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スーダンの危険情報【一部地域の危険レベル引き上げ等】

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更新日 2022年10月31日
危険情報
地図
凡例:黄色箇所「レベル1:十分に注意してください。」・その国・地域への渡航、滞在にあたって危険を避けていただくため特別な注意が必要です。薄橙色箇所「レベル2:不要不急の外出は止めてください。」その国・地域への不要不急の渡航は止めてください。渡航する場合は特別な注意を払うとともに、十分な安全対策をとってください。橙色箇所「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」その国地域への渡航は、どのような目的であれ止めてください。(場合によっては、現地に滞在している日本人の方々に対して退避の可能性や準備を促すメッセージを含むことがあります。)赤色箇所「レベル4:退避してください。渡航はやめてください。(退避勧告)」その国・地域に滞在している方は滞在地から、安全な国地域へ退避してください。この状況では、当然のことながら、どのような目的であれ新たな渡航は止めてください。
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危険レベル・ポイント

【危険度】
●エチオピアとの国境地帯(ガダーレフ州、センナール州)
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(引き上げ)
●ダルフール地方5州(東ダルフール州、西ダルフール州、南ダルフール州、北ダルフール州及び中央ダルフール州)、南コルドファン州、西コルドファン州(アビエ地域を含む。)、青ナイル州、エリトリアとの国境地帯(紅海州、カッサラ州)、南スーダンとの国境地帯(白ナイル州、センナール州)、リビアとの国境地帯(北部州)
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)
●紅海州(ポートスーダン)
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(引き下げ)
●ハルツーム州(首都ハルツームを含む)、北コルドファン州、紅海州(エリトリアとの国境地帯を除く)、カッサラ州(エリトリアとの国境地帯を除く)、ガダーレフ州(エチオピアとの国境地帯を除く)、北部州(リビアとの国境地帯を除く)、リバー・ナイル州、ゲジーラ州、センナール州(南スーダン、エチオピアとの国境地帯を除く)、白ナイル州(南スーダンとの国境地帯を除く)
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)

【ポイント】
●ポートスーダンで散発的に発生していた部族間衝突は収束し、夜間外出禁止命令も解除されたことから、ポートスーダンの危険レベルをレベル3(渡航中止勧告)からレベル2(不要不急の渡航中止)に引き下げます。
●エチオピアとの国境付近では、スーダン国軍(SAF)とエチオピア軍及びエチオピア民兵との間で武力衝突が散発的に発生し、不安定な状態が続いていることから、エチオピアとの国境付近の危険レベルをレベル2(不要不急の渡航中止)からレベル3(渡航中止勧告)に引き上げます。
●2021年10月25日に発生した国軍による政府要人の拘束、政権奪取事案以降、これを不満とする抗議デモが全国各地で頻繁に行われています。この抗議デモを治安部隊が銃等を用いて鎮圧し、2022年8月末時点で110名以上のデモ参加者が亡くなっています。引き続き情勢を注視する必要がありますので、レベル2発出地域への不要不急の渡航は止めてください。
●2020年10月に暫定政府と主要武装勢力の連合体である「スーダン革命戦線(SRF)」との間で「ジュバ和平合意」が成立しましたが、依然合意に参加していない武装勢力が複数存在しています。また、ダルフールではUNAMIDのマンデート終了(2020年12月末)後、ダルフールの治安を維持することが期待された治安維持部隊の編成と整備が遅れており、現在十分な能力を有した治安維持機関が存在しておらず、大規模な部族間衝突が散発的に発生しています。このように、レベル3発出地域では、現在も情勢不安が継続していますので、どのような理由であれ渡航は止めてください。また、既に滞在中の方については、今後の更なる情勢の変化を踏まえ、追加的な危険レベルの引き上げの可能性もありますので、情勢の推移によっては国外に退避することも検討してください。

詳細

1 概況
(1)2021年10月25日ブルハン主権協議会議長兼スーダン国軍(SAF)総司令官は、突如、移行期暫定政権の解散を宣言すると、首相をはじめとする文民出身の政府高官等を拘束するとともに、国内全土に非常事態宣言を発令しました。この軍勢力による軍事的政権奪取に対して文民勢力は強く反発しており、以後、文民主導の新政府の設立を求めて、毎週のように国内各地で抗議デモを行っています。これに対して治安部隊は、銃火器等を用いた暴力的な手段でデモに対応しています。その結果、2022年8月末時点で110名以上のデモ参加者が死亡しています。また、継続する激しいインフレ等による厳しい経済状況も国民の不満を増幅させています。今後抗議デモが過激化し、治安部隊との衝突が更に激しくなる可能性も否定できないため、中央と地方の別にかかわらず、依然として引き続き情勢を注視する必要があります。

(2)西部のダルフール地方には、数百もの異なる部族が存在しており、土地や水、家畜、金の採掘権等に絡む部族間抗争が各地で発生し、これまでに多数の犠牲者が出ています。なお、2007年末から国連とAUの合同PKOミッション(UNAMID)が展開していましたが、2020年末に活動を終了しました。「UNAMIDのマンデート終了はダルフール地域において治安状態の不安定化を生じさせるのではないか」という懸念は当初からスーダン国内外で指摘されていましたが、実際に同活動終了直後の2021年1月に西・南ダルフール州において150名以上の死者を伴う部族間衝突が発生し、その後も現在に至るまで死傷者を伴う部族間衝突が散発的に発生する等、懸念は具体性を帯びつつあり、政府の治安・文民保護計画の迅速な実施が求められています。

(3)また、スーダンと南スーダンとの関係は改善傾向にあるものの、治安措置やアビエ地域の帰属等、依然として多くの問題を抱えています。

(4)これまでに、スーダンにおいてテロ事件による日本人の被害は確認されていませんが、リビアの「イラク・レバントのイスラム国(ISIL)」にスーダン人が参加しているとの報道があるほか、スーダン国内においても、2020年2月にはムスリム同胞団に関係するテロリストの拠点が発見され、大量の爆発物や武器等が押収されました。同年3月には暫定政府のハムドゥーク首相の車列が爆発物により襲撃される暗殺未遂事件も発生しています。また、2021年9月及び10月には、ハルツーム市内において、ムスリム同胞団のメンバーと合同治安部隊が銃撃戦を行い、双方に死傷者が発生する事件が発生しました。 
 このような状況を十分に認識し、テロ・誘拐に巻き込まれることがないよう、海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

2 地域別情勢
(1) エチオピアとの国境地帯(ガダーレフ州、センナール州)
 レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(引き上げ)

ア ガダーレフ州、センナール州のエチオピアとの国境付近では、国境問題をめぐりスーダン国軍とエチオピア軍及びエチオピア民兵との間で武力衝突が散発的に発生・継続しています。特に2020年末以降は、スーダンとエチオピアとの間で大規模な武力衝突も発生しています。また、エチオピアの情勢不安からエチオピアからの難民も流入してきています。同地域は、難民の発生や国境上の武力衝突が原因で、情勢は不安定な状態にあります。

 つきましては、同地帯をレベル3(渡航中止勧告)へ引き上げます。どのような目的であれ同地域への渡航は止めてください。また、既に滞在中の方については、今後の更なる情勢の変化を踏まえ、追加的な危険レベルの引き上げの可能性もありますので、情勢の推移によっては国外に退避することも検討してください。

(2)ダルフール地方5州(東ダルフール州、西ダルフール州、南ダルフール州、北ダルフール州及び中央ダルフール州)
 レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)

ア 中央ダルフール州等に位置するジャバル・マッラ地域には、「ジュバ和平合意」に参加していない反政府武装勢力が存在しており、この武装勢力と政府軍の間で散発的に武力衝突が発生しています。また、ダルフール地方全域において、部族間の衝突も依然発生しており、その影響で多くの国内避難民が新たに発生する状況も見られることから、引き続き注意が必要です。
イ 長らく続いた紛争によってダルフールの経済は疲弊し、一方では小型武器が蔓延した結果、一般犯罪や武装集団による犯罪行為が頻発しています。現在、政府による武器回収キャンペーンが実施されていますが、依然として犯罪はダルフールの治安における主要な脅威となっています。

 つきましては、どのような目的であれ同地域への渡航は止めてください。また、既に滞在中の方については、今後の更なる情勢の変化を踏まえ、追加的な危険レベルの引き上げの可能性もありますので、情勢の推移によっては国外に退避することも検討してください。

(3)南コルドファン州、西コルドファン州(アビエ地域を含む。)、青ナイル州、南スーダンとの国境地帯(白ナイル州、センナール州)、
 レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)

ア スーダン南部地域においても、政府による武器回収キャンペーンが実施されてはいますが、依然として政府の統治が及んでいない反政府勢力支配地域が存在します。元来南スーダン系住民が多数居住している地域であり、未だ武力衝突等の可能性も排除できません。

イ 2020年10月の「ジュバ和平合意」の成立を受け、この地域でもSRFに参加する武装 
勢力と暫定政府の武力衝突に起因する治安リスクは著しく低下しましたが、当該地域にも同和平合意に参加していない武装勢力は存在しています。現在は暫定政府との間で敵対行為停止の合意を結んでいますが、小規模な衝突は時おり発生しています。加えて、ダルフール地域同様、多数の死傷者を伴う部族間衝突も発生しています。また、同地域では、南スーダンの治安情勢悪化を受けて、南スーダンからの避難民が多数流入しています。

ウ アビエ地域はスーダンと南スーダンとの間の係争地であり、両国が締結したアビエ地域行政治安暫定措置に基づいて非武装地帯とされており、国連平和維持部隊「国連アビエ暫定治安部隊(UNISFA)」が同地域の治安維持を担っています。時折多数の死傷者を伴う部族間衝突が発生するなど、政治プロセスの停滞のため、情勢は不安定な状態にあります。

 つきましては、どのような目的であれ同地域への渡航は止めてください。また、既に滞在中の方については、今後の更なる情勢の変化を踏まえ、追加的な危険レベルの引き上げの可能性もありますので、情勢の推移によっては国外に退避することも検討してください。

(3)エリトリアとの国境地帯(紅海州、カッサラ州)、リビアとの国境地帯(北部州)
 レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)

ア エリトリアの国内情勢を受け、国境を越えてスーダンへ難民が流入しているとの報道があります。また、同国境付近は密輸が横行し、部族間の衝突も見られる等治安状況が不安定になっているとの情報もあります。

イ 現在、隣国のリビア全土に「レベル4:退避勧告」の危険情報が発出されており、北部州のリビアとの国境地帯の治安が不安視されるほか、リビアからの武器や武装勢力の流入も懸念されます。2018年4月には、北部州において治安当局が大量の銃と弾薬を密輸業者から押収した際、銃撃戦が発生したと報じられています。

 つきましては、紅海州及びカッサラ州におけるエリトリアとの国境付近及び北部州におけるリビアとの国境付近は、どのような理由であれ渡航は止めてください。また、既に滞在中の方については、今後の更なる情勢の変化を踏まえ、追加的な危険レベルの引き上げの可能性もありますので、情勢の推移によっては国外に退避することも検討してください。

(4)紅海州(ポートスーダン)
 レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(引き下げ)

ア ポートスーダンで散発的に発生していた部族間衝突は収束し、夜間外出禁止命令も解除されたことから、ポートスーダンの危険レベルをレベル3(渡航中止勧告)からレベル2(不要不急の渡航中止)に引き下げます。

 つきましては、同地域への不要不急の渡航は止めてください。

(5)ハルツーム州(首都ハルツームを含む)、北コルドファン州、紅海州(エリトリアとの国境地帯を除く)、カッサラ州(エリトリアとの国境地帯を除く)、ガダーレフ州(エチオピアとの国境地帯を除く)、北部州(リビアとの国境地帯を除く)、リバー・ナイル州、ゲジーラ州、センナール州(南スーダン、エチオピアとの国境地帯を除く)、白ナイル州(南スーダンとの国境地帯を除く)
 レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)
 
ア 2021年10月25日、ブルハン主権協議会議長兼スーダン国軍(SAF)総司令官は、突如、移行期暫定政権の解散を宣言すると、首相をはじめとする文民出身の政府高官等を拘束するとともに、国内全土に非常事態宣言を発令しました。この軍勢力による軍事的政権奪取に対して文民勢力は強く反発しており、以後、文民主導の新政府の設立を求めて、毎週のように国内各地で抗議デモを行っています。これに対して治安部隊は、銃火器等を用いた暴力的な手段でデモに対応しています。その結果、2022年8月末時点で110名以上のデモ参加者が死亡しています。

イ 継続する厳しい経済状況など、治安上の懸念材料は少なくないところ、引き続き情勢を注視する必要があります。

 つきましては、同地域への不要不急の渡航は止めてください。

3 滞在に当たっての注意
 滞在中は、下記事項に十分留意して行動し、危険を避けるようにしてください。また、外務省、在スーダン日本国大使館、現地関係機関等から最新情報を入手するよう努めてください。
 また、スーダンにおける渡航・滞在に当たっての一般犯罪等の注意事項については、外務省海外安全ホームページ内の「安全対策基礎データ」(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_107.html )も併せてご参照ください。)

海外渡航の際には、万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
 スーダンに3か月以上滞在する方は、在スーダン日本国大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう、必ず在留届を提出してください。
 3か月未満の旅行や出張などの際には、渡航先の最新安全情報や、緊急時の在スーダン日本国大使館からの連絡を受け取ることができるよう、外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/index.html

4 その他留意事項
 隣国の南スーダン、エジプト、エリトリア、エチオピア、中央アフリカ、チャド及びリビア、並びに近隣国のケニア、ウガンダ、コンゴ民主共和国に対して、別途危険情報が発出されていますので、同情報にも併せて留意してください。

(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902、2903

(外務省内関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)2306
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○海外安全ホームページ
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
○在スーダン日本国大使館
(所在地)House No.67 Street 43 Khartoum One Khartoum, SUDAN
 電話:(市外局番は01)83471601~2
    国外からは(国番号249)1-83471601~2
 FAX :(市外局番は01)83471600
    国外からは(国番号249)1-83471600
 緊急電話(領事担当者):(市外局番は0)912300662
    国外からは(国番号249)912300662
 ホームページ:http://www.sdn.emb-ja2pan.go.jp/index_j_new.html
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