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スーダン
安全対策基礎データ

更新日 2022年06月10日

1 犯罪発生状況
(1)主な犯罪
 首都ハルツームや各州都では、バイクの二人組によるひったくりや車上ねらいといった一般犯罪の報告があります。外国人は一般的に裕福とみられていますのでターゲットになりやすく、滞在中は細心の注意が必要です。 
(2)日本人被害例
 日本人が被害者となる事件の発生はこれまで多くはありませんが、2021年にはバイクの2人組によるひったくりによって鞄を奪われる事案、警察官を装い職務質問をするふりをして現金を奪う事案がそれぞれ1件ずつ発生しています。外国人は国籍を問わず一般的に裕福であると認識されているため、犯罪行為の標的とされる可能性は否定できません。
(3)犯罪被害危険地域
 一般犯罪のうち、ひったくりや車上ねらいに関しては、ハルツーム全域で注意が必要です。特に人が多く集まる市場や空港、バスターミナルでは、スリ・置引き等に対する警戒が必要です。また、このような場所では、些細な出来事が大きな騒乱へと発展し、事件・事故に巻き込まれる可能性もありますので、常に周囲の状況を把握するように努めてください。
(4)防犯対策
 日本人が被害に遭う可能性の高い犯罪は、ひったくり、スリ、置引き、車上ねらい、空き巣等の窃盗犯罪ですが、仮に被害に遭った場合、盗まれた物品等の回復は極めて困難です。そのため、次のような点に留意し、自衛を心掛ける必要があります。
ア 外出する場合、自宅及びホテルの自室の施錠を確実にする。乗車時は、タクシーも含め必ずドアロックをする。
イ 人前で現金を数えない。財布を出さない。不必要な貴重品は持ち歩かない。携行品には常に注意を払う。車を駐車する場合は、車内に荷物を残さない。
ウ 騒乱に巻き込まれないためには、人が多く集まる場所にはできるだけ近づかず、万一、そのような場面に遭遇した際には、興味本位で近づかず、速やかに安全な場所(ホテル等)に避難する。
エ 特に女性の場合は、肌を露出したり、高価な貴金属を身につける等、人目に付く服装は控える。
オ 夜間の外出は極力避けるとともに、万一、外出しなければならない場合は、近い場所であっても徒歩での移動は避け、複数かつ自動車を利用する(ハルツーム市内には野犬が多く、その点からも徒歩での外出は避ける方が良い)。

2 テロ
 スーダンにおけるテロ・誘拐については、「テロ・誘拐情勢(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_107.html )」をご確認ください。

※ 在留邦人向け安全の手引き
 現地の在外公館(日本大使館・総領事館)が在留邦人向けに作成した「安全の手引き(https://www.sdn.emb-japan.go.jp/files/100013276.pdf )」もご参照ください。

・査証や出入国に関する手続や規則の最新の情報は、駐日スーダン大使館(電話:03-5729-6170または03-5729-2200)にご確認ください。
・新型コロナウイルス感染症対策のため、入国制限措置や入国に際しての条件・行動制限措置がとられることがありますので、最新の情報(https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html )を事前にご確認ください。

1 査証
 スーダンへの入国のためには、渡航目的にかかわらず、事前に入国査証を取得する必要があり、査証を取得するには、パスポートの残存有効期間が3か月以上必要となります。原則として、入国時に空港で査証を取得することはできませんので、駐日スーダン大使館等で取得の上、渡航してください。
 入国査証の滞在期間を超えて引き続き滞在を希望する場合は、入国後、スーダン内務省において滞在期間延長手続を行う必要があります。
 査証の発給には相当の日数を要するので、日数に余裕を持って申請する必要があります。また、スーダンに長期滞在されている方で、一時帰国等のため出国する場合には、スーダン国民と同様に事前に出国ビザ(再入国許可)を取得する必要がありますので、該当される方は、入国管理事務所等で手続を行ってください。

2 出入国審査
 スーダンとイスラエルは国交正常化に向けて努力することに合意しましたが、いまだ入国審査の際、イスラエルへの渡航歴が判明した場合は、入国を拒否される可能性があります。
 出国審査では、国外へ持ち出す現金の有無を聞かれる場合があります。スーダンの国内法上、3,000米ドル相当以上の通貨を国外へ持ち出す場合には、別途申告手続を行う必要があります。

3 為替等
 スーダンの公用通貨はスーダン・ポンド(SDG)であり、米ドルやユーロからスーダン通貨への交換は、銀行、両替所及び一部のホテルで可能です(日本円からの換金は不可)。公定レートは、1米ドル当たり567スーダン・ポンド(2022年5月末現在)となっています。なお、治安機関はブラック・マーケットに対する取締りを強化しております。ブラック・マーケットでは偽造紙幣も出回っているなどの報告もあるため、無用なトラブルを避けるためにも銀行など正規の金融機関をご利用ください。 
 デビットカードやクレジットカード(VISA)を使える店が3、4軒ありますが、ほとんどの場所で使えませんので、ご注意ください。ATMを利用してのキャッシングもほとんどの場所で不可能です。

4 通関
 通常の旅行必需品であれば問題はありませんが、新品の電化製品、カメラ、時計等を大量に持ち込むと商業目的とみなされ、没収される可能性があります。
 2021年7月の法改正により、イスラム教徒以外の飲酒が認められることになりましたが、酒類の持込みは禁止されています。煙草は2カートン、葉巻は2箱のみ持ち込めます。麻薬、銃砲刀剣類、武器、ポルノ雑誌の持込みは禁止されています。
 なお、通関の際には、禁制品の所持が疑われると、荷物を開披され入念な検査が行われます。

5 医薬品の持込み、持出し
 医療用麻薬を含む医薬品の携帯による持込み、持出しの手続については、厚生労働省の次のホームページをご確認ください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/yakubuturanyou/index_00005.html

1 外国人登録
 スーダンに入国する外国人は、滞在中に外国人登録を行う必要があります。登録料は5,300スーダンポンド、登録申請先は、市内、国境の入国管理局、ハルツーム国際空港(国際線の出国ターミナルの一室で24時間受付可能(滞在日数が3日以内の人に限る))です。(2022年5月末現在)。他にパスポートサイズの写真2枚が必要です。また、登録は空港や入国管理事務所だけでなく、宿泊するホテルによっては手続を代行してくれるところもあります。ただし、ホテルで登録する場合には、登録料に加え、手数料がかかる場合がありますので、各ホテルにてご確認ください。

2 旅行制限
 これまで国内旅行には制限があり、地方旅行をする場合には、事前に旅行許可証を取得する必要がありましたが、観光目的で滞在されている方は必要なくなりました。ただし、知人訪問やビジネス等の目的であれば、引き続き許可証が必要になりますので、ご注意ください。

3 写真撮影の制限
 軍事施設、空港、ダム、橋、宮殿等の撮影は禁止されています。それ以外の場所でも取材等で撮影する場合には、事前に観光省での写真撮影許可証を取得する必要があります。無許可で撮影しているところを発見されると、身柄を拘束されることもあります。なお、当局の指示が末端の警察官まで徹底されていないため、許可証を所持していても撮影に関し、警察官とトラブルとなることがありますので注意が必要です。

4 デモ
 スーダンでは、2021年10月25日に国軍が首相等を拘束し政権を掌握する事案が発生しました。かかる事態を受け、2022年5月末現在まで毎週のように国民による抗議デモがスーダン各地で行われています。これら国民の抗議デモに対して、国軍勢力は銃火器等を用いた実力行使によってデモ隊の鎮圧をおこなっており、デモが発生する度にデモ隊側に負傷者が発生しています。デモの開催日、デモ実施場所周辺は大変危険な状況になっているので最新のデモ情報を入手するなど細心の注意が必要です。

5  交通事情
(1)一般的交通事情
 スーダンと日本では、交通ルール(右側通行、赤信号でも右折可能等)や、交通マナー(見切り発進、二重三重の左折待ち、無理な横断等)が異なります。交通インフラが脆弱であり(道路の陥没、信号機の滅灯等)、交通環境が整っていないため、当地で車両を運転する場合には、細心の注意が必要です。
(2)主な交通機関
 公共交通機関としては列車、民営のバス、乗合タクシー(アムジャ)、タクシー、リキシャ(三輪タクシー、別名トゥクトゥク)がありますが、長距離列車については本数が少なく、また、運行時間も定まっていないため、一般的に日本人の利用には困難が伴います。バスは、バスターミナル以外にバス停はなく、常に混雑しています。また、タクシーやリキシャを利用する場合は、料金メーターが設置されていないため事前に料金交渉が必要です。
 レンタカーが利用できますが、保険付きのものは少なく、万一、交通事故が発生した場合、保障問題等でトラブルになる可能性があります。

6 各種取締法規に関する留意事項
(1)薬物(麻薬、大麻、覚醒剤等)
 麻薬、大麻、覚醒剤といった薬物の製造・輸出入・売買・所持・使用が禁止されており、薬物事犯で摘発されると、死刑を含む厳しい処罰を科せられる可能性もあるほか、営利目的の場合は財産を没収される場合もあります。
(2)不法就労
 就労する場合には、内務省と労働省の双方から就労許可を得る必要があります。外国人の無許可就労は禁止されており、摘発された場合は国外への強制退去を含む厳しい措置が課せられます。
(3)治安維持
 スーダン政府は、国内の治安維持に力を入れており、特に首都ハルツームでは、深夜になると、市の要所において、軍や警察による検問が実施されています。検問では、身分証明書の提示を求められますが、旅券やIDカード等の身分証明書を所持していない場合、確認のために最寄りの警察署等へ連行される場合がありますので、常時、身分証明書(旅券のコピーを携行する場合、身分事項欄のほか査証欄も必要)を携行するようにしてください。
(4)その他
 イスラム社会であるスーダンでは、シャリーア(イスラム法)が施行されており、飲酒、姦通等についての厳しい罰則があります。

7 在留届
 スーダンに3か月以上滞在する方は、緊急時の連絡などに必要ですので、到着後住所または居所が決まり次第遅滞なく在スーダン日本国大使館に在留届を提出してください。また、住所その他届出事項に変更が生じたとき、または日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には、必ずその旨を届け出てください。在留届の届出は、オンラインによる在留届電子届出システム(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet )による登録をお勧めしますが、郵送、FAXによって行うこともできますので、在スーダン日本国大使館宛に送付してください。

8 たびレジ
 在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む)は、「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/ )。「たびレジ」は、滞在先の最新の安全情報などを日本語のメールで受け取れる外務省のサービスです。登録した情報は、スーダンで事件や事故、自然災害等が発生し、在スーダン日本国大使館が安否確認を行う際にも利用されます。安全情報の受取先として、家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので、併せてご活用ください。

1 習慣等
 スーダンはアラブとアフリカの接点であり、首都ハルツームを中心として北部・中部はセム系アラブ人が多数を占め、イスラム教を信奉するアラブ社会を形成しています。これに対し、南部地方及び西部ダルフール地域はアフリカ系黒人が多く居住しています。
 スーダンは国土が広く(アフリカ大陸で3番目)、地方によって気候・風俗・習慣が大きく異なり、同じスーダン人であっても出身地域や部族によって様々な違いが見られます。
 なお、イスラム教では、金曜日が集団礼拝の日とされており、その機会を利用して、政治的スピーチやデモが行われ、それが大規模化、暴徒化する場合があります。また、その際、モスク等宗教施設やデモ等を狙ったテロや襲撃が行われることもありますので、特に金曜日には不用意に宗教施設等に近づかないようにしてください。

2 健康上の留意事項
 医療水準が高くありませんので、手術や専門的治療を要する病気や外傷を負った場合は可能な限り患者を医療体制の整備された国へ緊急移送するようお勧めします。このような場合に備え、十分な補償内容の海外旅行保険(緊急移送サービス付き)への加入を強くお勧めします。 
 スーダン国内の医療施設等の情報を含め、詳細については「世界の医療事情(http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/africa/sudan.html )」をご参照ください。また、そのほか必要な予防接種等については、以下の厚生省検疫所ホームページもご参考ください。
○感染症情報(https://www.forth.go.jp

◎警察
・ハルツーム州レスキュー警察(事件対応):0183-777075(当直)、999(24時間)
・ハルツーム州交通警察局(交通事故対応):0183-777777、777

◎消防
・999~警察から消防へ伝達

◎救急車:333(24時間)
(注)公的な救急搬送制度であるが、台数に限りがあり、現在地を正確に伝えることが困難であること等から、各自で車両を手配して病院へ搬送する方が確実

◎ 救急病院
・Royal Care International Hospital:0156550150/1
・Fedail Medical Center:0183766661
・Doctor's Clinic:0183475374、0183471973
・Yastabshiroon Medical Center:0183237804/5
・Al-Faisal Specialized Hospital :0120614915/4

○ 外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(外務省代表)03-3580-3311(内線)2902、2903

(外務省関係課室連絡先)
○ 領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)2853
○ 領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○ 領事局政策課(感染症関連)(内線)5367

○ 海外安全ホームページ:
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)        

(現地大使館連絡先)
○ 在スーダン日本国大使館
  住所:House No.67, Street 43, Khartoum One, Khartoum, SUDAN
  電話:(市外局番は01)83471601~2
   国外からは(国番号249)1-83471601~2
  FAX:(市外局番は01)83471600
   国外からは(国番号+249)1-83471600
  緊急電話(領事担当者):(市外局番は0)912300662
   国外からは(国番号+249)912300662
  ホームページ:http://www.sdn.emb-japan.go.jp/index_j_new.html

※本情報記載の内容(特に法制度・行政手続き等)については、 事前の通告なしに変更される場合もありますので、渡航・滞在される場合には、渡航先国の在外公館または観光局等で最新情報を確認してください。

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