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ペルーの危険情報【一部地域の危険レベル引き上げ等】

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更新日 2022年05月11日
危険情報
地図
凡例:黄色箇所「レベル1:十分に注意してください。」・その国・地域への渡航、滞在にあたって危険を避けていただくため特別な注意が必要です。薄橙色箇所「レベル2:不要不急の外出は止めてください。」その国・地域への不要不急の渡航は止めてください。渡航する場合は特別な注意を払うとともに、十分な安全対策をとってください。橙色箇所「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」その国地域への渡航は、どのような目的であれ止めてください。(場合によっては、現地に滞在している日本人の方々に対して退避の可能性や準備を促すメッセージを含むことがあります。)赤色箇所「レベル4:退避してください。渡航はやめてください。(退避勧告)」その国・地域に滞在している方は滞在地から、安全な国地域へ退避してください。この状況では、当然のことながら、どのような目的であれ新たな渡航は止めてください。
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危険レベル・ポイント

【危険度】
●フニン州サティポ郡の一部地域、ワンカベリカ州タカヤハ郡の一部地域、アヤクチョ州ワンタ郡の一部地域
 レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(引き上げ)
●コロンビアとの国境地帯(ロレト州プトゥマヨ郡)、クスコ州の一部地域、フニン州の一部地域、ワンカベリカ州の一部地域、アヤクチョ州の一部地域
 レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)
●ロレト州マリスカル・ラモン・カスティーヤ郡、アマソナス州コンドル山脈のエクアドルとの国境地帯
 レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)
●ウカヤリ州アタラヤ郡、マドレ・デ・ディオス州タワマヌ郡(新規)
 レベル1:十分注意してください。
●リマ州(首都リマ市及びカヤオ憲法特別市)、フニン州の一部地域、ワヌコ州プエルト・インカ郡、パスコ州オクサパンパ郡、マドレ・デ・ディオス州タンボパタ郡及びマヌー郡(継続)
 レベル1:十分注意してください。

【ポイント】
●2020年3月以降のコロナウイルス対策に伴う外出制限により、一時的に一般犯罪は減少していましたが、コロナ禍による経済状況悪化を背景に、リマ市を中心に殺人等の凶悪事案が急速に増加する等、全国での一般治安が悪化しています。
●クスコ州、フニン州、ワンカベリカ州、アヤチョク州にまたがるアプリマック、エネ及びマンタロ川渓谷(VRAEM地域)では、引き続きテロや誘拐事件が発生しています。テロ組織「センデロ・ルミノソ」が活動範囲を拡大する可能性もあることから、これまで一部地域のみレベル3に指定されていたフニン州サティポ郡、ワンカベリカ州タカヤハ郡、アヤクチョ州ワンタ郡について、各郡全域をレベル3に引き上げます。これらの地域への渡航はどのような目的であれ止めてください。
●ワヌコ州プエルト・インカ郡、パスコ州オクサパンパ郡の一部地域については、ペルー政府により発出されている組織犯罪対策のため非常事態宣言の対象地域が拡大され、隣接するウカヤリ州アタラヤ郡に対しても適用されたところ、同郡に対して危険レベル1を発出します。これら地域では、麻薬組織と治安機関との間で衝突が発生する等の不測の事態に巻き込まれる可能性がありますので、十分注意してください。
●マドレ・デ・ディオス州タンボパタ郡、マヌー郡に対して発出されている治安対策のための非常事態宣言の対象地域が拡大され、隣接するタワマヌ郡に対しても適用されたため、同郡に対して危険レベル1を発出します。これら地域には国立自然公園が位置し、自然観光のルートともなっていますが、大規模な違法採掘及び関連する人身売買・麻薬取引・強盗等が発生していることから、十分注意してください。

詳細

1 概況
(1)ペルーにおいては、コロナ禍による経済状況の悪化を背景に、リマ市を中心に殺人等の凶悪犯罪が増加しています。
 また、主要な観光地(リマ、クスコ、マチュピチュ、ナスカ、プノ、イカ、アレキパ、トルヒーヨ等の中心部や周辺遺跡)では、旅行者の脅威となるようなテロ・誘拐事件の発生は確認されていませんが、外国人の旅行者を狙った銃器を使用した強盗、スリ・ひったくり、置き引き等の一般犯罪が頻発しています。カメラ、携帯電話(特にスマートフォン)、携帯音楽プレーヤー、タブレット端末、現金等の貴重品の管理には注意してください。

(2)労働争議が多く、各地でデモや集会が断続的に発生しており、道路閉鎖やデモ隊と治安当局との衝突も度々発生しています。2022年3月にはペルー国内の運輸業者や農業従事者が燃料・肥料の価格高騰への対策を求め、全国各地の主要幹線道路を封鎖し、デモ隊や暴徒と治安当局との衝突や、商店の略奪等が発生し、一部地域では治安当局との衝突の激化により死傷者も発生しました。デモや集会の実施場所には絶対近づかないようにし、遭遇した場合は、速やかにその場から離れるようにしてください。

(3)かつてセンデロ・ルミノソ(SL)等のテロ組織が全国で猛威を振るい、1996年には首都リマの在ペルー日本国大使公邸が左翼テロ組織トゥパク・アマル革命運動(MRTA)に約4か月間占拠される事件等も発生しましたが、治安当局による掃討作戦や治安対策強化の結果、リマ市周辺における過激なテロ事件は大きく減少し、テロ組織の活動地域は次第に一部山岳地帯並びにアプリマック、エネ及びマンタロ川渓谷(VRAEM地域。フニン州、ワンカベリカ州、クスコ州及びアヤクチョ州の一部をなす8郡)を中心とする地域に限定されるようになりました。  
 同地域及びその周辺では、現在でも頻繁に当局へのテロ攻撃や武装襲撃、村民に対する誘拐事件が発生しており、国軍等治安機関によるSLの追跡・掃討作戦が行われていることや、治安当局が制御することが困難な地域でもあることから、どのような目的であれ渡航は止めてください。

(4)1996年12月、在ペルー日本大使館公邸が占拠された事件以降、当地ではイスラム過激派等の国際テロ組織の活動はこれまで確認されていませんでしたが、2019年7月、イスラム過激派に感化され独自に活動していた、ペルー人男性が、陸上競技の国際大会会場へ自動車爆弾攻撃を企図していたとして当局に逮捕されました。
 近年、ペルー国内では、日本人・日本権益を標的としたテロ事件は発生していませんが、テロによる日本人の被害は、シリアやアフガニスタンといった渡航中止勧告や退避勧告が発出されている国・地域に限りません。テロは、日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており、これまでもチュニジア、ベルギー、バングラデシュ、スリランカ等においてテロによる日本人の被害が確認されています。
 また、単独犯によるローンウルフ型テロや、一般市民が多く集まるレストラン、ショッピングモール、公共交通機関等のソフトターゲットを標的としたテロが世界各地で頻発しており、こうしたテロの発生を未然に防ぐことは困難です。
 テロはどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロ・誘拐に巻き込まれることがないよう、「たびレジ」、海外安全ホームページ、報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切かつ十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。


2 地域別情勢
(1)フニン州サティポ郡の一部地域、ワンカベリカ州タカヤハ郡の一部地域、アヤクチョ州ワンタ郡の一部地域
 レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(引き上げ)
クスコ州、フニン州、ワンカベリカ州、アヤチョク州にまたがるアプリマック、エネ及びマンタロ川渓谷(VRAEM地域)では、引き続きテロや誘拐事件が発生しています。2021年5月には、フニン州サティポ郡において児童を含む16名がテロ組織「センデロ・ルミノソ」(SL)により殺害される事件も発生しており、活動範囲拡大の可能性もあることから、これまで一部地域のみレベル3に指定されていたフニン州サティポ郡、ワンカベリカ州タカヤハ郡、アヤクチョ州ワンタ郡について、各郡全域をレベル3に引き上げます。

 つきましては、これらの地域への渡航はどのような目的であれ止めてください。

(2)コロンビアとの国境地帯(ロレト州プトゥマヨ郡)、クスコ州の一部地域、フニン州の一部地域、ワンカベリカ州の一部地域、アヤクチョ州の一部地域
 レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続) 
ア コロンビアと国境を接するロレト州プトゥマヨ郡は、犯罪組織による麻薬密輸ルートになっており、コロンビアゲリラ等の活動も確認されています。2018年3月には、地域の住民が犯罪グループへの加入を強いられ、その後、誘拐されてセルバ(森林地帯)内で10日間監禁される事件のほか、複数の誘拐事件が発生しています。また、2018年11月27日には、コロンビアと国境線を形成するプトゥマヨ川をパトロール中の海軍警備艇が武装グループからの銃撃を受け、兵士3名が負傷する事件が発生しました。ペルー政府はこれらの状況を踏まえ、2018年11月28日、同地域に対し非常事態宣言を発出し、同地域の治安対策を強化していますが、これらの地域に不用意に立ち入れば、襲撃、誘拐といった不測の事態に巻き込まれる危険性があります。
イ クスコ州の一部地域、フニン州の一部地域、ワンカベリカ州の一部地域、アヤクチョ州の一部地域では、山岳地帯やVRAEM地域でSL等組織が麻薬生産等の活動をしており、テロ事件等も発生しています。また、非常事態宣言が発出され、国軍等治安当局によるSL等に対する掃討作戦が行われています。地理的に治安当局が制御することが困難であり、不用意に立ち入れば犯罪組織と治安当局との衝突に巻き込まれる危険性があります。

 つきましては、これらの地域への渡航は、どのような目的であれ止めてください。

(3)コロンビア及びブラジルとの国境地帯(ロレト州マリスカル・ラモン・カスティーヤ郡)、アマソナス州コンドル山脈のエクアドルとの国境地帯
 レベル2:不要不急の渡航は止めてください(継続)
ア コロンビア及びブラジルと国境を接するマリスカル・ラモン・カスティーヤ郡では、国境付近でのコロンビアゲリラ等により麻薬・武器の密輸、違法採掘等が増加しています。また、ペルー政府により治安対策を目的とした非常事態宣言が発出され、軍・警察による作戦も展開されており、コロンビアゲリラなどとの間で衝突が発生する等の不測の事態に巻き込まれる可能性があります。
イ アマソナス州コンドル山脈のエクアドルとの国境地域は、1998年にペルー・エクアドル両国間の国境紛争が解決した後も、未だ地雷や不発弾が埋まっている場所がありますので、主要な幹線道路を除き大変危険です。

 つきましては、これらの地域への不要不急の渡航は止めてください。やむを得ず渡航する場合には特別な注意を払うとともに十分な安全対策をとってください。

(4)ウカヤリ州アタラヤ郡、マドレ・デ・ディオス州タワマヌ郡
レベル1:十分注意してください(新規)
ア ペルー政府により発出されている組織犯罪対策のため非常事態宣言の対象地域が拡大され、ウカヤリ州アタラヤ郡に対しても適用されたところ、同郡全体に危険レベル1を発出します。これら地域では、麻薬組織と治安機関との間で衝突が発生する等の不測の事態に巻き込まれる可能性がありますので、十分注意してください。
イ マドレ・デ・ディオス州タンボパタ郡、マヌー郡に対して発出されている治安対策のための非常事態宣言の対象地域が拡大され、隣接するタワマヌ郡に対しても適用されたため、同郡に対して危険レベル1を発出します。これら地域には国立自然公園が位置し、自然観光のルートともなっていますが、大規模な違法採掘及び関連する人身売買・麻薬取引・強盗等が発生していることから、十分注意してください。

(5)リマ州(リマ市及びカヤオ憲法特別市)、フニン州の一部地域、ワヌコ州プエルト・インカ郡、パスコ州オクサパンパ郡、マドレ・デ・ディオス州タンボパタ郡及びマヌー郡
 レベル1:十分注意してください。(継続)
ア リマ市においては、貧困地域を中心に一般犯罪が発生しています。また、拳銃を使った殺人・強盗・窃盗などの凶悪犯罪が急増しており、抵抗したために殺害されることもあります。近年ベネズエラ人等の外国人による犯罪が多発していたところ、2020年3月以降のコロナウイルス対策に伴う外出制限により、一時的に一般犯罪は減少していましたが、現在ではコロナ禍による経済状況悪化に伴い、市内全域で犯罪が急増しています。また、政府関連施設が集中するリマ市の中心部では、政府への要求を掲げた各種団体によるデモ・抗議行動・集会等が頻繁に行われており、治安当局と衝突することもあります。
 さらに、リマ国際空港(ホルヘ・チャベス空港)があるカヤオ憲法特別市とリマ市を結ぶ幹線道路では、移動する車両の窓ガラスを割って金品を強奪する事件が発生しています。
イ フニン州の一部地域では、これまでテロ対策のため非常事態宣言が発出・延長されていましたが、治安当局によるテロ組織掃討作戦が功を奏し、同地域におけるテロ発生のリスクは低下しているとして、2015年に同宣言が解除されました。その後テロ事件は発生していませんが、近隣地域では引き続きテロ事件が確認されています。
ウ ワヌコ州プエルト・インカ郡、パスコ州オクサパンパ郡では麻薬の原料となるコカの栽培や麻薬の密造が行われているとみられており、組織犯罪対策のため非常事態宣言が発出されています。これら地域では、麻薬組織と治安機関との間で衝突が発生する等の不測の事態に巻き込まれる可能性があります。
エ マドレ・デ・ディオス州では全域に対し、治安対策のため非常事態宣言が発出されています。また、これら地域には国立自然公園が位置し、自然観光のルートにもなっていますが、大規模な違法採掘及び関連する人身売買・麻薬取引・強盗等が発生しています。

 つきましては、これらの地域に渡航する場合は、最近の治安関連情報の収集に努めるなど、十分注意してください。

3 渡航・滞在に当たっての注意
(1)滞在中は、下記の事項に十分留意して行動し、危険を避けるようにしてください。詳細は「安全対策基礎データ」(防犯・トラブル回避に役立つ基礎情報、http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure.asp?id=261 )や「安全の手引き」(在留邦人向けの滞在にかかる留意事項、https://www.pe.emb-japan.go.jp/files/100145917.pdf )をご確認ください。
 また、報道、日本国外務省、在ペルー日本国大使館、現地関係機関等より最新の情報を入手するよう努めてください。

(2)一般的な注意事項
ア 都市部の貧困地区、コカ葉栽培地や違法鉱山等が存在する地方の山岳地域、密林地域の奥地は、殺人等の凶悪犯罪の発生率が高く当局の管理が及ばない場所も多いので、立ち入ることは控えてください。
イ ひったくりや拳銃を使用した強盗等は、高級住宅街、商業地域でも発生していますので、夜間の外出は控え、昼間であっても人気のない場所での単独行動は避けるようにしてください。外出中は、身の周りの安全に注意し、近くで暴動等の不測の事態が起きた場合は、ホテルなど安全が確保できる場所で、事態が収まるまで待機してください。

(3)海外渡航の際には万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
 ペルーに3か月以上滞在される方は、在ペルー日本国大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう、必ず「在留届」を提出してください。
 3か月未満の旅行や出張などの際には、渡航先の最新の安全情報や、緊急時に在ペルー日本国大使館の連絡を受け取ることができるよう、外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/index.html

4 隣国のコロンビア、エクアドル、ブラジル、ボリビアについてもそれぞれ「危険情報」が発出されていますので、参照してください。

(連絡先)
○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902、2903
(外務省内関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)2306
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○海外安全ホームページ
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
○在ペルー日本国大使館
住所:Av. San Felipe 356,Jesus Maria, Lima, Peru
電話:(市外局番01)219-9500
   国外からは(国番号51)-1-219-9500
FAX :(市外局番01)463-0302
   国外からは(国番号51)-1-463-0302
ホームページ: http://www.pe.emb-japan.go.jp/itprtop-ja/index.html
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