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メキシコの危険情報【一部地域の危険レベル引き上げ】

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更新日 2026年04月08日
危険情報
地図

危険レベル・ポイント

【危険レベル】
●タマウリパス州、ハリスコ州トマトラン市とチャパラ湖等を含む南部地域
 レベル2:不要不急の渡航は止めてください。《引上げ》
●ゲレロ州チルパンシンゴ市及びその周辺地域
 レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)《継続》
●グアナファト州セラヤ市とサラマンカ市を含む南部地域、ゲレロ州(チルパンシンゴ市及びその周辺地域並びにタスコ市を除く)、コリマ州、サカテカス州、シナロア州、チワワ州フアレス市、バハ・カリフォルニア州ティファナ市、ミチョアカン州(一部地域を除く)
 レベル2:不要不急の渡航は止めてください。《継続》
●イダルゴ州、オアハカ州、カンペチェ州、キンタナ・ロー州、グアナファト州(危険レベル2が発出されている南部地域を除く)、ゲレロ州タスコ市、サン・ルイス・ポトシ州、ソノラ州、タバスコ州、チアパス州、チワワ州(フアレス市を除く)、ヌエボ・レオン州、バハ・カリフォルニア州(ティファナ市を除く)、バハ・カリフォルニア・スル州ラ・パス市及びロス・カボス、ハリスコ州(危険レベル2が発出されている南部地域を除く)、プエブラ州、ベラクルス州、ミチョアカン州の一部地域、メキシコ市、メキシコ州、モレロス州
 レベル1:十分注意して下さい。《継続》

【ポイント】
●タマウリパス州は犯罪組織の活動が活発で、無差別の暴力事件や誘拐事件が発生しており、治安が非常に不安定となっていることから、危険レベルをレベル2に引き上げます。
●ハリスコ州トマトラン市とチャパラ湖等を含む南部地域は、犯罪組織間の勢力争いが活発であり、2026年2月に犯罪組織の最高幹部が殺害されたのを機に州内外で犯罪組織による報復が発生しました。犯罪組織内の派閥や犯罪組織間の勢力争い等により治安が悪化していることから、危険レベルをレベル2に引き上げます。

詳細

1 概況
(1)一般治安情勢
 メキシコ国内各地で、殺人・強盗等の凶悪犯罪が頻繁に発生し、邦人も被害に遭っていることから、常に警戒する必要があります。殺人に関しては、犯罪組織間の抗争及び犯罪組織と治安当局の衝突によるものが多く、これらは一般市民を直接標的にしたものではありません。しかし、銃撃戦の現場に遭遇して被害に遭う、または犯罪組織の活発な活動により地域の治安が急激に悪化する等のリスクが各地に存在しています。このような状況において、都市間の陸路での移動は、強盗や誘拐の被害に遭う危険が伴いますので、できるだけ航空機を利用することをお勧めします。陸路で移動する際は、事前の情報収集を徹底し、昼間の明るい時間帯に有料高速道路を利用する等被害防止に努め、州境の山岳部・農村部等人家の少ない地域を通行する場合は、不用意な停車を避け、計画的な休憩や給油を心掛けてください。

(2)誘拐
 誘拐は減少傾向にあるものの、身代金目的のビジネスとして定着しています。誘拐の被害者の大部分はメキシコ人ですが、中には外国人を狙ったものもあり、裕福と認識されやすい日本人も標的となり得ます。
また、上記身代金誘拐の他に「短時間誘拐(express kidnap)」(ATMで現金を1日の限度額(およそ5,000ペソから15,000ペソ)まで引き出させ、場合によっては、午前0時を待ってから再び現金を引き出させた後に解放する等)や、「バーチャル誘拐(virtual kidnap)」(実際は誘拐していないものの、誘拐を装って金銭を要求する)の被害もしばしば報告されています。

2 地域別情勢
(1)ゲレロ州チルパンシンゴ市及びその周辺地域
   レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)《継続》
 チルパンシンゴ市では、自警団と称する武装集団や犯罪組織間の抗争及びこれらと治安当局との衝突が発生しており、これらに起因する多くの殺人及び誘拐事件が報告されている等、治安に改善傾向は見られません。チルパンシンゴ市周辺(ティエラ・コロラダを含むチルパンシンゴ市全域及び近隣のチラパ・デ・アルバレス市)は治安改善対策の重点地域として国家警備隊等が配備されていますが、現段階では目立った成果は見られず、依然として危険な状況です。また、2024年にはチルパンシンゴの市長が就任直後に犯罪組織に関連する理由で殺害される等、情勢は非常に不安定です。

 つきましては、これらの地域への渡航は、どのような目的であれ止めてください。

(2) タマウリパス州
   レベル2:不要不急の渡航はやめてください。《引上げ》
 米国と国境を接する都市に多数の犯罪組織が存在しており、レイノサ市とマタモロス市を結ぶ幹線道路及びレイノサ市とヌエボ・レオン州モンテレイ市を結ぶ幹線道路(タマウリパス州内部分) において、これら犯罪組織による道路封鎖や強盗、殺人、誘拐、治安当局への襲撃が頻繁に発生し、一般市民や旅行者の被害も出ています。治安の改善が見られず、治安が不安定であることから、州全域に危険情報レベル2を発出します。

(3)ハリスコ州トマトラン市とチャパラ湖等を含む南部地域
   レベル2:不要不急の渡航はやめてください。《引上げ》
 州境(特にミチョアカン州とコリマ州との州境地域)は、犯罪組織の勢力争いが活発で、しばしば事件が発生しています。また、2026年2月、国内でも影響力を持つ麻薬密売組織の最高幹部が殺害され、これに伴い、報復活動が各地で発生しました。今後も、最高幹部を失った犯罪組織内において対立が生じることや他組織による勢力争いが加速するおそれがあり、治安が悪化していることから、同地域の危険情報レベルをレベル2に引き上げます。

(4)グアナファト州セラヤ市とサマランカ市を含む南部地域、ゲレロ州(チルパンシンゴ市及びその周辺地域、タスコ市を除く)、コリマ州、サカテカス州全域、タマウリパス州マタモロス市、レイノサ市及びヌエボ・ラレド市、チワワ州フアレス市、バハ・カリフォルニア州ティファナ市、ミチョアカン州(モレリア市、パツクアロ市、ラサロ・カルデナス市、アンガンゲオ市及びその周辺地域を除く)
 レベル2:不要不急の渡航は止めてください。《継続》
ア グアナファト州セラヤ市とサラマンカ市を含む南部地域
 犯罪組織の抗争により殺人事件が非常に多く、特に同地域では一般人を巻き込んだ銃撃事件や、一度に多くの被害者が無差別に殺害される事件、犯罪組織幹部の逮捕による報復として、複数の都市で一般車両に放火し、幹線道を封鎖する事件が発生しています。また、同地域では高速道路上(45D)での強盗被害が多く、走行中に犯人が横付けして銃器で脅しての車両の強奪や、被害者が一時的に犯人車両に監禁される事件や強盗目的で歩道橋から投石し、車両を強制的に停車させる手口が日中に発生しており、大変不安定な情勢です。

イ ゲレロ州(チルパンシンゴ市及びその周辺地域、タスコ市を除く)
 広い海岸線を持ち、潜伏が容易な山地が多いことから、南米から米国へ運ばれる麻薬の中継地として、多くの犯罪組織が活動しているとされています。太平洋湾岸にアカプルコ市やシワタネホ市等の有名な観光地がありますが、観光客が多く訪れる場所であっても、殺人等多くの凶悪事件が発生しています。犯罪組織対策のため、国家警備隊等が治安維持にあたっていますが、治安改善の兆しは見られません。更に、山間部では、自警団を称する武装集団が犯罪行為を行う等、情勢は大変不安定です。

ウ コリマ州
 コリマ州はメキシコの中では比較的小さな州ですが、国内でも有数の商業港であるマンサニージョ港があり、ハリスコ州グアダラハラへ続く鉄道や近郊大都市までの道路が整備される等、近年発展している州の一つです。こうした背景から、マンサニージョ港の利権を巡る犯罪組織間の対立等に起因する殺人事件の増加が顕著で、人口10万人当たりの殺人事件件数は州別1位であり、予断を許さない状況です。これら殺人事件は一般市民を標的にしたものではありませんが、犯罪組織の活発な活動に伴う周辺地域の治安悪化等が懸念されることから、引き続き注意が必要です。

エ サカテカス州
 比較的人口の少ない州ですが、麻薬の密輸ルートの関係から犯罪組織間での抗争が激化しており、特にサカテカス市やグアダルーペ市周辺地域では治安当局関係者を狙った事件や民間人を巻き込んだ事件が発生しております。治安当局も治安改善に取り組んではいるものの、大きな改善は見られず、武装集団と治安当局による銃撃戦が発生するなど治安情勢は不安定な状態となっています。

オ シナロア州
 国内でも有数の規模を誇る犯罪組織の内部抗争により、全域に及び治安が悪化しております。2024年に犯罪組織の最高幹部が米国で拘束されたのを機に縄張り争いが激化し、特に州都クリアカンでは、銃撃戦や凶悪犯罪が日常的に発生しており、治安改善は見られません。人口10万人あたりの殺人事件件数は、州別3位であり、情勢は非常に不安定です。

カ チワワ州フアレス市
 米国テキサス州の都市エル・パソと国境を接する都市ですが、多数の犯罪組織が存在しており、これら犯罪組織間の抗争及び犯罪組織と治安当局との衝突が多発しています。メキシコ政府の発表によれば、2025年の殺人事件件数は市内で800件近くあり、多くの軍や治安当局が対応に当たっていますが改善の兆しがありません。市内の移動にも大きなリスクが伴い、同市における治安情勢には引き続き注意が必要です。

キ バハ・カリフォルニア州ティファナ市
 ティファナ市は、米国と国境を接する都市で、マキラドーラ制度により多くの日系企業も進出しており、日本及びメキシコ経済において重要な都市ですが、メキシコ政府の発表によれば、2025年の殺人事件件数は1,089件、強盗件数は1,877件と高い発生数であり、この地域の利権をめぐる複数の犯罪組織の対立によるものと見られる多くの殺人事件や市街地における銃撃戦が発生する等、治安の悪い状況が続いています。また、中米からの移民が滞留し、地域の不安要因となっている等、同市の治安情勢には引き続き注意が必要です。

ク ミチョアカン州(レベル1が発出されている一部地域を除く))
 自警団と称する武装集団と犯罪組織間の抗争、またそれらと治安当局の衝突が発生しており、情勢は大変不安定です。2026年に入っても犯罪組織間の抗争が多数報道される等、治安の改善は見られず、突発的な銃撃戦や道路封鎖等の不測の事態に巻き込まれる可能性が十分ありますので、主要な幹線道路を除き、不用意に陸路で移動することは避けてください。

 つきましては、これらの地域への不要不急の渡航は止めてください。上記の情勢にもかかわらず、渡航・滞在する場合には、最新の治安情報を入手しつつ、特別な注意を払うとともに、十分な安全対策を講じてください。

(5)イダルゴ州、オアハカ州、カンペチェ州、キンタナ・ロー州、グアナファト州(危険レベル2が発出されている南部地域を除く)、ゲレロ州タスコ市、サン・ルイス・ポトシ州、ソノラ州、タバスコ州、チアパス州、チワワ州(フアレス市を除く)、ヌエボ・レオン州、バハ・カリフォルニア州(ティファナ市を除く)、バハ・カリフォルニア・スル州ラ・パス市及びロス・カボス、ハリスコ州(危険レベル2が発出されている南部地域を除く)、プエブラ州、ベラクルス州、ミチョアカン州モレリア市、パツクアロ市及びそれらの周辺地域、メキシコ市、メキシコ州、モレロス州
 レベル1:十分注意して下さい。《継続》
ア イダルゴ州
 主要幹線道路が複数存在する同州は、強盗被害が多発しています。また、貨物輸送車の強奪被害が近年上昇傾向にあり、陸路での移動や滞在中に被害に巻き込まれないよう注意する必要があることや、全体的な犯罪発生件数も改善が見られず、引き続き注意が必要です。

イ オアハカ州
 オアハカ州は先住民族が多く居住し、伝統的な文化が残り、ゲラゲッツァ祭等の有名な行事もあることから、国内でも有数の観光地として知られています。しかし、国内でも高い貧困率を抱え、殺人・恐喝の増加をはじめとして、全般的に治安が悪い状況が続いており、改善の兆しはありません。また、CNTE(教育労働者全国協議会)の勢力が強く、同団体が抗議活動として度々道路封鎖等を行っています。また、邦人が夜間の高速バス乗車中に強盗被害に遭ったケースが報告されており、陸路で同州に赴く場合には、昼間に有料高速道路を使用するとともに、不用意に山間部を通行することは避けてください。

ウ カンペチェ州
 同州はマヤ文明時代の遺跡やスペイン植民地時代の要塞都市跡が残り観光地があり、比較的落ち着いた地域でしたが、2021年以降総犯罪件数が5倍となるなど、急激な治安の変化が見られます。州政府の治安対策の不備に抗議するため被害申告数が上がったとの見方がありますが、治安情勢の変化に余談を許さない状況で注意が必要です。

エ キンタナ・ロー州
 同州のカンクン区はリゾート地として世界的に有名ですが、麻薬の利権を巡り犯罪組織間の抗争が散発し、過去にはホテル内やビーチにおいて銃撃戦が発生し、利用客が巻き込まれた事案があります。また、薬物密売や、観光客に対するタクシーやツアーの不正請求事案や料金トラブル等、注意すべき点が複数存在することから注意が必要です。

オ グアナファト州(危険レベル2が発出されている南部地域を除く)
 麻薬カルテルの抗争により多くの殺人事件が発生しております。統計上は徐々に減少しておりましたが、他州と比較して依然として高い発生件数となっております。また、レオン市、シラオ市、イラプアト市における強盗発生率もここ数年は横這いのまま推移しており、治安の改善は見られず、在留邦人が被害に遭う事件も発生していることから注意が必要です。

カ ゲレロ州タスコ市
 観光地であるタスコ市は、殺人や強盗件数は比較的高めであり、犯罪組織が活発に活動していると考えられます。また、同市を含めゲレロ州北部では国家警備隊等が配置され治安対策を行っていますが、治安改善の兆しは見られません。タスコ市へ移動する際は昼間に有料高速道路を利用するとともに、市内においては不用意な夜間の外出を避けてください。

キ サン・ルイス・ポトシ州
 近年急激に強盗事件が増加しており、その多くはサン・ルイス・ポトシ市で発生しております。また、同州を縦に走る幹線道路(57号線)でも強盗事件が多い上に、州北部の地域では、同幹線道路を使い、米国に向かう中米からの移民を標的にした犯罪組織による誘拐事件等も多発していることから情勢は不安定です。

ク ソノラ州
 米国国境からメキシコ市へ接続する主要な幹線道路及び鉄道が縦断する同州は、殺人件数がここ数年上昇傾向にあり、2018年から2020年に約2倍に増加して以降ほぼ横ばいで推移し、改善の傾向は見られません。中でも、オブレゴン市、ノガレス市、グアイマス市及びサンルイス・リオ・コロラド市等主要幹線道路の拠点となる都市の犯罪発生率が高い上、同地域及び周辺での犯罪組織間の抗争や治安当局との衝突、地元住民による道路封鎖などが主要な幹線道路上で起こっており、治安に関し注意すべき点が複数存在します。

ケ タバスコ州
 2015年から2018年にかけて殺人件数は約2倍に増加し、その後は年々減少傾向にあるものの、治安情勢は改善されたとは言えず、同州の情勢には継続して注意する必要があります。

コ チアパス州
 同州はマヤの遺跡等が多数存在し、伝統的文化が残り、観光地として有名ですが、州都であるトゥストラ・グティエレス市、サンクリストバル・デ・ラス・カサス市、パレンケ市及びタパチュラ市は人口に対する殺人及び強盗の発生率が高く、他州に比べ高い貧困率を抱え、グアテマラと国境を接しているため、陸路での出入国手続、移民キャラバン、及び麻薬密輸問題等の不安定要素を多く抱えています。州内の陸路移動は距離が長いものの、未整備地域や山間部が多く現地治安部隊の統制が行き届いていないおそれがある等、移動に注意を要します。

サ チワワ州(フアレス市を除く)
 同州は米国国境に接し、多くの幹線道路が交差し、メキシコ北部における産業及び経済の拠点の一つとなっていますが、麻薬の密輸及び利権を巡り犯罪組織間の抗争が散発し、銃撃戦や車両を燃やして幹線道路の封鎖する行為等が散発的に発生しています。また、殺人件数は州別3位と高い水準にあり、その多くは犯罪組織に関係すると言われているものの銃撃戦等に巻き込まれる恐れがあることから、陸路での移動は十分に注意する必要があります。

シ ヌエボ・レオン州
 同州における殺人件数は2025年、大幅に減少しましたが強盗件数は横ばいで推移しており、治安が改善されているとは言えません。邦人の多くが居住するサン・ペドロ・ガルサ・ガルシア市の治安は比較的安定していますが、同都市圏からタマウリパス州ヌエボ・ラレド市やレイノサ市等の米国国境への幹線道路や、サン・ルイス・ポトシ州やタマウリパス州につながる幹線道路での車両強盗が頻発していることや、特に州境における犯罪組織の活動が活発と見られ、抗争や治安当局との衝突が散発しているため、注意が必要です。

ス バハ・カリフォルニア州(危険レベルが発出されていない地域全域)
 同州の人口10万人当たりの殺人件数は全国で4位と非常に高く、ここ数年改善の傾向は見られません。また、犯罪組織の活動が活発であり、抗争事件や治安部隊との衝突が散発的に発生していることから、引き続き注意が必要です。

セ バハ・カリフォルニア・スル州ラ・パス市及びロス・カボス
 当国の主要観光地の一つで、多くの外国人が訪れていますが、 2017年には殺人件数が急増し、治安が悪化しました。2018年以降、殺人件数は減少傾向にありますが、その他犯罪は改善傾向になく、引き続き犯罪組織が活発に活動していることが予測されることから、同州の治安情勢については継続して注意が必要です。

ソ ハリスコ州(危険レベル2が発出されている南部地域を除く)
 メキシコ国内で広範囲にわたり影響力を持つ麻薬密売組織の拠点となっており、州境(特にアグアスカリエンテス州とグアナファト州との州境地域)やグアダラハラ市を含む周辺都市でも関連事件が発生しております。また、強盗事件も多く、邦人が被害者となる事件も発生しており、注意が必要です。

タ プエブラ州
 同州は観光資源豊富で、メキシコ市からアクセスが良いため多くの観光客が訪れますが、人口10万人あたりの強盗被害は州別で3位と高い数値となっており、ここ数年増加傾向にあり、改善の兆しがありません。また、邦人の被害も国道上での自動車運転中に、まきびし様のものでタイヤをパンクさせられ、停車したところに犯人がけん銃を突きつけ、強盗被害に遭う被害が散発的に発生しており、注意が必要です。

チ ベラクルス州
 メキシコ湾岸の主要な港であるベラクルス港があり、同港を中心に鉄道網や道路網が整備されている等、同州はメキシコ経済及び交通において重要な州ですが、2016年以降、同州の利権をめぐる犯罪組織間の抗争が激しくなっております。殺人や強盗、誘拐発生件数は年々改善傾向にありますが、主要幹線道路における貨物輸送盗難や車両強盗が頻発しており、同州の治安に関しては継続して注意が必要です。

ツ ミチョアカン州の一部地域
(ア) モレリア市、パツクアロ市及びそれらの周辺地域
 世界遺産であるモレリア歴史地区がある州都のモレリア市やパツクアロ市はメキシコでも有名な観光地であり、政府も治安改善に力を入れていますが、殺人及び強盗件数に改善は見られず、誘拐発生件数も多いとされ、同州中部・南部の情勢も不安定であることから、継続して状況を注視する必要があります。モレリア市は、メキシコ市とハリスコ州グアダラハラ市間の交通の要所に位置しており、モレリア市を経由し同区間を陸路で移動する際は、事前に情報収集を行った上で、有料高速道路15号線を利用して日中の移動を心掛けてください。また、不要な停車を避けるため、計画的に休憩及び給油をしてください。
(イ) ラサロ・カルデナス市
 当国の主要な港湾都市の一つであり、2017年以降殺人発生件数は減少傾向にあるものの、同市周辺は犯罪組織による活動が活発であり、太平洋側の主要港湾の利権をめぐる主導権争いの影響を受けて治安情勢は流動的であるため、引き続き注意が必要です。
(ウ)  アンガンゲオ市及びその周辺地域
 北米へ往来するモナルカ蝶の保護区があり、特に蝶の飛来時期である11月から3月を中心に多くの観光客が訪れることから、同時期においては治安機関による警戒が重点的に行われています。しかし、同市周辺は殺人と強盗の発生件数等において減少傾向は見られず、引き続き治安情勢には注意が必要なことから、日中の移動を心掛ける等安全対策を行い、犯罪被害に遭わないよう十分注意してください。

テ メキシコ市
 殺人や強盗件数は、年々減少傾向にありますが、劇的な改善は見られず、治安が改善されたとは言えません。特に、市中心部のソカロ(憲法広場)北側にあるテピート地区は、麻薬に関するトラブルやけん銃強盗・殺人等の凶悪事件が発生する等、犯罪の温床となっているため、立ち入らないでください。メキシコ政府が発表した犯罪統計によれば、市内では1日あたり600件超えの犯罪が発生しており、邦人被害も複数報告されています。比較的安全と言われるミゲル・イダルゴ区ポランコ地区や、飲食店が立ち並ぶクアウテモック区フアレス地区(通称ソナ・ロサ)等においても、日中であっても犯罪が発生しています。また、日常的にデモ行進及び抗議活動等が実施されています。これらの参加者の一部が暴徒化する可能性がありますので、不用意に近づかないよう心掛けてください。

ト メキシコ州
 首都であるメキシコ市とともに首都圏を構成し、国内で最も人口の多い州です。また、同州は貧富の格差が大きく、多くの貧困者を抱えていると言われています。このため、従来から犯罪件数が多く、人口10万人あたりの強盗発生率は州別でトップとなっております。また、誘拐については、年々大きく発生件数が減っていますが、2025年は33件発生しています。同州南西部のミチョアカン州及びゲレロ州との州境の地域においては、犯罪組織の活動が活発で治安が不安定なことから、同地域には不用意に立ち入らないようにしてください。

ナ モレロス州
 山地が多く、国内でも農業が盛んな州の一つですが、山地を隠れ蓑にして多数の犯罪組織が活動していると言われています。殺人件数は、10万人あたりの発生件数の州別で2位となっております。右の状況を踏まえて、同州の治安に関しては引き続き注意が必要です。

 つきましては、これらの地域への渡航・滞在にあたっては、状況に応じて適切な安全対策を講じるよう十分注意してください。

3 滞在に当たっての注意
 滞在中は上記情勢に加え、以下の事項に十分に注意して行動し、危険を避けるようにしてください。また、日本国外務省、在メキシコ日本国大使館、在レオン日本国総領事館、現地関係機関等より最新の情報を入手するようにしてください。
(参考サイト)
○外務省海外安全ホームページ・メキシコ
 https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_264.html#ad-image-0
○在メキシコ日本国大使館ホームページ「安全情報」
https://www.mx.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/segridad_anzen.html
○在レオン日本国総領事館ホームページ「安全情報等」(トップページ下部にあります)
https://www.leon.mx.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

(1)渡航者全般向け注意事項
ア 強窃盗
 メキシコにおいては日本人が被害者となる強窃盗事件が引き続き発生しています。銃器を使用した犯罪が多いことから、身体の安全を最優先に考えて、万一強盗に遭っても、抵抗しないでください。また、スリや置き引き、車上狙い被害も多く発生し、車両強盗も頻発する等注意が必要です。
(詳細は、次のサイトを参照してください。)
○外務省海外安全ホームページ・メキシコ「安全の手引き」:https://www.anzen.mofa.go.jp/manual/mexico_manual.html
○海外安全 虎の巻 ~海外旅行のトラブル回避マニュアル~:
 https://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pdf/toranomaki.pdf

イ 誘拐
 メキシコにおいては通常の誘拐と共に「短時間誘拐(express kidnap)」及び「バーチャル誘拐(virtual kidnap)」の脅威があるため、安全のための三原則「目立たない」、「行動を予知されない」、「用心を怠らない」を遵守してください。また、個人情報が周囲に漏れないよう十分に注意し、例えばSNS等に行動予定を掲載しない及びホテル宿泊時の記帳の際には会社や所属団体の代表番号・住所を使用する等心掛けてください。
(詳細は、次のサイトを参照してください。)
○外務省海外安全ホームページ・メキシコ「テロ・誘拐情勢」
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_264.html

ウ ハリケーン
 メキシコ湾岸や太平洋岸においては、例年、6月から11月頃にハリケーンが接近します。この時期の滞在に当たっては、気象情報等に留意してください。
(参考サイト)
○National Hurricane Center and Central Pacific Hurricane Center
https://www.nhc.noaa.gov/

エ テロ関連
 これまでに、メキシコにおいてテロによる日本人の被害は確認されていませんが、テロによる日本人の被害は、シリアやアフガニスタンといった渡航中止勧告や退避勧告が発出されている国・地域に限りません。テロは、日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており、これまでもチュニジア、ベルギー、バングラデシュ、スリランカ等においてテロによる日本人の被害が確認されています。
 近年では、単独犯によるローンオフェンダーや、一般市民が多く集まるレストラン、ショッピングモール、公共交通機関等のソフトターゲットを標的としたテロが世界各地で頻発しており、こうしたテロの発生を未然に防ぐことは困難です。
 テロはどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロに巻き込まれることがないよう、「たびレジ」、海外安全ホームページ、報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切かつ十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。
 また、テロや誘拐に関する情報については、テロ・誘拐情勢(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_264.html)も参照してください。


(2)在留届・たびレジ
 海外渡航の際には、滞在期間にあわせて「在留届」の提出・「たびレジ」の登録を行うと共に、万一に備え家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を共有しておくように心掛けてください。
ア 3か月以上滞在される方は、在メキシコ日本国大使館または在レオン日本国総領事館が緊急時の連絡先を確認できるよう、必ず「在留届」を提出してください。

イ 3か月未満の旅行や出張等の際には、渡航先の最新の安全情報や、緊急時に在外公館の連絡を受け取ることができるよう、外務省海外情報配信サービス「たびレジ」に登録してください。
(「在留届」提出・「たびレジ」登録サイト)
○外務省・海外へ渡航される皆様へ
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/index.html


(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902、2903

(外務省内関係課室連絡先)
○領事局海外邦人緊急事態課
○海外安全ホームページ
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_264.html#ad-image-0

(現地公館等連絡先)
○在メキシコ日本国大使館
 住所:Paseo de la Reforma No. 243、 Torre Mapfre Piso 9 Col. Cuauhtémoc C.P.06500 Ciudad de México、 México
 電話:(市外局番55) 5211-0028
 国外からは(国番号52)55-5211-0028ホームページ: https://www.mx.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
○在レオン日本国総領事館
 住所:Blvd.Adolfo López Mateos 1717、 Piso 9、 Colonia Los Gavilantes、 León. C.P.37270、 Guanajuato、 México
 電話:(市外局番477)343-4800
 国外からは(国番号52)477-343-4800ホームページ:https://www.leon.mx.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
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