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ハイチの危険情報【危険レベル継続】(内容の更新)

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更新日 2026年09月14日
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危険レベル・ポイント

【危険レベル】
●全土
 レベル4:退避してください。渡航は止めてください。《退避勧告》(継続)

【ポイント】
●2021年7月の大統領暗殺事件の発生以降、選挙が行われず、暫定政府が行政権を行使し、国民議会は上院下院共に解散したまま機能していない状況です。
●特に首都ポルトープランス及びその周辺地域において、ギャングによる無差別発砲や警察署、病院、住宅街、港湾・道路等への攻撃、誘拐が頻発し、治安が著しく悪い状況です。
●地方でもギャングによる発砲や攻撃が頻発しており、全国的に極めて不安定な治安情勢が続いています。
●停電の頻発、医薬品の不足、医療従事者の国外流出により、医療体制が極めて脆弱です。
●以上から、全土に危険レベル4《退避勧告》を発出しています。ハイチへの渡航はどのような目的であれ止めてください。既に滞在されている方は直ちに退避してください。

詳細

1 概況
(1)2021年7月のモイーズ大統領暗殺事件以降、政情不安が続き、選挙の延期が繰り返されています。2024年4月、大統領権限を有する暫定大統領評議会が発足し、治安回復、選挙実施及び憲法改正に取り組みましたが、任期終了までにこれらを実現できませんでした。現在は大統領不在のまま、暫定大統領評議会に任命されたフィス=エメ暫定首相が行政権を行使しています。暫定政府は、早期の選挙実施に向け、治安回復を最優先課題として取り組んでいます。

(2)一方、2021年7月の大統領暗殺事件以降、ギャングの勢力拡大と暴力が一層深刻化し、首都ポルトープランスの大部分がギャングの支配下にあるとされています。2023年10月、国連安保理は多国籍治安支援(MSS)ミッションの派遣を決議し、2024年6月以降、ハイチ国家警察を支援するため警察官主体の部隊が派遣されました。しかし、治安の十分な回復には至らず、2024年10月に軍人主体のギャング制圧部隊(GSF)への移行が決定され、2026年4月以降、ハイチ国家警察と連携したギャング掃討作戦が開始されています。

(3)こうした国際社会による対応にもかかわらず、全国的に極めて不安定な治安情勢が続く中、特に首都ポルトープランス及び周辺地域では、ギャングによる無差別発砲、警察署、病院、住宅街、港湾・道路等への攻撃や誘拐が依然として頻発しており、治安が著しく悪い状況です。ギャングによる暴力・誘拐等に巻き込まれる危険性が極めて高いため、どのような目的であれ、ハイチへの渡航は止めてください。

2 地域別情勢
全土
レベル4:退避してください。渡航は止めてください。《退避勧告》
(1)ポルトープランス首都圏(西県)
 2023年9月、複数の犯罪組織が統合して「Viv Ansanm(共に生きる)」を結成し、刑務所、警察署、空港等への攻撃や主要道路の封鎖・通行料徴収等を通じ、国家機関の機能を脅かしています。また、2024年3月、国立刑務所等を襲撃して約4,600人を脱獄させるとともに、国際空港を攻撃して同空港を一時閉鎖に追い込みました。同年11月以降、首都圏各地への攻撃が拡大し、空港周辺で航空機が被弾する事案が発生しました。
 2024年12月、シテ・ソレイユ地区で住民約200人が殺害される事件が発生しました。現在も、シテ・ソレイユ、バー・デルマ、クロワ・デ・ブーケ、ケンスコフ等で治安部隊とギャングの銃撃戦が頻発するほか、国籍を問わず身代金目的の誘拐が多発しています。

(2)ポルトープランス首都圏以外
 地方においてもギャングによる襲撃が相次いでおり、2024年10月、アルティボニット県ポン・ソンデで住民40人余りが殺害され、約13,000人が避難しました。2025年3月、中央県ミルバェーが襲撃され、刑務所から500人余りが脱獄するとともに、大学病院が閉鎖され、県内で5万人以上が避難しました。2025年9月に西県ラボドリー町、2026年3月にアルティボニット県ジャン・ドニ地区で多数の住民が殺害され、それぞれ約13,500人が避難しました。このほか、2026年4月及び6月に南東県、北県で警察施設やガソリンスタンド等に対する攻撃が発生しています。
 地方では、首都圏以上に暫定政府による統治・治安維持が十分に及んでおらず、全国的に極めて不安定な治安情勢が続いています。

 つきましては、どのような目的であれ、ハイチへの渡航は止めてください。既に滞在されている方は、直ちに退避してください。

3 その他
(1)停電の頻発、医薬品の不足、医療従事者の国外流出により、国内の医療提供体制は極めて脆弱な状況にあります。医療従事者の約4割が国外に流出したと推定されており、医療施設の約3分の2が攻撃・略奪・放火等の被害を受け、完全に機能を停止しているか、部分稼働にとどまっています。2026年1月時点で、入院機能を有する医療施設で完全に稼働しているのは全国で約1割にとどまり、医療の提供能力が著しく制限されています
(2)テロ・誘拐はどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分認識し、テロ・誘拐に巻き込まれることのないよう、ハイチへの渡航はどのような目的であれ止めてください。既に滞在されている方は直ちに退避してください。
 テロ・誘拐に関する詳しい事項については、「テロ・誘拐情勢」を御参照ください。(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_255.html


(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902、2903

(外務省内関係課室連絡先)
○領事局海外邦人緊急事態課
 電話:(代表)03-3580-3311
○海外安全ホームページ
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (フィーチャーフォン版)

(現地大使館連絡先)
○在ハイチ日本国大使館 
 住所:HEXAGONE 2F, Angle Rues Clerveaux et Darguin, Pétion-Ville, Haiti
 電話:(代表) (+509) 2918-5885
 緊急時連絡先:(携帯) (+509) 3486-6992
○在ハイチ日本国大使館ホームページ 
 https://www.ht.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
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