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ドミニカ共和国の危険情報【危険レベル継続】(内容の更新)

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更新日 2025年02月12日
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危険レベル・ポイント

【危険レベル】
●全土
 レベル1:十分注意してください(継続)

【ポイント】
●拳銃や刃物を使用した強盗や殺人事件等の凶悪犯罪が多発しているため、十分注意してください。

詳細

1 概況
(1)国家警察が発表した2023年における殺人事件の被害者数は1,237人であり、前年比152人減となりましたが、強盗やひったくり等の事件は日本と比較して多発しています。特に、サント・ドミンゴ首都圏やサンティアゴ市等、都市部を中心に昼夜を問わず、特に夜間に拳銃や刃物を使用した強盗、ひったくり、暴行、薬物犯罪等の被害が多発しています。
また、麻薬問題から派生する事件も多く、密売グループ間や犯人と警察との間での銃撃戦等により、住民が巻き添えになる被害も発生しています。
(2)日本人犯罪被害の多くは路上強盗やひったくりです。中には拳銃を所持した強盗が家に押し入り金品等を強奪したケースや、夜間に高層階のアパートの窓から侵入したケースもあります。
(3)停電、断水、道路等のインフラ改善、病院や学校などの公共施設の整備を求める抗議活動や、不正選挙や政府の汚職に抗議する大規模なデモ等が全国で発生しています。これらは暴力を伴う抗議活動に発展する可能性があるので注意が必要です。
(4)毎年、誘拐事件が発生しており、これまでに邦人の被害はないものの、外国人を標的とするものは過去に数件発生しています。また、誘拐の標的は富裕層に限りません。短時間の誘拐行為で金銭等を奪うケースや何らかのトラブルに端を発した金銭目的以外のケースも発生しています。
(5)現時点では国内外を拠点とするいわゆるテロ組織やテロを行う際に利用するインフラ(活動拠点、組織、特定宗教団体等)は確認されていません。

2 地域別情勢
(1)近年、隣国ハイチの情勢悪化により、ドミニカ共和国当局は、数千人規模の軍隊を投入してハイチとの国境全域の警備を増強しています。国境付近において、主要道路での検問だけでなく、全ての渡航者に対し厳格な身分確認を実施するなど、不法入国者の監視を強化しています。また、2024年10月にはアビナデル大統領が、週1万人の不法入国者を強制送還する旨を発表し、実際に強制送還を実施していますが、依然としてハイチからの不法入国者は後を絶ちません。国境付近だけでなく、国内全域において、窃盗・強盗等の犯罪に巻き込まれないように、十分な注意が必要です。
(2)サント・ドミンゴ首都圏全域で昼夜を問わず(特に夜間)に拳銃等を使用した強盗事件や路上でのひったくり事件が発生しています。特にサント・ドミンゴ首都圏の東部及び北部オサマ川沿い、グアレイ、グアチュピタ、カポティージョ、ロス・グァンドゥーレス・ビジャファナ、クリストレイ、ロス・プラドス地区、北サント・ドミンゴ市のビジャメジャ・サバナペルディダ地区で強盗等の凶悪事件が多発し、警察との銃撃戦により市民が巻き添えになるケースも発生しています。
(3)首都圏から近い観光地のボカチカ市では、公共交通機関内に拳銃を所持した犯人が乗り込んで乗客の現金等を強奪する事件が発生しています。
(4)サント・ドミンゴ首都圏の西側に位置するロス・アルカリソス市では、強盗殺人や麻薬問題から派生した殺人事件等の凶悪事件が発生しています。
(5)第二の都市であるサンティアゴ市及びその周辺では、近年、路上強盗事件やひったくり事件が首都圏と同様に高い水準で発生しています。また、同市では麻薬問題から派生する殺人事件も多く、警察との銃撃戦により市民が巻き添えになるケースも発生しています。
(6)近年の治安の悪化は国内全域に広がっており、プンタカナやプエルトプラタ等外国人観光客が多く集まるリゾート地域においても、強盗事件やホテル客室内、ビーチ等で窃盗事件が発生しています。

3 滞在に当たっての注意
(1)滞在に当たっての注意について、詳細は安全対策基礎データ( https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_252.html )も併せて参照してください。
(2)現在のところ、ドミニカ共和国において、テロ・誘拐による日本人の被害は確認されていません。
 他方、テロによる日本人の被害は、シリアやアフガニスタンといった渡航中止勧告や退避勧告が発出されている国・地域に限りません。テロは、日本人が数多く渡航する欧米やアジアを始めとする世界中で発生しており、これまでもチュニジア、ベルギー、バングラデシュ、スリランカ等においてテロによる日本人の被害が確認されています。
 近年は、世界的傾向として、軍基地や政府関連施設だけでなく、警備や監視が手薄で不特定多数が集まる場所を標的としたテロが頻発しています。特に、観光施設周辺、イベント会場、レストラン、ホテル、ショッピングモール、公共交通機関、宗教関連施設等は、テロの標的となりやすく、常に注意が必要です。
また、外国人を標的とした誘拐のリスクも排除されず、注意が必要です。
 テロ・誘拐はどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロ・誘拐に巻き込まれることがないよう、「たびレジ」、海外安全ホームページ、報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切かつ十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。詳細は、ドミニカ共和国の「テロ・誘拐情勢」も併せてご確認ください(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_252.html )。

(3)滞在中は、上記情勢に十分留意して行動し、危険を避けるようにしてください。さらに報道、日本国外務省、在ドミニカ共和国日本国大使館、現地関係機関等より最新の情報を入手するよう努めてください。
 海外渡航の際には万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
 3か月以上滞在される方は、在ドミニカ共和国日本国大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう、必ず「在留届」を提出してください。
 3か月未満の旅行や出張などの際には、渡航先の最新の安全情報や、緊急時に在ドミニカ共和国日本国大使館の連絡を受け取ることができるよう、外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/index.html
隣国のハイチにも危険情報が発出されていますので、そちらにも留意してください。

(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902,2903

(外務省内関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)4567
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○海外安全ホームページ
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (フィーチャーフォン版)

(現地大使館連絡先)
○在ドミニカ共和国日本国大使館
住所:Av. Winston Churchill, #1099, Torre Citigroup, Piso 21, Acropolis Center, Ensanche Piantini, Santo Domingo, Republica Dominicana (P. O. Box 9825)
電話:市外局番(809)567-3365
  国外からは(国番号1)-809-567-3365
FAX:市外局番(809)566-8013
国外からは(国番号1)-809-566-8013
ホームページ:http://www.do.emb-japan.go.jp/itprtop_jp/index.htm
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