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  4. トンガ

※本情報記載の内容(特に法制度・行政手続き等)については、 事前の通告なしに変更される場合もありますので、渡航・滞在される場合には、渡航先国の在外公館または観光局等で最新情報を確認してください。

犯罪発生状況、防犯対策

1.犯罪発生状況
(1)トンガは南太平洋島嶼国の中でも比較的治安の良い国と言われていますが、首都ヌクアロファ(Nuku'alofa)及び周辺地域を中心に、近年の欧米文化流入等に刺激された若年層による暴行、傷害、窃盗及び外国人を狙った住居侵入事件等の一般犯罪をはじめ、銃器を用いた凶悪犯罪や麻薬に関する事件も複数報告されています。日本人が遭遇する被害の多くは、暴行、窃盗、置き引き、住居侵入です。また、トンガでは2000年初頭から中国人移民が急増し、一部のトンガ人はビジネスで成功している中国人移民に反感を抱いているとも言われており、中国人が経営する商店への強盗及び窃盗事件等が発生しています。また、過去(2006年10月)に発生した暴動では、中国人が経営する多くの商店に対し、トンガ人が破壊や焼き討ちを行う事件が発生しています。中国人に間違えられやすい日本人が白昼暴行を受ける事件も発生したことがありますので、犯罪等に巻き込まれないよう十分注意する必要があります。状況によっては、日本人であることをはっきり伝えた方がよいでしょう。

(2)近年、麻薬の不法栽培・所持及び密輸出・輸入の犯罪が増加しています。警察当局も取り締まりを強化しており、一定の成果を上げている模様ですが、過去、路上やクラブ等で麻薬らしき物を売りつけた後、捜査協力の奨励金目当てに警察に密告するような事件も起きていますので、街中で見知らぬ者からこのような話を受けても絶対に相手にしないなど十分ご注意ください。

(3)警察当局は治安維持に努めていますが、凶悪犯罪の受刑者が収監されているトンガタプ島内刑務所から脱獄する事件も1年に数回起きています。

(4)旅行者、長期滞在者ともに、隙を見せないこと、日頃からラジオ、新聞、地元の人々、ホテル従業員、旅行代理店、大使館等から情報収集することをお勧めします。

2.日本人の被害を含む主な犯罪事例は以下のとおりです。
(1)殺人・強盗・傷害
ア コロモトゥア(Kolomotu’a)地区にある中国人が経営する商店で、夜10時頃トンガ人男性が何も言わずに急に店舗に侵入し、従業員に銃口を向けて発砲した。

イ ヌクアロファ市内の深夜のガソリンスタンド2件に金銭目的で銃器を持った複数の人間が押し入り、従業員や警備員に向けて発砲し、犯人は逃走。警察の捜査で犯人らは逮捕された。

ウ パフ(Pahu)地区にある中国人が経営する商店で、経営者がトンガ人男性と口論になり,殴打を受け,被害者は頭部に重症を負った。

エ ソプ(Sopu)地区の海岸沿いにある遊歩道で早朝にランニングをしていた女性が、背後からトンガ人男性2人に襲われ、顔面に複数の殴打を受けた。重傷のため、被害者は国外に緊急搬送された(警察によると、金銭目的との見立て)。
  
オ トンガタプ島のマタフォヌア(Matafonua)在住の農業を営む50代の中国人夫婦が、自身の農園で10代のトンガ人2名に鋭利な刃物等で刺殺された。

(2)窃盗、置き引き、スリ、ひったくり、住居侵入
ア ヌクアロファ市内の海岸でイヤホンをつけ音楽を聞いていたところ,所持していたスマートフォンを奪われた。犯人は住宅街に逃げ込んだが,住民の協力により,取り押さえられ,警察へ引き渡された。盗まれたスマートフォンは,男が逃走中に投げ捨てたと供述した場所から発見された。

イ ヌクアロファ市内のBarにいたところ、店員より、その場に居合わせた泥酔者の介抱を任された。自席を離れて介抱をしていたところ、席に戻ったら貴重品が盗まれていた。

ウ ヌクアロファ市内の自宅に帰宅時、玄関ドアの鍵の様子がおかしいことに気づいた。ドアを開けると室内の居間、食堂、寝室等すべての部屋が物色され盗難にあった。

エ 夕方ブナロード沿いに路上駐車し、車から離れている間に窓ガラスが割られ、車内を物色された。車内に貴重品は置いていなかったこともあり、金銭的な被害はなかった。

(3)詐欺など
ア ホエールスイミングのため訪れた際、トンガ政府が定めた「ホエールウォッチング及びホエールスイミング規定2013」に基づくライセンスを有していない業者を利用し、詐欺被害に遭った。

イ ヌクアロファ市内にある銀行でATMを利用したところ,そのATMには不正機器が取り付けられていたため,カードの磁気情報と暗証番号を盗み取られ、後日、銀行口座から金を盗み取られるスキミング被害に遭った。

3.犯罪被害多発地域
 犯罪の多くは首都ヌクアロファ(Nuku'alofa)及びその周辺で発生しており、特にソプ(Sopu)地区、アナナ(Anana)地区、ウムシ(Umusi)地区、マウファンガ(Ma'ufanga)地区、コロフォウ(Kolofo'u)地区、トフォア(Tofoa)地区、パフ(Pahu)地区等外国人が居住する新興住宅地で犯罪件数が増加しています。これらの地域には街灯がない場所もあるため、夜間の外出、特に女性の一人歩きは避けてください。

4.防犯対策
 日中散策する場合は、人通りの少ない場所は避けて下さい。路上、マーケット、空港、観光船、レストラン、カフェ、バー、ナイトクラブ、ホテルの敷地内等では引ったくり、スリ、置き引きに逢わないよう所持品は手で持つ、定期的に周囲を見渡す等、注意してください。また、普段は温厚な性格のトンガ人ですが、喧嘩が発生することがあり、口論になった場合に暴力に訴えることもあります。そのような場合は、被害に遭わないようにするためにも、落ち着いて行動し、その場を離れるようにしてください。
 夜間は街灯が少ない場所も多いので、外出は極力控えてください。特にバーやクラブ等の周辺では、酔っ払いに絡まれたり、トンガ人同士の殴り合いに巻き込まれたりしないよう十分ご注意ください。住宅街や海沿い等で夕方や夜間に若年層がたむろしている場所では、暴力事件や窃盗事件が発生していますので、近づかないようにしてください。
 直接犯罪とは関係はありませんが、トンガ国内では、路上に犬が非常に多く、飼い犬であっても放し飼いにされています。噛まれたり、自転車に乗っている際に追いかけられた上、転倒して怪我をしたりする事故も発生しています。また、狂犬病はないと言われていますが、破傷風の危険性もありますので、注意が必要です。
なお、事件や事故等に巻き込まれた場合は、現地警察及び在トンガ日本国大使館に連絡してください。

5.テロ
 これまでに,トンガにおいてテロによる日本人の被害は確認されていませんが,近年,シリア,チュニジア,バングラデシュにおいて日本人が殺害されるテロ事件が発生しています。また,テロは,日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており,特に,近年では単独犯によるテロや,一般市民が多く集まる公共交通機関等(ソフトターゲット)を標的としたテロが頻発していることから,こうしたテロの発生を予測したり未然に防ぐことが益々困難となっています。
 このようにテロはどこでも起こり得ること及び日本人が標的となり得ることを十分に認識し,テロの被害に遭わないよう,海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

査証、出入国審査等

1.日本人が観光等を目的として短期滞在する場合は、事前に査証を取得することなく入国できます。入国時に有効な旅券(入国時に6か月以上の残存有効期間が必要)、出国用航空券(乗船券)及び入国カードを提示すると、31日間滞在が可能なビザ(旅券に押印される)が与えられます。その後、滞在期間を延長する場合は、入国管理局に申請すると、1か月につき69パアンガ(1パアンガは約50円(2019年1月現在))を支払うことにより最長6か月間(当初の31日間を含む)滞在することが可能です。
ただし、就労、就学及び居住等長期滞在目的で入国する場合は、目的に合った査証を取得することが必要です。詳細は入国管理局にご照会ください。

2.(取材活動を含む)就労目的の場合は、事前に入国許可を得ることが必要ですので、入国前に最寄りのトンガ大使館・領事館ないし入国管理局の査証課(電話:(+676)26969もしくは26970)に通報し、入国後、労働通商産業省に申し出なければなりません。

3.持ち込み禁止品は、麻薬、銃器及び公序良俗に反する雑誌等です。また、食品、種子、生花及び動植物製品を持ち込む場合には、入国時に申告しなければなりません。不明な点は航空会社等に事前に問い合わせてください。

4.国際線及び国内線共に乗客数等によりフライトスケジュールが頻繁に変更されますので、搭乗便の予約及び出発時間は航空会社にこまめに確認し、航空会社にご自身の連絡先を確実に伝えてください。

5.現地に3か月以上滞在される方は、緊急時の連絡等の際に必要ですので、到着後遅滞なく在トンガ日本国大使館に「在留届」を提出してください。また、住所その他届出事項に変更が生じたとき,又は日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には、必ずその旨を届出てください。在留届の提出は,在留届電子届出システム(オンライン在留届、https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html )による登録をお勧めしますが、郵送,ファックスによっても行うことができますので、在トンガ日本国大使館まで送付してください。
 在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む)は、「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html )。「たびレジ」は,滞在先の最新の安全情報などを日本語のメールで受け取れる外務省のサービスです。登録した情報は,トンガで事件や事故,自然災害等が発生した際に,在トンガ日本国大使館が安否確認を行う際にも利用されます。

滞在時の留意事項

1.軍事施設、王室墓地(Mala'ekula)及び王宮等の王室関連施設等は立入禁止となっています。なお、通常の観光地以外の地域を旅行する場合には、政府観光局などに事前に問い合わせておく方が良いでしょう。

2. ドローンの撮影については使用許可が必要であるため、事前に以下に連絡をすることをお勧めします。

Civil Aviation Division, Ministry of Infrastructure
Tel:23-100、28-024
Email:cadstaff:infrastructure.gov.to

3.王宮の周辺でたむろしたり大きな音を発したりすることは禁止されていますので注意が必要です。

4.写真撮影については、通常の観光スポットでは特に制限はありませんが、一部の伝統儀式や宗教的行事では、撮影が禁止されたり、禁止されないまでも嫌悪感を抱かれたりする場合がありますので、事前に許可を得た方が良いでしょう。

5.麻薬の不法所持及び使用は厳しく罰せられますので、決して手を出さないでください。

6.外国人の就労(雇用)は、必ず査証が必要で、就労目的で6か月以上滞在する予定の方は、例外なく警察証明書(無犯罪証明書)の提出が求められます。

7.銃器所持は厳しく規制されています。警察官も通常は銃器を携行していません。

8.トンガは「道路交通に関する条約(ジュネーブ条約)」に加盟していませんので、日本の国際免許証では運転できません。レンタカーを使用される場合は、運輸局にてビジター免許証を取得するか、運転手付きで借りることをお勧めします。なお、ビジター免許証は3か月有効で、料金は45パアンガです。申請時に国際免許証の提示を求められることもございますので、事前にご準備ください。

9.公共交通手段はタクシーかミニバスであり、タクシー料金の詐欺等は余り発生していませんが、念のため乗車前に料金を確認するようお勧めします。

10.首都ヌクアロファ及び周辺地域では邦人及び外国人が被害者となる侵入強盗事件が発生しています。ホテルによっては、バルコニー側ガラス戸の鍵が未装備であったり、損壊して施錠不可能になっていたりする場合がありますので、滞在される際は部屋の鍵装備状況を確認するようお勧めします。

風俗、習慣、健康等

1.トンガ人はキリスト教信仰心が厚く、日曜日は安息日として教会活動以外の活動は原則として行いません。日曜日は、観光客用の宿泊施設とそれに付随したレストラン以外はほとんど営業しておらず、バスなどの交通機関(特別に許可されたタクシーを除く)も運行しませんので、タクシーを利用する場合は事前に予約しておく必要があります。また、日曜日の営業を許可されているリゾート施設以外では、釣り、遊泳及びスポーツ等も禁止されています。また、トンガの人達は、食前にお祈りをしますので、一緒に食事をする際は、お祈りが終わるまで食事を始めないのが礼儀です。

2.公共の場所での飲酒及び喫煙は禁止されています。

3.海水浴場等遊泳地以外での肌の露出度の高い服装は失礼と見なされ、成人男性でも公の場で上半身裸でいることは法律で禁止されています。

4.首都ヌクアロファでも時々停電があり、電話及びインターネット回線も不通になることがしばしばあります。

5.日射しが強いので、日射病や日焼けに注意し、水分等の補給を欠かさないよう留意が必要です。また、6月から10月にかけては気温が20度以下に下がることもあるので、長袖のジャケットなどを用意した方が良いでしょう。

6.夏場は蚊が多く、蚊が媒介するデング熱、チクングニア熱及びジカ熱にかかることもありますので、虫除けスプレーを携帯するなど、蚊に刺されないよう十分な注意が必要です。

7.生水は飲用に適しませんので、煮沸するかミネラルウォーターを飲用してください。

8.沖合の珊瑚礁は波に対する壁となるため白波が立ちます。その付近では、波にさらわれたり巻き込まれたりして珊瑚礁に体を打ち付ける危険性もありますので、遊泳やシュノーケリングをする際は、その付近に近づかないよう注意してください。

9.サメに襲われ死亡する事故が発生していますので、遊泳場所については、その他の島も含め事前に十分情報を収集した上で選定してください。また、美しい魚は毒を持っている場合が多いので、素手では絶対に捕まえないようにしてください。

10.観光名所の一つであるコロバイ(Kolovai)地区には特定樹木にのみ生息する大コウモリ(Flying Foxes)の群れがいます。このコウモリは、その昔サモアからトンガに嫁入りで来た王妃と共に王家に進呈されたという伝説があるため、捕獲したり食したりすることは習慣的に禁止されています。その他、国民は王家や伝統を非常に大切にしていますので、不明な点は事前に観光局等に確認するようお勧めします。

11.自然災害
(1)サイクロン
トンガは例年11月から4月頃まで雨季にあたり、この時期はサイクロン(南太平洋などで発生する熱帯低気圧)や大雨が発生しやすい「サイクロン・シーズン」といわれています。昨年2月には大型のサイクロン・ジータが当地を襲い、家屋、建物および木々の倒壊、水、電気等インフラの断絶等、甚大な風水害をもたらしました。この時期にトンガに渡航を計画、また滞在を予定されている方は、トンガの気象局、旅行会社等から最新の情報を入手するなどして、気象状況に十分な注意を払うとともに、万が一の際には、早めの対策を講じてください。
 トンガ気象局リンク:(http://www.met.gov.to/

(2)地震・津波
トンガは環太平洋造山帯に位置しており、トンガ近辺においても地震が度々観測されています。また、海抜の低さ等からも津波被害の恐れがあるとされています。当地滞在中は、当地行政機関や報道などによる情報発信に日頃から関心を持って生活してください。

関連情報入手先:
USGS(https://earthquake.usgs.gov/earthquakes/map/
Pacific Tsunami Warning Center(https://ptwc.weather.gov/

緊急時の連絡先

◎警察署:TEL 922
◎消防署:TEL 999
◎病院  :TEL 933
◎緊急事態:TEL 911(交換手に状況を説明すると担当部署に繋がる)

◎在トンガ日本国大使館:TEL (+676) 22221 閉館時緊急電話 (+676)7772027
FAX (+676) 27025

※ 在留邦人向け安全の手引き
 現地の在外公館(日本大使館・総領事館等)が在留邦人向けに作成した「安全の手引き」もご参照ください。

問い合わせ先

○外務省領事サービスセンター
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(外務省代表)03-3580-3311(内線)2902,2903

(外務省関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)4965
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○海外安全ホームページ
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

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