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スーダンの危険情報【危険レベル継続】(内容の更新)

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更新日 2021年06月01日
危険情報
地図
凡例:黄色箇所「レベル1:十分に注意してください。」・その国・地域への渡航、滞在にあたって危険を避けていただくため特別な注意が必要です。薄橙色箇所「レベル2:不要不急の外出は止めてください。」その国・地域への不要不急の渡航は止めてください。渡航する場合は特別な注意を払うとともに、十分な安全対策をとってください。橙色箇所「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」その国地域への渡航は、どのような目的であれ止めてください。(場合によっては、現地に滞在している日本人の方々に対して退避の可能性や準備を促すメッセージを含むことがあります。)赤色箇所「レベル4:退避してください。渡航はやめてください。(退避勧告)」その国・地域に滞在している方は滞在地から、安全な国地域へ退避してください。この状況では、当然のことながら、どのような目的であれ新たな渡航は止めてください。
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危険レベル・ポイント

【危険度】
●ダルフール地方5州(東ダルフール州、西ダルフール州、南ダルフール州、北ダルフール州及び中央ダルフール州)、南コルドファン州、西コルドファン州(アビエ地域を含む。)、青ナイル州、紅海州(ポートスーダン)、エリトリアとの国境地帯(紅海州及びカッサラ州)、南スーダンとの国境地帯(白ナイル州及びセンナール州)並びにリビアとの国境地帯(北部州)
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)
●ハルツーム州(首都ハルツームを含む。)、北コルドファン州、紅海州(ポートスーダン及びエリトリアとの国境地帯を除く。)、カッサラ州(エリトリアとの国境地帯を除く。)、ガダーレフ州、北部州(リビアとの国境地帯を除く。)、ナイル州、ゲジーラ州、センナール州(南スーダンとの国境地帯を除く。)、並びに白ナイル州(南スーダンとの国境地帯を除く。)
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)

【ポイント】
●暫定軍事評議会(TMC)と民政移管を求める「自由と変化宣言」署名派(DFC)により民政移管の協議が進められた結果、2019年8月17日、軍民双方が参加する暫定的な統治機構の設立に関する合意文書への署名が行われ、国内の緊張状態が相当程度緩和されました。一方、旧バシール政権を支持する勢力、暫定政府への参加を拒んでいる政党・市民社会勢力や同機構へ参加後に脱退した政党・市民社会勢力なども存在しており、更には継続する厳しい経済状況への不満などから抗議活動の発生等、引き続き情勢を注視する必要がありますので、レベル2発出地域への不要不急の渡航は止めてください。
●レベル3発出地域においては、2020年10月に暫定政府と主要な反政府武装勢力の集まりであるスーダン革命戦線(SRF)との間で「ジュバ和平合意」が成立したことにより、両者の間で武力衝突発生の可能性は低下しましたが、依然として和平合意に参加していない反政府武装勢力が複数存在しており、情勢は不安定です。特に、ダルフールでは国連AUダルフール派遣団(UNAMID)の、同地域における平和維持活動が終了し、部族間衝突が散発的に発生しています。これら地域では、情勢が不安定ですので、どのような理由であれ渡航は止めてください。また、既に滞在中の場合には、今後の更なる情勢の変化を踏まえ、追加的な危険レベルの引上げの可能性もありますので、情勢の推移によっては国外に退避することも検討してください。

詳細

1 概況
(1)2019年4月11日、バシール大統領(当時)を含む政府要人の身柄が拘束され、新たに設置された暫定軍事評議会(TMC)がスーダンを暫定統治し、平和的な権力の委譲に向けた機運の醸成に努める旨の声明を発表しました。これに対し、民政移管を求める「自由と変化宣言」署名派(DFC)が即時の政権移譲を求め、スーダン全土でのデモ行進や首都ハルツームの軍総司令部前で座り込みを行うなど、TMCに対する抗議活動を継続的に実施しました。6月3日、TMCが治安上の理由として、軍総司令部前で座り込みを行っていた抗議者を強制排除したことにより、多数の死傷者が発生しました。これに対し、DFCはゼネストや不服従運動に訴えるなど、抗議活動を継続しました。
 その後、アフリカ連合(AU)やエチオピアの仲介のもと、TMCとDFCにより民政移管に関する協議が続けられた結果、8月17日、軍民双方が参加する暫定的な統治機構の設立に関する合意文書への署名が行われ、国内の緊張状態は相当程度緩和されました。
 一方、旧バシール政権を支持する勢力、暫定政府への参加を拒んでいる政党・市民社会勢力や同機構へ参加後に脱退した政党・市民社会勢力なども存在しており、更には継続する厳しい経済状況や慢性的な燃料・小麦・医薬品等の生活必需品の不足への不満などから抗議活動の発生等、引き続き情勢を注視する必要があります。

(2)西部のダルフール地方には、数百もの異なる部族が存在しており、土地や牧畜牛、金の採掘権等に絡む部族間抗争が各地で発生しており、これまでに多数の犠牲者が発生しています。2007年末からUNAMIDが展開していましたが、2020年12月、同地域における平和維持活動が終了し、2021年1月には、西・南ダルフール州において約250名の死者を伴う部族間衝突が発生するなど、死傷者を伴う部族間衝突が散発的に発生しており、情勢は不安定です。

(3)また、南スーダンとの関係は改善傾向にあるものの、治安措置やアビエ地域の帰属等、依然として多くの問題を抱えています。

(4)これまでに、スーダンにおいてテロ事件による日本人の被害は確認されていませんが、リビア国内において「イラク・レバントのイスラム国(ISIL)」にスーダン人が参加しているとの報道があります。スーダン国内においても、2020年2月には、ムスリム同胞団に関係するテロリストの拠点が発見され、大量の爆発物や武器等が押収されたほか、同年3月には、暫定政府のハムドゥーク首相の車列が爆発物により襲撃されるという暗殺未遂事件も発生しています。 
 このような状況を十分に認識し、テロ・誘拐に巻き込まれることがないよう、海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

2 地域別情勢
(1)ダルフール地方5州(東ダルフール州、西ダルフール州、南ダルフール州、北ダルフール州及び中央ダルフール州)
 レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)

ア 中央ダルフール州等に位置するジャバル・マッラ地域には、「ジュバ和平合意」に参加していない反政府武装勢力が存在しており、これら武装勢力と政府軍との間で散発的に武力衝突が発生しています。また、部族間の衝突も依然発生しており、多くの国内避難民も新たに発生するなど情勢は不安定です。

イ 長らく続いた紛争によってダルフールの経済が疲弊し、小型武器が蔓延した結果、一般犯罪や武装集団による犯罪行為が頻発しています。現在、政府による武器回収キャンペーンが実施されていますが、依然として犯罪はダルフールの治安における主要な脅威となっています。

 つきましては、どのような目的であれ同地域への渡航は止めてください。また、既に滞在中の場合には、今後の更なる情勢の変化を踏まえ、追加的な危険レベルの引上げの可能性もありますので、情勢の推移によっては国外に退避することも検討してください。

(2)南コルドファン州、西コルドファン州(アビエ地域を含む。)、青ナイル州並びに南スーダンとの国境地帯(白ナイル州及びセンナール州)
 レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)

ア スーダン南部地域においても、政府による武器回収キャンペーンが実施されてはいますが、依然として政府の統治が及んでいない反政府勢力支配地域が存在します。元来南スーダン系住民が多数居住している地域であり、未だ武力衝突等の可能性も排除できません。

イ 2020年10月に暫定政府とSRFとの間でジュバ和平合意が成立したことにより、両者の間で武力衝突発生の可能性は低下しましたが、依然として同和平合意に参加していない武装勢力が存在しており、これら勢力は、暫定政府との間で敵対行為停止の合意を結んでいますが、小規模な衝突は散発的に発生しており情勢は不安定です。さらには、ダルフール地域同様、死傷者を伴う部族間衝突も発生しています。また、同地域では、南スーダンの治安情勢悪化を受けて、南スーダンからの避難民が多数流入しています。

ウ アビエ地域はスーダンと南スーダンとの間の係争地であり、両国が締結したアビエ地域行政治安暫定措置に基づいて非武装地帯とされており、国連平和維持部隊「国連アビエ暫定治安部隊(UNISFA)」が同地域の治安維持を担っています。比較的平穏は保たれていますが、主に政治プロセスの停滞のため、情勢は不安定な状態にあります。

 つきましては、どのような目的であれ同地域への渡航は止めてください。また、既に滞在中の場合には、今後の更なる情勢の変化を踏まえ、追加的な危険レベルの引上げの可能性もありますので、情勢の推移によっては国外に退避することも検討してください。

(3)紅海州(ポートスーダン)、エリトリアとの国境地帯(紅海州及びカッサラ州)並びにリビアとの国境地帯(北部州)
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)

ア 紅海州の都市ポートスーダンにおいて、2019年8月21日から24日までの間にベニアミル族とヌバ族が衝突し、家屋や店舗が燃やされるなどにより多数の死傷者が発生しました。その後、2020年8月には暫定文民州知事の出身部族等がきっかけとなり、紅海州及びカッサラ州において部族間衝突が発生し、更には「ジュバ和平合意」をめぐり、部族間の衝突が発生するなど、突発的に部族間の衝突が発生する可能性があることから、引き続き注意が必要です。

イ エリトリアの国内情勢を受け、国境を越えてスーダンへ難民が流入しているとの報道があります。また、同国境付近は密輸が横行し、部族間の衝突も見られるなど治安状況が不安定になっているとの情報もあります。

ウ 現在、隣国のリビア全土に「レベル4:退避勧告」の危険情報が発出されており、北部州のリビアとの国境地帯の治安が不安視されるほか、リビアからの武器や武装勢力の流入も懸念されます。2018年4月には、北部州において治安当局が大量の銃と弾薬を密輸業者から押収した際、銃撃戦が発生したと報じられています。

 つきましては、紅海州及びカッサラ州におけるエリトリアとの国境付近並びに北部州におけるリビアとの国境付近は、どのような理由であれ渡航は止めてください。また、既に滞在中の場合には、今後の更なる情勢の変化を踏まえ、追加的な危険レベルの引上げの可能性もありますので、情勢の推移によっては国外に退避することも検討してください。

(4)ハルツーム州(首都ハルツームを含む。)、北コルドファン州、紅海州(ポートスーダン及びエリトリアとの国境地帯を除く。)、カッサラ州(エリトリアとの国境地帯を除く。)、ガダーレフ州、北部州(リビアとの国境地帯を除く。)、ナイル州、ゲジーラ州、センナール州(南スーダンとの国境地帯を除く。)並びに白ナイル州(南スーダンとの国境地帯を除く。)
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)
 
ア 2018年末頃から物価高騰や燃料不足等に対する不満を背景に発生した抗議活動は、政治体制そのものに対する抗議活動へと発展し、全国に拡大しました。2019年4月11日、バシール大統領(当時)を含む政府要人の身柄が拘束され、スーダンを暫定的に統治する機構としてTMCが設置されましたが、民政移管を求めるDFCがスーダン全土でのデモ行進やハルツーム市内の軍総司令部周辺での座り込みを行うなど、TMCに対する抗議活動を行いました。

イ TMCとDFCの協議は、このような抗議活動が行われている最中にも進められていましたが、2019年6月3日、TMCが治安上の理由として、軍総司令部前で座り込みを行っていた抗議者を強制排除したことにより、大量の死傷者が発生しました。

ウ 同衝突によりTMCとDFCの協議は停滞しましたが、AUやエチオピアの仲介により2019年7月5日、両者はバシール政権崩壊後の移行期間の統治構造に関する合意に至りました。これは、「政治合意」(主権評議会、内閣、立法評議会の構成等を定めたもの)と「憲法宣言」(「政治合意」で合意された各機関の権限等の詳細を定めたもの)として具体化され、8月17日に正式署名がなされました。

エ 同合意により、軍・民間の権力分掌に基づく民政移管に向けた移行統治が開始され、バシール政権崩壊直後のような軍・民間の実行力を伴う衝突は収束し、国内の緊張状態は相当程度緩和されました。
 一方、旧バシール政権を支持する勢力、暫定政府への参加を拒む政党・市民社会勢力や参加後に脱退した政党・市民社会勢力なども存在しており、更には継続する厳しい経済状況や慢性的な燃料・小麦・医薬品等の生活必需品の不足への不満などから抗議活動の発生等、引き続き情勢を注視する必要があります。

オ ガダーレフ州では、2020年11月にエチオピア・ティグライ州で発生した軍事衝突による影響を受け、6万人以上のエチオピア難民がスーダンに流入したほか、同州とエチオピアとの国境付近では国境問題をめぐりスーダン国軍とエチオピア軍部隊との間で武力衝突が散発的に発生・継続しています。今後、不測の事態が発生する可能性もありますので、引き続き情勢を注視する必要があります。

 つきましては、これら地域への不要不急の渡航は止めてください。

3 滞在に当たっての注意
 滞在中は、下記事項に十分留意して行動し、危険を避けるようにしてください。また、外務省、在スーダン日本国大使館、現地関係機関等から最新情報を入手するよう努めてください。
 また、スーダンにおける渡航・滞在に当たっての一般犯罪等の注意事項については、外務省海外安全ホームページ内の「安全対策基礎データ」(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_107.html )も併せてご参照ください。)

(1)スーダンの厳しい経済事情を反映し、スリ、ひったくり、車上狙い等が増加傾向にあり、過去に日本人も被害に遭っています。特に、大勢の人が集まる空港、バス・ターミナル、スーク(市場)、レストランやその周辺等では注意が必要です。現金はもとより、スマートフォンやパソコン等の電子機器を狙った犯行が多発しています。また、当地治安当局者によると、セクシャル・ハラスメントや暴力犯罪も増加しているとのことです。

(2)海外渡航の際には、万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
 スーダンに3か月以上滞在する場合は、在スーダン日本国大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう、必ず在留届を提出してください。
 3か月未満の旅行や出張などの際には、渡航先の最新安全情報や、緊急時の在スーダン日本国大使館からの連絡を受け取ることができるよう、外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/index.html

4 その他留意事項
 隣国の南スーダン、エジプト、エリトリア、エチオピア、中央アフリカ、チャド及びリビア、並びに近隣国のケニア、ウガンダ及びコンゴ民主共和国に対して別途危険情報が発出されていますので、併せて留意してください。

(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902、2903

(外務省内関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)2306
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○海外安全ホームページ
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
○在スーダン日本国大使館
(所在地)House No.67 Street 43 Khartoum One Khartoum、 SUDAN
 電話:(市外局番は01)83471601~2
    国外からは(国番号249)1-83471601~2
 FAX:(市外局番は01)83471600
    国外からは(国番号249)1-83471600
 緊急電話(領事担当者):(市外局番は0)912300662
    国外からは(国番号249)912300662
 ホームページ:https://www.sdn.emb-japan.go.jp/index_j_new.html
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