ブルキナファソ | Burkina Faso

情報種別:海外安全情報(危険情報)
本情報は2018年04月03日(日本時間)に失効しました。

ブルキナファソについての海外安全情報(危険情報)の発出【一部地域の危険情報を「レベル2」から「レベル1」へ引き下げ等】(更新)

2016年10月17日

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【危険度】
●北部中央マリ国境周辺地域
 レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(継続及び一部引き下げ)
●北部西マリ国境周辺地域
 レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続,一部引き上げ及び一部引き下げ)
●東部ニジェール,ベナン国境周辺地域
 レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続,一部引き上げ及び一部引き下げ)
●上記のレベル3及びレベル4発出地域以南のマリ国境周辺地域
 レベル2:不要不急の渡航は止めてください。」(引き下げ)
●上記を除く地域(首都ワガドゥグを含む)
レベル1:十分注意してください。」(引き下げ)

【ポイント】
●首都ワガドゥグを含む広い範囲について,レベル2から1に引き下げます。治安機関がテロ対策,凶悪犯罪対策等に力を入れた結果,当該地域の治安情勢は改善されてきています。
●マリ,ニジェール及びベナン国境周辺については,レベル3及び4を発出しています。マリ,ニジェール国境周辺地域では,イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ(AQIM)等のイスラム過激派組織や反政府組織等によるテロ,誘拐の脅威があります。また,特に,二ジュール,ベナン国境周辺地域では,高速バスや商業車両を狙った路上封鎖強盗も発生しています。すみやかに退避又は渡航を中止してください。

☆詳細については,以下の内容をよくお読みください。
1 概況
(1)2014年10月,政府が,大統領の3選を禁止する憲法第37条の改正を目的とする国民投票の実施にかかる法案を国民議会に提出することを決定したことを受け,これに反対する野党及び市民らが各地で暴動を起こした結果,27年の間政権を握っていたコンパオレ元大統領が亡命し,政権が崩壊しました。その後,同年11月に発足したカファンド暫定大統領及びジダ暫定首相率いる暫定政府は,任期中の2015年9月の旧大統領特別警護隊(RSP)の一部による暫定大統領等拘束事件等の混乱を乗り越え,同年11月に無事大統領選挙及び国民議会議員選挙を平和裡に行うことに成功し,民主的に選ばれたロック・カボレ大統領が誕生し,2016年1月には同大統領率いる新政権が発足しました。また,同年5月には,地方議会議員選挙も平穏に実施されており,政治情勢は比較的落ち着きを見せています。

(2)2013年1月,隣国マリ北部で,マリ国軍とイスラム原理主義武装勢力の戦闘が発生しました。マリ暫定政府からの要請を受けたフランスが軍を派遣の上,同武装集団への攻撃を行った結果,戦禍の拡大等に伴い,49,000人以上のマリ難民がブルキナファソに流れ込んでいます。2013年8月,マリ大統領選挙は大きな混乱もなく平和裡に実施され,また,マリ全土にマリ政府軍,フランス軍及び国連PKO(MINUSMA)が展開しているほか,ブルキナファソ政府もテロ対策部隊を創設してマリとの国境警備強化に努めています。しかしながら,2013年5月7日,「イスラム・マグレブ諸国のアル・カーイダ(AQIM)」幹部は,全世界のイスラム教徒に対してあらゆる場所のフランス権益を攻撃するよう呼びかける映像メッセージを発出しており,フランスを含む欧米権益に対するテロの脅威は依然高い水準で存在しています。

(3)ブルキナファソにおいては,2016年1月15日には首都ワガドゥグにおいて,30名の死者及び71名の負傷者を出した武装集団によるカフェ/レストラン「カプチーノ」及びスプレンディド・ホテル襲撃事件が発生しました。同事件の発生を受け,治安当局は,人員及び装備面の強化を進め,その後,国内の殆どの地域でテロ事件は発生していません。しかしながら,北部スム県やウダラン県では,外国人外国人誘拐事件や警察署襲撃事件が発生しており,特にそれらの地域では,武装集団による誘拐や襲撃にも注意が必要です。

(4)これまでに,ブルキナファソにおいて日本人・日本権益を直接標的としたテロ事件は確認されていませんが,近年,シリア,チュニジア及びバングラデシュにおいて日本人が殺害されたテロ事件や,パリ,ブリュッセル,イスタンブール,ジャカルタ等でもテロ事件が発生しています。このように,世界の様々な地域でイスラム過激派組織によるテロがみられるほか,これらの主張に影響を受けた者による一匹狼(ローンウルフ)型等のテロも発生しており,日本人・日本権益が標的となり,テロを含む様々な事件の被害に遭うおそれもあります。このような情勢を十分に認識して,誘拐,脅迫,テロ等に遭わないよう,また,巻き込まれることがないよう,海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め,日頃から危機管理意識を持つとともに,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。


2 地域情勢
(1)北部中央マリ国境周辺地域(セノ県北部,ウダラン県,スム県北部,ロルム県北部,ヤテンガ県北東部(国道23号以北及び国道2号以東の地域)
 レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)」(継続及び一部引き下げ)

 これらの地域は,マリ北部に潜伏していると言われるイスラム過激派の活動拠点に地理的に近く,特に同地域に隣接するマリ及びニジェールでは,イスラム過激派による外国人の誘拐やテロが発生しています。当国においても,2015年4月にはウダラン県タンバオ地区においてルーマニア人の誘拐事件が,同年8月には,ウダラン県ウルシ地区において,武装集団による憲兵隊事務所襲撃事件が,2016年1月にはスム県バラブレ市におけるオーストラリア人夫妻誘拐事件が,5月には,スム県クトゥグ市の警察署襲撃事件及びウダラン県インタンゴム国境警察署襲撃事件が,そして9月にはウダラン県マコイ市税官吏詰所襲撃事件がそれぞれ以下のとおり発生しています。ブルキナファソ治安当局は,マリとの国境警備のためテロ対策部隊(GFAT)を創設し,国境に対する警戒を強めるとともに,マリからの難民に対しても入国の際,武器の所持のチェックを厳重にし,治安対策に細心の注意を払っています。

ア 2015年4月4日,ブルキナファソ北部ウダラン県タンバオ地区において,マンガン鉱山の警備にあたっていた車列が武装集団に襲撃され,ルーマニア人1人が誘拐される事案が発生し,同行していた憲兵隊員1人及び運転手1人も銃撃により重傷を負いました。本事案については,同年5月19日,イスラム過激派組織「アル・ムラービトゥーン」が犯行声明を発出しました。
イ 2015年8月23日,ブルキナファソ北部ウダラン県ウルシ地区において,憲兵隊事務所及び同敷地内にある憲兵隊同地区司令官の自宅が武装集団により襲撃を受ける事件が発生しました。同事件では,警備を担当していた憲兵隊員1人が死亡し,司令官の娘が負傷しました。
ウ 2016年1月16日から16日未明にかけて,ブルキナファソ北部スム県バラブレ市においてオーストラリア人医師夫妻が誘拐される事件が発生しました。2月には夫妻のうち夫人については解放されたものの,夫については引き続き解放に向けた努力がなされているところです。
エ 2016年5月17日,ブルキナファソ北部スム県クトゥグ市の警察署が武装集団により襲撃を受ける事件が発生しました。同事件では,警察官2人が負傷しました。
オ 2016年5月31日,ブルキナファソ北部ウダラン県インタンゴム国境警察署が武装集団により襲撃を受ける事件が発生しました。同事件では,警察官3人が死亡しました。
カ 2016年9月1日,ブルキナファソ北部ウダラン県マコイ市税官吏詰所が身元不明の犯人により襲撃を受け,同税官吏詰所の職員1名及び市民1名が死亡し,3名が重傷を負いました。

 つきましては,これらの地域への渡航は,どのような目的であれ止めてください。また,既に滞在中の方は,直ちに安全な地域へ退避してください。

(2)北部西マリ国境周辺地域(ヤテンガ県西部,スル県北部,ナヤラ県北部,コッシ県北西部,バンワ県北西部,フエ県北部,ケネドゥグ県北部,(ドリオ・オロダラ道路以北の地域),レラバ県))
 レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)

 これらの地域は,マリに潜伏していると言われるイスラム過激派の活動拠点に地理的に近く,昨今,イスラム過激派はブルキナファソ,マリの国境沿いにおいて,活発な活動を見せており,十分な警戒が必要です。また,2015年10月には,西部ケネドゥグ県サモログアン市において,武装集団による牧畜民3人の誘拐事件及び憲兵隊事務所襲撃事件が以下のとおり発生しています。同地区に関しては,憲兵隊,警察等の当国治安当局も重要警戒区域として指定しており,治安対策には最新の注意を払うよう警戒を呼びかけています。

ア 2015年10月7日,ブルキナファソ西部ケネドゥグ県サモログアン市において,武装集団が近隣の牧畜民3人を誘拐しました。内2人は逃亡に成功したものの,残り1人の遺体が憲兵隊により発見されました。
イ 2015年10月9日,同市において武装集団による憲兵隊事務所襲撃事件が発生しました。事務所内には憲兵隊4人と,身柄を拘束されていた民間人1人が居ましたが,襲撃により,憲兵隊員3人,民間人1人,襲撃者1人の計5人が死亡しました。また,同事件発生後の9日,逃亡中の武装集団は,更に牧畜民1名を殺害,2名を負傷させ,憲兵隊の車両1台及びバイク1台に放火しました。

 つきましては,これらの地域への渡航・滞在はどのような目的であれ止めてください。

(3)東部ニジェール,ベナン国境周辺地域(セノ県東部,ヤガ県東部,グナグナ県東部,コモンジャリ県東部,グルマ県東部,,コンピエンガ県(国道23号以南,国道24号,地方道31号,国道18号以東の地域),タポワ県)
 レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続,一部引き上げ及び一部引き下げ)

 これらの地域は,ニジェールに隣接しており,イスラム過激派及び反政府組織等による外国人を対象としたテロ・誘拐が懸念されています。首都ワガドゥグからニジェール,ベナンを結ぶ国道4号線のグルマ県ファダングルマ以降の国道では,高速バスや商業車両を狙った路上封鎖強盗が発生しています。路上封鎖強盗は,道路脇の木などに身を隠した強盗が通行車両に対していきなりライフル等で発砲し,強制的に停車させた後,強盗に及ぶ手口が主流となっています。そのため,このルートを通じた車両等による移動は非常に危険です。

 つきましては,同地域への渡航・滞在は,どのような目的であれ止めてください。

(4)上記のレベル3及びレベル4発出地域以南のマリ国境周辺地域(スム県南部,ロルム県南部,ヤテンガ県南部,スル県南東部,コッシ県南東部,バンワ県南東部,フエ県北西部,ケネドゥグ県南東部(ドリオ・オロダラ道路以南の地域))
 レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(引き下げ)

 これらの地域は,これまで,マリに潜伏しているとされるイスラム過激派に地理的に近く,イスラム過激派及び反政府組織等による外国人を対象としたテロ・誘拐が強く懸念されていましたところ,当国治安機関の警戒強化により,これまで,外国人を狙ったテロの発生はありません。

 つきましては,これらの地域の危険情報を「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」から「レベル2:不要不急の渡航は止めてください。」に引き下げます。渡航する場合には特別な注意を払うとともに,十分な安全対策をとってください。

(5)上記を除く地域(首都ワガドゥグを含む)
 レベル1:十分注意してください(引き下げ)
 概況のとおり,当国の治安情勢は流動的でありましたが,現在のところ,比較的落ち着きを見せています。治安機関も人員及び装備面の強化を進め,テロ対策,凶悪犯罪対策等に力を入れた結果,2016年2月以降,テロ事件の発生もなく,路上封鎖強盗等凶悪事件も減少の傾向にあります。

 つきましては,同地域の危険情報を「レベル1:十分注意してください。」に引き下げますが,渡航・滞在を予定している方は,報道等から最新情報の把握に努め,自身の安全対策を十分講じてから渡航することをお勧めします。既に滞在中の方は,在ブルキナファソ日本国大使館とも連絡をとりつつ情報収集に努めるとともに,ワガドゥグ,ボボ・デュラッソ等の大都市では,依然として窃盗,武装強盗等の事件が発生していますので,夜間の1人歩きや電灯のない暗い道での移動を避けるなど,引き続き細心の注意をはらってください。


3 滞在にあたっての注意
 ブルキナファソに渡航・滞在する場合には,在ブルキナファソ日本国大使館,現地関係機関等から最新情報の入手に努めつつ,以下の事項に十分留意して行動し,危険を避けるようにしてください。
 また,ブルキナファソにおける渡航・滞在に当たっての注意事項については,外務省海外安全ホームページ内の「安全対策基礎データ」(http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure.asp?id=117 )も併せてご参照ください。

(1)現地に3か月以上滞在される方は,「在留届」の提出が義務づけられています。緊急時の連絡などで必要なので,到着後遅滞なく在ブルキナファソ日本国大使館に在留届を提出してください。また,住所その他の届出事項に変更が生じたとき又はブルキナファソを去る(一時的な旅行を除く)ときは,必ずその旨を届け出てください。なお,在留届は在留届電子届出システム(ORRネット,http://www.ezairyu.mofa.go.jp )による登録をお勧めします。郵送,FAXによっても行うことができるので,在ブルキナファソ日本国大使館まで送付してください。

(2)在留届の提出義務のない3か月未満の短期滞在の方(海外旅行・出張者など)について,現地での滞在予定を登録していただけるシステムとして,2014年7月1日から,外務省海外旅行登録(「たびレジ」)の運用を開始しています(http://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/ )。登録者は,滞在先の最新の渡航情報や緊急事態発生時の連絡メール,また,いざという時の緊急連絡などの受け取りが可能ですので,是非活用してください。

(3)緊急時の国外退避に備え,パスポートやビザの有効期限,すぐに持ち出せる現金,クレジットカード及び航空券の確認をしてください。なお,緊急時に運航される航空機等については,正規航空運賃が適用される場合も多いことから,現金及びクレジットカードの支払可能額が十分かどうかも確認してください。

(4)日本人を含む外国人渡航者に対して,恐喝,ひったくりや悪質タクシー運転手による法外な運賃の請求,空港,ホテル等での置き引き,官憲による路上検問での不法な金銭の要求等が散見されます。このような被害に巻き込まれないよう十分注意してください。

(5)外出の際は,身の回りの安全に十分注意し,できるだけ派手な服装は避け,現金は必要な分だけを持ち,人前では大金や携帯電話等,貴重品を見せないようにしてください。
(6)治安状況が悪化する場合に備え,自宅や職場に一週間分程度の食料や水等を備蓄しておくことをお勧めします。


4 隣国のガーナ,ベナン,ニジェール,マリ及びコートジボワールについても,別途それぞれ危険情報が発出されていますので,併せて留意してください。

(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902,2903

(外務省関係課室連絡先)
○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)5140
○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)3047
○外務省 海外安全ホームページ:
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版)
  https://www.anzen.mofa.go.jp/sp/index.html (スマートフォン版)
  http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
○在ブルキナファソ日本国大使館
  住所:01BP5560 Ouagadougou 01 Parcelle 05 du lot n°09 de la zone A, Section B du Secteur n°15 Quartier OUAGA 2000, Burkina Faso
  代表電話(日中):(市外局番なし)2537-6506
   国外からは(国番号226)2537-6506
  緊急電話(夜間):(市外局番なし)7020-0342
   国外からは(国番号226)7020-0342
  FAX:(市外局番なし)2537-6581
   国外からは(国番号226)2537-6581
  ホームページ:http://www.bf.emb-japan.go.jp/