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南スーダンの危険情報【一部地域の危険レベル引き下げ】(内容の更新)

2017年12月28日
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【危険度】
●全土(首都ジュバ市及び周辺(グンボ地区、ロロゴ西地区、ルリ地区のジュバ市の境界線から概ね2km以内が目安。)を除く)
レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(継続)

●首都ジュバ市及び周辺(グンボ地区、ロロゴ西地区、ルリ地区のジュバ市の境界線から概ね2km以内が目安。)
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(現地においては,不測の事態に備え,退避を含め危険回避を常時心がけてください。)(引き下げ)

【ポイント】
●南スーダンでは,2016年7月の衝突事案以降,首都ジュバ市及び周辺を除き,各地で引き続き衝突や殺傷事案等が発生しています。このため,首都ジュバ市及び周辺を除く全土への渡航は止め,既に滞在中の方は直ちに安全な地域へ退避してください。
●首都ジュバ市及び周辺については,反主流派勢力がジュバ市周辺から退避し,治安情勢は比較的平穏なまま推移していること等から,レベル4(退避勧告)からレベル3(渡航中止勧告)に引き下げます。ただし,今後の政治情勢に不透明な部分が残っていることや,急速なインフレ等に伴う経済の悪化が深刻化しており,外国人を標的とした武装強盗事案や車両強奪事案等が引き続き発生していることから,ジュバ市及び周辺への渡航はどのような目的であれ,当面の間,中止してください。
1 概況
(1)南部スーダンでは,1950年代から約半世紀にわたり,スーダン共和国からの独立を巡って,内戦が続いていました。2005年,南北スーダン包括和平合意により終戦が実現し,南部スーダンは自治を獲得しました。その後,選挙や住民投票の実施を経て,2011年7月9日,南部スーダンは,南スーダン共和国として,スーダン共和国から分離独立しました。

(2)独立して間もない2013年12月,首都ジュバ市で,キール大統領とマシャール副大統領(当時)の警護隊同士が衝突し,ジュバ市から始まった騒擾は,ジョングレイ州,ユニティ州,上ナイル州等,地方各地にも波及しました。その後,2015年8月,関係者が「南スーダン共和国における衝突の解決に関する合意(衝突解決合意)」に署名し,地方での衝突も一旦収束しました。2016年4月,同合意に基づき,マシャール氏が帰還,第一副大統領に就任し,国民統一暫定政府が設置されました。
 2016年7月8日,首都ジュバ市内において,キール大統領とマシャール第一副大統領(当時)の警護隊同士による衝突事案が発生し,市内複数カ所において激しい銃撃戦により多数の死傷者が発生しました。4日後の7月11日,キール大統領及びマシャール第一副大統領(当時)の双方は,敵対行為の停止宣言を発出し,その後,マシャール第一副大統領(当時)及び同派の兵士たちの一部は,首都ジュバから国外に退避し,ジュバ市での衝突は収束しました。

(3)2016年7月の衝突事案以降,首都ジュバ市及び周辺は,反主流派勢力がジュバ市周辺から退避したため比較的平穏なまま推移していますが,急速なインフレを伴う経済悪化により,外国人を標的とした武装強盗事案や車両強奪事案等の一般犯罪が引き続き発生しています。また,首都ジュバ市及び周辺を除くエクアトリア地方や上ナイル地方などの各地では,現在も衝突や殺傷事案等が発生しており,一般市民にも被害が出ているほか,医療支援等を行っている国際NGO,国際機関職員等にも被害が及んでいる等,南スーダンの治安情勢は引き続き予断を許さない状況です。


2 地域別情勢
(1)南スーダン全土(首都ジュバ市及び周辺(グンボ地区、ロロゴ西地区、ルリ地区のジュバ市の境界線から概ね2km以内が目安。)を除く)
 レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(継続)

 現在も,エクアトリア地方,上ナイル地方,バハル・エル・ガザル地方の各地で,衝突や殺傷事案が続いています。例えば,エクアトリア地方の一部では,2016年7月下旬以降,政府軍と地元武装集団との衝突が発生して多数の国内避難民・難民が発生しています。また,ウガンダから首都ジュバに向かう幹線道路上では,食料や燃料を積んだ車両が襲撃され,物品を強奪した上に運転手を殺害するという事件も見られます。上ナイル地方においては,反主流派勢力の影響力が強い地域があり,同地域では政府軍と反主流派勢力との間の衝突が発生し,同様に難民・国内避難民が発生しています。バハル・エル・ガザル地方の一部においても,政府軍と反主流派勢力との間の衝突や牛を巡る部族間・部族内衝突が散発している等,依然として厳しい治安情勢が続いています。2017年12月21日,近隣諸国等の仲介により,アディスアベバで会合した南スーダンの諸勢力は,敵対行為停止等に合意しましたが,その後も地方での衝突発生が報じられており,合意の履行状況については引き続き注視が必要です。

 つきましては,首都ジュバ市及び周辺を除く南スーダン各地への渡航・滞在を予定している方は,目的の如何を問わず,渡航を中止してください。また,すでに滞在中の方は,直ちに国外等安全な地域へ退避することを強く勧告します。

(2)首都ジュバ市及び周辺(グンボ地区、ロロゴ西地区、ルリ地区のジュバ市の境界線から概ね2km以内が目安。)
 レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(現地においては,不測の事態に備え,退避を含め危険回避を常時心がけてください。)(引き下げ)

ア 首都ジュバ市及び周辺は,2016年7月に発生した衝突事案以降,反主流派勢力がジュバ市周辺から退避した結果,現在に至るまで,大きな衝突事案の発生もなく,治安情勢は比較的平穏なまま推移しています。
イ 2016年末以降,治安当局が市内で武器探索を行い,一定の成果を上げていること,南スーダン政府は,数千人規模の国連PKO地域保護部隊(RPF:ジュバ及び周辺の治安維持のための部隊)を受け入れることに同意し,RPFは既に展開を開始していることから,今後,治安の改善や安定化に資することが期待されます。また,今後,2016年4-7月のように反政府勢力が武装したまま市内に戻ることを認めるような政治合意が再度成立することは想定されていません。
ウ ただし,政府財政の悪化により,政府職員や政府軍兵士への給与支払いが滞りがちであり,大規模デモや騒乱が急に発生する可能性も否定できません。急速なインフレ等に伴う経済の悪化が深刻化しており,外国人を標的とした武装強盗事案や車両強奪事案等の一般犯罪が引き続き発生しています。特にNGOは,一般的に外交団や国際機関と比べて,事務所や宿舎の警備体制が比較的脆弱なことから,頻繁に被害に遭っており,ジュバ市に滞在する上で,大きな脅威となっています。多くの国際機関,NGO等は,警備会社等の助言や協力を得て組織的な安全対策を講じ,夜間外出禁止などの活動制限も設けています。
エ また,今後の政治情勢には流動的な部分があります。2017年12月,近隣諸国等の仲介により,反政府勢力を含む南スーダンの諸勢力がアディスアベバで一堂に会し,衝突解決合意の再活性化に向けた協議が開始されましたが,国民和解が未達成です。また,政権内部でも権力闘争が見られ,例えば,2017年11月には,ジュバ市内に軟禁されていたマロン前参謀総長の扱いを巡って,軍が市内の一部に数日間展開しました(マロン氏はケニアに出国し,事態は平和裏に収束。)。

 つきましては,首都ジュバ市及び周辺における治安情勢は,今後の政治情勢に不透明な部分が残っており,また,武装強盗事案等の一般犯罪は,引き続き脅威となりますが,予期できない暴力的衝突が発生する可能性,治安が更に悪化し急速に社会的混乱が拡大する可能性は,以前に比べて低下していることから,首都ジュバ市及び周辺の危険情報をレベル4(退避勧告)からレベル3(渡航中止勧告)に引き下げます。
しかしながら,ジュバ市及び周辺への渡航はどのような目的であれ,当面の間,中止してください。また,既に同市に滞在している方は,最新の治安関連情報に注意するとともに,所属企業や団体等を通じて組織としての必要かつ十分な安全対策(安全な滞在場所,安全な移動手段,緊急の連絡体制,具体的な退避計画等)を講じ,不測の事態に備え,退避を含めた危険回避を常時心掛けてください。

3 上記のとおり,南スーダンへの渡航については首都ジュバ市及び周辺を除き,全土に退避を勧告しています。ジュバ市及び周辺以外に滞在中の方は,速やかに退避してください。また,すでにジュバ市及び周辺に滞在中の方は,不測の事態に巻き込まれないように,十分注意の上,危険を避けるように努めてください。なお,真にやむを得ない事情で現地に滞在せざるを得ない場合は,在南スーダン日本国大使館に必ず連絡の上,その連絡を密にし,また,所属機関・団体等との連絡を欠かさないようにするとともに,必要かつ十分な安全対策措置を必ず講じてください。

(1)海外渡航の際には万一に備え,家族や友人,職場等に日程や現地での連絡先を伝えておくようにしてください。真にやむを得ず3か月以上滞在する方は,在南スーダン日本国大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう,必ず在留届を提出してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet
また,最新安全情報や,緊急時に在南スーダン日本国大使館からの連絡を受け取ることができるよう,外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/

(2)日中やむを得ず外出する際は,身の周りの安全に十分注意し,不測の事態が発生した場合は,自宅,ホテル等の安全な場所に避難し,事態が収まるまで待機してください。

4 隣国のスーダン,エジプト,エリトリア,エチオピア,ケニア,ウガンダ,コンゴ民主共和国,中央アフリカ,チャド及びリビアについても,別途危険情報が発出されていますので,同情報にも留意してください。


(問い合わせ窓口)
○外務省
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(外務省代表)03-3580-3311
 ・領事サービスセンター(内線)2902,2903

(外務省関連課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)2306
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○海外安全ホームページ
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版)
  https://www.anzen.mofa.go.jp/sp/index.html (スマートフォン版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
○在南スーダン日本国大使館
  住所:Plot No. 514, 3-K, Tongping, Republic of South Sudan
  事務所(インマルサット): +870-7725-43222
  事務所代表電話: 095-900-3153,095-900-3154
   国外からは(国番号211)95-900-3153,95-900-3154
ホームページ:http://www.ss.emb-japan.go.jp/j/index.html
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