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ブルキナファソの危険情報【一部地域の危険レベル引き上げ】

2019年02月13日
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【危険度】
●北部マリ国境周辺地域,東部ニジェール,ベナン及びトーゴ国境周辺地域
 レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(継続)
●南西部コートジボワール国境周辺地域,北部マリ国境周辺地域,北西部マリ国境周辺地域,東部ニジェール国境周辺地域
 レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)
●マリ国境付近のレベル3及びレベル4発出地域以南の地域
 レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)
●ニジェール,ベナン及びトーゴ国境付近のレベル3及び4発出地域以西の地域
 レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(引き上げ)
●首都ワガドゥグ市
 レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)
●上記を除く地域
 レベル1:十分注意してください。(継続)

【ポイント】
●2015年11月のカボレ現政権発足以降,マリ及びニジェール国境地域では武装集団による誘拐やテロ事件が多発しており,治安情勢が急激に悪化していることから,2019年1月,ブルキナファソ政府は同地域に対する非常事態宣言を発令しました。
●首都ワガドゥグ市では,大規模テロ事件が3度発生しており,2018年5月にはテロリストの拠点が摘発されています。今後もテロ事件等の不測の事態が発生する懸念があり,レベル2を継続しますので,不要不急の渡航は止めてください。
●2018年6月以降,東部のニジェール,ベナン及びトーゴ国境周辺については,武装集団による襲撃事件が急増しているため,危険度をレベル4としています。同地域に滞在している方は,直ちに安全な地域へ退避してください。また,これら地域への渡航を予定している方は,渡航を中止してください。
●南西部のコートジボワール国境周辺については,2018年に武装集団による治安部隊等への襲撃事件が複数発生し,今後もテロ事件等の脅威が認められるため,一部をレベル3としていますので,渡航は止めてください。
●東部のセノ県南部,ヤガ県西部,グナグナ県,コモンジャリ県西部,グルマ県西部及びクルペロゴ県西部については,テロ事件が頻発している地域と隣接しており,2019年1月に発令された非常事態宣言の対象地域となっているため,レベル1から2に引き上げますので,不要不急の渡航は止めてください。
1 概況
(1)2014年10月,約27年間に亘るコンパオレ政権が市民蜂起により倒れ,その後,暫定政権を挟み,2015年11月,民主的選挙を経てカボレ政権が発足しました。
 カボレ政権発足後,マリとの国境に近い北部サヘル地方及びその周辺地域で,マリから侵入する武装集団による襲撃事件が頻発し,2018年6月以降は東部地方においてもテロ事件が急増しており,2019年1月,ブルキナファソ政府は,マリ及びニジェール国境地域6地方14県を対象とした非常事態宣言を発令しました。
 同宣言発令地域は,下記のとおりです。
ア ブクル・ドュ・ムフン地方
 コッシ県,スル県
イ 中央東地方
 クルペロゴ県
ウ 東部地方
 グナグナ県,グルマ県,コモンジャリ県,コンピエンガ県,タポア県
エ オーバッサン地方
 ケネドゥグ県
オ 北部地方
 ロルム県
カ サヘル地方
 ウダラン県,セノ県,スム県,ヤガ県

(2)首都ワガドゥグ市では,2016年1月にホテル及びカフェが,2017年8月にはトルコ系レストランが襲撃されるテロ事件が発生しました。2018年3月にフランス大使館及び軍統合参謀本部が襲撃されるテロ事件が発生し,同年5月には,同事件に関与したテロリストの拠点がワガドゥグ市で摘発された際に,治安機関との銃撃戦が発生しており,今後も,ワガドゥグ市において,テロや治安作戦に伴う不測の事態が発生する可能性があります。

(3)2018年3月にワガドゥグ市で発生した襲撃事件では,「イスラムとムスリムの支援団」(JNIM)が犯行声明を出しました。犯行声明によれば,2018年2月にマリ北部においてJNIMの複数の指導者がフランス軍に殺害されたことへの復讐のための犯行としているほか,フランスをはじめとする欧米諸国及びブルキナファソ政府を直接の標的にする旨言及しています。また,ブルキナファソは,サヘル地帯でテロ掃討作戦を展開するG5サヘル合同部隊にも参加しており,テロ組織から直接敵視されている状況にあります。

(4)上記のとおり,ブルキナファソではイスラム過激派組織によるホテル,レストラン等を襲撃するテロ事件が続発しています。これまでにブルキナファソにおいて日本人・日本権益を直接標的としたテロ事件は確認されていませんが,近年,シリア,チュニジア及びバングラデシュにおいて日本人が殺害されるテロ事件が発生しています。また,テロは,日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており,特に,近年では単独犯によるテロや,一般市民が多く集まる公共交通機関等(ソフトターゲット)を標的としたテロが頻発していることから,こうしたテロの発生を予測したり未然に防ぐことが益々困難となっています。
 このようにテロはどこでも起こり得ること及び日本人が標的となり得ることを十分に認識し,テロの被害に遭わないよう,海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。


2 地域情勢
(1)北部マリ国境周辺地域(セノ県北部,ウダラン県,スム県北部,ロルム県北部及びヤテンガ県北部),東部ニジェール,ベナン及びトーゴ国境周辺地域(タポア県,コモンジャリ県,グルマ県東部,コンピエンガ県及びクルペロゴ県東部)
 レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(継続)

ア 北部マリ国境周辺地域(セノ県北部,ウダラン県,スム県北部,ロルム県北部及びヤテンガ県北部)
 これらの地域は,地理的にマリ北部に潜伏していると言われるイスラム過激派組織の活動拠点に近く,特に同地域に隣接するマリ及びニジェール国境付近では,イスラム過激派組織と見られる武装集団による治安機関等に対する襲撃事件が頻発しており,治安の維持が非常に困難な状況にあります。
イ 東部ニジェール,ベナン及びトーゴ国境周辺地域(タポア県,コモンジャリ県,グルマ県東部,コンピエンガ県及びクルペロゴ県東部)
 2018年6月以降,この地域では,武装集団による治安部隊等の殺害,放火,強盗事件が急増しており,治安情勢は極めて悪化しています。武装集団は,同地域の森林地帯に潜んでいると見られ,治安部隊の車両を狙った地雷や即席爆発装置(IED)による攻撃や狩猟野営地への放火も相次いでいます。

 つきましては,これらの地域への渡航は,どのような目的であれ止めてください。また,既に滞在中の方は,直ちに安全な地域へ退避してください。

(2)南西部コートジボワール国境周辺地域(ヌンビエル県西部及びポニ県南部),北部マリ国境周辺地域(スム県南部),北西部マリ国境周辺地域(スル県北部,ナヤラ県北西部,コッシ県北西部,バンワ県北西部,ケネドゥグ県西部及びレラバ県),東部ニジェール国境周辺地域(セノ県東部,ヤガ県東部及びグナグナ県東部)
 レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)

ア 南西部コートジボワール国境周辺地域
 この地域は,比較的平穏でしたが,2018年8月以降,武装集団による治安部隊等への襲撃事件が複数発生し,武装集団のゲリラ的なテロ活動が今後も継続的に発生する脅威があります。
イ 北部及び北西部のマリ国境周辺地域,東部ニジェール国境周辺地域
 この地域は,地理的に,マリまたはニジェールに潜伏していると言われるイスラム過激派組織の活動拠点に近く,武装集団による襲撃が発生しています。

 つきましては,同地域への渡航・滞在は,どのような目的であれ止めてください。

(3)マリ国境付近のレベル3及びレベル4発出地域以南の地域(セノ県西部,ナメテンガ県北部,サンマテンガ県北部,バム県北部,ロルム県南部,ヤテンガ県南部,スル県南東部,コッシ県南東部,バンワ県南東部,フエ県西部,ケネドゥグ県東部及びコモエ県西部)
 レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)

 これらの地域は,地理的にマリに潜伏しているとされるイスラム過激派組織の拠点に近く,イスラム過激派組織,反政府組織等と見られる武装集団による襲撃事件が散発しています。マリとの国境から比較的離れた地点でも事件の発生が確認されています。

 つきましては,これらの地域への不要不急の渡航は止めてください。やむを得ず,渡航する場合には,特別な注意を払うとともに,十分な安全対策をとってください。

(4)ニジェール,ベナン及びトーゴ国境付近のレベル3及び4発出地域以西の地域(セノ県南部,ヤガ県西部,グナグナ県,コモンジャリ県西部,グルマ県西部及びクルペロゴ県西部)
 レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(引き上げ)

 これらの地域は,東部においてテロ事件が頻発している地域と隣接しており,武装集団の活動領域となる可能性が認められ,治安当局による作戦等に巻き込まれる危険性もあります。2019年1月に発令された非常事態宣言の対象地域となっているため,レベル1からレベル2に引き上げます。

 つきましては,これらの地域への不要不急の渡航は止めてください。やむを得ず,渡航する場合には,特別な注意を払うとともに,十分な安全対策をとってください。

(5)首都ワガドゥグ市
 レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)

 ワガドゥグ市では,2016年1月15日にイスラム過激派組織と見られる武装組織がカフェ・レストラン「カプチーノ」及びスプレンディド・ホテルを襲撃し,30名が死亡,71名の負傷者を出すテロ事件が発生しました。その後も,2017年8月13日にトルコ系レストラン「アジズ・イスタンブール」が襲撃され,18名が死亡し,20数名が負傷するテロ事件が発生したほか,2018年3月2日には,フランス大使館及び軍統合参謀本部が襲撃され,少なくとも治安部隊8名が死亡し,80人以上が負傷するテロ事件が発生しています。
 特に,2018年3月のテロ事件においては,JNIMが犯行声明を出し,フランスをはじめとする欧米諸国及びブルキナファソ政府を直接の標的にすることに言及していること等から,今後も,ワガドゥグ市においてテロ等の不測の事態が発生する可能性があります。

 つきましては,ワガドゥグ市への不要不急の渡航は止めてください。また,やむを得ず渡航する場合には,特別な注意を払うとともに,十分な安全対策をとってください。

(6)上記を除く地域
 レベル1:十分注意してください(継続)

 その他地域においては,特に,ボボ・デュラッソ等の大都市において,依然として窃盗,武装強盗等の事件が発生しているほか,都市間を結ぶ主要道路でも路上強盗が相次いでいます。また,上記のとおり,JNIMはフランスをはじめとする欧米諸国及びブルキナファソ政府を直接の標的にすることに言及しているため,今後,テロが発生していない地域においても,テロ事件等が発生する可能性を排除することができません。

 つきましては,これら地域へ渡航・滞在を予定している方は,報道等から最新情報の把握に努め,自身の安全対策を十分講じてから渡航することをお勧めします。既に滞在中の方は,在ブルキナファソ日本国大使館とも連絡をとりつつ情報収集に努めるとともに,安全対策を講じるようにしてください。


3 滞在にあたっての注意
 ブルキナファソに渡航・滞在する場合には,在ブルキナファソ日本国大使館,現地関係機関等から最新情報の入手に努めつつ,以下の事項に十分留意して行動し,危険を避けるようにしてください。
 また,ブルキナファソにおける渡航・滞在に当たっての注意事項については,外務省海外安全ホームページ内の「安全対策基礎データ」(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_117.html )も併せてご参照ください。

(1)海外渡航の際には万一に備え,家族や友人,職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
 3か月以上滞在する方は,在ブルキナファソ日本国大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう,必ず在留届を提出してください(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet )。
 3か月未満の旅行や出張などの際には,渡航先の最新安全情報や,緊急時の在ブルキナファソ日本国大使館からの連絡を受け取ることができるよう,外務省海外安全情報配信サービス「たびレジ」に登録してください(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/ )。

(2)緊急時の国外退避に備え,パスポートやビザの有効期限,すぐに持ち出せる現金,クレジットカード及び航空券の確認をしてください。なお,緊急時に運航される航空機等については,正規航空運賃が適用される場合も多いことから,現金及びクレジットカードの支払可能額が十分かどうかも確認してください。

(3)日本人を含む外国人渡航者に対して,恐喝,ひったくりや悪質なタクシー運転手による法外な運賃の請求,空港,ホテル等での置き引き,官憲による路上検問での不法な金銭の要求等が散見されます。このような被害に巻き込まれないよう十分注意してください。

(4)外出の際は,身の回りの安全に十分注意し,できるだけ派手な服装は避け,現金は必要な分だけを持ち,人前では大金や携帯電話等,貴重品を見せないようにしてください。また,テロの標的とされやすい場所(観光施設や公共交通機関等の不特定多数の人が多く集まる場所や宗教施設,政府・軍・警察関係施設等)への立ち入りや長時間の滞在も極力避けてください。

(5)治安状況が悪化する場合に備え,自宅や職場に一週間分程度の食料や水等を備蓄しておくことをお勧めします。

(6)治安情勢の悪化に伴い,当局によるパトロール,検問等の治安対策が強化されており,危険物を所持していたり,無断で写真や動画を撮影したりすれば,不審者と見なされ,拘束される可能性もありますので,屋外での行動には十分ご注意ください。

4 隣国のガーナ,ベナン,ニジェール,マリ及びコートジボワールについても,別途それぞれ危険情報が発出されていますので,併せて留意してください。

(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902,2903

(外務省関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)5140
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)3047
○海外安全ホームページ:
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
  http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
○在ブルキナファソ日本国大使館
  住所:01BP5560 Ouagadougou 01 Parcelle 05 du lot n°09 de la zone A, Section B du Secteur n°15 Quartier OUAGA 2000, Burkina Faso
  電話:(市外局番なし)2537-6506
   国外からは(国番号226)2537-6506
  FAX:(市外局番なし)2537-6581
   国外からは(国番号226)2537-6581
  ホームページ:http://www.bf.emb-japan.go.jp/
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