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ベネズエラの危険情報【危険レベル継続(内容の更新)】

「危険情報」とは?

更新日 2019年10月25日

危険情報
地図

危険レベル・ポイント

【危険レベル】
●カラカス首都圏,ミランダ州,スリア州,カラボボ州,タチラ州,アラグア州,グアリコ州,アンソアテギ州,ボリバル州及びマイケティア(シモン・ボリバル)国際空港周辺地域及びコロンビアとの国境地帯,ブラジルとの国境地帯(アマゾナス州の一部)
 :レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)
●上記以外の地域
:レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)

【ポイント】
●本年1月21日に発生した一部軍人による蜂起未遂,同月23日のグアイド国会議長による暫定大統領宣誓,4月30日の同暫定大統領の決起呼び掛け等を背景に,反政府デモが激化し,これらを鎮圧する治安当局等の過度な武力行使(銃器や催涙弾等の使用)によって,多数の死傷者が出ました。
●5月以降,ノルウェー政府の仲介により行われた与野党間対話も9月に中断する中,与党側が野党側の一部少数派の取り込みを行う一方で,野党側も引き続き国内外での活動を維持しています。このため,反政府デモの激化や治安当局との衝突等の不測の事態に発展する可能性が継続しており,情勢は依然として不安定です。
●米州諸国との関係悪化や,社会インフラの急激な悪化(停電,断水等)もみられます。さらに,ベネズエラ発着の航空便の大幅に減少していることに加え,ベネズエラへの金融機関/外貨送金サービスを通じての外貨送金は事実上不可能となっています。
●つきましては,レベル3の地域への渡航は止めてください。既に滞在している方は,今後のベネズエラの国政を巡る情勢を踏まえ,国外に退避することも考慮してください。

詳細

1.概況
(1)ベネズエラ社会情勢
ア 現地NGOベネズエラ社会紛争監視団によれば,2019年8月までに国内で発生したデモの件数は11,833件で,対前年同期比で3,521件増加しています。デモで訴えられる内容の多くは,政権交代を求めるもの,電気・ガス・水道等公共サービスの向上,労働条件改善等です。デモ中に治安当局や政権支持派武装組織(コレクティーボ)が,デモ参加者に対して銃器や催涙弾等を使用したことで,5月までに死者は61名に達しました。

イ 2019年1月10日,マドゥーロ大統領が2期目の大統領就任の宣誓をしましたが,1月21日,一部の軍人による蜂起未遂が発生しました。さらに,1月23日,グアイド国会議長は抗議デモ後の反政府集会において「前年5月の大統領選挙は,不公正かつ不透明であり,マドゥーロ氏を大統領と認められない。憲法に則り,自らが暫定大統領として,行政機能を引き受ける。」と宣言するとともに,国民に対して政権交代に向けたデモを呼びかけたことから,国内全土において大規模なデモが発生しました。また,一部暴徒化したデモを鎮圧するため,治安当局が銃器や催涙弾を使用したことなどから,カラカス等で多数の死傷者が生じました。2月23日には人道支援物資搬入を巡る動きの中で,国軍等により先住民等に多数の死傷者が出ました。

ウ 4月30日にはグアイド暫定大統領が一部軍人とともに国民や軍に対し,決起を呼びかけたことを契機として,大規模デモが発生しました。報道によれば多数の死傷者が発生した模様です。

エ 5月以降,ノルウェー政府の仲介により行われた与野党間対話も9月に中断する中,与党側が野党側の一部少数派の取り込みを行う一方で,野党側も引き続き国内外での活動を維持しています。このため,反政府デモの激化や治安当局との衝突等の不測の事態に発展する可能性が継続しており,情勢は依然として不安定です。

オ ベネズエラの航空便にも影響が出ています。空港運営の安全面と保安面の理由から,2014年以降これまでに運休した航空会社は,エアカナダ,アリタリア,GOL,Tiara,ルフトハンザ,Latam,アエロメヒコ,ユナイテッド,アビアンカ,デルタ,アメリカンの11社に上っています。米国とベネズエラ間の全てのフライトは停止しています。今後更に航空便に影響が出る可能性も排除されません。

カ 2019年4月,米国政府がベネズエラ中央銀行を金融制裁対象に指定したこと等から,ベネズエラへの金融機関/外貨送金サービスを通じての外貨送金は事実上不可能となっています。このため,当地において疾病・怪我・盗難等の被害が発生した場合,日本からの支援を得ることが極めて困難になっています。。また,停電・断水等の社会インフラの急激な悪化がみられます。

(2)治安情勢
ア 治安面については,ベネズエラは,犯罪発生件数は2016年をピークに減少傾向にあるものの,殺人,強盗などの凶悪犯罪件数は,依然として高い水準にあります。国際原油価格の下落・低迷及び米国による経済制裁措置等による経済状況の急激な悪化の影響,現下の国政を巡る情勢等,情勢は不安定です。(全国の犯罪件数の推移)
 2016年 324,359件(カラカス首都区:41,585件)
 2017年 274,128件(カラカス首都区:31,385件)
 2018年 184,252件(カラカス首都区:24,033件)
 犯罪発生件数が減少傾向にある理由としては,警察による犯罪者に対する取締りが強化され,犯罪集団の数が減少傾向にあることが主な理由とされています。

イ 国内の凶悪事件の約20%がカラカス首都圏で発生しており,特にカラカス首都区((リベルタドール市(セントロ地区,サバナ・グランデ地区,パライソ地区,ラ・バンデラ地区,1月23日地区等)及びスクレ市ペタレ地区)等の大規模な貧民街がある場所では,けん銃を使用した凶悪事件が発生しています。殺人事件の約80%がけん銃によるものとされており,極めて危険な状況です。

ウ ベネズエラでは,誘拐された場合に親族等が警察に届出をすることなく,独自の判断で身代金を支払うことは違法となっていますが,警察官が誘拐犯と共謀している場合が多いとされていることから,市民の多くは被害者の生命を優先して被害届を提出しません。そのため2018年の誘拐事件は,統計上148件が認知されているにすぎませんが,専門家の調査では, 2,000件以上の誘拐事件が発生したとされています。誘拐の手口も,これまではATM等に被害者を連れて行き現金を強奪する短時間誘拐が主流でしたが,最近は通貨価値が低下しているため,被害者を自宅まで連れて行き,貴金属や家電製品,携帯電話,自動車などを強奪する手口が増えています。また,身代金も米ドルを要求する場合が多くなっています。
 カラカス首都区(リベルタドール市)では外国人を狙った誘拐事件が発生しており,2012年1月,メキシコ大使夫妻に対する身代金目的の誘拐事件,また,2013年5月,EU代表部の外交官に対する強盗(誘拐未遂)事件が発生しています。

エ コロンビアとの国境地帯(スリア州,タチラ州,アプレ州,アマソナス州)では,ベネズエラの過激派組織であるFBL(ボリバル解放戦線)及びこれらの組織から離脱した者を含む不特定多数の一般凶悪犯罪者グループ等のアジトや活動が確認されており,身代金目的の誘拐事件,麻薬関連犯罪が発生しています。

オ これまでに,ベネズエラにおいて日本人・日本権益を直接標的としたテロ事件は確認されていませんが,近年,シリア,チュニジア,バングラデシュ及びスリランカにおいて日本人が殺害されるテロ事件が発生しています。また,テロは,日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており,特に,近年では単独犯によるテロや,一般市民が多く集まる公共交通機関等(ソフトターゲット)を標的としたテロが頻発していることから,こうしたテロの発生を予測したり未然に防ぐことが益々困難となっています。
 このようにテロはどこでも起こり得ること及び日本人が標的となり得ることを十分に認識し,テロの被害に遭わないよう,海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

2.地域別情勢
(1)カラカス首都圏(カラカス首都区(リベルタドール市),スクレ市,チャカオ市,バルータ市,エル・アティージョ市),ミランダ州,スリア州,カラボボ州,タチラ州,アラグア州,グアリコ州,アンソアテギ州,ボリバル州及びマイケティア(シモン・ボリバル)国際空港周辺地域,コロンビアとの国境地帯(スリア州,タチラ州,アプレ州,アマゾナス州の一部),ブラジルとの国境地帯(アマゾナス州の一部)
 :レベル3:渡航は止めて下さい。(渡航中止勧告)(継続)

以下の状況に鑑み,これらの地域への渡航は止めてください。既に滞在している方は,今後のベネズエラの国政を巡る情勢を踏まえ,国外に退避することも考慮してください。

ア カラカス首都圏(カラカス首都区(リベルタドール市),スクレ市,チャカオ市,バルータ市,エル・アティージョ市),ミランダ州,スリア州,カラボボ州,タチラ州,アラグア州,グアリコ州,アンソアテギ州においては,治安情勢は回復の兆しが見られず,さらには,元々デモや抗議活動が顕著であった中で,各地での抗議活動の発生,治安当局等による過度な武力行使等により多数の死傷者が出ています。今後も抗議活動に対して治安当局等による武力行使等が発生する可能性がある等,情勢は不安定です。

イ カラカス首都圏内及び各地域では治安の悪化が顕著であり,従来は比較的安全とされてきた地域においても,夜間のみならず昼間でも,殺人,強盗,誘拐等の凶悪犯罪が発生しています。米ドルでの取引が可能になったことから,米ドル等の外国通貨を持つ外国人が狙われる危険性が以前よりも増しており,実際に外国人が被害にあう事案が発生しています。

ウ ベネズエラの玄関口であるマイケティア国際空港でも犯罪が発生しています。トランジットエリア内でも,置き引き等の窃盗事件が発生しており,特に到着の便で混み合う午前中に被害が集中しています。現在,入国管理業務を担うGNBの兵士による空港利用客に対する恐喝や,飛行機への預け荷物を開封する窃盗なども発生しているとの報告があります。
2015年10月,日系企業の出張者が,同空港の駐車場において,軍服を着て小銃を所持した軍人と思われる男2人組から,けん銃で威嚇され現金を恐喝されました。また,2017年8月8日,マイケティア国際空港の国内線ターミナル内において,私怨による犯行と思われる発砲により死傷者が出ました。
空港を行き来する高速道路では,強制的に車両を停止させて金品を強奪する事件や誘拐事件が発生しています。このため,同空港の早朝及び深夜発着便を利用は極力避け,日中に発着する便を利用するようお勧めします。

エ カラカス首都区(リベルタドール市)は,国内で,殺人事件が最も多く発生している地区であるとの統計が出ていることから,同区に近付くことは昼間も含めて危険です。大統領府周辺のカティア地区及び1月23日地区は,コレクティーボの牙城とされており,コレクティーボによる自警団が結成されているため,警察等の治安機関も立ち入ることができない状態です。また,これらの地域では,強盗,誘拐が頻繁に発生しているほか,麻薬等の売買,コレクティーボ同士による銃撃戦,国家警察特殊部隊による犯罪集団や反政府支持者の取締りを名目とした過度な取締りが行われるため,カラカス首都区の中で最も治安の悪い地域となっています。
中小の露天商が多いサバナ・グランデ地区では,強盗,スリ,置き引き等の被害が発生しています。治安当局は,警察官の詰め所(テント)を設け,警察官を常駐させるなどして治安維持に当たっていますが,治安の改善は見られません。2016年1月には,ベネズエラ広場において日本人旅行者が強盗に遭い,財布や携帯電話等が奪われる事件も発生しています。
バンデラ地区には大型バスターミナルがあり,隣国のブラジル,コロンビア及びベネズエラ国内の観光地エンジェル・フォールへの中継地シウダ・ボリーバル市に向かう長距離バスが発着していますが,昼間は人通りがあるものの,夜間,特に午後8時以降は人通りが少なくなるため,夜間の利用は危険です。同バスターミナルから主要地へ向かうバスは主に夜間から深夜の間に発着するため,これら長距離バスの利用は極力控え,航空機を利用することをお勧めします。
また,カラカス首都区(リベルタドール市)は外国人を狙った誘拐事件が発生しています。

オ カラカス首都区に隣接するスクレ市ペタレ地区には,カラカス首都圏最大の貧民街(スラム街)が広がっており,殺人,強盗,誘拐等の凶悪事件が日常的に発生するなど大変危険な地域です。同地区は,警察でも数十人規模の部隊を編成しなければ,危険で立ち入れない場所で,また,ひったくり,置き引き,スリ等の犯罪件数も依然として高水準で推移しています。これらの犯罪の約60%は公道上で昼夜問わず発生しています。
 
カ また,ペタレ地区以外のスクレ市においても,同様に殺人,強盗,誘拐などの凶悪犯罪等が発生しています。2016年8月,スペイン大使館の職員が私用車で走行中,車両強盗の被害に遭い,これに抵抗したことから発砲され負傷する事件も発生しています。

キ チャカオ市(多数の邦人の居住区,日本国大使館の所在地)は,以前は比較的安全な地域とされていましたが,治安の悪化により,日本人を含む外国人等が毎月1件以上のペースで凶悪犯罪の被害に遭っています。近年では,銃器を用いた強盗等の凶悪犯罪も多く発生しています。

ク バルータ市においては,繁華街やゴルフ場がありますが,誘拐事件や強盗事件が発生しています。2016年6月,ジョギング中のロシア大使館の外交官に対する誘拐事件が発生しました。

ケ 観光客がよく訪れるエル・アティージョ市は,夜間の交通量が少なく閑散としており,誘拐事件が発生する傾向にあります。ジョギング中の国家警備軍大佐が誘拐され身代金を奪われ殺害された事件,けん銃で武装した強盗集団による連続強盗事件,市の中心部にあるショッピングセンターでの殺人事件や銃撃戦が発生しています。

コ ミランダ州,スリア州,カラボボ州,タチラ州,アラグア州,グアリコ州,アンソアテギ州,ボリバル州,アマゾナス州のうちブラジル国境沿いは,依然として犯罪発生件数が高く,2019年におけるデモによる死者の大半は,これらの州で発生しています。特に,多数の鉱山を有するボリバル州では,鉱物資源を巡る組合同士の抗争も多発している他,2月23日の人道支援物資搬入を巡る動きの中で,国軍等により先住民等に多数の死者が発生し,マドゥーロ政権による反政府支持者への人権侵害が,国連等でも批判の対象となっています。

サ ミランダ州(カラカス首都圏を除く)は,ベネズエラの中で最も危険な州となっています。殺人,強盗,誘拐,窃盗事件の発生率は,ベネズエラの中で常に第1位を占めているほか,サモラ市やアセベド市では,ここ数年一般犯罪が増加し治安が悪化しています。また,カラカス首都圏とベネズエラ東部を結ぶ国道9号線では,夜間,警察官を装った者が走行中の車両を停車させ,強盗,殺人,誘拐等の凶悪犯罪が発生しています。抗議活動や略奪事件も頻繁に発生しており,GNB(国家警備軍),が出動する事態となっています。2018年8月には,ミランダ公園をジョギング中の男性に対する発砲事件があり,同男性は負傷し,携帯電話を奪われました。

シ スリア州は,2019年3月及び7月に発生した全国規模の大停電の際,電力の復旧が最も遅れた州の1つであり,3月には,水や食糧を求める住民によって150件以上の店舗に対する略奪が発生したことから,これを鎮圧するためコレクティーボが街を徘徊し,発砲を繰り返しました。現在までに,安定した電力供給がなされず,断続的な停電が続いていますが,略奪の発生は確認されていません。また,同州ではガソリンスタンド前に車列ができ,給油までに1日以上待たなければならない状況です。
 
ス カラボボ州は,犯罪発生件数が多く,国内でも治安状況が悪い州です。特にカラカスと西部の州を繋ぐ高速道路において,食糧等を求める付近住民が路上に石等の障害物を置き,物流トレーラー等を停止させた上で,運転手を襲い,積荷である食糧等を強奪する手口の強盗が発生しています。

セ タチラ州サン・クリストバル市において,ガス供給不足に対するデモに参加していた16歳の少年が,GNBによって散弾銃で撃たれ,両目を失明する被害にあっています。


ソ コロンビアとの国境地帯における2018年の誘拐事件は7件(全国の発生件数148件)で,減少傾向にあるものの,誘拐事件の多くは被害届が提出されないため,表に出ない誘拐事件が発生しているとされています。ベネズエラ当局から「ゲリラ組織」と位置付けられているFARC(コロンビア革命軍)離反兵及びFBLは,スリア州,タチラ州,アプレ州の山中にもアジトを形成し活動しており,その主な活動は,嘱託殺人,誘拐,麻薬,食料品密輸です。ゲリラとしての活動自体は,最近は衰えていると言われているものの,方針に従わない末端グループやゲリラの手口を模倣した一般犯罪者グループによる誘拐も発生しています。以前は,誘拐事件の多くが国境周辺の牧場主,農場主または実業家及びそれらの家族等の裕福な階層を標的としていましたが,近年は,学生,商人,その他専門職従事者等も標的とされるようになってきました。ベネズエラは,コロンビアで生産された麻薬(コカイン)を北米やヨーロッパ市場へ密輸するための通過国となっており,コロンビアとの国境地域においては,しばしば大量の麻薬が押収されています。また,ベネズエラの現下の情勢から,コロンビアに脱出するベネズエラ人も少なくありません。



(2)その他の地域
:「レベル2:不要不急の渡航は止めてください。」(継続)

ア 各地での抗議デモの発生,治安当局等による過度な武力行使等により多数の死傷者が出ています。今後も抗議活動に対して治安当局等による武力行使等が発生する可能性がある等,情勢は不安定です。
イ また,ベネズエラ全土で一般犯罪,抗議活動は依然として頻発しています。多くの犯罪で銃器が使用されており,殺人,強盗,誘拐等の凶悪犯罪の発生数も高い水準にあり,現職警察官や元警察官が関与した犯罪も報告されているため,十分注意してください。また,ホテル等の防犯対策が手薄である場合が多いので,利用にあたっては防犯対策が十分であるかどうかも含め,留意してください。
ウ ガイアナとの国境付近においては,誘拐,麻薬取引,麻薬密売に関連した犯罪に巻き込まれる危険性があります。ヌエバ・エスパルタ州マルガリータ島は,カリブ海のリゾート地で比較的治安の良いところとされてきましたが,経済の悪化により物資不足が加速し,停電や断水が頻発しているほか,外国人旅行者が殺人や強盗事件の被害に巻き込まれるケースが増えています。

3.滞在に当たっての注意
滞在中は,以下の事項に十分留意して行動し,危険を避けるようにしてください。また,急激な事態の悪化や,退避勧告を行う可能性もありますので,報道,在ベネズエラ日本国大使館及び現地関係機関等から最新の情報を入手するよう努めてください。なお,犯罪の手口及び安全対策の詳細については,安全対策基礎データ(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_260.html )を参照してください。
(1)滞在者全般向けの注意事項
ア デモや集会が行われている場所では,反政府勢力や治安当局等との衝突に巻き込まれる可能性がありますので,絶対に近づかないようにしてください。

イ 危険を察知した場合(交通事故,火災,救急,災害を含む)には,電話番号「911」(警察署・消防署)に通報してください。

ウ 殺人事件等凶悪犯罪の発生している「バリオ」と呼ばれる低所得者層の居住地区(主に山の斜面,川沿いに所在し,煉瓦造りの住宅が密集している地域)にはいかなる理由があっても絶対に近寄らないでください。

エ 車での移動に際しては,防弾車の使用や民間警護員の帯同などの措置を取る等,念には念を入れた行動をとることが望ましいです。

オ iPhone等のスマートフォンを狙ったけん銃使用強盗事件が増えており,制服を着た警察官,軍人が犯行を行う場合も増加傾向にあると言われています。万一,強盗事件に遭遇した場合には,犯人はけん銃を所持しているものと考え,身の安全を第一に考え,絶対に抵抗しないでください。また,財布を取り出そうとして慌ててポケットに手を入れると,けん銃等を取り出そうとしていると犯人に勘違いされ,発砲される可能性が高まるので,静かに両手を挙げるなどして,犯人を刺激するような行動やしぐさは絶対にしないでください。

カ 日本人も被害に遭う短時間誘拐事件(被害者を一時的に拘束し,クレジットカード或いはキャッシュカードなどで現金を引き出させ,現金を手に入れた後に解放する犯罪)が発生しているので,特に夜間の単独での外出は控え,キャッシュカードやクレジットカードを必要時以外は持ち歩かないなど,十分留意してください。また,カラカス首都圏内やマイケティア国際空港周辺の高速道路上でも,武装集団による短時間誘拐,強盗事件が発生しています。このため,空港付近を通行する場合はくれぐれも周囲の状況に注意するとともに,同空港の早朝及び深夜発着便の利用は極力避け,日中に発着する便を利用するようお勧めします。

キ 誘拐事件の被害を防ぐため,「目立たない」,「用心を怠らない」,「行動を予知されない」の3原則を守ってください(なお,海外における誘拐対策についての詳細は,ホームページ:https://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph_04.html を参照してください。)。

ク 爆弾事件に巻き込まれないために,不審物及びゴミ集積所には近づかないでください。また,パイプやペットボトル等にガムテープ,リード線,電池,時計,導火線等が付いていたら注意し,車両に乗り込む際は車両の下部等周辺に不審物がないか確認するなど安全確保に注意を払うように心掛けてください(詳細はホームページ:https://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph_03.html を参照してください。)。

ケ ベネズエラの関係当局が随時発表する主要な政治日程のほか,以下の各記念日,祝日等には,大規模なデモ行進や集会等が開催される可能性がありますので,こうした日程にも留意しつつ,反政府デモの激化等の不測の事態に巻き込まれないよう十分注意してください。
 ○ 1月23日(ペレス・ヒメネス独裁政権崩壊)
 ○ 2月 4日(1992年のクーデター未遂記念日)
 ○ 2月12日(青年の日)
 ○ 2月27日(1989年のカラカス暴動記念日)
 ○ 3月 5日(2013年チャベス大統領死去)
 ○ 4月11日(2002年の政変)
 ○ 4月19日(独立宣言記念日)
 ○ 5月 1日(メーデー)
 ○ 6月24日(カラボボ戦勝記念日)
 ○ 7月 5日(独立記念日) 
○ 7月24日(シモン・ボリバル生誕記念日)
 ○10月12日(先住民抵抗の日)
○12月 8日(チャベス大統領に忠誠を誓う日)
 ○12月17日(シモン・ボリバルの命日)等

コ 観光地や各検問所等で現職警察官や軍人が言いがかりをつけて,現金を要求するなどの犯罪が発生しているとの情報があるので,容易に近づいたり,信用しないでください。

サ タクシーやバイクタクシーの運転手によるけん銃等の銃器を使用した強盗事件が発生しています。また,マイケティア国際空港など各空港でタクシー運転手による強盗事件も発生しているので,タクシー等の利用は避けてください。交通手段が必要な場合には,親族や信頼できる知人等に送迎を依頼する等の方法を検討してください。

シ 路線バスの車内や地下鉄駅構内(特にエスカレーター付近)での強盗,スリ事件が多発しています。また,最近は走行中の地下鉄車内において強盗やスリ事件が続発しているので, これらの利用はやめてください。

ス 全犯罪事件の約60%が公道上で発生しています。車両を運転する際は,窓を閉め,ドアをロックして,後方や周囲の状況に絶えず注意してください。また,外部から車内の様子が見えないよう,濃色のウインドウ・フィルムを貼付する等してください。なお,けん銃を使用した犯罪が多いため,可能な限り防弾車等を利用してください。また,買い物や食事等をする際には,警備員の常駐している駐車場を利用するようにしてください。なお,警備員が犯罪者と共謀し,犯罪者の待ち構える駐車スペースに誘導するケースもあるため,警備員を過信せず,人目があったり,防犯カメラの近くにある駐車場を選ぶようにしてください。

(4)在留届,「たびレジ」の登録
海外渡航の際には万一に備え,家族や友人,職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
3か月以上滞在される方は,在ベネズエラ日本国大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう,必ず「在留届」を提出してください。
3か月未満の旅行や出張などの際には,渡航先の最新の安全情報や,緊急時に在ベネズエラ日本国大使館の連絡を受け取ることができるよう,外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/index.html

4.隣国のコロンビア,ブラジル,ガイアナについてもそれぞれ「危険情報」が発出されていますので,併せて確認してください。

(連絡先)
○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902,2903

(外務省内関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)2306
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○海外安全ホームページ
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
○在ベネズエラ日本国大使館
住所:Torre Digitel Piso9, Av.Eugenio Mendoza con Esquina Calle Miranda,La Castellana, Municipio Chacao, Estado Miranda, Venezuela(Apartado No.68790, Altamira, Caracas 1062-A, Venezuela)  (ApartadoNo.68790, Altamira, Caracas 1062-A, Venezuela)
電話:(市外局番 0212)262-3435
国外からは(国別番号58)212-262-3435
FAX :(市外局番0212)262-3484
国外からは(国別番号58)212-262-3484
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