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危険情報
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レバノンの危険情報(一部地域の危険レベル引き下げ)

2018年11月14日
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【危険度】
●バールベック・ヘルメル県の一部(アルサール)
レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(継続)
●バールベック・ヘルメル県北部(アルサールを除く)及び東部(バールベック遺跡周辺を除く),アッカール県北部,ベカー県東部,ナバティーエ県北東部,南レバノン県南部(ティール以北の地中海沿岸地域を除く),ベイルート南郊外(ダーヒヤ地区),パレスチナ難民キャンプ
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)
●バールベック・ヘルメル県バールベック遺跡周辺,南レバノン県ティール以北の地中海沿岸地域
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(引き下げ)
●アッカール県南部,バールベック・ヘルメル県南西部,北レバノン県トリポリ市
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)
●ベカー県西部
レベル1:十分注意してください。(引き下げ)
●上記以外の地域(ダーヒヤ地区を除く首都ベイルート市,山岳レバノン県,トリポリ市を除く北レバノン県,南レバノン県北部,ナバティーエ県北西部
レベル1:十分注意してください。(継続)

【ポイント】
●アルサールは,2017年8月にレバノン国軍が掃討作戦を展開するまでイスラム過激派組織ISILが占拠していた地域です。現在も軍による地雷除去作業や捜索活動が続けられていますので,同地域への渡航は止めてください。既に滞在中の方は避難してください。
●シリアと国境を接するレバノン北部,東部及び南部の「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」を発出している地域は軍が警戒監視を強化し,一般人の立ち入りを制限している場所を含んでおり,不審者とみられた場合は拘束される危険性があります。また,パレスチナ難民キャンプ内及びその周辺では手榴弾投擲や銃撃戦が確認されていますので,同地域への渡航は止めて下さい。
●バールベック・ヘルメル県バールベック遺跡周辺では,当局が治安対策を強化しています。その徹底した対策が功を奏し,一般人を巻き込んだ事件の発生件数は大幅に減少していることから,同地域に発出されていた「危険レベル3:渡航は止めてください。」を「危険レベル2:不要不急の渡航は止めてください。」に引き下げます。ただし,同地域の周辺では部族間の対立に起因した衝突が散発的に発生しているため,同地域への不要不急の渡航は控えてください。
●南レバノン県ティールはバールベックと同様,当局の徹底した対策により事件の発生件数は大幅に減少しています。また,同地域においては地雷が撤去されたことから,ティール以北の地中海沿岸地域について「危険レベル3:渡航は止めてください。」を「危険レベル2:不要不急の渡航は止めてください。」に引き下げます。ただし,同地域の周辺には国連部隊の展開地があり,一般人の立ち入りが制限されるなど警備が厳重な区域もありますので,同地域への不要不急の渡航は控えてください。
●ベカー県西部では当局の治安対策が功を奏し,近年誘拐を始めとした凶悪事件を含め犯罪の発生件数が減少していることから,同地域に発出されていた「危険レベル2:不要不急の渡航は止めてください。」を「レベル1:十分注意してください。」に引き下げます。ただし,テロの脅威や一般犯罪に巻き込まれる可能性がないわけではないため十分注意してください。
1.概況
(1)レバノン国内では2017年8月のレバノン国軍によるISIL(イラク・レバン   トのイスラム国)掃討作戦の成功と治安当局による徹底したテロ対策活動により爆弾テロ等の凶悪事件が激減するなど,治安は回復傾向にあります。
(2)レバノンにおける誘拐事件は,レバノン人及びシリア人の富裕層をターゲットにした身代金目的のものがほとんどです。また,これまでは多発傾向にあった東部地方を含めて,最近は全国的に件数が大幅に減少しました。しかし,過去には外国人を対象にした犯行も確認されています。
(3)現在国内では一部の農民が生活苦から大麻の栽培に手を染めているほか,薬物使用者による凶悪事件の発生など,薬物問題が深刻化しつつあります。
(4)国内では依然として銃器が蔓延しており,集団同士の抗争や犯罪組織と治安機関との衝突が死傷者を伴う銃撃戦へと発展するケースも確認されています。また,祝いの場で祝砲と称して実弾を空中に発砲する習慣があり,例年この発砲により死傷者が発生しています。学術試験の結果発表の時期にあたる夏季及び大晦日は特に注意が必要です。
(5)これまでに,レバノンにおいてテロによる日本人の被害は確認されていませんが,近年,近隣のシリアや,チュニジア,バングラデシュにおいて日本人が殺害されるテロ事件が発生しています。また,テロは,日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており,特に,近年では単独犯によるテロや,一般市民が多く集まる公共交通機関等(ソフトターゲット)を標的としたテロが頻発していることから,こうしたテロの発生を予測したり未然に防ぐことが益々困難となっています。
   このようにテロはどこでも起こり得ること及び日本人が標的となり得ることを十分に認識し,テロの被害に遭わないよう,海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

2.地域別情勢
(1)レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)
バールベック・ヘルメル県の一部(アルサール)
同地域は2017年8月にレバノン国軍が掃討作戦を展開するまでISILが占拠していました。同地域からISIL関係者等の過激派分子は一掃されたものの,過去に仕掛けられた地雷によるとみられる爆発事件が確認されています。現在も軍による地雷除去作業や治安当局によるテロ関連の捜索活動が継続していますので,同地域への立ち入りは大変危険です。
つきましては,同地域への渡航は,どのような目的であれ止めてください。また,既に同地域に滞在している方は,直ちに国外などの安全な地域へ退避してください。

(2)レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)
ア アッカール県北部,バールベック・ヘルメル県北部及び東部(バールベック遺跡周辺を除く),ベカー県東部,ナバティーエ県北東部
ISIL掃討作戦の成功から1年以上が経った現在もレバノン軍は国境管理を徹底すべく高レベルの警戒を維持しています。シリアに面する同地域において国境に近づく者は不審者と判断され拘束される危険性があります。
また,同地域では現在多数のシリアからの避難民が非公式に居住しています。治安当局は避難民に扮したテロリストを警戒するとともに,場所によっては一般人の立ち入りを制限しています。シリア難民の非公式居住区への不用意な立ち入り又は接近は不審者と判断され拘束される危険性があります。

イ ナバティーエ県南部,南レバノン県南部(ティール以北の地中海沿岸地域を除く)
   
イスラエルに面する同地域は,レバノン軍及び国連軍の展開地が含まれており,国境地帯では高レベルの警戒が維持されているほか,地雷や不発弾が残存しているとされており,現在も除去作業が進められています。

ウ ベイルート南郊外(ダーヒヤ地区),パレスチナ難民キャンプ
 同地域においては2015年11月に自爆テロにより多くの死傷者が発生したほか,その後も過激派による同地域を標的としたテロ未遂が確認されました。

エ 各地のパレスチナ難民キャンプ 
パレスチナ難民キャンプ内はレバノンの治安当局の管轄外であり,現在もテロリストが身を潜めている可能性があります。また,南レバノン県サイダにあるアイン・ヘルワ・難民キャンプでは, 2017年4月と8月に過激派組織とパレスチナ治安当局との間で大規模な衝突が発生し,16名が死亡,80名以上が負傷しました。また,同じくサイダにあるミエ・ミエ難民キャンプでは2018年10月に過激派組織同士の間で銃撃戦が発生し,2名が死亡,20名以上が負傷しました。

つきましては,上記地域への渡航はどのような目的であれ,止めてください。

(3)レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(引き下げ)
ア バールベック・ヘルメル県バールベック遺跡周辺
同地域では徹底した警備活動が功を奏し,近年一般人を巻き込んだ事件の発生件数は大幅に減少していることから,同地域に発出されていた「危険レベル3:渡航は止めてください。」を「危険レベル2:不要不急の渡航は止めてください。」に引き下げます。ただし,同地域の周辺では部族間の対立に起因した衝突が散発的に発生しているため,同地域への不要不急の渡航は控えてください。
イ 南レバノン県ティール以北の地中海沿岸地域
同地域は,治安当局の徹底した警備活動により事件の発生件数は大幅に減少しています。また,同地域においては地雷が撤去されたことから,ティール以北の地中海沿岸地域について「危険レベル3:渡航は止めてください。」を「危険レベル2:不要不急の渡航は止めてください。」に引き下げます。ただし,同地域の周辺には国連部隊の展開地があり,一般人の立ち入りが制限されるなど警備が厳重な区域もありますので,同地域への不要不急の渡航は控えてください。

(4)レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)
アッカール県南部,バールベック・ヘルメル県南西部,北レバノン県トリポリ市
これらの地域の一部では大麻の栽培が盛んに行われているとされており,取り締まりを行う治安当局と犯罪組織との間での衝突のほか,部族間の対立に起因する衝突が散発的に発生しています。

(5)レベル1:注意してください。(引き下げ)
ベカー県西部
同地域では当局の治安対策が功を奏し,近年誘拐を始めとした凶悪事件を含め犯罪の発生件数が減少していることから,同地域に発出されていた「危険レベル2:不要不急の渡航は止めてください。」を「レベル1:十分注意してください。」に引き下げます。ただし,テロの脅威や一般犯罪に巻き込まれる可能性が完全にないわけではないため十分な注意が必要です。

(6)レベル1:注意してください。(継続)
ベイルート市(南郊外ダーヒヤ地区を除く),山岳レバノン県,北レバノン県(トリポリ市を除く),南レバノン県北部,ナバティーエ県北西部
 当局による徹底したテロ対策などにより,治安は安定しつつあるといえます。しかし,依然として銃器や薬物の蔓延といった危険要素は解消されておらず,渡航,滞在に際しては十分な注意が必要です。

つきましては,上記地域に渡航する際には,最新の情報の入手に努めるなど十分に注意してください。

3.滞在に当たっての注意
  滞在中は下記事項に十分留意して行動し,自ら危険を避けるようにしてください。また,外務省,在レバノン日本国大使館,現地関係機関等より最新情報を入手するよう努めてください。
(1)レバノンでは内戦以来隠匿された銃器などが一般に広く存在しており,些細なトラブルが原因で発砲事件などに発展する危険もあります。
(2)深夜にベイルート郊外を一人で歩いて移動していた旅行者が強盗に遭うという事件が発生しました。当局は深夜に人気のない場所で出歩かないよう勧告しています。
(3)深夜に個人タクシーを一人で利用していた他国の女性外交官がドライバーに殺害されるという事件が発生しました。夜間の移動においては可能な限り信頼できるタクシー会社に配車を依頼するとともに,複数人で行動するよう心掛けてください。
(4)ベイルートをはじめとする都市部の幹線道路や政府関連施設付近などにおいてデモが行われることがあります。その多くは平穏に行われていますが,エスカレートすることもありますので,デモに遭遇した場合は,不測の事態を避けるため,近づかないで下さい。
(5)レバノンでは,政府関連施設,要人の住居,軍事施設及び軍人などの写真撮影は厳しく制限されており,許可無く撮影した場合,拘束される可能性があります。
(6)入国の審査に際し,イスラエルへの渡航歴を示す物(イスラエルの査証が押印されたパスポートや出入国スタンプが押された紙など)を所持していた場合は,円滑な入国が困難になる可能性があります。また,警察官などによる所持品検査の際にイスラエルへの渡航が疑われるものが見つかった場合も,取り調べを受ける可能性があります。
(7)海外渡航の際には万一に備え,家族や友人,職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
  3か月以上滞在する方は,在レバノン日本国大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう,必ず在留届を提出してください。
  3か月未満の旅行や出張などの際には,渡航先の最新安全情報や,緊急時に在レバノン日本国大使館からの連絡を受け取ることができるよう,外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/

(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902,2903

(外務省内関係課室連絡先)
 ○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)2306
 ○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
 ○海外安全ホームページ
  http://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
○在レバノン日本国大使館
住所:Serail Hill Area,Army Street,Zokak El-Blat, Beirut,Lebanon (P.O. Box 11-3360)
電話:市外局番(01) 989751~3
国外からは(国番号961)-1-989751~3
領事班直通:(01)989856
    国外からは(国番号 961)-989856
FAX:市外局番(01) 989754
    国外からは(国番号961)-1-989754
ホームページ:http://www.lb.emb-japan.go.jp/index_jp.htm
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