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キューバ
安全対策基礎データ

更新日 2021年04月23日

1 犯罪発生状況
 中南米諸国の中では比較的治安が良いとされてきたキューバですが、米国による経済制裁等による長引くモノ不足に、新型コロナウイルス感染症の感染拡大による社会活動の停滞が加わり、最近では警察官が殺害され拳銃を奪取される事案やショッピングセンターが襲撃され商品が略奪される事案、外国人観光客が殺害される事案が発生するなど、治安は悪化傾向にあります。

2 日本人の被害例
(1)詐欺
ア 概要
 以前は、兌換ペソ(Pesos Convertibles:通称CUC、外貨と交換可能、米ドルと等価)とキューバ・ペソ(Pesos CubanosまたはMoneda Nacional:通称CUP)の2種類の通貨が流通し、外貨を兌換ペソに両替する際、24分の1の価値しかないキューバ・ペソに両替されたり、兌換ペソで支払いをした際にお釣りをキューバ・ペソで渡されたり、本来キューバ・ペソ表示の料金を兌換ペソで請求されるという詐欺行為が発生していました。
2021年1月1日に通貨関連改革が実施され、法定通貨がキューバ・ペソに一本化された(正規のレートは1USD=24CUP(固定))ことにより、上記改革施行日から180日間は一部で使用・両替が可能であるものの、兌換ペソの流通は急激に減少しており、最近では、両替詐欺などの被害の報告はありません。
詐欺の被害に遭わないよう外貨を両替する際は、正規の両替所(CADECA)や銀行で行うようにし、街中で声をかけてくる両替人などに両替を依頼しないようにしてください。
また、正規の両替所等で両替をした場合でも、お金はその場で確認するようにしてください。
イ 被害例
○「観光ですか。米ドルやカナダドル、ユーロを持っていたら、銀行よりも有利なレートでキューバ・ペソに両替しますよ」、「普通の銀行より有利なレートで両替してくれる銀行を知っているから案内しますよ」等と言葉巧みに近づき、旅行者から外貨を受け取ると、正規のレートより不利なレートで交換する、またはそのまま逃走する。
○正規の両替所でユーロから両替を行ったが、その場では確認せず、ホテルに戻ってから金額を確認したところ、約300ユーロ分の現金が足りなかった。

(2)民宿(カサ・パルティクラル)滞在者の所持品から貴重品抜き取り
○地方都市の民宿に宿泊した際、家主から「害虫駆除の薬をまくので部屋から出て下さい」と言われ、しばらくの間部屋から出て戻ったところ、部屋に保管してあったバッグ内から現金が一部抜き取られていた。

(3)強盗及び窃盗等
○機内預け荷物のスーツケースが壊され、現金や貴重品が盗まれた(キューバの空港職員が被疑者として検挙された事例もあります)。
○レストランでカバンを椅子に掛けて食事をしていたところ、中に入れていた旅券(パスポート)と携帯電話が盗まれた。
○ビーチにバッグを置いたまま、写真を撮るため数分間目を離した隙に、バッグが持ち去られていた。
○マタンサスの海岸でテントを張って野宿していたところ、寝ている間に現金と携帯電話を盗まれた。
○夜間、ハバナ旧市街の裏通りを1人で歩いていたところ、突然後ろから首を絞められ、ショルダーバッグを強奪された。
○満員の乗り合いバスに乗車中、財布を抜き取られた。
○混み合ったバーの店内で、チャックのついていないバッグから財布をすられた。
○公園で見知らぬキューバ人に話しかけられ、相手をしている最中に、背負っていたリュックの後ろポケットからスマートフォンをすられた。
○サンティアゴ・デ・クーバからビジャ・クララに向かう電車内でうたた寝をしている間に、座席に置いてあったキャリーバッグを盗まれた。
○昼間、害虫駆除業者を装った男2名が、押し売り的に事前のアポイントもなく被害者宅(アパート)を訪れ、室内を消毒する旨の申し出を受け屋内に案内した後、突然、同被害者の首を絞めて昏倒させ、現金等の貴重品を強奪した。

(4)その他、ぼったくり等
○レストランで料金を確認せずに注文し、通常より高い料金を請求された。
○事前に料金を確認せずにタクシーやビシタクシー(自転車タクシー)を利用し、通常より高い料金を請求された。
○親しげに道案内等を装って近づいてきた人物に、後から食事を奢らされ、またはグルと思われる飲食店に連れて行かれ、通常より高い料金を請求された。

3 外国人(日本人以外)の被害例
○バラデロにおいて、外国人観光客が殺害され砂浜に埋められた(動機については不明)。
 
4 防犯対策
○両替は、銀行や正規の両替所またはホテル内で行い、必ずその場で金額と札の種類を確認する(正規の許可を得ていない、いわゆる「闇両替屋」を利用した場合、利用した側も法律違反となるため、警察は被害届を受理しません)。
○両替屋を装って近づいてくる人物は相手にしない。
○機内預け荷物のスーツケースに現金や貴重品を入れない。
○ホテル等に貴重品を置いたままにしない。家主や従業員から害虫駆除等による退室を求められても安易に信用せず、もし退室する場合には貴重品は携行する。
○貴重品を部屋に置く場合は、施錠できる金庫等に収納する。
○バッグ等の持ち物を安易に地面や脇に置かず、常時身につけておくか、目の届く所に置く(旅行者等の周りには、持ち物を狙っている置き引き犯が常にいるという意識をもってください)。
○面識のないキューバ人に話しかけられても相手にしない。また,当該人物以外の人物にも注意する(親切なように見えても、グループで旅行者の持ち物を狙う一団の一員である可能性があります)。
○バス等の公共交通機関を利用する場合は、カバンを体の前に抱えるなど、スリに注意する。
○野宿はせず、安全を第一に考え、信用できるホテル・民宿等に宿泊する(キューバでは、海岸を含む多くの場所で野宿は禁止されています)。
○自宅内の窓の近くに貴重品を置かない(棒のような物を使用して窓の外から財布等を引っ張り、盗むという事件も発生しています)。
○面識のない人物を自宅内に立ち入らせない。特に、害虫駆除等の業者を装った人物を不用意に自宅内に入れない。
○外出する際、特に夜間や混雑する場所に行く場合は、携帯品は必要最小限の物とする。
○夜間や未明の時間帯に小人数での外出は控える。移動が必要な場合は、車を使う等安全対策を心掛ける(特に夜間や深夜は飲酒や売買春等に絡む事件が増加します。また、突然停電になると、信号機や街灯も消え辺りは真っ暗闇になりますので、帰る道すら分からなくなります)。
○常に周囲の状況に目を配る。(特に、レストランやコンサート会場などの建物から外に出た直後は、周囲の状況に注意してください。これまでの犯罪被害の状況を見ると、ひったくり等の犯人は建物の外で待ち伏せ、狙いやすい人物を見定めて犯行に及んでいますので警戒意識が高ければ、狙われる可能性も低くなります。周囲の人物に対して、警戒しているという態度をはっきりと示すことが大切です)。
○所持品を他人に預けない。相手を簡単に信用しない。
○観光地等で声を掛けてくる人物のほとんどは、何かしらの悪意があって声を掛けていることを念頭におく。
○犯罪者に行動を予測させないように、決まった時間に自宅や職場に出入りしたり、同じコースを通ったりと、行動をパターン化しない(犯罪者が犯行に及ぶときは、前もって行動を観察した上で対象者を選定し、さらに警戒が手薄な時間・場所など、犯行に都合のよい状況を確認して、犯行に及んでいます)。
○金品や貴重品は外から見えないように携帯し、金目の物を持っていると思わせないようにする(犯罪者が犯行の対象を選定するときは、犯罪の成功率の他に、当然成功した場合に得られる報酬を考えます。犯人に裕福と思わせるような派手な服装や高価な装飾品を身につけることは控え、目立たないようにすることが大切です。また、キューバではアジア系の人が非常に少ないため、日本人であるというだけで、街中で目立つことも十分考慮する必要があります(キューバでは、日本人は非常に裕福だと思われています)。
○旅券(パスポート)等の貴重品や現金は分散して保管する(貴重品を持ち歩く場合は、ズボンのポケットやカバン等、数か所に分散して携帯するように心掛けてください)。
○重要な書類はコピー(写し)を取っておく(事前に、航空券、海外旅行の保険証書、旅券などの重要な書類はコピーを取って携行してください。コピー若しくは書類を特定できる番号等があれば、犯罪の被害に遭ったとしても再発行等がスムーズに行えることがあります)。

【犯罪被害に遭った場合】
いくら注意を払っていたとしても犯罪の被害に遭うことはあります。
被害に遭った場合は、相手が拳銃やナイフなど凶器を所持していることもあるため、身の安全を優先し、絶対に抵抗をしないことが大切です。

5 テロ対策
テロによる日本人の被害は、シリアやアフガニスタンといった渡航中止勧告や退避勧告が発出されている国・地域に限りません。テロは、日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており、これまでもチュニジア、ベルギー、バングラデシュ、スリランカ等においてテロによる日本人の被害が確認されています。
 近年では、単独犯によるテロや一般市民が多く集まる公共交通機関等(ソフトターゲット)を標的としたテロが頻発するなど、テロの発生を予測し未然に防ぐことがますます困難となっています。
このようにテロはどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロの被害に遭わないよう、海外安全ホームページ(テロ・誘拐情勢 https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_245.html)や報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。
※在留邦人向け安全の手引き
在キューバ日本国大使館が在留邦人向けに作成した「安全の手引き」(https://www.cu.emb-japan.go.jp/jp/ryoji/anzen.pdf)を参照してください。

(手続や規則に関する最新の情報については,駐日キューバ大使館(電話:03-5570-3182)にお問い合わせください。)
1 査証
キューバへの入国査証は、査証申請の内容について駐日キューバ大使館が本国政府に確認した後に発給されるので、一般的に申請から取得まで数週間を要します。
ただし、観光目的の場合は「ツーリスト・カード」を駐日キューバ大使館、旅行代理店、キューバに乗り入れている航空会社のカウンターなどで購入すれば、原則として1回30日以内の滞在が入国時に認められます(大使館で直接購入する場合、発行料は2,100円(代理申請・郵送申請の場合は追加で3,500円が必要))。
ツーリスト・カードは、品切れの場合もあるので、時間に余裕をもって購入しておくことをお勧めします。
ツーリスト・カードや短期の滞在査証で入国した後に留学生としての査証に切り替える場合、時間を要し、複雑な手続が必要となりますので、留学を検討している場合は、事前に駐日キューバ大使館に問い合わせてください。
なお、キューバから一時出国し再入国する場合、再入国許可は現地で取得可能です。
新型コロナウイルス感染症対策のため、入国制限措置や入国に際しての条件・行動制限がとられていることがありますので、最新の情報(https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html )を事前にご確認ください。

2 出入国審査等
(1)入国時
入国審査の際、旅券を提示します。
機内で配られる税関申告書等も別途提出が必要です。
2010年5月から、旅行者は入国に当たって、旅行期間全てをカバーし、また、キューバ国内も保険適用対象となる医療保険に加入していることが義務付けられています(2021年1月からは、新型コロナウイルス感染症をカバーする保険であることが求められています)。
なお、入国審査官から当該医療保険の保険証券の提示を求められることがあります。

(2)出国時
チェックインカウンターにおいて、空港使用税の支払いを求められる場合があります。
通常、空港使用税は航空運賃に含まれており、空港で個別に支払いを行う必要はありませんが、念のため、空港使用税支払いの要否について、事前に航空会社に確認しておくことをお勧めします。

(3)カナダ経由で渡航する場合
 カナダで乗り継ぎをしてキューバに入出国する場合はeTA(電子渡航認証システム)の取得が必要です。
eTAの詳細については、カナダ政府の案内を確認してください(https://www.canada.ca/en/immigration-refugees-citizenship/services/visit-canada/eta/facts-ja.html)。
 キューバでは、日本人旅行者が日本に帰国しようとした際、eTAを取得していなかったことにより飛行機への搭乗を拒否された事例が実際に発生しています。

(4)米国経由で渡航する場合
 米国で乗り継ぎをしてキューバに出入国する場合は米国査証またはESTA(電子渡航認証システム)の取得が必要です。米国査証は渡航前に駐日米国大使館で取得してください。
また、ESTAの詳細については、同大使館の案内を確認してください(https://jp.usembassy.gov/ja/visas-ja/visa-waiver-program-ja/esta-information-ja/)。
 なお、米国による対キューバ制裁により、米国からもしくは米国経由での「観光目的」での渡航については認められていないので、十分にご留意ください。

3 外貨申告
外貨に関する持込み制限はありませんが、5,000米ドル相当額を超える場合は、税関検査の際に申告する必要があります。

4 税関手続き案内(概要)
キューバの税関手続きにの概要は次のとおりですが、詳細情報が必要な場合はキューバ税関ホームページ(http://www.aduana.gob.cu/ (英語・スペイン語)で確認するか、駐日キューバ大使館に問い合わせてください。
なお、キューバ税関ホームページでは個別の問い合わせにも対応しています。
(1)個人携行荷物について
キューバに入国する旅行者は、個人携行荷物を非課税でキューバ国内に持込み、また、出国時に持出すことができます(販売目的、もしくは6か月以上の長期滞在者の場合は、輸入免税許可書の取得が必要となります)。
この場合の個人携行荷物とは、宝石類、カメラ、双眼鏡、楽器、音楽プレーヤー、ラジオ、携帯型テレビ、ベビーカー、キャンプ用具、スポーツ用品、ノートパソコン、携帯型DVDプレーヤー、フラッシュメモリー、i-Pod等、またはこれらに類するものを指します。
なお、10歳未満の子どもの荷物には適用されませんので注意が必要です(おもちゃやゲーム機等、子どもの携帯品として自然な物品のみ非課税となります)。

(2)個人携行荷物以外について
個人携行荷物以外についての扱いは次のとおりです。
ア 持込み・輸送について
(ア)電化製品
電化製品は持込み・輸送が可能ですが、個数や規格によっては制限される場合もあるため、詳細は上記キューバ税関ホームページで確認してください。
(イ)持込み・輸送ができない主なもの
麻薬、向精神薬、覚醒剤及びその原材料や類似品、爆発物、血液派生品、猥褻物・ポルノまたは国家の公安・風俗を害する書籍や物品。
また、電力消費の多い家電製品や自動車、自動車のボディー、オートバイ(原動機付き自転車以外のもの)、動物由来品(疾病原因となる可能性のあるもの)は輸入できません。
(ウ)持込み・輸送が規制されている主なもの
Wi-Fiルーターモデム、ドローン、トランシーバー、無線機等の通信装置、SPS/GPS装置、動植物見本、要件を満たさない食品、文化省が監督する外国人またはキューバ人制作の芸術品、検疫を受けていない動植物、ワシントン条約に定められる野生動植物の種、歴史的収集価値のあるもの、購入した絵画や彫刻。
なお、第三者から当地に持込むよう依頼された物品についても、規制の対象となりますので注意が必要です。
特にポケットWi-Fiやワイヤレスマイク等、無線関係製品を入国時没収される旅行者が増えていますので、事前に上記キューバ税関ホームページで確認してください。

イ 持出しについて
(ア)持出しができる主なもの
すべての旅行者は、出国にあたり個人携行荷物及び次の物を持出すことができます。
民芸品・記念品類、商用と認められない程度の量の土産品、リカー類3本まで、タバコ200本まで。
(イ)持出しが規制されている主なもの(許可を得れば持出せる場合があります)
薬品類。
(ウ)葉巻の扱い
葉巻は、20本までは口頭で税関に申告することにより、無税で持出しできます。
50本までの持出しの場合は、確認シール貼付済みで、公式ホログラムによって厳封されたオリジナルパッケージ入りのものであることが必要です。
50本を超える場合は、その総額が5,000米ドル相当額以上である場合は、原則持出すことはできませんが、正規販売店発行の領収書を提示できれば持出すことが可能です。
この場合も、確認シール貼付済みで、公式ホログラムによって厳封されたオリジナルパッケージ入りのものであることが必要です。
なお、葉巻を50本を超えて持出そうとする際に、それを旅行者が申告しなかった場合や申告の際に正規販売店発行の領収書を提示してその合法的な取得を証明できない場合,あるいはオリジナルパッケージに厳封されていないキューバ産葉巻が発見された場合は没収されます(日本への持込みについては,日本の税関のホームページ等をご参照ください)。
(エ)現金の扱い
現金で5,000米ドル(または同額相当の他国通貨)以上を持ち出す場合は、入国時に事前に申告しておくか、銀行から当該現金の持ち出し許可の取得が必要です。
旅行者によるキューバ・ペソ(CUP)の持ち出しは原則禁止されています。

ウ その他
高額な楽器や物品などを持込み、出国時に再度持出す場合は、トラブルを防止するため入国時に申告するなどの手続きが必要な場合があります。
詳しくはキューバ税関や駐日キューバ大使館に確認してください。

(3)医薬品の持込み、持出し
 医療用麻薬を含む医薬品の携帯による持込み、持出しの手続きについては厚生労働省の次のホームページをご確認ください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/yakubuturanyou/index_00005.html

1 滞在時の各種届出
(1)商用・業務渡航及び企業駐在員としてキューバに滞在する際は、キューバ当局への届出が必要です。
届出先:Camara de Comercio (Calle 21, #661, esq. A, Vedado)
電話番号:7838-1322

(2)報道関係者には登録が義務付けられています。
登録先:Centro de Prensa Internacional (Calle 23, #150, esq. O, Vedado)
電話番号:7832-0527

2 旅行・宿泊制限
(1)国内旅行については特に制限はありませんが、海岸を始め、多くの場所でテント等を利用してキャンプすることは禁じられています。
地方に旅行する場合は、あらかじめホテルや車両の手配をしておくようお勧めします。

(2)外国人が通常のホテルに宿泊する場合は特に問題はありませんが、カサ・パルティクラル(Casa Particular)と呼ばれる民宿については、キューバ政府から許可を得た施設でなければ外国人を宿泊させることができず、無許可の民宿が外国人を宿泊させることは違法行為となります。
無用なトラブルを避けるためにも、民宿に宿泊することを計画している場合には、許可を得ている施設か否かを事前に確認してください。

(3)宿泊費を節約するために路上で知り合ったキューバ人の家に泊めてもらった結果、食事をおごらされたあげく所持品が盗まれる等のトラブルに発展する事案も発生しています。

3 写真撮影の制限
軍事施設、公安施設(警察・消防署を含む)の写真撮影は禁止されています。
なお、主要幹線道路や橋梁などについても、撮影が禁止されている場所がありますので注意が必要です(撮影禁止の表示がありますので確認してください)。

4 各種取締法規
(1)麻薬
使用はもちろんのこと、持込み及び所持についても法律で厳重に禁止されています。
一般的に量刑は相当重いものとなっていますので、絶対に関わらないでください。

(2)不法就労
許可された入国目的以外の活動は一切禁止されており、許可を受けないままの就労はできません。

(3)外国人の政治活動
政治活動及び出版はキューバ政府の許可が必要です。

(4)銃器
銃器の所持は禁止されています。

(5)その他
ア 国益に反する行為(不正両替,闇市場による売買,禁制品売買など)や反政府的行為,公序良俗に反する行為(売春,賭博など)は厳しく規制されています。

イ 社会主義体制維持のため革命防衛委員会(CDR)という隣組組織があり、住民が相互に監視するシステムがとられています。
各人の行動は常に監視状態におかれていると考えた上で、滞在中に軽率な行動をとらないようにくれぐれも注意する必要があります。

ウ 旅行者の場合は旅券、長期滞在者の場合はキューバ政府が発行する身分証明書の携帯が義務付けられています。

5 交通事情
(1)交通法規
通常、有効期間内であれば、日本で取得した国際運転免許証及び日本の運転免許証により車を運転できます(キューバ到着時から6か月間)。
ただし、車両は決して整備状況が良いといえず、また、人身事故等を発生させた場合、厳しい刑罰を科せられる可能性があるため、車(レンタカーを含む)を利用する際には、車両を入念にチェックし、キューバの交通法規についても事前に確認してください。

(2)交通マナー等
近年キューバでは、交通量の増加に伴い交通事故が増加しています。
交通マナーは劣悪と言うほどのことはありませんが、無免許運転や居眠り運転、飲酒運転などによる交通事故が発生しています。
また、老朽化した車両があったり、ウインカーやブレーキランプ等が故障したりしている整備不良の車両も数多く走行しています。
ブレーキやハンドル等の主要制御部分の動作不能による事故も発生していますので、十分に注意してください。
道路にはほとんど街路照明が設置されていないため、夜間は特に注意が必要です。
近年日本人が運転する車両による人身事故の発生は報告されていませんが、物損事故は複数発生しています。
歩行者、運転者ともにキューバの交通事情を理解し、日頃から事故に遭わないよう備えるのに加え、次の点を念頭においてください。
○道路整備が不十分であることから道路に大きな穴や隆起があり、それらを避けるために周りの車が突然ハンドルをきることがある。
○故障していたり、点灯している色がわかりづらかったり、停電している信号機が多い。
○交差点の信号機が、故障で双方向とも青色を示している場合がある。
○計画停電が実施されている間は、その地域の信号も一斉に消灯する。
○警察官が交通整理をしていればそれに従う(信号よりも優先)。交通整理がされていない交差点では、周囲の状況に気を配りながら、確実に安全を確認してから進入する。
○故障しているが部品が手に入らない等の理由で、ウインカーやブレーキランプが点灯しない等、整備不良のまま走行する車は、窓から手を出して右左折や停止の合図を送ることも散見される。

6 その他の注意事項
(1)通貨等
ア キューバ国内で使用できる通貨
 以前は兌換ペソ(CUC)とキューバ・ペソ(CUP)の2種類の通貨が流通していましたが、2021年1月1日に通貨関連改革が実施され、兌換ペソは廃止されています(ただし、施行日から180日間は兌換ペソを一部の店舗等で使用若しくはキューバ・ペソに両替することは可能です)。
2021年1月1日以降、ホテルの宿泊料、レストランでの飲食代、商店での買い物など、一部を除いて基本的にキューバ・ペソ払いとなっていますので、携行する外貨(米ドル,ユーロ,加ドル,英ポンド等)をキューバ・ペソに両替する必要があります。
トラベラーズチェックは使用できる場所は極めて限られています。
また、2019年末以降、外貨払いを受け付ける販売店(一部の食料品、電化製品、オートバイ販売店等)が少しずつ増えてきていますが、通常は現地通貨を除いてはクレジットカード(下記ウ参照)のみが使用でき、外貨現金は使用できません。

イ 両替
 主要な通貨(米ドル、ユーロ、加ドル、英ポンド等)は、ほぼ全ての両替所(CADECA)で両替することができます。
日本円はハバナ空港の両替所では両替可能ですが、街中の両替所では両替ができないところもあります。
 余ったキューバ・ペソは、出国時のみ出国便のチケットを提示することにより、空港、あるいは市中の両替所で外貨に両替することができますが、両替できる額が7,200キューバ・ペソ(約300米ドル)までに制限されているため、注意が必要です。

ウ クレジットカード、キャッシュカード
キューバで使用できるカードは、VISAカードまたはMasterカードで(ほかのクレジットカード会社のものは使える場所が限定されます)、かつ、米国の金融機関(米国に所在する他国金融機関も含む)以外で決済されるカードのみです。
なお、日本の金融機関で決済されるクレジットカードであっても、米国系企業のカード(例えば、アメリカン航空やユナイテッド航空等)は使用できません。
また、VISAカードまたはMasterカードであっても、コンピューターシステムの不具合等により使用できない場合もありますので、キューバを訪問する際はその点も考慮して十分な現金を持参する事をお勧めします。
クレジットカードが使えるものと思い込み、僅かな現金しか所持せず、結果的に困窮してしまう事案が多数発生していますので、ご注意ください。
クレジットカードによるキャッシングは可能ですが、キューバ国内でキャッシング可能な契約内容かどうか事前にカード会社にご確認ください。
また、ATMがサービス停止や故障中で使用できないケースも少なくありませんので、その点からも十分な現金を持参することをお勧めします。

エ 外貨送金
現金が足りず、また、クレジットカードも使えない場合、ホテル代やタクシー代、食費、学費などの支払いに困窮した日本人旅行者や留学生が、日本の親族等から送金を受けようと試みる事例がありますが、米国からの制裁のため,外貨送金は容易ではありませんので、注意してください。

(2)インターネット
 キューバでは、2018年12月に携帯電話回線(3G)によるインターネット利用が解禁されましたが、利用するためには電話会社(ETECSA)で電話番号(SIMカード)を取得する必要があります。
現金のチャージや複雑なパケットの購入手続が必要であるため、短期の旅行者が利用することは非常に困難です。
旅行者がインターネットに接続するには、電話会社(ETECSA)やホテルの受付などでWi-Fiカードを購入し、ホテルや公園などのWi-Fiスポットに行くのが一般的です(一部の高級ホテルではWi-Fiが利用できるところもあります)。
なお、Wi-Fiカードを購入するだけでも長蛇の列に並ばなければならないこともあり、他国のように容易にインターネットを利用して家族等と連絡をとったり、情報を検索したりすることができないこともありますので、注意が必要です。
 また、米国による制裁等により、キューバでは一部のサイトでインターネットを通じたカード決済やホテルの予約などができないこともあります。
Apple社のiPhoneやiPadは、キューバではアプリのインストールができないため、必要なアプリは渡航前にインストールしておく必要がありますので、注意してください。

(3)停電
電力事情は以前より良くなったと言われますが、計画停電が実施される場合があります。
停電に慣れているキューバ人は、停電中の夜間外出は控えます。
不慣れな日本人がハバナ市中心街等で停電に遭遇すれば、辺り一面は真っ暗になり、歩くことさえ困難になりますので注意が必要です。

7 在留届の届出
キューバに3か月以上滞在される方は、緊急時の連絡などに必要ですので、到着後遅滞なく在キューバ日本国大使館に「在留届」を提出してください。
また、住所その他届出事項に変更が生じたとき、または日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には、必ずその旨を届け出てください。
在留届の届出は、在留届電子届出システム(オンライン在留届,https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html )による登録をお勧めします。

8 「たびレジ」への登録
在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む)は、「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html )。
「たびレジ」は、滞在先の最新の安全情報などを日本語のメールで受け取れる外務省のサービスです。
登録した情報は、キューバで事件や事故、自然災害等が発生した際に、在キューバ日本国大使館が安否確認を行う際にも利用されます。
安全情報の受け取り先として、家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので、併せてご活用ください。

1 風俗,習慣,国民性に関する留意事項
キューバの人々は一般的に陽気で親切ですが、偽物や横流しした物品(葉巻など)を売りつけるために声を掛けてきたり、親切を装って相手の警戒心が薄れた隙にスリや置き引きをしたりする者もいます。
いくら陽気で親切だからといっても、警戒を怠らないようにすることが大切です。
 また、キューバは現在も社会主義国であることを常に念頭に置いて行動する必要があります。

2 衛生事情
水道水は石灰の含有量が高いばかりでなく、アメーバ等が混在している危険性がありますので、飲用にはミネラルウォーターを利用してください。
一般的なキューバ人家庭でも水道水を飲用にする場合はいったん煮沸させていますので、水道水をそのまま飲んだり口に入れたりすることは避けてください。
また、街頭の屋台での飲食も避けることをお勧めします。

3 注意が必要な感染症等
(1)新型コロナウイルスに関する感染情報が発出されていますので、外務省ホームページなどを通じて動向を注視してください。
また、滞在中は不必要な外出を控えるとともに、マスクの着用,手洗い,ソーシャルディスタンシングの励行など、各種予防措置をとることが重要です。

(2)キューバは、蚊(ネッタイシマカなど)が媒介するデング熱の流行地です。
また、ジカウイルス感染症も輸入症例・国内感染例ともに確認されています。
デング熱、ジカウイルス感染症には予防薬や予防接種はありませんので、蚊に刺されないことが唯一の予防法です。
虫除けや殺虫剤を使用したり肌が露出しない服装を心掛けるなど、蚊に刺されないような対策を講じてください。
ネッタイシマカは日中、都市部でも活動します。屋内の蚊の駆除も心掛けてください。
・ジカウイルス感染症
 ジカウイルス感染症がキューバ国内でも発生しています。
ジカウイルスを持ったネッタイシマカやヒトスジシマカに刺されることで感染するほか、母胎から胎児への感染、輸血や性交渉による感染リスクも指摘されています。
ジカウイルス感染症は感染しても症状がないか(不顕性感染)、症状が軽いため、感染に気づきにくいことがありますが、妊娠中にジカウイルスに感染すると胎児に小頭症等の先天性障害を来すことがあることから、特に妊娠中または妊娠を予定している場合は、流行地域への渡航を可能な限り控えるなど十分な注意が必要です。
(参考)感染症広域情報:ジカウイルス感染症に関する注意喚起
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/search/pcinfectioninfo.html#widearea

(3)特にビーチでは、「ヘヘン」と呼ばれる蚊に似た小さな虫に刺されるケースが散見されます。
刺されると強い痒みが数週間にわたって続くようです。
十分な虫除け対策を心掛けてください。

4 医療事情
(1)ハバナ市内には外国人専用の病院があり、医療設備は一通り整っています(しかし、故障中の設備も多く見られます)。
急患の診察も行われていますが、医療水準が高いとは言えません。
また、治療を受けた場合、医療の種別によっては高額の治療費を請求される場合もあります。
支払方法はクレジットカード(米国発行の金融機関決済のクレジットカード及び日本発行でも米国系企業のカードは使用不可。)、キューバ国内での銀行間送金または小切手のみで、現金は使用できないため注意が必要です。
2010年5月から、旅行者は、入国時に旅行期間を通じてキューバ国内をカバーする医療保険に加入することが義務付けられましたが、加入する際は緊急移送サービスを含む十分な補償内容の海外旅行保険への加入をお勧めします。
また、同保険は、新型コロナウイルス感染症もカバーすることが求められます。

(2)病院から処方箋をもらっても薬局に薬の在庫がなかったり、日本人の体質に合った医薬品の入手が困難であったりしますので、常備薬(風邪薬、胃腸薬、下痢止め、目薬、軟膏など)は日本から持参するようお勧めします。

(3)日差しが非常に強いため、海辺では日焼け止めを使用する等の配慮をして下さい(昼間は日光浴をしないのが無難です)。
また、観光等の屋外活動では、脱水症や熱中症にならないように、飲料水を持ち歩いたり、帽子を着用したりするなどして、健康管理に十分留意して下さい。

・「世界の医療事情」(https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/cs_ame/cuba.html )において、キューバ国内の衛生・医療事情等を案内していますので、渡航前には必ずご覧ください。
その他、必要な予防接種等については、以下の厚生労働省検疫所ホームページを参考にしてください。
 ◎感染症情報(https://www.forth.go.jp/

5 その他(自然災害)
キューバの一年は乾季(おおむね11~4月)と雨季(おおむね5~10月)に分かれています。
9月から11月頃にかけてはハリケーンがしばしばキューバに上陸し、各地に大きな被害をもたらしています。
また、雨季には雷をともなったスコールが発生することが多く、過去には遊泳中の落雷により死亡したという事例がありますので注意が必要です。

◎警察(ハバナ市):TEL 106
◎消防(ハバナ市):TEL 105
◎在キューバ日本国大使館
TEL:7204-3355
国外からは(国番号53)7204-3355
FAX:7204-8902
国外からは(国番号53)7204-8902
緊急時:5279-8818
◎外国人専門病院(Cira Garcia(シーラ・ガルシア))
住所:Calle 20 No.4101 esq. A 41, Miramar Playa
TEL: 7204-2811

○外務省領事サービスセンター
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902、2903


(外務省関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)5145
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○領事局政策課(感染症関連)(内線)5367
○外務省海外安全ホームページ
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)


(現地大使館連絡先)
○在キューバ日本国大使館
住所:Centro de Negocios Miramar, Edi.No.1,5 to. Piso, Ave. 3ra, Esq. a 80, Miramar, Playa, La Habana, Cuba (Apartado No. 752)
電話: 7204-3355
国外からは(国番号53)7204-3355
FAX : 7204-8902
国外からは(国番号53)7204-8902
ホームページ: https://www.cu.emb-japan.go.jp/
フェイスブックhttps://m.facebook.com/EmbajadaJapon.Cuba/

※本情報記載の内容(特に法制度・行政手続き等)については、 事前の通告なしに変更される場合もありますので、渡航・滞在される場合には、渡航先国の在外公館または観光局等で最新情報を確認してください。

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