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インドネシアの危険情報【危険レベル継続】(内容の更新)

「危険情報」とは?

更新日 2019年10月31日

危険情報
地図

危険レベル・ポイント

【危険度】
●パプア州(プンチャック・ジャヤ県,ミミカ県のみ)及び中部スラウェシ州ポソ県
 レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)
●上記を除くすべての地域(首都ジャカルタ及びバリ島を含む。)
 レベル1:十分注意してください。(継続)

【ポイント】
●インドネシア各地において,自爆テロ,警察官襲撃,宗教施設襲撃等のテロ事件(未遂を含む)が発生していますので,テロ等の被害に遭わないよう,海外安全ホームページ及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め,状況に応じて適切かつ十分な安全対策を講じてください。
●パプア州プンチャック・ジャヤ県及びミミカ県においては,分離独立を求める武装集団が治安当局等を襲撃する事案が散発的に発生しており,治安が不安定な状況が継続していますので,不要不急の渡航は止めてください。
●中部スラウェシ州ポソ県においては,同県郊外に拠点を持つイスラム過激派に対する治安当局による掃討作戦が実施されていますが,残党が潜伏している可能性がありますので,不要不急の渡航は止めてください。
●アチェ州では独立運動は終結しましたが,一部の県では武器弾薬が残存しているとみられ,銃器等を使用した犯罪がたびたび発生しているほか,覚せい剤等の薬物も多く出回っていることから,治安情勢には十分注意してください。
●パプア州及び西パプア州では,パプア系住民への差別に対する抗議デモが両州内の各地で行われており,一部は暴動に発展し治安当局との衝突が発生していますので,十分注意してください。
●首都ジャカルタをはじめとする各地において,政治,宗教,人種,労働・社会問題等に起因する大小さまざまな抗議デモ等が発生しています。場合によっては暴動に発展する可能性もありますので,こうした動きに対しても引き続き十分注意してください。

詳細

1 概況
(1)テロ情勢
ア インドネシアでは,2009年7月に発生したジャカルタ市内米国系ホテル同時爆弾テロ事件以来,多数の民間人が死傷する大規模テロは発生していませんが,近年では2016年1月にジャカルタ中心部における爆弾テロ事件,2017年5月には東ジャカルタのバスターミナルにおける自爆テロ事件,2018年5月に東ジャワ州スラバヤ市内のキリスト教会及び警察署における自爆テロ事件等が発生しています。いずれの事件についてもISIL(イラク・レバントのイスラム国)が犯行声明を発出しています。その後もインドネシア国内各地において警察官や宗教関連施設等を狙ったテロ事件(未遂を含む)が依然として発生している状況にあります。
イ インドネシア国内のISIL支持者は小さなセル(グループ)を形成し,引き続き活動しています。ISILを支持するジュマ・アンショール・ダウーラ(JAD)構成員の逮捕が各地で相次いでいますが,脅威は継続しています。また,ジュマ・イスラミーヤ(JI)等の他のイスラム過激派組織もISIL支持勢力の活動に刺激される可能性がありますので,依然として状況は流動的です。
ウ 大規模集客イベントなど不特定多数が集まる場所はテロの標的となりやすいため,注意が必要です。上述のような情勢があることを十分に認識して,テロ等の被害に遭わないよう,海外安全ホームページ及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め,以下を参考に状況に応じて適切で十分な安全対策を講じてください。
●テロの標的となりやすい場所(警察関連施設,デパートや市場,観光・リゾート施設,公共交通機関など不特定多数の人が集まる場所,欧米関連施設や宗教関連施設など)を訪れる際には,周囲の状況に注意を払い,不審な状況を察知したら速やかにその場を離れる。
●複数の爆弾が時間差で爆発することも想定されることから,爆発現場には近づかない。
●爆弾事件や不測の事態が発生した場合の対応策を再点検し,状況に応じて適切な安全対策が講じられるよう心がける。
●在留地・滞在先等の近くで爆発や銃撃戦等が発生した場合は,直ちに安全な場所に避難するとともに,大使館等に状況等を連絡する。

(2)その他の治安情勢
ア パプア州プンチャック・ジャヤ県及びミミカ県においては,「OPM」(パプア分離独立運動グループ)とみられる武装集団が治安当局等を襲撃する事案が散発的に発生しています。
イ 中部スラウェシ州ポソ県では,同県郊外の山岳地帯にイスラム過激派が拠点をつくり,治安部隊や地元住民を襲撃する事件が発生したことから,治安当局による対テロ作戦が実施されていますが,未だに残党が潜伏している可能性があります。
ウ アチェ州においては,インドネシア政府とアチェの独立を求める武装集団「GAM」(独立アチェ運動)との間で和平合意が結ばれ,独立運動は終結しましたが,一部の県では武器弾薬が残存しているとみられ,銃器等を使用した犯罪がたびたび発生しているほか,覚せい剤等の薬物も多く出回っています。
エ パプア州及び西パプア州では,2019年8月以降,パプア系住民への差別に対する抗議デモが両州内の各地で行われており,一部は暴動に発展し治安当局との衝突が発生しています。
オ 首都ジャカルタをはじめとする各地において,政治,宗教,人種,労働・社会問題等に起因する大小さまざまなデモ活動等が発生しています。今後も国内政治の動向と連動する形で,デモや集会が発生し,場合によっては暴動に発展する可能性があります。

2 地域情勢
(1)パプア州(プンチャック・ジャヤ県,ミミカ県のみ)及び中部スラウェシ州ポソ県
 レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)

ア パプア州プンチャック・ジャヤ県及びミミカ県
 パプア州及び西パプア州においては,依然として分離独立を求める声があり,一部の地域では独立派住民が関与しているとも言われる治安当局との衝突等が散発的に発生しています。特に,パプア州のミミカ県からプンチャック・ジャヤ県にかかる地域周辺では,OPM(パプア分離独立運動グループ)と見られる武装集団が治安当局等を襲撃する事案が散発的に発生しています。更に,2019年8月以降,パプア州及び西パプア州の各地で,パプア系住民への差別に抗議するデモが発生しており,パプア州ミミカ県ティミカでは,デモを契機として暴動が発生しました。
イ 中部スラウェシ州ポソ県
 1998年末にイスラム教徒住民とキリスト教徒住民の間で衝突が発生し,その後も不安定な状況が続きましたが,現在は沈静化しています。しかし,同県郊外の山岳地帯にイスラム過激派が拠点をつくり,治安当局や地元住民を襲撃する事件が発生したことから,2015年以降,治安当局による対テロ作戦が実施されています。2016年7月に同グループの指導者の死亡という一定の成果を収めましたが,完全には掃討されておらず,まだ残党が潜伏している可能性があります。
 
 つきましては,これらの地域への不要不急の渡航は止めてください。渡航・滞在される場合には,最新の情報収集に努め,信頼できる現地情報に詳しい人を同行させるなど,十分な安全対策を講じてください。

(2)上記を除くすべての地域(首都ジャカルタ及びバリ島を含む。)
 レベル1:十分注意してください。(継続)
 
ア アチェ州においては,2005年8月にインドネシア政府とアチェの独立を求める武装集団「GAM」(独立アチェ運動)との間で和平合意が結ばれ,独立運動は終結しました。しかし,一部の県では武器弾薬が依然残存しているとみられ,過去の選挙では,政党間の問題に起因すると思われる手榴弾や銃器を使用した殺人事件が複数発生するなど,銃器等を使用した犯罪がたびたび発生しています。また,同州は大麻の産地としても知られており,覚せい剤等の薬物も多く出回っていることから,治安情勢には十分注意してください。
 なお,アチェ州ではインドネシア国内の他州と異なり,厳格なシャリア(イスラム法)が適用されているため,許可された場所以外での飲酒をしないようにし,モスクなどの宗教施設へ入る際には,観光客であっても半袖や短パンなどの身体を露出した服装を避け,女性は頭部にスカーフを着用し髪を覆うなど,イスラムに対するより一層の理解と配慮が必要です。
イ パプア州(プンチャック・ジャヤ県及びミミカ県を除く)及び西パプア州については,2019年8月以降,パプア州都ジャヤプラ,ビアク島,西パプア州都マノクワリ等の各地で,パプア系住民への差別に抗議するデモが発生し,一部地域では,デモが暴動に発展したり,治安部隊と衝突したりする事案が発生しました。現地事情に関する最新の情報を入手するなど十分注意してください。
ウ 首都ジャカルタをはじめとする各地において,政治,宗教,人種,労働・社会問題等に起因する大小さまざまな抗議デモ等が発生しています。今後も国内政治の動向と連動する形で,デモや集会が発生し,場合によって暴動に発展する可能性があります。

 つきましては,これらの地域へ渡航・滞在に当たっては,危険を避けていただくため十分注意してください。


3 滞在に当たっての注意
 インドネシアへの渡航・滞在における注意事項については,外務省海外安全ホームページ内の「安全対策基礎データ」を併せて参照してください。
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_002.html
 また,渡航に際しては,あらかじめ,日本国外務省,在インドネシア日本国大使館又は各総領事館,現地関係機関,報道等から最新の情報を入手するよう努めるとともに,万一,事件・事故等に巻き込まれた場合には,在インドネシア日本国大使館や総領事館へ連絡してください。

(1)在留届,「たびレジ」
 海外渡航の際には万一に備え,家族や友人,職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。3か月以上滞在する方は,在インドネシア日本国大使館又は各総領事館等が緊急時の連絡先を確認できるよう,必ず在留届を提出してください。
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html
 3か月未満の旅行や出張などの際には,渡航先の最新安全情報や,緊急時の在インドネシア日本国大使館又は各総領事館等からの連絡を受け取ることができるよう,外務省海外安全情報配信サービス「たびレジ」に登録してください。
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html

(2)イスラム教では,金曜日が集団礼拝の日とされており,その機会を利用して,政治的スピーチやデモが行われ,それが大規模化,暴徒化する場合があります。また,その際,モスク等宗教施設やデモ等を狙ったテロや襲撃が行われることもありますので,特に金曜日には不用意に宗教施設等に近づかないようにしてください。

(3)自然災害
 2004年12月,スマトラ島沖を震源とするマグニチュード9.1の大地震,津波が発生し,甚大な被害をもたらしました。2016年9月にはロンボク島バルジャリ山,2017年11月及び2018年6月にはバリ島アグン山,2018年5月には中部ジャワ州ムラピ山が噴火したほか,2018年7月29日及び同年8月5日にロンボク島において立て続けに地震が発生,同年9月には中部スラウェシ州パル市及び周辺地域が地震,津波によって甚大な被害を受けました。また,2019年8月にはジャワ島西部のバンテン州沖合でマグニチュード6.9の地震が発生するなど,インドネシアでは,地震,火山活動等の自然災害の発生が少なくありません。自然災害が発生した際,航空機や船などの交通機関が運休したり,電話やインターネットが不通となるなど,外部との連絡が寸断されるほか,物資の供給が十分にできなくなります。したがって,緊急備蓄品(食料や飲料水(10日~2週間分程度)に加えて,懐中電灯,ライター,ろうそく,携帯ラジオ,予備の電池等)を準備するなど,日頃から自然災害に対する警戒は怠らないようにするとともに,テレビ,ラジオやインターネット,滞在している地域を管轄する大使館又は総領事館等で常に最新の情報を入手するよう心がけてください。


(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(外務省代表)03-3580-3311(内線)2902, 2903

(外務省関連課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)5140
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)3047
○海外安全ホームページ:
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地公館連絡先)
○在インドネシア日本国大使館(管轄区域:各総領事館管轄区域を除くインドネシア全土)
  住所:Jl. M. H. Thamrin No.24, Jakarta 10350, INDONESIA
  電話:(市外局番021)3192-4308
   国外からは(国番号62)-21-3192-4308
  FAX:(市外局番021)315-7156
   国外からは(国番号62)-21-315-7156
  ホームページ: https://www.id.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

○在スラバヤ日本国総領事館(管轄区域:東ジャワ州,東カリマンタン州,南カリマンタン州,北カリマンタン州)
  住所:Jl. Sumatera 93, Surabaya, INDONESIA
  電話:(市外局番031)5030008
   国外からは(国番号62)-31-5030008
  FAX:(市外局番031)5030037
   国外からは(国番号62)-31-5030037
  ホームページ:https://www.surabaya.id.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

○在マカッサル領事事務所(管轄区域:北スラウェシ州,ゴロンタロ州,中部スラウェシ州,東南スラウェシ州,南スラウェシ州,西スラウェシ州,マルク州,北マルク州,パプア州,西パプア州)
  住所:Gedung Wisma Kalla Lt7, JI. Dr. Sam Ratulangi No.8-10, Makassar, INDONESIA
  電話:(市外局番0411)871030
   国外からは(国番号62)-411-871030
  FAX:(市外局番0411)853946
   国外からは(国番号62)-411-853946
  ホームページ:https://www.surabaya.id.emb-japan.go.jp/itpr_ja/makassar.html

○在メダン日本国総領事館(管轄区域:アチェ州,北スマトラ州,西スマトラ州,ジャンビ州,リアウ州,リアウ諸島州)
  住所:JI.P.Diponegoro, No.18, Medan, North Sumatra, INDONESIA
  電話:(市外局番061)4575193
   国外からは(国番号62)-61-4575193
  FAX:(市外局番061)4574560
   国外からは(国番号62)-61-4574560
  ホームページ:https://www.medan.id.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

○在デンパサール日本国総領事館(管轄区域:バリ州,西ヌサトゥンガラ州,東ヌサトゥンガラ州)
  住所:Jalan Raya Puputan No.170, Renon, Denpasar, Bali, INDONESIA
  電話:(市外局番0361)227628
   国外からは(国番号62)-361-227628
  FAX:(市外局番0361)265066
   国外からは(国番号62)-361-265066
  ホームページ:https://www.denpasar.id.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
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