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テロ・誘拐情勢

2016年03月01日

1.概況
 ベリーズでは、反政府武装組織や国際的なテロ組織の存在は確認されていません。しかし、ベリーズには毎年多くの欧米の観光客が訪れており、欧米諸国の権益施設が多く存在すること等を考慮すると、これらを標的とするテロ事件が発生する可能性は排除できません。
2012年9月にメキシコで身柄を拘束されたシーア派民兵組織ヒズボラのメンバーが、既に死亡しているベリーズ国籍者名義の旅券を取得・使用してベリーズからメキシコに入国した事実が確認されています。治安当局は、ベリーズを中継ポイントとする麻薬密輸ルートが国際テロ組織に利用されている疑いがあるとして、主要国の関係機関と連携して国境警備の強化を図っています。

2.各組織の活動状況または各地域の治安情勢
 1.概況のとおり。

3.誘拐事件の発生状況
 ベリーズでは、誘拐事件の発生件数は例年数件程度と極めて少なく、外国人が標的となることは稀ですが、2014年1月には米国人2名が数時間誘拐された事件が発生しています。同様に外国人が被害に遭う誘拐事件が発生する可能性は排除できませんので注意が必要です。

4.日本人・日本権益に対する脅威
 現在までのところ、日本人・日本権益を標的としたテロ事件の発生はなく、直接的に標的にされる可能性も非常に低いと考えられます。
他方、近年、シリアやチュニジアにおける日本人が殺害されたテロ事件や、パリでの同時多発テロ事件などが発生しています。このように、世界の様々な地域でイスラム過激派組織によるテロがみられるほか、これらの主張に影響を受けた者による一匹狼(ローンウルフ)型等のテロが発生しており、日本人・日本権益が標的となり、テロを含む様々な事件の被害に遭うおそれもあります。
このような情勢を十分に認識して、誘拐、脅迫、テロ等に遭わないよう、また、巻き込まれることがないよう、海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め、日頃から危機管理意識を持つとともに、状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。



(注記)
 「テロ」については国際的に確立された定義は存在していませんが、一般には、特定の主義主張に基づき、国家等にその受け入れを強要し、又は社会に恐怖等を与える目的で行われる人の殺傷行為等をいうものとされています。本情報は、このようないわゆる「テロ」に該当するか否かにかかわらず、外務省が、報道等の情報等に基づき、海外に渡航・滞在される邦人の方々の安全確保のための参考資料として編集したものであり、本資料の掲載内容がそのまま外務省の政策的な立場や認識を反映するものではありません。