1. ホーム
  2. 危険情報詳細
危険情報
本情報は(日本時間)現在有効です。

トリニダード・トバゴ【危険レベル継続】(内容の更新)

「危険情報」とは?別ウインドウが開きます

更新日 2026年05月25日
危険情報
地図

危険レベル・ポイント

【危険レベル】
●全土
 レベル1:十分注意してください。《継続》

【ポイント】
●トリニダード・トバゴでは、凶悪犯罪の発生率が高く、銃器等を使用した殺人や強盗などの犯罪が頻発しています。
●過去にはアジア系(中国人)住民を狙った殺人や強盗事件が発生しており、日本人が犯罪に巻き込まれる可能性も排除されません。
●クリスマス前や2月~3月頃に行われるカーニバル等の人出が予想される行事の時期に凶悪犯罪の発生が集中する傾向があります。

詳細

1 概況
(1)2024年の殺人事件数は過去最多の625件を記録しています。2025年7月18日、トリニダード・トバゴ政府は、ギャングや組織犯罪ネットワークの取締りを目的として緊急事態宣言を発令する等の治安対策を進めていますが、トバゴ島や従来比較的安全とされていた地域でも凶悪犯罪が発生しています。また、大量の違法銃器が密輸入され、凶悪犯罪の約8割で銃器が使用されていることから、滞在には特別の注意を払う必要があります。特に首都ポート・オブ・スペイン東部地区(イーストドライリバー、ラベンティル、モーバー、ベルモント、ビーサム、シーロッツ等)では、ギャング関連とみられる事件が頻発しており、現地当局者も立ち入りをためらう状況です。決して、東部地区には近寄らないでください。
 日本人の犯罪被害として、2016年2月にカーニバルへの参加者が殺害されたほか、宿泊先での貴重品などの盗難被害や、グループに囲まれて所持品を強奪される事件等が発生しています。

(2)トリニダード・トバゴを含むカリブ海沿岸地域は、中南米地域から北米、欧州等に向かう密輸ルートとして見られており、トリニダード・トバゴでは違法薬物等のまん延が大きな社会問題となっています。治安当局も違法薬物等を厳しく取り締まっています。興味本位で違法薬物に手を出さないで下さい。また、知らない間に運び屋として利用されるおそれがありますので、他人から安易に荷物を預からないようにしてください。なお、トリニダード・トバゴでは、2019年12月23日から、大麻(30グラム以下)および大麻樹脂(5グラム以下)の所持や公共の場以外での使用が犯罪に当たらないと、危険薬物法が改正化されました。しかし、合法的に大麻を入手する手段は整備されておらず、路上等での売人からの購入は違法行為となりますので、大麻に手を出さないことが肝要です。

(3)2005年にポート・オブ・スペインにおいて爆破事件が発生して以後、テロの発生がありませんでしたが、2019年11月、同市内の政府関連施設の駐車場において爆発事案(負傷者、建物破損等なし)が、2021年10月、同市内の政府機関において爆発事案(負傷者なし、爆発物が入っていたゴミ箱が破損)が発生しています。 
 また、2014年から2016年にかけてイラク・レバントのイスラム国(ISIL)に参加するために複数名のトリニダード・トバゴ人が中東に渡航し、その一部がトリニダード・トバゴに帰国したと言われています。2016年、ISILが同組織のオンライン機関誌において、トリニダード・トバゴでのテロを呼びかけました。2018年2月には、カーニバルを狙ったテロ攻撃を計画していた容疑で複数名が逮捕されており、今後のテロの可能性は否定できません。

(4)2026年1月、米国によるベネズエラへの軍事介入およびマドゥロ大統領の拘束を受け、地域情勢が極めて不安定化しています。トリニダード・トバゴは、ベネズエラに近接しており、治安悪化の可能性を排除できないため、最新情報を入手し、情勢に十分な注意を払ってください。

2 地域別情勢
 全土
 レベル1:十分注意して下さい。《継続》

(1)トリニダード島
ア 犯罪別注意事項
(ア)殺人
 2024年の殺人事件は625件(人口10万人あたりの殺人事件数は日本の56倍)であり、過去最多となっています。その背景として、ギャング同士の抗争事件の激化と、密輸による銃器のまん延が考えられます。違法タクシーに乗車した若い女性を狙った殺人事件が相次ぐ等の事件も発生し、など、社会問題となっています。人通りの多い白昼の繁華街でも銃乱射事件が発生し、流れ弾での負傷や巻き込まれて殺害される事件も発生しており、十分注意が必要です。 
 近年、トリニダード島においては、外国人の殺害事件が複数発生しており、2016年2月、カーニバルに参加するため同島を訪問した邦人も殺害されています。

(イ)誘拐
 2024年に誘拐事件は115件発生しています(身代金目的の他、性的な目的による監禁、誘拐してすぐにキャッシュカードでATMから現金を引き出させた後に解放する短時間誘拐等)。また、ポート・オブ・スペインの日本国大使館付近でも、2017年7月に現地中国大使館職員が誘拐される事件が発生しています。知らない人から声をかけられたり、人通りの少ないところで同じ車がついてくる場合には、注意してその場を離れるようにしてください。また、銀行利用時等は特に周囲を警戒し、狙われないように注意した上で、他の場所への立ち寄りを控えて帰宅する等の対応を行ってください。
 誘拐以外に、年齢を問わず行方不明事案が相当数発生していると言われており、犯罪に巻き込まれている場合もあると考えられます。特に幼児や未成年者については、常時保護者や学校職員などが付き添ってください。また、女性の単独行動は十分注意してください。

(ウ)強盗、窃盗
 2024年の強盗や窃盗等の事件は64,443件発生しています。強盗事件では銃器使用の割合が高く、昼夜を問わず、海水浴場、路上、公園、一般住宅、酒場、スーパー、ショッピングモール、ガソリンスタンド、乗合タクシー内等と様々な場所で、けん銃等で武装した者が犯行に及んでいます。警備員が常駐する場合でも、集合住宅での空き巣やスーパーの駐車場等での車上荒らし、自動車窃盗などの犯罪が発生しています。また、数年前から自動車強盗が急増しており、乗降時に限らず無理に停車させられて襲われる場合もあるため、常に用心してください。以前は平穏であった地域での被害も増加しており、アジア系住民(特に中国人)を狙ったけん銃使用の強盗、殺人等の凶悪犯罪が頻発しています。

(エ)性犯罪
 2024年の強制性交等の性犯罪は609件報告されています。各地で強制わいせつ事件等が発生しており、殺人に至ったケースも報告されています。夜間の一人歩きは絶対に避けてください。また、一人で車を運転している女性を狙った犯罪も多発傾向にあり、車で移動する際は、できるだけ目的地の直近に駐車し、乗降は周囲に注意しながら素早く行ってください。

イ ポート・オブ・スペインでの注意事項
 ダウンタウン地区(中心街)では、薬物密売に加え、日中でも発砲事件や強盗事件が発生する恐れがあります。特に危険な地域として、ダウンタウン地区のシャーロット・ストリートより東側の地域や、さらに東側のイーストドライリバー、ラベンティル、モーバー、ベルモント、ビーサム及びシーロッツの各地区が挙げられます。同地域は大小のギャング組織が支配する危険地域であり、殺人、強盗及び銃器発砲事件などが頻発していますので、絶対に近づかないでください。同地域は、現地当局者も立ち入りをためらう場所であり、十分な行政サービスが提供されず、不満を持った住民がたびたび隣接する主要道路を封鎖する等の抗議行動に出ています。ポート・オブ・スペイン市内と空港を結ぶ高速道路が同地域に隣接していますが、道路脇に停車した車を狙った強盗が頻発していることから、走行する際には事前にガソリンの残量や自動車の整備状況を確認し、脇道に逸れないようにしてください。車の故障等によりやむなく停車する場合は、車外には出ずに、すぐに警察(電話番号:999)に連絡してください。

(2)トバゴ島
 従来、トバゴ島はトリニダード島に比べて安全とされてきましたが、取締まりの厳しいトリニダード島を逃れた犯罪者の流入により、近年は凶悪犯罪の増加が目立っています。警察は、ゴールデンレーン及びレ・コトー地区に多数のギャングが居住していると発表していますので、同地区への立ち入りは避けてください。2024年の統計によると、殺人事件が26件、誘拐事件が5件、強盗や窃盗事件等が468件、性犯罪が76件発生しています。過去に外国人観光客を狙ったビーチにおける凶器を用いた強盗事件が連続発生しており、常時警戒が必要です。
 
 上記のとおり、トリニダード・トバゴへの渡航・滞在に当たっては危険を避けていただくため十分注意してください。

3 渡航及び滞在に当たっての注意
(1)滞在中は、上記情勢に十分留意して行動し、危険を避けるようにしてください。万一犯罪被害に遭遇、もしくは危険を察知した場合は、警察(電話番号:999)に通報してください。また、トリニダード・トバゴの安全対策基礎データ(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_253.html )もご一読の上、日本国外務省、在トリニダード・トバゴ日本国大使館、現地関係機関等から最新情報を入手するように努めてください。

(2)これまでに、トリニダード・トバゴにおいてテロによる日本人の被害は確認されていませんが、テロは、日本人が数多く渡航する欧米やアジアを始めとする世界中で発生しており、テロによる日本人の被害も確認されています。
近年は、観光施設周辺、イベント会場、レストラン、ホテル、ショッピングモール、公共交通機関、宗教関連施設等はテロの標的となりやすく、常に注意が必要です。また、上述の短時間誘拐を含め、外国人を標的とした誘拐のリスクも排除されず、注意が必要です。
 テロはどこでも起こり得ること、日本人もテロ・誘拐の標的となり得ることを十分に認識し、テロ・誘拐に巻き込まれることがないよう、「たびレジ」、海外安全ホームページ、報道等から最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。
 また、誘拐の被害を未然に防ぐため、「目立たない」、「用心を怠らない」、「行動を予知されない」の安全のための三原則を念頭に、日常における予防を忘れないでください。通勤時間や経路を常に変更する、外出や帰宅時に、周囲に不審者や不審車両が見当たらないかチェックする等の注意が必要です。万一拘束された場合には、犯人の指示に従い、むやみに抵抗しないことが肝要です。誘拐対策の詳細は「海外における脅迫・誘拐対策Q&A」(https://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph_04.html )を参照してください。
 トリニダード・トバゴの「テロ・誘拐情勢」も、併せてご確認ください。
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_248.html

(3)海外渡航の際には万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
 トリニダード・トバゴに3か月以上滞在する方は、在トリニダード・トバゴ日本国大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう、必ず在留届(https://www.anzen.mofa.go.jp/RRnet/index.html)を提出してください。
 3か月未満の旅行や出張などの際には、渡航先の最新安全情報や、緊急時に大使館又は総領事館からの連絡を受け取ることができるよう、外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/
(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
住所:東京都千代田区霞ヶ関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902、2903

(外務省関連課室連絡先)
○領事局海外邦人緊急事態課
○海外安全ホームページ
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (フィーチャーフォン版)

(現地大使館連絡先)
○在トリニダード・トバゴ日本国大使館
 住所:5 Hayes Street, St. Clair, Port of Spain,
    Trinidad and Tobago, W. I. (P.O.Box1039)
 電話:628-5991
   国外からは(国番号1-868)628-5991
 FAX:622-0858
   国外からは(国番号1-868)622-0858
 ホームページ:https://www.tt.emb-japan.go.jp/itpr_ja/ryouji.html
page TOP