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キューバの危険情報【一部地域の危険レベル新規発出】

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更新日 2025年12月15日
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危険レベル・ポイント

【危険レベル】
●ハバナ県ハバナ・ビエハ市(旧市街地)及びセントロ・ハバナ市(市街地中心部)
レベル1:十分注意してください。(新規)

【ポイント】
●ハバナ県ハバナ・ビエハ市(旧市街地)及びセントロ・ハバナ市(市街地中心部)では、強盗、強盗致傷事件が継続して発生しています。外国人観光客は特に犯罪の標的とされやすく、滞在中は十分な注意が必要であることから、両市を対象に新たに危険レベル1を発出します。

詳細

1 概況
(1) キューバには少数の反政府組織が存在しますが、各組織は当局の厳しい統制下にあり、2021年7月にキューバ各地において反政府デモが発生して以降、政治的要因による騒じょう等は発生していません。
(2) 当局による治安情報の公表はないものの、報道等の情報によれば、一般治安は経済情勢に連動して悪化傾向にあり、特に、新たに危険レベル1を発出するハバナ県のハバナ・ビエハ市(旧市街地)及びセントロ・ハバナ市(市街地中心部)では、強盗や強盗致傷事件が散発していることから特に注意が必要です。こうした事件のほとんどが夜間に発生していましたが、最近では日中にも発生しています。夜間にハバナ・ビエハ市(旧市街地)及びセントロ・ハバナ市(市街地中心部)には決して近づかないことに加えて、日中に訪れる場合も十分警戒してください。

2 地域別情勢
 ハバナ県ハバナ・ビエハ市(旧市街地)及びセントロ・バハナ市(市街地中心部)
レベル1:十分注意してください。(新規)

 ハバナ県では、特にハバナ・ビエハ市及びセントロ・ハバナ市において強盗や強盗致傷事件が継続して発生しており、邦人の被害も発生しています。そのほとんどが夜間に発生していましたが、最近では日中にも発生しています。

 ついては、夜間にこれらの場所には決して近づかないことに加えて、日中に訪れる場合も警戒心を持って行動するなど、十分注意してください。

3 滞在にあたっての注意

(1)滞在に当たっての注意について、詳細は「安全対策基礎データ: https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_245.html 」や「安全の手引き: https://www.cu.emb-japan.go.jp/jp/ryoji/anzen.pdf 」も参考にしてください。また、在キューバ日本国大使館や報道等から最新情報を入手するよう努めてください。なお、キューバ政府は基本的に治安情報等を公表しておりません。

(2)海外渡航前には万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。キューバに3か月以上滞在する方は、在キューバ日本国大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう、必ず在留届を提出してください。3か月未満の旅行や出張などの際には、渡航先の最新安全情報や、緊急時の大使館又は総領事館からの連絡を受け取ることができるよう、外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。( https://www.ezairyu.mofa.go.jp/index.html

(3)空き巣、忍び込み等の侵入窃盗が年末年始にかけて発生しています。この時期は、気候が涼しくなり過ごしやすくなることから、窓を開けたままの就寝や、門扉や窓の施錠を失念しがちですが、侵入窃盗犯はそうした場所を狙って侵入を試みます。滞在先ホテルを留守にする際や就寝する際は必ず施錠してください。

(4)路上でのひったくりやすり、車上荒らし等は年間を通して昼夜を問わず発生しています。具体的には、背後から忍び寄りリュックサックのポケットを開けて中身を窃取される、人混みや混んでいるバス車内でズボンポケットから携帯電話を窃取される、海岸に置いた荷物を窃取される、車両の窓ガラスを割られて荷物を窃取される等の被害が確認されています。見た目が現地人とは明らかに違うアジア系外国人は犯罪の対象として常に狙われているとの意識を持ち、外出中は常に警戒心を保持し、車両内の外から目視できる場所には荷物を置かない、人前で携帯電話は使用しない、時計、ネックレス、イヤリング等の装飾品を身につけない、なるべくリュックサック等の大きな荷物は持たない、持つ場合でも身体の前側に身につける等の防犯措置を取ってください。

(5)早朝又は夜間に単独で行動することを避けてください。特に日没後は徒歩移動を避け、乗り合いではない正規の個人タクシー(黄色の車体)で移動することを推奨します。

(6)キューバは、米国による経済制裁等の影響により、金融機関、外貨送金サービスを通じたキューバへの外貨送金が事実上不可能であるため、キューバにおいて疾病・怪我・盗難等の被害が発生した場合、日本からの送金を受けることが極めて困難な状況にあります。また、他国で使えるクレジットカードがキューバでは使用できない場合が多いこと(特に米国系のカード)に加え、日本円は両替や利用ができない、外貨の引出しができない、インターネット環境が極めて乏しく、通信が途絶える可能性が高い、キューバへの渡航歴がある場合、米国入国時には、ESTAの提示だけでは十分ではなく、居住地(日本在住であれば日本)で発給を受けた米国の査証があらかじめ必要となる等の様々な制限があります。キューバを訪れる際は、事前に情報を十分収集の上で、出国までに困らない十分な額の現金(日本円以外、主にはドル又はユーロ)を保有するなどの対応が必要です。

(7)キューバでは、デング熱、オロプーシェ熱、チクングニア熱等の蚊などが媒介する感染症が流行しています。オロプーシェ熱はデング熱の症状に似ており、発熱、頭痛、筋肉痛、関節痛、嘔吐などを伴うこともあります。チクングニア熱は、重度の関節痛を引き起こすことを特徴としており、長時間続くこともあります。 日本ではデング熱、チクングニア熱、オロプーシェ熱に対するワクチンや特効薬はありませんので、キューバを訪れる際は、虫除け剤を使用するとともに、肌の露出を避け、滞在中に体調の異変を感じた場合は、速やかに医療機関での診断を受けることをお勧めします。

(8)キューバでは、日本人を含む外国人を直接標的としたテロ事件は確認されていませんが、テロによる日本人の被害は、シリアやアフガニスタンといった渡航中止勧告や退避勧告が発出されている国・地域に限りません。テロは、日本人が数多く渡航する欧米やアジアを始めとする世界中で発生しており、これまでもチュニジア、ベルギー、バングラデシュ、スリランカ等においてテロによる日本人の被害が確認されています。近年は、世界的傾向として、軍基地や政府関連施設だけでなく、警備や監視が手薄で不特定多数が集まる場所を標的としたテロが頻発しています。 特に、観光施設周辺、イベント会場、レストラン、ホテル、ショッピングモール、公共交通機関、宗教関連施設等は、テロの標的となりやすく、常に注意が必要です。
 また、外国人を標的とした誘拐のリスクも排除されず、注意が必要です。テロ・誘拐はどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロ・誘拐に巻き込まれることがないよう、「たびレジ」、海外安全ホームページ、報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切かつ十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。
 詳細は、キューバのテロ・誘拐情勢も併せてご確認ください。
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_245.html

(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902、2903

(外務省関係課室)
○領事局海外邦人緊急事態課
○海外安全ホームページ
 https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC・スマートフォン版)
 http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (フィーチャーフォン版)

(現地大使館連絡先)
○在キューバ日本国大使館
 住所:Centro de Negocios Miramar,Edificio No.1, 5to. piso,Ave. 3ra., esq. a 80,
Miramar, Playa,La Habana, Cuba(CP. 11300)
 電話:(+53) 7204-3355
メールアドレス(領事・警備):consulado@hv.mofa.go.jp
ホームページ:https://www.cu.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
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