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  4. ドミニカ共和国

※本情報記載の内容(特に法制度・行政手続き等)については、 事前の通告なしに変更される場合もありますので、渡航・滞在される場合には、渡航先国の在外公館または観光局等で最新情報を確認してください。

犯罪発生状況、防犯対策

1 犯罪発生状況
(1)ドミニカ共和国政府は,警察だけではなく軍隊を投入するなどの治安対策を強化していますが,抜本的な改善には結びついていないのが現状です。殺人事件は2011年の約2500件から2017年には約1600件まで減少しましたが,日本等の先進諸国と比べると依然として高い割合で推移しています。 また,金品を狙った強盗事件が各地で発生しており,麻薬取引きに絡む犯罪,米国等からの強制送還者やハイチ不法移民による犯罪も頻発しています。

(2)特に,都市部を中心に拳銃を使用した凶悪事件が多発しています。銃器の所持は許可制である一方で,相当数の違法銃器が出回っています。また,警察と犯罪者集団による銃撃戦も発生しており,流れ弾により市民が死傷した例もあります。

(3)政府に対する抗議等によるデモが全国で発生しており,タイヤを燃やしたり,投石をするデモ隊の行為に対して警察が催涙弾等を発砲するなど,衝突がエスカレートする場合もあります。報道等を通じ,抗議行動が行われる場所や道路封鎖に関する最新情報を入手し,デモには近付かないでください。

2 日本人の被害例
 ここ数年の主な被害事例は以下のとおりです。
 (1)強盗事件
  ○街中で,知らない男に声を掛けられ近付いたところ,突然,車に連れ込まれ,車内で現金等を奪われた。
  ○カーニバルを観覧していたところ,20人位に取り囲まれ,現金やカメラ等を奪われた。
  ○夜間,街を歩いていたところ,男数名に後ろから襲われ,現金や携帯電話等を奪われた。
  ○拳銃をもった強盗犯に自宅侵入され,紐で縛り上げられた上,金品を奪われた。

(2)窃盗事件
  ○スーパー内で3人組の女性に声を掛けられ,会話に気を取られている間に買物カートに掛けてあったバッグを盗まれた。
  ○宿泊中のホテル客室において,スーツケース(無施錠)内に入れていた現金等を盗まれた。
  ○街を歩いていたところ,前方からやってきたバイクに乗った犯人にバッグを奪われた。
  ○夜間,飲食店駐車場に止めた車の中に置いたままのバッグを盗まれた。
※これらの犯罪の多くは首都特別区,サントドミンゴ県やサンティアゴ県等の主要都市において発生しています。
 
3 犯罪被害多発地域
 昼夜を問わず,国内全域で犯罪被害が発生していますが,とりわけ,首都特別区、サントドミンゴ県,サンティアゴ県及び観光地で多発傾向にあります。特に首都特別区ではセントロ・オリンピコ以北及び以東の地区(カポティージョ,クリストレイ,エンサンチェ・エスパイジャット等),旧市街地区外周部,オサマ川沿い,首都の近郊では東サントドミンゴ市全域,北サントドミンゴ市のビミャメジャ地区,サバナペルディダ地区及びグアリカーノ地区,西サントドミンゴ市全域及びその周辺で,殺人や強盗等の凶悪事件が多く発生していますので,立ち入らないようにしてください。また,人口第二の都市サンティアゴ市は,拳銃強盗や麻薬密売等に絡む殺人事件も発生しており,近年治安が悪化しています。

4 防犯対策
 滞在中は以下の事項に留意し,十分な安全対策を講じてください。
 (1)交通手段利用時
  定められた路線を走る乗合タクシー(通称:カロプブリコ)や乗合バス(通称:グアグア)は,接触事故や衝突事故が発生しているほか,混雑した車内での財布などのスリも発生していますので,利用はできる限り避けてください。バイクタクシーも同様に事故に遭う可能性が非常に高いので利用は避けて下さい。また,首都特別区及びその近郊には地下鉄やロープウェイもありますが,場所によっては『バリオ』と呼ばれる低所得者層が居住するエリアに駅がありますので,利用する前に乗降する場所を確認してください。

  比較的安全な交通手段としては,主要ホテルのハイヤー,電話で呼ぶ無線タクシー,配車アプリでの配車などがあります。なお,ハイヤーや無線タクシーはメーターがなく,走行距離ごとに料金が分かれているので乗車前に運転手に確認してください。配車アプリでの配車利用については,運転手の名前や車種が一致しているか等を確認してください。

(2)一般犯罪
 ○多額の現金を持ち歩かない。支払い時に財布の中を他人に見られないように留意する。
 ○夜間の徒歩での行動,単独行動は控える。路地裏等の暗い道,人通りの少ない場所,落書の多い場所,ゴミが多く放置されている場所など,いわゆる『バリオ』と呼ばれる地区等には,たとえ昼間であっても近寄ることは避ける。
 ○目立つ服装や目立つ貴金属等の装飾品は身につけない。
 ○歩き携帯やヘッドフォンをしながらの行動は避け,いつも周囲の状況に気を配る。特に,二人乗りのバイクが近づいてきた時は注意する。
 ○スマートフォンを狙った強盗事件も多発しているため,屋外での使用は控える。
 ○ミニスカート等,肌が過度に露出するような服装は,性犯罪を誘発するので避ける。
 ○近くで拳銃発砲音が聞こえた時は,低い姿勢で身を隠す等,流れ弾被害に遭わないようにする。
 ○街中で知らない人が,地図やパンフレット等を手渡そうとしても受け取らない。
 ○万一,強盗に遭ったら,身体の安全を第一に考えて絶対に抵抗しない。

(3)カード犯罪
 クレジットカード及びキャッシュカードのデータを抜き出し,カードを複製するスキミング被害が発生しています。カードの使用は主要ホテルなど信頼できる場所以外ではなるべく控えるとともに,レシート(領収書)は保管し,定期的に利用状況を確認してください。

(4)誘拐
 これまで,日本人を含む外国人が金銭目的で誘拐されたという情報には接していませんが,毎年10件ほど,特に首都圏を中心に発生しています。

5 テロ情報
 これまでに,ドミニカ共和国において,テロによる日本人の被害は確認されていませんが,近年,シリア,チュニジア,バングラデシュにおいて日本人が殺害されるテロ事件が発生しています。また,テロは,日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており,特に,近年では単独犯によるテロや,一般市民が多く集まる公共交通機関等(ソフトターゲット)を標的としたテロが頻発していることから,こうしたテロの発生を予測したり未然に防ぐことが益々困難となっています。
 このようにテロはどこでも起こり得ること及び日本人が標的となり得ることを十分に認識し,テロの被害に遭わないよう,海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

査証、出入国審査等

 出入国手続や規則に関する最新の情報については,駐日ドミニカ共和国大使館(電話:03-3499-6020)にお問い合わせください。

1 査証
 日本とドミニカ共和国との間には査証免除協定があり,一般入国(観光,商用,通過)については,無査証で最高90日間滞在が可能です。就労,就学,居住,駐在等の目的や90日を越えて滞在する場合は,渡航前に駐日ドミニカ共和国大使館で入国査証を取得する必要があります。

2 出入国審査
(1)入国審査
  入国審査では,滞在期間や滞在場所等を質問されるので,あらかじめ確認しておいてください。なお,入国に際しては,旅券の残存有効期限が6か月以上である必要があります。

(2)出国審査
  近年,ドミニカ共和国当局も不法就労・不法滞在者の取り締まり等を強化しており,本国へ強制送還されるケースも多いので,滞在資格,滞在期間など,法律を遵守してください。

3 外貨申告
 1万米ドル以上の現金を携行している場合,税関申告カードで申告しなければなりません。また,出国の際の外貨の持ち出しは1万米ドルまでに制限されています。国家税関局は過去新聞広告を出して「旅行者が現金,小切手,トラベラーズチェック,その他現金に代わるもので米ドル及びその他の通貨で総額1万米ドル以上を所持する場合は,マネーロンダリング法に基づき事前に税関申告カードに記入し申告する必要がある。申告なくして1万米ドル以上の通貨の所持が発覚した場合は没収する。1万米ドル以上を所持する場合は税関審査官等に申告し,所持理由等を明らかにしなければならない。」との注意喚起を行っていますので,現金,小切手,トラベラーズチェック,その他現金に代わるものの持ち込みには十分注意してください。

4 通関
 食料品の持ち込みは,少量でも検疫を受けることが必要です。特に生野菜,乳製品等は没収されることがあります。また,通関の前には必ず申告カードに詳細を記載することが必要です。万一記入漏れがあると密輸品と見なされ,処罰の対象になります。
 ドミニカ共和国内の方へ贈答品を持ち込む場合,合計500米ドルまで免税となります(ただし,3か月の間に複数回入国する場合は免税となりません)。
個人使用のカメラ,ビデオ,DVD,パソコン等の機器,楽器,スポーツ用品等についても,個数制限はありますが申告の必要はありません。
なお,上記は変更される可能性もありますので,ドミニカ共和国に渡航予定の方は,駐日ドミニカ共和国大使館等で最新の情報を確認することをお勧めします。

滞在時の留意事項

1 旅行制限
 軍事施設を除いて旅行制限地域はありませんが,独立広場や国立霊廟等には静粛を保つために衛兵が立番しており,騒ぐと拘束されます。(霊廟,教会等にはショートパンツ,サンダル等の軽装では入れません。)

2 写真撮影の制限
 国境及び軍事施設は写真撮影禁止です。その他,礼拝堂等に禁止区域があるので,撮影前に確認してください。

3 各種取締法規
(1)麻薬
  ドミニカ共和国における麻薬の取締りは大変厳しく,取締機関である麻薬取締局は陸・海・空軍・警察等と連携して,国内の各空港,港湾等で厳重な監視・検査・取締体制をとっています。麻薬の所持及び使用は厳禁で,少量の所持であっても禁固刑及び罰金が科せられます。持病の薬等を持参する際は麻薬と疑われないよう,なるべく薬品名がわかるような箱入りのまま携帯するようお勧めします。

(2)不法就労
  出入国管理を強化しており,不法就労の取締りが一段と厳しくなっています。就労目的で入国する場合は所定の査証を取得する必要があります。

(3)賭博
  政府公認のカジノが主要なホテルに併設されていますが,それ以外の賭博は法律により禁止されています。

(4)両替
  両替については,空港内の銀行の出先や,ホテル等で両替することができます。街中で声を掛けてくる不正両替商がいますが,レートや偽札などのトラブルの可能性があるので,利用しないことをお勧めします。

4 交通事情
(1)交通法規
  車は右側通行です。幹線道路には信号機がありますが,交通警察(DIGESETT)が配置されている時間帯は手信号が優先されます。また,制限速度は市内で35キロ,市外で60キロ,高速道路では100キロ(標識がある場合は標識に従う)ですが,制限速度を超過して走る車が多いので注意が必要です。また,一般の運転マナーはとても悪く,反対車線を走行,無理な割込み,方向指示器を使わない等,交通ルールを守らない運転者が多くいるので,運転する際は十分に注意してください。

(2)道路状況
  幹線道路は概ね整備されていますが,一歩中に入ると凸凹(でこぼこ)が多いうえ,ふたがないマンホールもあるなど,車の運転には注意が必要です。また,大量の雨が降った際に特に水はけの悪い場所では,車高の低い乗用車は通行できなくなる危険があります。信号機は,故障と頻繁な停電のため機能していないこともある上,無視して走行する車や横断する歩行者も多く,また,横断歩道以外を渡る歩行者も多いため注意して下さい。高速道路でも,凸凹があったりと道路状況が悪い場所があります。高速走行中は小さな凸凹でも重大事故に繋がる虞がありますので、路面の状況に注意しながら走行してください。また,高速道路を逆走するバイクや数台でレースをしている場合もあるため注意が必要です。

(3)ハイチとの国境付近
  国境付近では,ハイチ不法移民や密輸品・不正品の取締り強化のために検問等が行われており,身分証明書等の提示が求められますので常に携行する必要があります。また,陸路でハイチに入る場合は,ドミニカ共和国側だけではなく,ハイチ側の治安情勢にも十分注意をするようにしてください。

5 在留届
 現地に3か月以上滞在される方は,緊急時の連絡などに必要ですので,到着後遅滞なく在ドミニカ共和国日本国大使館に「在留届」を提出してください。また,住所その他届出事項に変更が生じたとき,又は日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には,必ずその旨を届け出てください。在留届の届出は,在留届電子届出システム(オンライン在留届,https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html )による登録をお勧めしますが,郵送,ファックスによっても行うことができますので,在ドミニカ共和国日本国大使館まで送付してください。

6 「たびレジ」の活用
 在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む)は,「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html )。「たびレジ」は,滞在先の最新の安全情報などを日本語のメールで受け取れる外務省のサービスです。登録した情報は,ドミニカ共和国で事件や事故,自然災害等が発生した際に,在ドミニカ共和国日本国大使館が安否確認を行う際にも利用されます。安全情報の受け取り先として,家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので,併せてご活用ください。

7 ハーグ条約
 ドミニカ共和国は,国境を越えて不法に連れ去られた子の返還の仕組み等を定める「国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約(ハーグ条約)」の締約国です。一方の親の監護権を侵害する形で子どもを常居所地国であるハーグ条約締約国から他のハーグ条約締約国へ連れ去り又は留置した場合は,原則的に子が元の常居所地国に返還されることとなります。ハーグ条約についての詳細はこちらのページをご覧下さい。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/hague/index.html

風俗、習慣、健康等

1 風俗,習慣,国民性に関する留意事項
 ドミニカ共和国の国民性は一般的に開放的で,大多数の国民がカトリック教徒です。

2 衛生事情
 水道水は飲用に適さないので,市販のミネラルウォーターを飲用してください。

3 病気
 風土病はありませんが,コレラ,結核,エイズ,性病,マラリア,デング熱,肝炎等が多いので注意が必要です。食事前の手洗いの励行など,衛生面での配慮を心がけてください。蚊が媒介する感染症として,チクングニア熱,ジカウイルス感染症の流行は沈静化しているものの,デング熱,マラリアの発生数には変化が見られないため,肌の露出を控えた服装を心がける,防蚊剤を使用するなど,蚊に刺されないような対策をしてください。
 その他に,消化器系統の病気(A型肝炎,腸チフス等),寄生虫(アメーバ赤痢,鉤虫感染症)症等の病気も発生しています。
※ジカウイルス感染症
 ジカウイルス感染症が,ドミニカ共和国内でも発生しています。ジカウイルスを持ったネッタイシマカやヒトスジシマカに刺されることで感染するほか,母胎から胎児への感染,輸血や性交渉による感染リスクも指摘されています。ジカウイルス感染症は感染しても症状がないか(不顕性感染),症状が軽いため感染に気づきにくいことがありますが,妊娠中にジカウイルスに感染すると,胎児に小頭症等の先天性障害を来すことがあることから,特に妊娠中又は妊娠を予定している方は,流行地域への渡航を可能な限り控えるなど,十分な注意が必要です。
(参考)感染症広域情報:ジカウイルス感染症に関する注意喚起
 http://www.anzen.mofa.go.jp/info/search/pcinfectioninfo.html#widearea

4 医療事情
 一般的に外国人が利用している病院は私立病院で,ケアは良いものの費用が相当高額になります。また,首都サントドミンゴ以外の地方都市の医療施設は一部を除き相当劣るので,地方で病気になった場合は,首都の医療施設を利用するようお勧めします。これらの医療事情から,ドミニカ共和国に渡航・滞在される場合は,万一に備えて,緊急移送サービスを含む十分な補償内容の海外旅行保険に加入しておくことをお勧めします。
「世界の医療事情」(http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/cs_ame/dominican_r.html )において,ドミニカ共和国国内の衛生・医療情報等を案内していますので,渡航前には必ずご覧ください。
 その他,必要な予防接種等については,以下の厚生労働省検疫所ホームページを参考にしてください。
◎感染症情報(http://www.forth.go.jp/

緊急時の連絡先

◎警察・消防・救急:TEL 911(主要都市部のみで地方の県では導入されていません)
◎国家警察:TEL (+1-809)682-2151,221-2151
◎在ドミニカ共和国日本国大使館:TEL (+1-809)-567-3365

問い合わせ先

○外務省領事サービスセンター
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(外務省代表)03-3580-3311(内線)2902,2903

(外務省関係課室連絡先)
 ○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)5145
 ○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
 ○領事局政策課(感染症関連)(内線)5367
 ○領事局ハーグ条約室(内線)3923
 ○外務省海外安全ホームページ
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
 ○在ドミニカ共和国日本国大使館
  住所:Av. Winston Churchill, #1099, Torre Citigroup, Piso 21, Acropolis Center, Ensanche Piantini, Santo Domingo, Republica Dominicana (P. O. Box 9825)
  電話:市外局番(809)567-3365
   国外からは(国番号1)-809-567-3365
  FAX:市外局番(809)566-8013
   国外からは(国番号1)-809-566-8013
  ホームページ:http://www.do.emb-japan.go.jp/jp/index.html

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