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ベナンの危険情報【危険レベル継続】(内容の更新)

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更新日 2026年10月28日
危険情報
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危険レベル・ポイント

【危険レベル】
●アリボリ県バニコアラ地区、カリママ地区、マランヴィル地区、セバナ地区、カンディ地区、アタコラ県タンゲタ地区、マテリ地区、ケル地区、ボルグ県カラレ地区東部及びニッキ地区東部
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)《継続》
●アリボリ県南部・ゴグヌ地区、アタコラ県コブリ地区、アタコラ県クアンデ地区北部、ボルグ県カラレ地区西部、ニッキ地区西部、ペレレ地区及びチャウル地区東部
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。《継続》
●上記を除く地域
レベル1:十分注意してください。《継続》

【ポイント】
●北部のブルキナファソ、ニジェール等との国境地帯及びその周辺地域では、イスラム過激派テロ組織によって、国軍治安部隊に対するテロ攻撃が頻発し、治安部隊に多数の死傷者が発生しています。テロ組織は国軍だけでなく、村落への襲撃も行っており、一般市民にも死亡者や行方不明者が発生しています。これらの地域への渡航は、どのような目的であっても止めて下さい。
●北部のボルグ県のナイジェリアとの国境地帯では、同国から侵入するテロ組織及び武装集団による治安機関、教会その他の施設を狙ったテロや誘拐が頻発しています。身代金目的の誘拐も多く、外国人が標的となる可能性もあることから、同国境地帯への渡航は、どのような目的であっても止めてください。
●実質的首都機能を有する国内最大の都市リトラル県コトヌや周辺都市では、強盗や窃盗等の一般犯罪が多数報告されています。その他の地域を含めて危険レベル1の地域においても、危険を避けていただくため特別な注意が必要です。
●ベナン全土で、電気、水道、医療、教育等のインフラや行政サービスが不足しています。頻繁に停電や断水等が発生しており、生活インフラも脆弱です。

詳細

1 概況
(1)北部のパンジャリ国立公園、W国立公園及びそれらの周辺地域で、隣接するブルキナファソ南東部やニジェール南西部においてテロや誘拐を行っているイスラム過激派テロ組織が、国境を越えてベナンに侵入・攻撃を繰り返しています。テロ組織は、主に軍や治安関係機関を標的としていますが、旅行者を含む民間人にもテロ攻撃による死傷者が発生しています。また、テロ組織は国境地帯から徐々に攻撃範囲を南へと拡大しており、同組織がベナン国内に定着し始めているとの指摘もあります。テロ組織は、ベナン国内の刑務所(コトヌ、ポルトノボ等)に対する襲撃の可能性も示唆しており、治安当局が警戒を強めているとの情報があります。

(2)北部全域で、遊牧民族であるプル族(フラニ族)に関連する誘拐が発生しています。また、ナイジェリアとの国境に接するボルグ県東部では、ナイジェリアから侵入するテロ組織及び武装集団が、警察等の治安機関や教会等の施設を標的としたテロや誘拐を行っています。

(3)実質的首都機能を有する国内最大の都市であるリトラル県コトヌや首都ポルトノボ等の危険レベル1の地域における治安情勢は、近隣諸国と比較して安定していますが、強盗等の一般犯罪に十分注意する必要があります。特に一部の市場や繁華街において、ひったくりやスリ等の窃盗が多発しています。鞄を背にかける、財布をズボンの後ろポケット等に入れる等のままで行動すると被害に遭う可能性が高まるので、身の回り品は、自身の目の届く位置で携帯するよう心掛けてください。

(4)2025年12月、ベナン国軍の一部兵士によるクーデター未遂が発生し、大統領私邸が襲撃を受け、国営放送局も一時占拠されました。事件後、同クーデター未遂に関与したとして多数の野党関係者が逮捕されましたが、事件首謀者は国外に逃亡し、その身柄は確保されていません。現時点において、当地の政治・治安情勢は落ち着きを取り戻していますが、2026年5月に新大統領の下で新政権が発足し、同7月、新たな立法機関として上院が設置されたものの、新政権が安定するまでには一定の時間を要することから、情勢の急変に注意する必要があります。

(5)ベナン全土において、現時点で日本人及び日本の権益を直接標的とするテロや誘拐の脅威は確認されていませんが、上記のように、北部や国境地帯を中心にテロや誘拐が多発しています。このような状況を十分に認識した上で、テロや誘拐に巻き込まれることがないよう、外務省海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努めつつ、状況に応じて適切な安全対策を講じるよう心掛けてください。
 また、ベナンのテロや誘拐に関する情報については、テロ・誘拐情勢(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_118.html)も参照してください。

2 地域情勢
(1)北部のブルキナファソ、ニジェール、トーゴ及びナイジェリアとの国境地帯並びにその周辺(アリボリ県バニコアラ地区、カリママ地区、マランヴィル地区、セバナ地区、カンディ地区、アタコラ県タンゲタ地区、マテリ地区、ケル地区)
 レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)《継続》

ア イスラム過激派テロ組織によるテロ攻撃は、主にブルキナファソ及びニジェールとの国境地帯を中心に発生しており、2025年1月及び4月、両国とベナンの3か国の国境が交差する「トリプル・ポイント」付近の国軍基地がテロ攻撃を受け、多数の死傷者が発生しました。また、2026年3月、ニジェールとの国境近くに位置する国軍基地がテロ組織による襲撃を受けており、国境地帯におけるテロの脅威は極めて高い状態が継続しています。

イ テロ組織の標的となっているのは治安関係機関だけではありません。
 2019年5月、パンジャリ国立公園においてフランス人男性旅行者2名がテロ組織に誘拐されました。同被害者2名は、ブルキナファソ東部においてフランス軍特殊部隊により救出されたところ、その際に別の事件で誘拐されていたアメリカ人女性1名及び韓国人女性1名の旅行者も同時に救出されました。これからも分かるように、日本人を含む外国人が、今後もテロ組織の標的となる可能性は否定できません。

ウ トーゴ北東部と接する国境地帯では、テロ組織による警察署襲撃や、治安部隊とテロ組織との間で銃撃戦等が発生しています。2023年2月から10月にかけて、マテリ地区ポルガにおいて、軍や警察の治安関係者に対するテロが連続的に発生しました。
 また、2025年5月以降、同国境地帯よりやや内陸に所在するアタコラ県タヌグ等の警察署がテロ組織による襲撃を受けました。この事件は、ベナン内陸部へのテロ組織の浸透を示唆するものです。
 タンゲタ、マテリ、ギルマロ及び当該都市以北の山間部にテロリストが潜伏しているとの情報もあり、テロの脅威が高まっています。

エ 2023年5月、アタコラ県ケル地区クワバグ及びアリボリ県バニコアラ地区トゥラにおいて、テロ組織が連続的に村落を襲撃し、住民を殺害、誘拐しました。また、アリボリ県カリママ地区ルンブルンブにおいても、一般車両が即席爆発装置(IED)に接触して運転手が負傷する事件が発生しています。テロ組織の主な標的は、依然として治安機関ですが、一般住民を標的とした襲撃や誘拐も少なからず発生しています。
 ついては、上記各地域への渡航はどのような目的であっても止めてください。

(2) 北部(ナイジェリアとの国境地帯(ボルグ県カラレ地区東部及びニッキ地区東部))
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)《継続》
 
 ナイジェリア北西部では、テロ組織及び武装集団による村落等への襲撃や身代金目的の誘拐が発生しており、そうした武装集団が国境を越えてベナン国内に侵入しています。ナイジェリアと国境を接するボルグ県東部では、これらの組織による治安機関や教会等を標的としたテロや誘拐が発生しています。2025年7月には、武装集団によりボルグ県カラレ地区ダンガンジ村のカトリック教会の礼拝堂が襲撃を受け、信者1名が誘拐されるとともに、同事件直後には、同じ村の福音派教会も襲撃され、牧師1名と信者等3名が誘拐されました。
 同地域への渡航はどのような目的であれ止めてください。

(3)北部(アリボリ県南部・ゴグヌ地区、アタコラ県クアンデ地区北部)、ナイジェリアとの国境地帯の周辺地域(ボルグ県カラレ地区西部、ニッキ地区西部、ペレレ地区、チャウル地区東部)及びトーゴとの国境地帯(アタコラ県コブリ地区)
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。《継続》

ア 上記のように北部で頻発しているテロや誘拐の発生地域は、ブルキナファソやニジェール等との国境地帯から南下しています。これにより、テロ組織の勢力範囲が徐々に拡大していることが示唆されます。アリボリ県及びアタコラ県においては、国境地帯から比較的距離のある地域でも十分な注意が必要です。

イ ナイジェリアとの国境地帯の周辺地域では、テロや誘拐に加え、麻薬等の密輸に関連した事件に巻き込まれる可能性があります。
また、トーゴとの国境地帯では、テロ組織による攻撃や車両強盗等の凶悪事件が発生しています。これらの地域への不要不急の渡航は止めてください。やむを得ず渡航する場合には、特別な注意を払うとともに、十分な安全対策を講じてください。

(4)上記を除く地域
 レベル1:十分注意してください。《継続》

ア ドンガ県
 2026年7月6日、ドンガ県ジュグ地区バリエヌの警察署が身元不明の武装集団により襲撃を受けました。地元の不法集団による犯行の可能性もあり、現時点ではテロ組織による犯行であるかは不明ですが、同県の税関で、トーゴからベナン北部に向かう貨物の中に即席爆発装置に使用されるおそれのあるダイナマイトが隠匿されていたことが発見されています。

イ コトヌ(リトラル県)
 実質的首都機能を有する国内最大の都市コトヌ東部のダントッパ市場、ミセボ市場、土産物屋街等の観光客の集まる場所で、ひったくりやスリ等の犯罪が多発しています。また、同市内のゾンゴ地区や隣接するジョンケ地区(旧コトヌ駅北側)は、売春や麻薬密売が日常的に行われ、車両等の窃盗や強盗事件が発生する等、犯罪に巻き込まれるリスクが高い地区です。沿岸地域やフラコジ地区、フィジロセ地区といった周辺部は、人員不足や体制上の問題によって十分な警察・治安要員が配置されておらず、治安当局の目が届きにくくなっていることから、犯罪被害に遭うリスクが高くなっています。

ウ モノ県及びウエメ県
 トーゴ国境のイラコンジやナイジェリア国境のセメポジといったギニア湾に面した国境付近の都市は、人や物の往来が激しいことに加え、警察当局の人員体制上の問題によって十分な人員が配置されておらず、治安当局の目が届きにくくなっていることから、長年にわたり麻薬・武器等の密輸の中継基地となっています。

エ その他の地域
 その他の地域については、治安状況は比較的安定していますが、一般犯罪が各地で発生しています。ベナンでは、電気、水道、医療、教育等のインフラや行政サービスが慢性的に不足しており、頻繁に停電や断水等が発生して各家庭の生活に影響が出ています。また、燃料の高騰や不足により、ガソリンスタンドにも十分な在庫がないケースが散見されます。 
 ついては、これらの地域への渡航にあたっては、外務省海外安全ホームページや現地関係機関、報道等から最新の治安情報の入手に努め、身の回りの安全に十分注意してください。

3 滞在に当たっての注意
 ベナンへの渡航・滞在における一般的な注意事項については、安全対策基礎データ(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_118.html)も併せて参照してください。
 滞在中は、下記の事項に十分留意して行動し、危険を避けるようにしてください。また、渡航に際しては、あらかじめ外務省海外安全ホームページや現地関係機関、報道等から最新の治安情報を入手するよう努めてください。万一、事件・事故等に巻き込まれた場合には、在ベナン日本国大使館に連絡してください。

(1)海外渡航の際には万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
(2)ベナンに3か月以上滞在する方は、大使館又は総領事館が緊急時の連絡先を確認できるよう、オンラインによる在留届電子システムを通じて、在ベナン日本国大使館に在留届を提出してください。
 (https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html )
 また、3か月未満の旅行や出張などの際(海外の在留地から第三国への短期渡航を含む)には、渡航先の最新安全情報や、緊急時の大使館又は総領事館からの連絡を受け取ることができるよう、外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。
(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html )

4 隣国のナイジェリア、ニジェール、ブルキナファソ及びトーゴにもそれぞれ危険情報が発出されていますので、併せて留意してください。

(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(外務省代表)03-3580-3311(内線)2902、 2903

(外務省関連課室)
○領事局海外邦人緊急事態課
 電話:(代表)03-3580-3311
○海外安全ホームページ:
 https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (フィーチャーフォン版)

(現地大使館連絡先)
○在ベナン日本国大使館
住所:Zone Residentielle de Cotonou sis a Djomehountin, 12eme arrondissement, COTONOU BENIN(郵便物宛先:Ambassade du Japon, 08 B.P.283, Tri Postal, Cotonou, Benin)
電話: 01-21-30-59-86
 国外からは(国番号229)01-21-30-59-86
ホームページ:http://www.bj.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
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