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スーダンの危険情報【一部地域の危険レベル引き上げ】

2019年06月11日
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【危険度】
●ハルツーム州(首都ハルツームを含む),北コルドファン州,紅海州,カッサラ州,ガダーレフ州,北部州,ナイル州,センナール州,ゲジーラ州及び白ナイル州
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(引き上げ)
●ダルフール地方5州(東ダルフール州,西ダルフール州,南ダルフール州,北ダルフール州及び中央ダルフール州),南コルドファン州,西コルドファン州(アビエ地域を含む。),青ナイル州
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)

【ポイント】
●4月11日,バシール大統領(当時)を含む政府要人の身柄が拘束され,スーダンを暫定的に統治する機構として暫定軍事評議会(TMC)が設置されましたが,民政移管を求める「自由と変化宣言」署名派(DFC)が,スーダン全土においてTMCに対する抗議活動を継続しています。
●6月3日,TMCは治安上の理由として,軍総司令部で座り込みを行っていた抗議者を強制排除するため抗議者に攻撃を行い,多数の死傷者が発生しました。また,ハルツームの国際空港ではスーダン国内での緊張の高まり等を理由として,多数の航空便が欠航しました。
●DFCは市民にTMCへの不服従を呼びかけており,今後,両者の衝突が激しくなる可能性もあり,混乱が継続されることが予想されます。また,首都の混乱がスーダン全土に波及し,不測の事態が発生する可能性があります。よって,ハルツーム州(首都ハルツームを含む),北コルドファン州,紅海州,カッサラ州,ガダーレフ州,北部州,ナイル州,センナール州,ゲジーラ州及び白ナイル州の危険レベルを「危険レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」に引き上げます。
 つきましては,どのような目的であれ,スーダンへの渡航は止めてください。また,今後さらなる情勢の変化も踏まえ,追加的な危険レベルの引き上げの可能性もありますので,情勢の推移によっては国外に退避することも検討してください。
1 概況
(1)4月11日,バシール大統領(当時)及び政府要人の身柄が拘束され,新たに設置された暫定軍事評議会(TMC)がスーダンを暫定統治し,平和的な権力の委譲に向けた機運の醸成に努める旨の声明を発表しました。その後,民政移管を求める「自由と変化宣言」署名派(DFC)がスーダン全土でのデモ行進や,ハルツーム市内の軍総司令部周辺での座り込みを行う等,TMCに対する抗議活動が継続的に行われています。
 この状況下でもTMCとDFCの協議は着実に進められていましたが,6月3日,TMCは治安上の理由として,軍総司令部周辺で座り込みをしていた抗議者の強制排除を行うため,設置していたテントを焼き払い,抗議者に武器で攻撃を行いました。同衝突による最終的な死傷者数は確定していませんが,死者は100名を超えるとの報道もあり,負傷者も多数出ている模様です。また,ハルツームの国際空港ではスーダンでの緊張の高まり等を理由として,多数の航空便が欠航しました。

(2)その他,西部のダルフール地方には,数百もの異なる部族が存在しており,土地や牧畜牛,金の採掘権等に絡む部族間抗争が各地で発生し,これまでに多数の犠牲者が出ています。2007年末からは国連とアフリカ連合(AU)の合同PKOミッション(UNAMID)が展開していますが,地域住民などへの襲撃は依然として続いています。

(3)また,スーダンと南スーダンとの関係は改善傾向にあるものの,治安措置やアビエ地域の帰属等,依然として多くの問題を抱えています。

(4)これまでに,スーダンにおいてテロ事件による日本人の被害は確認されていませんが,リビアのISIL(イラク・レバントのイスラム国)にスーダン人が参加していると報道されているほか,スーダン国内においても,リビアのISILへ若者を派遣する斡旋ネットワーク業者の摘発や,ISILに参加したスーダン人戦闘員の死亡,ISILに武器を密輸していたスーダン人の起訴などが報じられています。
 
 このような状況を十分に認識し,テロ・誘拐に巻き込まれることがないよう,海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

2 地域別情勢  
(1)ハルツーム州(首都ハルツーム市を含む),北コルドファン州,紅海州,カッサラ州,ガダーレフ州,北部州,ナイル州,センナ-ル州,ゲジーラ州及び白ナイル州
 レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(引き上げ)
 
 4月11日,バシール大統領を含む政府要人の身柄が拘束され,スーダンを暫定的に統治する機構として暫定軍事評議会(TMC)が設置されましたが,民政移管を求める「自由と変化宣言」署名派(DFC)が,スーダン全土でのデモ行進やハルツーム市内の軍総司令部周辺での座り込みを行う等,TMCに対する抗議活動を継続しています。
 TMCとDFCの協議は,このような抗議活動が行われている最中にも進められていましたが,6月3日,TMCは治安上の理由として,軍総司令部で座り込みを行っていた抗議者を強制排除するため,設置していたテントを焼き払い,抗議者に武器で攻撃を行いました。同衝突による最終的な死傷者数は確定していませんが,死亡者は100名を超えるとの報道もあり,負傷者も多数出ている模様です。また,ハルツームの国際空港ではスーダン国内での緊張が高まっていることなどを理由に,航空便に多数欠航が生じ,主要会社のインターネットも不通となっています。
 今後も,TMCの国政運営が不透明なことに加え,DFCが市民にTMCへの不服従を呼びかけているなどから,両者の衝突が激しくなる可能性があり,混乱が継続することが予想されます。また,首都の混乱がスーダン全土に波及し,不測の事態が発生する可能性もあります。ついては,ハルツーム州(首都ハルツームを含む),北コルドファン州,紅海州,カッサラ州,ガダーレフ州,北部州,ナイル州,センナール州,ゲジーラ州及び白ナイル州の危険レベルを「危険レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」に引き上げます。

 また,これらの地域については,今回の抗議活動の発生以前から,以下のような状況がみられます。

ア エチオピアやエリトリアの国内情勢を受け,これらの国と国境を接する東部のガダーレフ州やカッサラ州に難民が到着しているとの報道があります。また,スーダン東部では,人身売買及び誘拐事案の発生件数が他地域と比較して多い傾向にあるので,国境周辺は十分な注意が必要です。

イ 紅海州北部,エジプト国境にあるハライブ地域は,スーダン・エジプト間の係争地であり,現在,エジプト軍が治安維持に当たっています。軍関係の施設や車両等にむやみに近づいたり,写真撮影したりすることは厳に慎み,同地域への不用意な立ち入りは控えてください。また,紅海州のエリトリア国境沿いは貧困地域であり,密輸が横行し,治安状況が不安定になっているとの情報もあり,注意が必要です。

ウ 現在,リビア全土に「レベル4:退避勧告」の危険情報が発出されており,同国境地帯の治安が不安視されるほか,同国からの武器や武装勢力の流入も懸念されます。昨年4月には,北部州において治安当局が大量の銃と弾薬を密輸業者から押収した際,銃撃戦が発生したと報じられています。

 つきましては,同地域に渡航・滞在を予定されている方は,どのような目的であれ渡航をは止めてください。また,既に滞在中の方については,今後更なる情勢の変化も踏まえ,追加的な危険レベルの引き上げの可能性もありますので,情勢の推移によっては国外に退避することも検討してください。

(2)ダルフール地方5州(東ダルフール州,西ダルフール州,南ダルフール州,北ダルフール及び中央ダルフール)
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)

ア 中央ダルフール州等に位置するジャバルマッラ地域には,反政府武装勢力が存在します。2016年1月に同地域を中心に戦闘が再開し,多くの国内避難民が新たに発生しました。現在,スーダン政府は敵対行為の停止を表明し,政府と反政府勢力との間の衝突は最近発生していませんが,依然として停戦交渉は妥結していません。

イ 長らく続いた紛争によってダルフールの経済は疲弊し,一方では小型武器が蔓延した結果,一般犯罪や武装集団による犯罪行為が頻発しています。現在,政府による武器回収キャンペーンが実施されていますが,依然として犯罪はダルフールの治安における主要な脅威となっています。

ウ 首都ハルツームの混乱がスーダン全土に波及し,不測の事態が発生する可能性があります。

 つきましては,どのような目的であれ同地域への渡航は止めてください。また,既に滞在中の方については,今後更なる情勢の変化も踏まえ,追加的な危険レベルの引き上げの可能性もありますので,情勢の推移によっては国外に退避することも検討してください。

(3)南コルドファン州,西コルドファン州及び青ナイル州(アビエ地域を含む。)
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)

ア スーダン南部地域においては,政府による武器回収キャンペーンが実施されてはいますが,依然として政府が統治しきれていない反政府勢力支配地域が存在します。元来南スーダン系住民が多数居住している地域であり,未だ武力衝突等の可能性も排除できません。

イ 2014年からスーダン政府は,南コルドファン及び青ナイル州の反政府勢力との間でAUの仲介により交渉を断続的に行っていますが,未だ問題の解決には至っていません。なお,同地域では,南スーダンの治安情勢悪化を受けて,南スーダンからの避難民が多数流入しています。

ウ 西コルドファン州では, 2014年に同地域の油田で働く外国人労働者が拉致される事件が2件発生しました。2017年9月には,反政府勢力と政府軍による衝突が報じられています。

エ アビエ地域はスーダンと南スーダンとの間の係争地であり,両国が締結したアビエ地域行政治安暫定措置に基づいて非武装地帯とされており,国連平和維持部隊「国連アビエ暫定治安部隊(UNISFA)」が同地域の治安維持を担っています。比較的平穏は保たれていますが,主に政治プロセスの停滞のため,情勢は不安定な状態にあります。

オ 首都ハルツームの混乱がスーダン全土に波及し,不測の事態が発生する可能性があります。

 つきましては,どのような目的であれ同地域への渡航は止めてください。また,既に滞在中の方については,今後更なる情勢の変化も踏まえ,追加的な危険レベルの引き上げの可能性もありますので,情勢の推移によっては国外に退避することも検討してください。

3 滞在に当たっての注意
 滞在中は,下記事項に十分留意して行動し,危険を避けるようにしてください。また,外務省,在スーダン日本国大使館,現地関係機関等から最新情報を入手するよう努めてください。
 また,スーダンにおける渡航・滞在に当たっての一般犯罪等の注意事項については,外務省海外安全ホームページ内の「安全対策基礎データ」(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_107.html )も併せてご参照ください。)

(1)安全の確保に留意し外出は控えるべきですが,やむを得ない理由により外出する場合は,パスポート等の身分を証明する書類を携帯し,デモ等に遭遇した場合は絶対に近寄らないようにしてください。屋内でも銃声音が聞こえたら安易に外を見たりせず,建物内に身を潜めできる限り窓際から離れてください。また,根拠のない噂に惑わされて動揺することのないよう,在スーダン日本国大使館と連絡を密にし,最新の安全情報等を確認してください。

(2)スーダンの厳しい経済事情を反映し,スリ,ひったくり,車上狙い等が増加傾向にあり,日本人も被害に遭っています。特に,大勢の人が集まる空港,バス・ターミナル,スーク(市場),レストラン及び同所周辺等では注意が必要です。現金はもとより,スマートフォンやパソコン等の電子機器を狙った犯行が多発しております。また,当地治安当局者によると,セクシャル・ハラスメントや暴力犯罪も増加しているとのことです。

(3)海外渡航の際には,万一に備え,家族や友人,職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
 3か月以上滞在する方は,在スーダン日本国大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう,必ず在留届を提出してください。
 3か月未満の旅行や出張などの際には,渡航先の最新安全情報や,緊急時の在スーダン日本国大使館からの連絡を受け取ることができるよう,外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/index.html

4 その他留意事項
 隣国の南スーダン,エジプト,エリトリア,エチオピア,中央アフリカ,チャド及びリビア,並びに近隣国のケニア,ウガンダ,コンゴ民主共和国に対して,別途危険情報が発出されていますので,同情報にも併せて留意してください。

(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902,2903

(外務省内関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)2306
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○海外安全ホームページ
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
○在スーダン日本国大使館
(所在地)House No.67 Street 43 Khartoum One Khartoum, SUDAN
 電話:(市外局番は01)83471601~2
    国外からは(国番号249)1-83471601~2
 FAX:(市外局番は01)83471600
    国外からは(国番号249)1-83471600
 緊急電話(領事担当者):(市外局番は0)912300662
    国外からは(国番号249)912300662
 ホームページ:http://www.sdn.emb-ja2pan.go.jp/index_j_new.html
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