トンガ
テロ・誘拐情勢
更新日 2021年03月09日
1 概況
トンガ治安当局によりますと、トンガ王国においては、現在のところ、反政府組織の活動やイラク・レバントのイスラム国(ISIL)などイスラム過激派等の国際的なテロ組織の活動は確認されていません。
2 各組織の活動状況または各地域の治安情勢
現状については、上記「1 概況」のとおりですが、過去2006年には、議会で民主化促進のための措置(政治改革)が進んでいないことに反発した民衆の一部が暴徒化し、首都ヌクアロファ市内を中心に官庁や商店及びホテル等を襲撃する事態が発生しました。その後こうした動きはみられません。
3 誘拐事件の発生状況
トンガ治安当局によりますと、外国人を標的とした誘拐事件は近年確認されていません。ただし、一般犯罪、麻薬等の凶悪犯罪は発生しており、誘拐についても警戒は怠らないようにしてください。
4 日本人・日本権益に対する脅威
テロによる日本人の被害は、シリアやアフガニスタンといった渡航中止勧告や退避勧告が発出されている国・地域に限りません。テロは、日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており、これまでもチュニジア、ベルギー、バングラデシュ、スリランカ等においてテロによる日本人の被害が確認されています。
近年では、単独犯によるテロや一般市民が多く集まる公共交通機関等(ソフトターゲット)を標的としたテロが頻発するなど、テロの発生を予測し未然に防ぐことがますます困難となっています。
このように、テロはどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロの被害に遭わないよう、海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。