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テロ・誘拐情勢

2017年11月13日

1.概況
 スロベニアでは、これまで国際的なテロ組織によるテロ事件は発生していません。しかし、これまで3名のスロベニア人がシリアでの戦闘に参加したことが明らかとなり、うち1名の自宅からは殺傷能力の高い自動小銃やロケットランチャー等の武器が押収されています。こうした過激派は国外の大規模なテロ組織と連携していることも懸念され、テロ事件が発生する可能性は排除されません。

2.各組織の活動状況または各地域の治安情勢
 シリア等での戦闘に参加している者には、西バルカン諸国出身者も相当数いると言われており、その数は増加しています。これらの地域から西バルカンに帰還した者たちは、自らテロを実行、または指導するおそれがあることから、スロベニアをはじめとする西バルカン地域全体にとって脅威となっています。

3.誘拐事件の発生状況
 これまで国際テロ組織等が関与した事件や、邦人・日本企業が標的となった事件は発生していません。
 しかし、外国人企業関係者が身代金目的誘拐事件の被害者となった事件が発生していることから、注意が必要です。
【誘拐発生件数】
2016年 3件  2015年 3件  2014年 5件

4.日本人・日本権益に対する脅威
 スロベニア治安当局は、現在のところ、日本人及び日本権益に対する具体的な脅威はないとしています。
 一方で、近年、シリア、チュニジア及びバングラデシュにおいて、日本人が殺害されたテロ事件や、英国、フランス、ドイツ、ベルギー、トルコ、インドネシア、フィリピン等、日本人の渡航者が多い国でもテロ事件が多数発生しています。このように、世界の様々な地域でイスラム過激派組織によるテロがみられるほか、これらの主張に影響を受けた者による一匹狼(ローンウルフ)型等のテロが発生しており、スロベニアでも日本人・日本権益が標的となり、テロを含む様々な事件の被害に遭うおそれもあります。
 このような情勢を十分に認識して、誘拐、脅迫、テロ等に遭わないよう、また、巻き込まれることがないよう、海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め、日頃から危機管理意識を持つとともに、状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。


(注記)
 「テロ」については国際的に確立された定義は存在していませんが、一般には、特定の主義主張に基づき、国家等にその受け入れを強要し、又は社会に恐怖等を与える目的で行われる人の殺傷行為等をいうものとされています。本情報は、このようないわゆる「テロ」に該当するか否かにかかわらず、外務省が、報道等の情報等に基づき、海外に渡航・滞在される邦人の方々の安全確保のための参考資料として編集したものであり、本資料の掲載内容がそのまま外務省の政策的な立場や認識を反映するものではありません。