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グアテマラ
テロ・誘拐情勢

更新日 2021年03月04日

1 概況
(1)最近のテロ情勢
  グアテマラでは1996年の和平協定締結以降、テロ組織、反政府組織や国際的なテロ組織の関連組織の活動は確認されていません。
(2)誘拐事件の特徴
 ア 目的
  身代金等の金銭目的の犯行が大半です(その他、怨恨、犯罪組織同士の抗争、人身売買など。)。
 イ 手法
  拳銃やナイフを突きつけて脅し、最寄りのATMまで連れて行き現金を引き出させたり、自動車を乗員ごと連れ去り、人気のないところで解放して自動車を持ち去ったりといった、金銭や自動車を目的とした短時間強盗が発生しています。

2 各組織の活動状況または各地域の治安情勢
 「1 概況」のとおり

3 誘拐事件の発生状況(国家文民警察調べ)
(1)年間発生件数
 2020年の誘拐事件発生件数は15件です。
(2)地域別状況
 ウエウエテナンゴ県では最多の4件、グアテマラ県、エスクィントラ県、ケツァルテナンゴ県ではそれぞれ2件、そしてその他の5県ではそれぞれ1件発生しています。
(3)犯行主体
 大半は身代金を目的とした犯罪組織です。
(4)主な標的
 被害者に共通した特徴は確認できず、一般市民も標的になり得るといえます。
 例えば、富裕層のみが標的とされる傾向はなく、不法移民や低所得者なども人身売買を目的とした誘拐の標的になることもあります。
(5)手法の特徴
 ア 計画性
  一般的に、誘拐対象者の選定及び監視、誘拐の実行、身代金の要求及び交渉、身代金の授受、人質解放の順で計画的に実行されます。また、誘拐の実行、身代金の交渉等、それぞれの段階に専門の犯罪グループが存在し、仕事を請け負う場合があります。
 イ 犯行場所
  対象者の自宅、職場、学校付近等、日常の行動範囲内で誘拐されるケースが大半です。
 ウ 被害者の状況
   大半は、対象者が単独のときに実行されていますが、複数でいる場合に被害に遭うケースもあります。
 エ 犯行に用いる主な車両及び武器等
 (ア) 車両
   2~3台の盗難車及び二人乗りオートバイ
 (イ) 武器
   自動小銃及び拳銃
 (ウ) 通信手段
   無線機、携帯電話及びインターネット
(6)主な誘拐防止策
 ア 行動パターンが知られないよう、外出時間、帰宅時間、移動経路などを変更する。
 イ 使用人(家政婦、運転手、警備員等)が犯罪者に対し情報提供することがあるので、行動予定などを必要以上に教えない。
 ウ 日頃より警備体制をアピールするなど、誘拐した場合、犯人側のリスクが高いことを示す。
 エ 下記のような誘拐の兆候がいくつか確認できる場合は、予定の変更や警察への通報等の予防策をとる。
 (ア) 見知らぬ者の突然の訪問や電話(間違い電話、無言電話、セールス、アンケートなど)
 (イ) 不審者、不審車両の存在(尾行や待ち伏せの可能性が疑われるもの)
 オ 銀行内部に犯人の協力者がいたというケースもあり、預金情報が漏洩する危険性もあるので、先進国等の海外口座で決済する。また、大金の入った口座情報は厳重に取り扱うとともに、大量の現金引き出しを決して窓口で行わない。

4 日本人・日本権益に対する脅威
 テロによる日本人の被害は、シリアやアフガニスタンといった渡航中止勧告や退避勧告が発出されている国・地域に限りません。テロは、日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており、これまでもチュニジア、ベルギー、バングラデシュ、スリランカ等においてテロによる日本人の被害が確認されています。
 近年では、単独犯によるテロや一般市民が多く集まる公共交通機関等(ソフトターゲット)を標的としたテロが頻発するなど、テロの発生を予測し未然に防ぐことがますます困難となっています。
 このように、テロはどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロの被害に遭わないよう、海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。

テロについて

「テロ」について国際的に確立された定義は存在しませんが、一般には、特定の主義主張に基づき、国家等にその受け入れを強要する又は社会に恐怖等を与える目的で行われる人の殺傷行為等を指すとされています。本情報は、このようないわゆる「テロ」に該当するか否かにかかわらず、外務省が報道等の情報に基づいて、海外に渡航・滞在される邦人の方々の安全確保のための参考として編集したものであり、本情報の内容がそのまま外務省の政策的な立場や認識を反映するものではありません。
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