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ハイチ
テロ・誘拐情勢

更新日 2022年05月31日

1 概況
 ハイチにおいては、 「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)をはじめとするイスラム過激派や国際的なテロ組織による直接的な活動は確認されていません。

2 各組織の活動状況または各地域の治安情勢
 治安が悪い地域は都市部のスラムに多く、ハイチ最大のスラム街といわれるシテ・ソレイユ(Cite soleil)市周辺ほか、ポルトープランス(Port-au-Prince)市のベレール(Bel Air)地区、マルティッサン(Martissant)地区、ラサリーヌ(La Saline)地区、カルフール(Carrefour)市、ペチョンビル(Petion-Ville)市ジャルジー(Jalousie)地区、クロワデブーケ(Croix des Bouquet)市、ガンティエ(Ganthier)市に武装集団(ギャング)が潜伏し活動を行っています。これらの地区では殺人・強盗・誘拐・強姦等の凶悪犯罪や武装集団(ギャング)同士による銃撃戦等の抗争が発生しており、近づかないよう特に注意が必要です。

3 誘拐事件の発生状況
(1)2021年においてハイチにおける身代金目的の誘拐事件の発生件数は増加傾向にあります。ハイチの人権擁護団体である人権分析研究センターによると2021年には少なくとも1,002件発生しています。
(2)警察官の制服を着たなりすまし犯による誘拐事件も発生しています。
(3)また、外国人を標的とした誘拐も発生しています。2021年にはアメリカ人・カナダ人からなる宗教師一団が1~2か月にわたって誘拐されるという事案も発生しました。
(4)犯行に当たって拳銃の使用率が極めて高く、注意が必要です。
(5)外国人が住居を構えるペチョンビル市内において、車で渋滞中に犯人から引きずり出され誘拐される事件も発生しています。

4 日本人・日本権益に対する脅威
 テロによる日本人の被害は、シリアやアフガニスタンといった渡航中止勧告や退避勧告が発出されている国・地域に限りません。テロは、日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており、これまでもチュニジア、ベルギー、バングラデシュ、スリランカ等においてテロによる日本人の被害が確認されています。
 近年では、単独犯によるローンウルフ型テロや、一般市民が多く集まるレストラン、ショッピングモール、公共交通機関等のソフトターゲットを標的としたテロが世界各地で頻発しており、こうしたテロの発生を未然に防ぐことは困難です。
 テロはどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロ・誘拐に巻き込まれることがないよう、「たびレジ」、海外安全ホームページ、報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切かつ十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。


テロについて

 「テロ」については国際的に確立された定義は存在していませんが、一般には、特定の主義主張に基づき、国家等にその受け入れを強要し、又は社会に恐怖等を与える目的で行われる人の殺傷行為等をいうものとされています。本情報は、このようないわゆる「テロ」に該当するか否かにかかわらず、外務省が、報道等の情報等に基づき、海外に渡航・滞在される邦人の方々の安全確保のための参考資料として編集したものであり、本資料の掲載内容がそのまま外務省の政策的な立場や認識を反映するものではありません。
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