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ソマリアの危険情報【危険レベル継続】(内容の更新)

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更新日 2025年04月25日
危険情報
地図

危険レベル・ポイント

【危険度】
●全土
 レベル4:退避してください。渡航は止めてください(退避勧告)(継続)

【ポイント】
●各地において引き続きテロが発生しています。ソマリア(同国北部の「ソマリランド」を含む、以下同様)への渡航はどのような目的であれ止めてください。既に滞在されている方は直ちに退避してください。

詳細

1 概況
(1)ソマリアでは、20年以上にわたる内乱と無政府状態を経て、2012年にハッサン・シェイク・モハムッド大統領率いる統一政府が成立しました。同大統領は2022年に再選され、国際社会の支援の下、治安の安定と経済再建に向けた努力を続けていますが、国内政治には依然として不安定要素が多く残っています。
(2)イスラム過激派組織「アル・シャバーブ」は、近年、アフリカ連合の平和維持部隊、ソマリア軍及び米軍の攻勢を受け、その支配地域を減少させていますが、依然としてソマリア中部及び南部の村落部において広大な支配地域を維持しているほか、首都モガディシュやソマリア北部の一部、ケニアなどの近隣諸国において、活発にテロ活動を行っています。さらに、ソマリア北部では、「ISILソマリア州」も活動しています。
(3)ソマリアでは、治安機関だけでなく民間人を標的としたテロ事件も多発しています。 2024年8月にはモガディシュのリドビーチにおけるテロ事件で少なくとも37人が犠牲になったほか、2022年10月にはモガディシュの教育省前における自動車爆弾事件で約100人が死亡、2022年8月及び2023年6月にもモガディシュにおけるホテル襲撃事件が発生しており、いずれの事件もアル・シャバーブから犯行声明が出されています。また、現在も、モガディシュを中心として即席爆発装置(IED)等を利用したテロ事件が頻繁に発生しているほか、同市にあるアデン・アッデ空港周辺地域に向けて迫撃砲攻撃が頻繁に発生しており、いずれもアル・シャバーブから犯行声明が出されています。

(4)ソマリアでは、外国人を対象とした身代金目的の誘拐が発生しています。2018年にモガディシュにおいて誘拐された国際赤十字職員のドイツ人女性は現在も行方不明となっています。
(5)ソマリアのテロや誘拐に関する情報については、テロ・誘拐情勢(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_110.html )も参照してください。

2 地域別情勢
 全土
 レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)

(1)モガディシュを含むソマリア全土で、政府関係施設や空港、ホテル、レストランなどでのテロ事件や、誘拐、氏族間衝突、一般犯罪などが頻発しています。

(2)ソマリア沖・アデン湾での海賊事案は、国際社会の取組により2012年以降大幅に減少しましたが、最近、海賊事案が再び報告されており、引き続き厳重な警戒が必要です。
 
 つきましては、現在のソマリアの情勢下にあっては、不測の事態に巻き込まれる可能性が高く、極めて危険ですので、ソマリアへの渡航は、どのような目的であれ止めてください。また、既にソマリアに滞在している方は直ちに同国から退避してください。

 ソマリアには日本国大使館が設置されておらず、在ケニア日本国大使館がソマリアを兼轄しています。このため、対応に限界があることにも留意してください。

(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902、2903

(外務省内関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)9850
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○海外安全ホームページ
 https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC・スマートフォン版)
 http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (フィーチャーフォン版)

(現地大使館連絡先)
○在ケニア日本国大使館(ソマリアを兼轄)
 住所:Mara Road, Upper Hill, Nairobi, KENYA(P.O. Box 60202, Nairobi)
 電話:+254- 20-2898000(代表)
 FAX :+254-20-2898220
 ホームページ: https://www.ke.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
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