツで入国審査を受ける際に入国管理当局から,(1)最終滞在予定国の有効な滞在許可証,(2)ドイツ滞在法第4条のカテゴリーD査証(ナショナル・ビザ)(※注),又は(3)同D査証に相当する滞在予定国の長期滞在査証の提示を求められ,これを所持していないために入国を拒否される事例が発生しております。
 このため,現地に到着してから滞在許可証を取得することを予定している場合には,注意が必要です。
 ドイツ以外の国では同様の事例は発生しておりませんが,シェンゲン協定域内国での長期滞在を目的に渡航する場合には,滞在国及び経由国の入国審査,滞在許可制度の詳細につき,各国の政府観光局,日本にある各国の大使館等に問い合わせるなどし,事前に確認するようにしてください。
(※注)ドイツ滞在法第4条カテゴリーD査証:ナショナル・ビザ
 ドイツに3ヶ月以上長期滞在する場合のビザ。同ビザ保有により,(1)ビザの発行目的によってドイツでの永久ないし一時滞在,(2)シェンゲン協定域内国のトランジット又はドイツへの入国許可を取得。

○シェンゲン協定域内国:26カ国
アイスランド,イタリア,エストニア,オーストリア,オランダ,ギリシャ,スイス,スウェーデン,スペイン,スロバキア,スロベニア,チェコ,デンマーク,ドイツ,ノルウェー,ハンガリー,フィンランド,フランス,ベルギー,ポーランド,ポルトガル,マルタ,ラトビア,リトアニア,ルクセンブルク,リヒテンシュタイン

 シェンゲン協定の詳細等については駐日欧州連合代表部(電話:03-5422-6001,URL:http://www.euinjapan.jp/ ),スロベニアの措置に関する情報は駐日スロベニア大使館に問い合わせて確認することをお勧めします。

5.通関は,「観光旅行のための通関上の便宜供与に関する条約(1954年)」に基づき,身の回り品について免税措置がとられています。

6.2014年3月よりスロベニアの薬事法が改正され,医薬品の個人使用目的によるEU圏内への持ち込み,及びEU圏外への持ち出しに関する規定が変更されました。詳しくは,在スロベニア日本国大使館のホームページ(http://www.si.emb-japan.go.jp/website_jp/doc/ryoji/iyakuhin.pdf )をご覧ください。


● 滞在時の留意事項


1.滞在査証を必要としない3か月以内の滞在であっても,ホテルなど旅行者用の施設として登録された場所以外に滞在する場合は,入国後3日以内に滞在地を管轄している警察署にパスポートを持って滞在先を届け出ることが義務付けられています。

2.防衛関連施設の撮影は禁止されています。

3.日本と同様に麻薬の売買・使用等は犯罪行為であり,厳しく取り締まられています。

4.不法就労者は,発見され次第,国外退去処分となります。

5.(1)スロベニアに3か月以上滞在される方は,緊急時の連絡などに必要ですので,到着後遅滞なく在スロベニア日本国大使館に「在留届」を提出してください。また,住所その他の届出事項に変更が生じたとき又は日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には,必ずその旨を届け出てください。在留届の届出は,在留届電子届出システム(ORRネット,http://www.ezairyu.mofa.go.jp/ )による登録をお勧めします。また,郵送やファックスによっても行うことができますので,在スロベニア日本国大使館まで送付してください。
(2)在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む)は,外務省海外旅行登録「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/ )。「たびレジ」に渡航期間・滞在先・連絡先等を登録すると,滞在先の最新の安全情報がメールで届き,緊急時には在外公館からの連絡を受けることができます。安全情報の受け取り先として,家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので,併せてご活用ください。

6.スロベニアは,国境を越えて不法に連れ去られた子の返還の仕組み等を定める「国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約(ハーグ条約)」の締約国です。一方の親の監護権を侵害する形で子どもを常居所地国であるハーグ条約締約国から他のハーグ条約締約国へ連れ去り又は留置した場合は,原則的に子が常居所地国に返還されることとなります。ハーグ条約についての詳細はこちらのページをご覧下さい。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/hague/index.html

● 風俗、習慣、健康等


1.都市部での水道水は良質で,飲料水としても利用できますが,一部農村地域では化学薬品による汚染も指摘されていますので,農村地域ではミネラルウォーターの飲用をお勧めします。

2.(1)スロベニア及び近隣国(オーストリア,ドイツ,ハンガリー,チェコ,スロバキア等の中・東欧地域)の草原や森林地帯では,春から秋にかけてダニを介したウイルス性脳炎(症状は日本脳炎に似ている)に感染するおそれがあります。この脳炎に罹患すると麻痺等の後遺症が残ったり,重症型の場合は死亡するケースがみられます。

(2)以下を参考に,ダニに刺されない対策を講じることをお勧めします。
* ダニは木の低いところや草むらにいるので,特に春から秋にかけて,森や公園を散策するときは,決められた散歩道や遊歩道を歩く。
* 長袖,長ズボン,帽子及びスカーフを着用する。
* ダニよけスプレーを利用する。
* 子供を同伴する場合は,外出後,ダニに刺されていないか,全身を確認する。
* ダニに咬まれているのを見つけたら,無理に取ろうとせず,最寄りの医療機関に相談する。

(3)予防接種はスロベニア地方ヘルスケア・センターで受けることができます。ワクチンは通常3回の接種が必要で,第1回目の接種後,2週間から4週間後に第2回目,1年後に第3回目を接種します。3回の接種を受ければ3年間有効です。旅行者の場合には緊急ワクチンとして1週間から2週間の期間を空けて2度接種を受ければ,約90%の効果があります。

3.(1)医療は概ね日本の水準に達しています。スロベニアの保険未加入者は治療に先立ちデポジットを要求されます。
 万一に備え,十分な補償内容の海外旅行保険への加入をお勧めします。
(2)世界の医療情報(http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/europe/kazakh.html
において,スロベニア国内の衛生・医療事情等を案内していますので,渡航前には必ずご覧下さい。
その他,必要な予防接種等については,以下の厚生労働省検疫所ホームページを参考にしてください。
◎感染症情報(http://www.forth.go.jp/


4.道路・交通状況は良好です。

5.自動車で入国する場合は,グリーンカード(国際自動車保険)に加入しているか,スロベニアで短期保険に加入する必要があります。

6.高速道路を通行する際は,「ビニエッタ」という高速券シールを購入し,車のフロントガラスに貼付しなければなりません(詳しくは,スロベニア高速道路会社(DARS)のホームページ(英語:https://www.dars.si/Dokumenti/Dokumenti/Toll/Vignette_308.aspx )を御覧ください。なお,在スロベニア日本国大使館のホームページ(http://www.si.emb-japan.go.jp/website_jp/doc/ryoji/vinjeta2015.pdf )にも,参考情報を掲載しています。

● 緊急時の連絡先


◎警察:電話113
◎救急車,火災など警察関係以外全て:電話112

在スロベニア日本国大使館:(市外局番01) 200-8281又は8282
 国外からは (国番号386)-1-200-8281 又は8282

※ 在留邦人向け安全の手引き
 現地の在外公館(日本大使館・総領事館等)が在留邦人向けに作成した「安全の手引き」(http://www.si.emb-japan.go.jp/website_jp/doc/ryoji/anzennotebiki2015.pdf )も御参照ください。


(問い合わせ先)


(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902,2903

(外務省内関係課室連絡先)
 ○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)2306
 ○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
 ○海外安全ホームページ
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版)
  https://www.anzen.mofa.go.jp/sp/index.html (スマートフォン版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
○在スロベニア日本国大使館
  住所:Trg republike 3/XI, 1000 Ljubljana, Slovenia
  電話: (市外局番01)-200-8281又は8282
   国外からは (国番号386)-1-200-8281 又は8282
  ファックス:(市街局番01)-251-1822
   国外からは(国番号386)-1-251-1822
  ホームページ:http://www.si.emb-japan.go.jp/website_jp/index_j.html