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危険情報
ガボンの危険情報(内容の更新)《危険レベル継続》
更新日 2025年12月12日
危険レベル・ポイント
【危険レベル】
●全土
レベル1:十分注意してください。《継続》
【ポイント】
●2025年4月に、2023年に発生した「政変」後初となる大統領選挙が行われ、5月にオリギ・ンゲマ大統領が就任しました。その後国民議会選挙、地方選挙が平穏裏に実施され民主化プロセスが着実に進展しています。
●首都リーブルビルや地方都市ポールジャンティを始め、地方都市でも一般犯罪や薬物関連事案が多数発生しており注意が必要です。
●全土
レベル1:十分注意してください。《継続》
【ポイント】
●2025年4月に、2023年に発生した「政変」後初となる大統領選挙が行われ、5月にオリギ・ンゲマ大統領が就任しました。その後国民議会選挙、地方選挙が平穏裏に実施され民主化プロセスが着実に進展しています。
●首都リーブルビルや地方都市ポールジャンティを始め、地方都市でも一般犯罪や薬物関連事案が多数発生しており注意が必要です。
詳細
1 概況
(1)2025年4月12日に、2023年8月の軍・治安部隊による政権掌握後、初の大統領選挙が実施され、オリギ・ンゲマ大統領が対立候補を大差で抑え、当選を果たしました。多くの国民の支持を受け当選した新しい大統領の下、国内の政治情勢は現在まで安定した状態が続いています。
(2)一方、首都リーブルビルや地方都市ポールジャンティを始め、都市部では侵入事案、ひったくり、暴行などの一般犯罪や薬物関連事案が多数発生しており注意が必要です。リーブルビルにおいては治安上特に注意を要する地区がありますので不用意に近づかないことが重要です。
2 地域情勢
全土
レベル1:十分注意してください。《継続》
(1)首都リーブルビル市
ア 2025年4月の大統領選挙以降の現在の治安情勢は安定していると言えます。
イ 人口が集中するリーブルビルでは犯罪が多発しており、過去に在留邦人が被害に遭う事案も発生しています。また、薬物関連事案が日常的に発生していますので、空港等で見知らぬ人からの依頼や荷物の受取は行わないよう注意する必要があります。
(2)その他の地域
ア 通信回線や医療体制が整っていない地域も多数存在するため、地方・農村部で事件や事故に巻き込まれた場合、適切な支援が得られない可能性があります。
イ 依然として、ギニア湾では武装集団による誘拐、強盗等の海賊事案が多発しています。2023年5月、ガボン沖の停泊地から約8キロの海上で船舶が襲撃され、3名が拉致される事案が発生しています。また、2025年1月に、夜間にガボン領海内で武装集団が漁船を襲撃し、セネガル人が拉致される事案が発生しています。海路でも、特に夜間における移動には十分な警戒が必要です。
3 滞在にあたっての注意
(1)現在のところ、ガボンにおいて、テロ・誘拐による日本人の被害は確認されていません。
一方、テロによる日本人の被害は、シリアやアフガニスタンといった渡航中止勧告や退避勧告が発出されている国・地域に限りません。テロは、日本人が数多く渡航する欧米やアジアを始めとする世界中で発生しており、これまでもチュニジア、ベルギー、バングラデシュ、スリランカ等においてテロによる日本人の被害が確認されています。
近年は、世界的傾向として、軍基地や政府関連施設だけでなく、警備や監視が手薄で不特定多数が集まる場所を標的としたテロが頻発しています。特に、観光施設周辺、イベント会場、レストラン、ホテル、ショッピングモール、公共交通機関、宗教関連施設等は、テロの標的となりやすく、常に注意が必要です。
また、外国人を標的とした誘拐のリスクも排除されず、注意が必要です。
テロ・誘拐はどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロ・誘拐に巻き込まれることがないよう、「たびレジ」、海外安全ホームページ、報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切かつ十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。
ガボンのテロ・誘拐に関する情報については、テロ・誘拐情勢(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_097.html )も参照してください。
(2)ガボンへの渡航・滞在における一般的な注意事項については、外務省海外安全ホームページ内のガボンの「安全対策基礎データ」及び在ガボン日本国大使館の「安全の手引き」も併せて参照してください。
●安全対策基礎データ:https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_097.html
●安全の手引き:https://www.ga.emb-japan.go.jp/files/100782330.pdf
滞在中は、十分注意して行動し、危険を避けるようにしてください。万一、事件・事故等に巻き込まれた場合には、在ガボン日本国大使館に連絡してください。
(3)海外渡航の際には万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
3か月以上滞在する方は、在ガボン日本国大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう、必ず在留届を提出してください。また、3か月未満の旅行や出張などの際には、渡航先の最新安全情報や、緊急時の在ガボン日本国大使館からの連絡を受け取ることができるよう、外務省海外安全情報配信サービス「たびレジ」に登録してください。
●「たびレジ」登録:https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet
(4)全国各地の要所に治安部隊が配置されていますが、貧困問題等を背景に、特に都市部の住宅密集地区で刃物等を使用した犯罪が頻発しています。また、近年、特に殺人や強盗、性犯罪、薬物犯罪等の重大事件の発生が日常的に報道されています。郊外の長距離バス乗り場や市場、夜の繁華街等、多くの人が集まる場所では犯罪が発生しやすく、夜間の住宅や車両を狙った窃盗事件も多発していますので、十分注意してください。
(5)近年の邦人を対象とした事件としては、強盗、ひったくり、スリ、侵入窃盗、車上ねらい等が発生しています。特に乗合タクシー内でのスリが多発しており、運転手と他の乗客が同一犯罪グループのメンバーであることも多いため、乗合タクシーの利用は極力控えてください。やむを得ず流しの乗合タクシーを利用しなければならない場合は、貴重品の管理に十分注意し、運転手や乗客に不審な言動があった際は、すぐに降車してください。
(6)大麻、コカイン等がガボン全土で蔓延しており、薬物問題が深刻化しています。大麻等は主に近隣国から陸路や海路で持ち込まれますが、空路により密輸される場合もあります。空港等で見知らぬ外国人(麻薬ディーラー等)から荷物(薬物)の運搬依頼を受け、知らないうちに禁止薬物の運び屋となってしまわないよう注意してください。また、薬物使用の低年齢化も問題となっており、高校、大学構内においても禁止薬物が蔓延しています。
4 隣国の赤道ギニア、サントメ・プリンシペ、カメルーン及びコンゴ共和国に対しても危険情報が発出されていますので、併せて留意してください。
(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(外務省代表)03-3580-3311(内線)2902、2903
(外務省関連課室連絡先)
○領事局海外邦人緊急事態課
電話:(代表)03-3580-3311(内線)9929
○海外安全ホームページ:
https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC・スマートフォン版)
http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (フィーチャーフォン版)
(現地大使館連絡先)
○在ガボン日本国大使館(Ambassade du Japon au Gabon)
住所:Résidence Malaïka, Bâtiment B, 1er étage, Boulevard du Bord de Mer,
Batterie IV, Libreville, Gabon
電話:(+241)011-73-22-97 / 011-73-02-35
閉館時の緊急連絡先:(+241)077-38-73-38
FAX:(+241)011-73-60-60
ホームページ:https://www.ga.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
(1)2025年4月12日に、2023年8月の軍・治安部隊による政権掌握後、初の大統領選挙が実施され、オリギ・ンゲマ大統領が対立候補を大差で抑え、当選を果たしました。多くの国民の支持を受け当選した新しい大統領の下、国内の政治情勢は現在まで安定した状態が続いています。
(2)一方、首都リーブルビルや地方都市ポールジャンティを始め、都市部では侵入事案、ひったくり、暴行などの一般犯罪や薬物関連事案が多数発生しており注意が必要です。リーブルビルにおいては治安上特に注意を要する地区がありますので不用意に近づかないことが重要です。
2 地域情勢
全土
レベル1:十分注意してください。《継続》
(1)首都リーブルビル市
ア 2025年4月の大統領選挙以降の現在の治安情勢は安定していると言えます。
イ 人口が集中するリーブルビルでは犯罪が多発しており、過去に在留邦人が被害に遭う事案も発生しています。また、薬物関連事案が日常的に発生していますので、空港等で見知らぬ人からの依頼や荷物の受取は行わないよう注意する必要があります。
(2)その他の地域
ア 通信回線や医療体制が整っていない地域も多数存在するため、地方・農村部で事件や事故に巻き込まれた場合、適切な支援が得られない可能性があります。
イ 依然として、ギニア湾では武装集団による誘拐、強盗等の海賊事案が多発しています。2023年5月、ガボン沖の停泊地から約8キロの海上で船舶が襲撃され、3名が拉致される事案が発生しています。また、2025年1月に、夜間にガボン領海内で武装集団が漁船を襲撃し、セネガル人が拉致される事案が発生しています。海路でも、特に夜間における移動には十分な警戒が必要です。
3 滞在にあたっての注意
(1)現在のところ、ガボンにおいて、テロ・誘拐による日本人の被害は確認されていません。
一方、テロによる日本人の被害は、シリアやアフガニスタンといった渡航中止勧告や退避勧告が発出されている国・地域に限りません。テロは、日本人が数多く渡航する欧米やアジアを始めとする世界中で発生しており、これまでもチュニジア、ベルギー、バングラデシュ、スリランカ等においてテロによる日本人の被害が確認されています。
近年は、世界的傾向として、軍基地や政府関連施設だけでなく、警備や監視が手薄で不特定多数が集まる場所を標的としたテロが頻発しています。特に、観光施設周辺、イベント会場、レストラン、ホテル、ショッピングモール、公共交通機関、宗教関連施設等は、テロの標的となりやすく、常に注意が必要です。
また、外国人を標的とした誘拐のリスクも排除されず、注意が必要です。
テロ・誘拐はどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロ・誘拐に巻き込まれることがないよう、「たびレジ」、海外安全ホームページ、報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切かつ十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。
ガボンのテロ・誘拐に関する情報については、テロ・誘拐情勢(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_097.html )も参照してください。
(2)ガボンへの渡航・滞在における一般的な注意事項については、外務省海外安全ホームページ内のガボンの「安全対策基礎データ」及び在ガボン日本国大使館の「安全の手引き」も併せて参照してください。
●安全対策基礎データ:https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_097.html
●安全の手引き:https://www.ga.emb-japan.go.jp/files/100782330.pdf
滞在中は、十分注意して行動し、危険を避けるようにしてください。万一、事件・事故等に巻き込まれた場合には、在ガボン日本国大使館に連絡してください。
(3)海外渡航の際には万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
3か月以上滞在する方は、在ガボン日本国大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう、必ず在留届を提出してください。また、3か月未満の旅行や出張などの際には、渡航先の最新安全情報や、緊急時の在ガボン日本国大使館からの連絡を受け取ることができるよう、外務省海外安全情報配信サービス「たびレジ」に登録してください。
●「たびレジ」登録:https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet
(4)全国各地の要所に治安部隊が配置されていますが、貧困問題等を背景に、特に都市部の住宅密集地区で刃物等を使用した犯罪が頻発しています。また、近年、特に殺人や強盗、性犯罪、薬物犯罪等の重大事件の発生が日常的に報道されています。郊外の長距離バス乗り場や市場、夜の繁華街等、多くの人が集まる場所では犯罪が発生しやすく、夜間の住宅や車両を狙った窃盗事件も多発していますので、十分注意してください。
(5)近年の邦人を対象とした事件としては、強盗、ひったくり、スリ、侵入窃盗、車上ねらい等が発生しています。特に乗合タクシー内でのスリが多発しており、運転手と他の乗客が同一犯罪グループのメンバーであることも多いため、乗合タクシーの利用は極力控えてください。やむを得ず流しの乗合タクシーを利用しなければならない場合は、貴重品の管理に十分注意し、運転手や乗客に不審な言動があった際は、すぐに降車してください。
(6)大麻、コカイン等がガボン全土で蔓延しており、薬物問題が深刻化しています。大麻等は主に近隣国から陸路や海路で持ち込まれますが、空路により密輸される場合もあります。空港等で見知らぬ外国人(麻薬ディーラー等)から荷物(薬物)の運搬依頼を受け、知らないうちに禁止薬物の運び屋となってしまわないよう注意してください。また、薬物使用の低年齢化も問題となっており、高校、大学構内においても禁止薬物が蔓延しています。
4 隣国の赤道ギニア、サントメ・プリンシペ、カメルーン及びコンゴ共和国に対しても危険情報が発出されていますので、併せて留意してください。
(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(外務省代表)03-3580-3311(内線)2902、2903
(外務省関連課室連絡先)
○領事局海外邦人緊急事態課
電話:(代表)03-3580-3311(内線)9929
○海外安全ホームページ:
https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC・スマートフォン版)
http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (フィーチャーフォン版)
(現地大使館連絡先)
○在ガボン日本国大使館(Ambassade du Japon au Gabon)
住所:Résidence Malaïka, Bâtiment B, 1er étage, Boulevard du Bord de Mer,
Batterie IV, Libreville, Gabon
電話:(+241)011-73-22-97 / 011-73-02-35
閉館時の緊急連絡先:(+241)077-38-73-38
FAX:(+241)011-73-60-60
ホームページ:https://www.ga.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html


