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エジプトの危険情報【一部地域の危険情報のレベル引き下げ】

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更新日 2026年09月11日
危険情報
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危険レベル・ポイント

【ポイント】
●治安情勢が安定していることから、従来危険情報がレベル3(渡航中止勧告)であった南シナイ県の地域(レベル1のダハブからシャルム・エル・シェイクまでのアカバ湾沿岸地域を除く全域)をレベル2(不要不急の渡航は止めてください)へ引き下げます。
●引き続き、北シナイ県では、エジプト政府によるテロリスト掃討作戦が展開されています。同地域への渡航は、どのような目的であれ止めてください。滞在中の方は可能な限り早期の退避を検討してください。
●西部及び南部の砂漠地帯(マルサ・マトルーフからアレキサンドリアまでの地中海沿岸、シーワ・オアシス、バハレイヤ・オアシス、黒砂漠エリア、白砂漠エリア、ワディ・エル・ヒタンを含むワディ・エル・ラヤン自然保護区等を除く)では、エジプト政府によるテロリスト掃討作戦に巻き込まれるおそれがあります。また、リビアの治安情勢は引き続き不安定ですので、リビア国境地帯への渡航は、どのような目的であれ止めてください。
●大カイロ都市圏を含む上記以外の地域においても、テロ発生の可能性は排除されないことに留意してください。

【危険レベル】
●北シナイ県
 レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)《継続》

●南シナイ県
ダハブからシャルム・エル・シェイクまでのアカバ湾沿岸地域を除く同県全域:
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。《引き下げ》
ダハブからシャルム・エル・シェイクまでのアカバ湾沿岸地域:レベル1《継続》●リビア国境地帯
 レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)《継続》

●西部及び南部の砂漠地帯
マルサ・マトルーフからアレキサンドリアまでの地中海沿岸地域、ファイユーム県市街地と農業地帯、ブハイラ県ワーディ・ナトルン周辺以北、上エジプトの西デザート・ハイウェイ以東、マルサ・マトルーフとシーワを結ぶ幹線道路(マルサ・マトルーフ=シーワ・ロード)、シーワ・オアシス、ギザ県からニューバレー県ファラフラ・オアシスまでの幹線道路(通称:オアシス・ロード)、バハレイヤ・オアシス、黒砂漠エリア、白砂漠エリア、ファラフラ・オアシス、ワディ・エル・ヒタンを含むワディ・エル・ラヤン自然保護区
レベル1:十分注意してください。《継続》
上記以外の地域
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。《継続》

●大カイロ都市圏を含む上記以外の地域
 レベル1:十分注意してください。《継続》

詳細

1 概況
(1)2011年2月、社会・治安情勢の急速な悪化により、約30年間政権を維持したムバラク大統領が辞任しました。その後、2012年6月には、選挙で上下院第一党となったムスリム同胞団系「自由と公正党」のムルスィー氏が大統領に就任しましたが、就任1周年を機に発生した大規模デモを受け、2013年7月に軍の介入により解任されました。その後も、暫定政府反対派と治安部隊・支持派との衝突、デモ、テロが続発しました。
(2)2014年6月にエルシーシ大統領が就任(2018年及び2023年に再選)して以降は、2015年秋の議会選挙の実施や治安対策の強化(「自由と公正党」は2014年8月に非合法化)に伴い、デモやそれに伴う衝突は減少しました。
(3)軍・警察・司法当局、コプト・キリスト教徒及びその関連施設などを標的としたテロ事件が断続的に発生する中、2017年4月にアレキサンドリア県及びガルビーヤ県のコプト・キリスト教会で発生した自爆テロ事件を受け、エジプト政府は非常事態宣言を発出しました。同宣言はその後3か月ごとに切れ目なく延長されてきましたが、2021年10月に延長しない旨が発表されました。
(4)2017年11月に北シナイ県のモスクで発生したテロ事件を受け、エジプト政府は2018年2月からテロリスト掃討作戦を実施しています。シナイ半島での大規模作戦に加え、西方砂漠などでは、隣国からの不法入国や武器密輸を防止するための警備体制が強化されています。
(5)2013年7月の政変以降、日本人又は日本権益を標的としたテロ・誘拐事件は発生していません。一方、エジプトでは、軍・治安・司法機関、コプト・キリスト教徒及びその関連施設を標的とした攻撃や未遂事件が、カイロ市内や近郊を含め各地で発生しています。2018年12月にはギザ市のピラミッドエリア周辺で外国人観光客が死傷する爆発事件が、2022年12月にはイスマイリア県の市街地にある検問所が襲撃され、複数の治安関係者が死傷する事件が発生しました。

2 地域別情勢
(1)北シナイ県
 レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告) 《継続》
 北シナイ県においては、エジプト政府によるテロリスト掃討作戦が展開されています。同地域への渡航は、どのような目的であれ止めてください。また、既に同地域に滞在している方は、速やかに退避を検討してください。
 (2)南シナイ県(ダハブからシャルム・エル・シェイクまでのアカバ湾沿岸地域を除く)
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。《引き下げ》
南シナイ県においては、エジプト政府の治安対策強化により治安情勢が安定していることから、危険情報をレベル3から2へ引き下げます(レベル1のダハブからシャルム・エル・シェイクまでのアカバ湾沿岸地域はレベル1を継続)。
一方、南シナイ県では、北シナイ県におけるテロリスト掃討作戦の影響を受ける可能性が、北シナイ県に隣接する地域を中心としてなお残されています。したがって、南シナイ県のレベル2地域への不要不急の渡航・滞在は止めてください。やむを得ず渡航・滞在する場合には、以下3(3)の注意事項を参照するとともに、在エジプト日本国大使館のホームページや報道等により最新の関連情報の入手に努めてください。
(3)リビア国境地帯
 レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)《継続》
 現在、リビア全土に対して「レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)」の危険情報を発出しています。リビアの治安情勢は引き続き不安定であることから、リビア国境地帯への渡航・滞在は、どのような目的であれ止めてください。
(4)西部及び南部の砂漠地帯(以下の(注)の地域を除く)
 レベル2:不要不急の渡航は止めてください。《継続》
 
西部及び南部の砂漠地帯では、エジプト政府によるテロ・武装集団等への対処を含む軍・治安当局の活動が継続しています。ついては、同地域への不要不急の渡航・滞在は止めてください。やむを得ず渡航・滞在する場合には、以下3(3)の注意事項を参照するとともに、在エジプト日本国大使館のホームページや報道等により最新の関連情報の入手に努めてください。
(注)以下の地域を除く:
○マルサ・マトルーフからアレキサンドリアまでの地中海沿岸地域
○ファイユーム県市街地と農業地帯、ブハイラ県ワーディ・ナトルン周辺以北、及び上エジプトの西デザート・ハイウェイ以東
○マルサ・マトルーフとシーワを結ぶ幹線道路(マルサ・マトルーフ=シーワ・ロード)及びシーワ・オアシス
○ギザ県とニューバレー県ファラフラ・オアシスを結ぶ幹線道路(通称:オアシス・ロード)及びバハレイヤ・オアシス、黒砂漠エリア、白砂漠エリア、ファラフラ・オアシス
○ワディ・エル・ヒタンを含むワディ・エル・ラヤン自然保護区
(5)大カイロ都市圏を含む上記以外の地域
 レベル1:十分注意してください《継続》
 これら地域では、治安当局によるテロ対策が行われており、治安情勢は安定していますが、2018年12月にギザ市のピラミッドエリア周辺で外国人観光客が死傷する爆発事件が発生したほか、2019年にもカイロ市内及びカイロ近郊で複数の爆発事件が発生しており、その他地域を含めて今後もテロ事案が発生する可能性は排除されません。
 ついては、これら地域への渡航に際しては、その時々の現地事情を踏まえて十分注意して行動してください。

3 滞在に当たっての注意
 エジプトに渡航・滞在する方は、テロを含む不測の事態に巻き込まれないよう下記事項に十分留意して行動し、危険を避けるようにしてください。また、スポット情報や広域情報、領事メールも参照しつつ、日本国外務省、在エジプト日本国大使館、現地報道等により最新の情報を入手するよう努めてください。
(1)在留届・「たびレジ」
海外渡航の際には万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。また、在エジプト日本国大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう、3か月以上滞在の場合は在留届、3か月未満の旅行や出張の場合は外務省海外安全情報配信サービス「たびレジ」に登録してください。
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/index.html
(2)近年では、単独犯によるテロや警備や監視が手薄で一般市民が多く集まる場所を標的としたテロが世界各地で頻発しています。特に、観光施設周辺、イベント会場、レストラン、ホテル、ショッピングモール、公共交通機関、宗教関連施設等はテロの標的となりやすく、常に注意が必要です。
テロはどこでも起こり得ること、日本人もテロ・誘拐の標的となり得ることを十分に認識し、テロ・誘拐に巻き込まれることがないよう、「たびレジ」、海外安全ホームページ、報道等から最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切かつ十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。
 エジプトのテロ・誘拐情勢に関する詳細は以下をご参照ください。
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_094.html
(3)都市部を除く砂漠地帯等に位置する各所(危険情報がレベル1(十分注意してください)の地域を含む)にアクセスするためには、車両での移動が必須です。その際、自家用車やレンタカーは使用せず、現地事情に通じた信頼の置ける旅行会社に移動手段を含めて手配を依頼し、現地ガイドの帯同を得ることを強く推奨します。砂漠地帯等には治安当局による検問所が随所に設けられており、事前の登録が行われていない場合には通行が許可されない場合もあります。
特に、広大な砂漠地帯等の車両での長距離移動には様々なリスク(例えば悪路による車両故障、給油設備が長距離存在しないことによる燃料切れ、携帯電話の不感地帯が広範に存在するため救援依頼等のための通信が行えない等)が存在します。
加えて、砂漠内での夜間キャンプなど、治安当局等が禁止している活動もありますので、そうしたルールは必ず遵守してください。
(4)一般犯罪や緊急時の対処については、以下の安全の手引きを参照してください。
( https://www.eg.emb-japan.go.jp/itpr_ja/r_safety_handbook_index.html )

4 隣国のイスラエル、スーダン及びリビアにも危険情報が発出されていますので、併せて留意してください。

(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902、2903

(外務省関係課室)
○領事局海外邦人緊急事態課
○海外安全ホームページ
 https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC・スマートフォン版)
 http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (フィーチャーフォン版)

(現地大使館連絡先)
○在エジプト日本国大使館
 住所:81 Corniche El Nil Street, Maadi, Cairo, Egypt(P.O.Box 500 Maadi)
 電話:(市外局番02)-25285910
    国外からは(国番号20)-2-25285910
 FAX:(市外局番02)-25285905
    国外からは(国番号20)-2-25285905
 ホームページ:https://www.eg.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
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