危険情報
ハイチの危険情報【危険レベル継続】(内容の更新)
更新日 2025年09月05日
危険レベル・ポイント
【危険レベル】
●全土
レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(継続)
【ポイント】
●2021年7月の大統領暗殺事件以降、政治の不安定化及び治安の悪化により、政府は暫定大統領評議会を設立した上で運営されているほか、ハイチ国民議会は上院下院ともに解散したまま機能していない状況です。
●主に首都圏において武装集団(ギャング)による殺人、暴力、誘拐、政府機関等公共施設に対する破壊行為が頻発する等、治安が著しく悪い状況です。
●首都圏への商用機の運行継続は非常に不安定であるため、出国困難となる可能性があります。陸路についても主要幹線道路はギャングの活動が頻発しており、非常に危険です。
●以上から、ハイチ全土に危険レベル4(退避勧告)を発出しています。ハイチへの渡航はどのような目的であれ止めてください。既に滞在されている方は直ちに同国から退避してください。
●全土
レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(継続)
【ポイント】
●2021年7月の大統領暗殺事件以降、政治の不安定化及び治安の悪化により、政府は暫定大統領評議会を設立した上で運営されているほか、ハイチ国民議会は上院下院ともに解散したまま機能していない状況です。
●主に首都圏において武装集団(ギャング)による殺人、暴力、誘拐、政府機関等公共施設に対する破壊行為が頻発する等、治安が著しく悪い状況です。
●首都圏への商用機の運行継続は非常に不安定であるため、出国困難となる可能性があります。陸路についても主要幹線道路はギャングの活動が頻発しており、非常に危険です。
●以上から、ハイチ全土に危険レベル4(退避勧告)を発出しています。ハイチへの渡航はどのような目的であれ止めてください。既に滞在されている方は直ちに同国から退避してください。
詳細
1 概況
(1)2021年7月の大統領暗殺事件以降、大統領選挙が実施できず、暫定大統領評議会を設立した上で、首相が任命され政府が運営されているほか、ハイチ国民議会は上院下院ともに解散したまま機能していないことから、政情不安が続いています。
(2)ギャングの残虐行為により、100万人余りの国内避難民が発生しています。隣国のドミニカ共和国政府は、ハイチ人不法移民対策を強化しており、今後も多くのハイチ人不法移民が強制送還されることが予想されます。
(3)ハイチ国内の政治・治安情勢は改善しておらず、国境付近へのハイチ国内避難民の流入と上記の強制送還されたハイチ人により、国境付近は混乱した状況にあり、治安の悪化が懸念されています。このように不安定な情勢が長期化する中、貧困層を中心に政治経済社会状況に対する不満が高まっています。
(4)現在、ハイチにおいて、テロ・誘拐による日本人の被害は確認されていませんが、国連ハイチ統合事務所(BINUH)によれば、2024年1年間のハイチにおける誘拐件数は、1,494件にのぼり、外国籍者も対象となっています。
2 地域別情勢
全土
レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)
(1)主にポルトープランス首都圏及びアルティボニット県においては、ギャングによる暴力、警察署等政府機関に対する破壊行為、外国籍者も対象とした誘拐や殺人が続いています。また、ギャングは、病院、港湾等の重要公共施設に対する破壊行為も行っていることから、医療サービス等の行政サービス機能が著しく低下しており、燃料、水、食料等物資の国内物流の停滞等の問題が発生しています。2024年以降、死者数が100人以上のギャングによる民間人への無差別虐殺事件が頻発しており、これらの暴力行為に外国籍者が巻き込まれることがあります。
(2)2024年11月のギャングによる首都国際空港周辺での航空機銃撃を受け、同空港における米国航空会社の商用便運航が停止しています。また、陸路についても国内主要幹線道路では無差別誘拐等が多発しており、非常に危険です。
つきましては、ハイチへの渡航はどのような目的であれ止めてください。既に滞在されている方は直ちに退避してください。
3 その他
(1)主に首都圏においてギャングによる殺人、暴力、誘拐、医療機関や政府機関等公共施設に対する破壊行為が頻発する等、治安が著しく悪い状況ことに加えて、停電や医薬品不足、医療従事者の国外流出により、医療体制が極めて脆弱です。2024年の国連ハイチ統合事務所(BINUH)の報告書によれば、首都圏の医療機関のうち、機能しているものは18%にとどまります。
(2)テロ・誘拐はどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロ・誘拐に巻き込まれることがないよう、ハイチへの渡航はどのような目的であれ止めてください。既に滞在されている方は直ちに退避してください。
テロ・誘拐に関する詳しい事項については、「テロ・誘拐情勢」を御参照ください。(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_255.html )
(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902、2903
(外務省内関係課室連絡先)
○領事局海外邦人緊急事態課
電話:(代表)03-3580-3311(内線)9929
○海外安全ホームページ
https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (フィーチャーフォン版)
(現地大使館連絡先)
○在ハイチ日本国大使館
住所:HEXAGONE 2F, Angle Rues Clerveaux et Darguin, Pétion-Ville, Haiti
電話:(代表) (+509) 2918-5885
緊急時連絡先:(携帯) (+509) 3486-6992
○在ハイチ日本国大使館ホームページ
https://www.ht.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
(1)2021年7月の大統領暗殺事件以降、大統領選挙が実施できず、暫定大統領評議会を設立した上で、首相が任命され政府が運営されているほか、ハイチ国民議会は上院下院ともに解散したまま機能していないことから、政情不安が続いています。
(2)ギャングの残虐行為により、100万人余りの国内避難民が発生しています。隣国のドミニカ共和国政府は、ハイチ人不法移民対策を強化しており、今後も多くのハイチ人不法移民が強制送還されることが予想されます。
(3)ハイチ国内の政治・治安情勢は改善しておらず、国境付近へのハイチ国内避難民の流入と上記の強制送還されたハイチ人により、国境付近は混乱した状況にあり、治安の悪化が懸念されています。このように不安定な情勢が長期化する中、貧困層を中心に政治経済社会状況に対する不満が高まっています。
(4)現在、ハイチにおいて、テロ・誘拐による日本人の被害は確認されていませんが、国連ハイチ統合事務所(BINUH)によれば、2024年1年間のハイチにおける誘拐件数は、1,494件にのぼり、外国籍者も対象となっています。
2 地域別情勢
全土
レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)
(1)主にポルトープランス首都圏及びアルティボニット県においては、ギャングによる暴力、警察署等政府機関に対する破壊行為、外国籍者も対象とした誘拐や殺人が続いています。また、ギャングは、病院、港湾等の重要公共施設に対する破壊行為も行っていることから、医療サービス等の行政サービス機能が著しく低下しており、燃料、水、食料等物資の国内物流の停滞等の問題が発生しています。2024年以降、死者数が100人以上のギャングによる民間人への無差別虐殺事件が頻発しており、これらの暴力行為に外国籍者が巻き込まれることがあります。
(2)2024年11月のギャングによる首都国際空港周辺での航空機銃撃を受け、同空港における米国航空会社の商用便運航が停止しています。また、陸路についても国内主要幹線道路では無差別誘拐等が多発しており、非常に危険です。
つきましては、ハイチへの渡航はどのような目的であれ止めてください。既に滞在されている方は直ちに退避してください。
3 その他
(1)主に首都圏においてギャングによる殺人、暴力、誘拐、医療機関や政府機関等公共施設に対する破壊行為が頻発する等、治安が著しく悪い状況ことに加えて、停電や医薬品不足、医療従事者の国外流出により、医療体制が極めて脆弱です。2024年の国連ハイチ統合事務所(BINUH)の報告書によれば、首都圏の医療機関のうち、機能しているものは18%にとどまります。
(2)テロ・誘拐はどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロ・誘拐に巻き込まれることがないよう、ハイチへの渡航はどのような目的であれ止めてください。既に滞在されている方は直ちに退避してください。
テロ・誘拐に関する詳しい事項については、「テロ・誘拐情勢」を御参照ください。(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_255.html )
(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902、2903
(外務省内関係課室連絡先)
○領事局海外邦人緊急事態課
電話:(代表)03-3580-3311(内線)9929
○海外安全ホームページ
https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (フィーチャーフォン版)
(現地大使館連絡先)
○在ハイチ日本国大使館
住所:HEXAGONE 2F, Angle Rues Clerveaux et Darguin, Pétion-Ville, Haiti
電話:(代表) (+509) 2918-5885
緊急時連絡先:(携帯) (+509) 3486-6992
○在ハイチ日本国大使館ホームページ
https://www.ht.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html