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テロ・誘拐情勢

2016年04月25日

1.概況
(1)スリナムでは、テロ組織の存在は確認されていません。
(2)近年では、海岸沿いで海賊が出没し、漁船等が被害に遭う事件が散発的に発生しています。

2.各組織の活動状況または各地域の治安情勢
(1)スリナムには、「ジャングル・コマンド」と呼ばれているマルーン(オランダ植民地時代に内陸部に逃亡したアフリカ系住民)や先住民等の内陸部の住民による武装組織が存在します。これらの組織は過去(主に1980年代)にたびたび反政府武装行動を起こしていることから、テロ行為が発生する可能性は排除されず、その動向に注意を払う必要があります。
(2)スリナムは、近隣国で生産される麻薬の欧州等への搬出ルートとなっているほか、国内奥地はコロンビアゲリラによる麻薬や武器取引の場となっている模様で、このゲリラに関係する複数の麻薬組織がスリナム国内で活動していると言われています。

3.誘拐事件の発生状況
 スリナムでは、誘拐事件のほとんどは麻薬関連犯罪等に関係するものです。

4.日本人・日本権益に対する脅威
 スリナムでは、日本人・日本権益等に対するテロの脅威は低いと見られています。
 他方、近年、シリアやチュニジアにおいて日本人が殺害されたテロ事件や、パリ、ブリュッセル、イスタンブール、ジャカルタ等でテロ事件が発生しています。このように、世界の様々な地域でイスラム過激派組織によるテロがみられるほか、これらの主張に影響を受けた者による一匹狼(ローンウルフ)型等のテロが発生しており、日本人・日本権益が標的となり、テロを含む様々な事件の被害に遭うおそれもあります。
 このような情勢を十分に認識して、誘拐、脅迫、テロ等に遭わないよう、また、巻き込まれることがないよう、海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め、日頃から危機管理意識を持つとともに、状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。



(注記)
 「テロ」については国際的に確立された定義は存在していませんが、一般には、特定の主義主張に基づき、国家等にその受け入れを強要し、又は社会に恐怖等を与える目的で行われる人の殺傷行為等をいうものとされています。本情報は、このようないわゆる「テロ」に該当するか否かにかかわらず、外務省が報道等の情報等に基づき、海外に渡航・滞在される邦人の方々の安全確保のための参考資料として編集したものであり、本資料の掲載内容がそのまま外務省の政策的な立場や認識を反映するものではありません。