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モロッコの危険情報【危険レベル継続】(内容の更新)

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更新日 2025年02月19日
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危険レベル・ポイント

【危険レベル】
●全土:「レベル1:十分注意してください。」(継続)

【ポイント】
●2014年以降、国内のテロ警戒態勢を強化したことにより、現在の治安状況は比較的安定していますが、テロが発生する可能性は否定できません。また、デモや集会等の群衆に遭遇した場合は、近づかないようにしてください。
●外国人観光客を標的としたスリや刃物を用いた恐喝など、金銭目的の犯罪や誘拐事件が発生しており、注意が必要です。

詳細

1 概況
(1)2014年7月以降、国内のテロ警戒態勢を強化したことにより、治安は比較的安定しています。しかしながら、他の地域のテロ組織の活動に呼応して、モロッコ国内においてもテロが発生する可能性は否定できません。特に、過激思想に影響を受けた個人による突発的なテロの発生について、国内では警戒がなされています。
 このような状況を十分に認識し、テロに巻き込まれることがないよう、海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じた適切で十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。

(2)過去には、治安部隊との衝突に発展したデモや暴動が発生しています。デモや集会等の群衆に遭遇した場合は、近づかないようにしてください。

2 地域別情報
全土:「レベル1:十分注意してください。」
(1)テロ
ア 2014年7月、モロッコ政府は国内のテロ警戒レベルを最高度に引き上げ、引き続き同レベルが維持されており、それ以降は幹線道路における検問が強化され要所に治安部隊が配置されるなど、警戒態勢が強化されています。また、現在では警察に加えて軍も警戒に当たるようになっています。さらに2015年3月に、内務省はテロ・誘拐事案等を専門的に取り扱う中央司法捜査局(BCIJ)を創設し、テロ組織の摘発に乗り出しています。

イ モロッコから、これまでに2,000人以上がシリアやイラク、リビアに渡航し、ISIL等に外国人戦闘員として参加したとされており、これら元戦闘員が帰国し、国内でテロ活動を行うことが懸念されています。他にも毎年、治安当局により、複数のテロ関係者がモロッコにおいて自爆テロや要人暗殺、重要施設破壊等を企図したとして摘発された例もあります。

(2)デモ
 2024年、治安部隊との衝突に発展したデモや暴動が発生しました。現在、治安状況は以前と比較して安定していますが、デモや集会等の群衆に遭遇した場合は、近付かないようにしてください。

(3)一般犯罪
 外国人観光客を標的としたスリなどの金銭目的の犯罪や誘拐事件が発生しており、刃物を使用した恐喝等の邦人被害も発生していますので、注意が必要です。
 つきましては、モロッコへの渡航に当たっては、最新の情報の入手に努め、十分注意してください。

3 渡航・滞在に当たっての注意
(1)現在のところ、モロッコにおいて、テロ・誘拐による日本人の被害は確認されていません。
 他方、テロによる日本人の被害は、シリアやアフガニスタンといった渡航中止勧告や退避勧告が発出されている国・地域に限りません。テロは、日本人が数多く渡航する欧米やアジアを始めとする世界中で発生しており、これまでもチュニジア、ベルギー、バングラデシュ、スリランカ等においてテロによる日本人の被害が確認されています。
 近年は、世界的傾向として、軍基地や政府関連施設だけでなく、警備や監視が手薄で不特定多数が集まる場所を標的としたテロが頻発しています。特に、観光施設周辺、イベント会場、レストラン、ホテル、ショッピングモール、公共交通機関、宗教関連施設等は、テロの標的となりやすく、常に注意が必要です。
 また、外国人を標的とした誘拐のリスクも排除されず、注意が必要です。
 テロ・誘拐はどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロ・誘拐に巻き込まれることがないよう、「たびレジ」、海外安全ホームページ、報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切かつ十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。
 モロッコのテロ・誘拐に関する情報については、テロ・誘拐情勢も参照してください。

○テロ・誘拐情勢 : https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_124.html

(2)モロッコに渡航・滞在する方は、下記事項に十分留意して行動し、危険を避けるようにしてください。また、日本国外務省、在モロッコ日本国大使館(ホームページに掲載されている「安全の手引き」をご覧ください。)、現地関係機関等より最新情報を入手するよう努めてください。
 海外渡航の際には万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
 モロッコに3か月以上滞在する方は、在モロッコ日本国大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう、必ず「在留届」を提出してください。
 3か月未満の旅行や出張などの際には、渡航先の最新安全情報や、緊急時に在モロッコ日本国大使館からの連絡を受け取ることができるよう、外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。

○安全の手引きリンク:
https://www.ma.emb-japan.go.jp/pdf/ryoji/anzen-tebiki-ma.pdf
○在留届リンク: https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html
○たびレジリンク: https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html

 外国人観光客が多数集まる場所や政府関連施設、宗教関連施設への立ち寄りは最小限にとどめるとともに、目立つ行動はできるだけ避けるよう心掛けてください。
 列車、バス等の公共機関や市場、ショッピングモール、繁華街や観光施設等の不特定多数の人が集まる場所では、騒じょう事件等に巻き込まれないよう十分に注意してください。デモや群衆には近づかないようにするとともに、不審な人物や状況、兆候を察知した場合は、直ちにその場から離れてください。
 加えて2024年から医療関係者によるストライキが多発しており、医療機関利用前は、診療の可否について確認することをお勧めします。

4 その他
 周辺のアルジェリア、西サハラ地域及びモーリタニアについても、それぞれ危険情報が発出されていますので、併せて留意してください。

(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902、2903

(外務省内関係課室連絡先)
 ○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)4567
 ○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
 ○海外安全ホームページ
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版、スマートフォン版)
  https://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地公館連絡先)
○在モロッコ日本国大使館
住所:39 Av Ahmed Balafrej, Souissi, Rabat, MAROC
電話:(市外局番0537)63-17-82~85(85:領事部直通)
*国外からは(国番号212)537-63-17-82~85
FAX:(市外局番0537)75-00-78
*国外からは(国番号212)537-75-00-78
ホームページ:https://www.ma.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
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