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グアテマラ
安全対策基礎データ

更新日 2020年01月14日

1.グアテマラでは,殺人事件をはじめ犯罪が多発しており,治安は依然として深刻な状況にあります。国家文民警察(PNC)は,青少年凶悪犯罪集団「マラス」対策,麻薬犯罪組織対策,汚職警察官の排除等の治安対策に積極的に取り組んでおり,同警察の調べによると2018年の犯罪被害による死亡者数は3,881人(前年比12.2%減)と,統計上は減少傾向にあります。ただし,マラスによる麻薬関連犯罪,一般市民に対する強盗,グループ間抗争,銃器による犯罪は依然として多く発生しています(殺人被害者総数の79.9%が銃器によるもの)。

2.2018年の地域別犯罪発生率は,グアテマラ県が全体の38.1%と圧倒的に多く,この割合は年々増加傾向にあります。メキシコとの国境に接するペテン県や,エルサルバドルやホンジュラスとの国境に接するイサバル県,サカパ県,チキムラ県などは,麻薬組織・強盗団・不法出入国者等の巣窟であり,治安当局による取締りが不十分であることから,全般的に治安の悪い状況が続いています。

3.邦人の被害
 2018年11月4日午前3時頃,北部ペテン県において,邦人女性2人が住んでいた戸建て住宅に何者かが押し入り,就寝中の両名がこぶし大の岩で殴打され,1人が死亡,もう1人は頭蓋骨骨折の重傷を負いました。住宅内を荒らされた形跡がなかったことから,捜査関係者らは殺害を目的としていた可能性が高いとしています。しかし,2019年5月現在,犯人は未だ捕まっておらず,その動機も不明のままです。
 1999年,ウエウエテナンゴ県トドスサントスクチュマタンで,邦人旅行者が群衆に暴行・投石によって殺害される,また,2012年にはグアテマラ県ビジャカナレスで在留邦人が現金自動支払機(ATM)から出てきたところを拳銃で殺害される事件が発生しました。
 その他にも,マイクロバスまたは自家用車で移動中に拳銃を持った強盗団に襲われ金品を強奪される,バスに乗車中に突然後ろから殴打され後遺症を伴うけがを負う,安宿で貴重品を盗まれたり,路上駐車中,車両からカーステレオ等が盗まれる被害,路線バス乗車中のスリ・強盗被害,バスターミナルでの置き引き被害等が発生しています。更に,2018年10月7日,イサバル県で邦人宅2軒が連続して空き巣に入られる,また,同年10月18日には首都グアテマラシティでも邦人男性宅で空き巣被害が出ています。

4.防犯対策として,下記の事項が挙げられます。
(1)単独行動や夜間の外出は控え,もし外出する場合にはたとえ近距離でも車両で移動してください。徒歩での移動は無防備であり,アジア人は裕福だと見られているため,強盗犯の標的となりやすい傾向にあります。特に,ホテル周辺などは観光客を狙った犯罪が多発しています。

(2)首都圏では,大きなホテルに所属しているタクシーまたは料金メーター搭載のタクシー(TAXI AMARILLO社:電話(国内)2470-1515または1766等)を利用し,流しのタクシーは利用しないようにしてください。UBER等のタクシー配車アプリ利用時は,時間帯,人数,乗車場所等に十分注意するとともに,運転技術や知識が乏しい運転手も存在することから,利用者はスペイン語が堪能であること,目的地までの道順を熟知していることが必要です。また,降車時に運転手が「目的地到着ボタン」を押しているかを確認することをお勧めします。

(3)バス車内において犯罪が多発しています。特に,夜間,早朝の便および頻繁に停車し乗降客が多い便での強盗・スリが多く,居眠り中にスリ被害に遭うケースも多発しており,邦人が被害に遭うケースも発生しています。
長距離の移動の際は,「カミオネタ」や「コリエンテ」とよばれる二等バスを避け,比較的安全な旅行会社等のシャトルバスまたは「プルマン」と呼ばれる一等バスを利用し,夜間および早朝の移動は避け,車内では居眠りをしないようにしてください。

(4)外出時は所持金を分散し,高価なものを身につけず,目立たない格好をしてください。携帯電話を狙った窃盗・強盗が多発しているので,バス内では電源を切るか着信音が鳴らないように設定し,人前で使用しないようにしてください。

(5)宿泊施設での窃盗被害が多発しているので,部屋の鍵が南京錠のみ,セーフティボックス未設置等施錠設備の整っていない施設や安宿の利用は控え,やむを得ず利用する場合は,外出時に貴重品を携行するなどの工夫をしてください。(但し,紛失・盗難には十分注意してください)

(6)強盗被害にあった場合は生命を第一に考え絶対に抵抗しないでください。銃器を使用した強盗が増加しており,安易に発砲する場合が多いので,強盗犯の要求には素直に応じるのが無難です。
また,金目のものを何も所持していない場合,逆上して腹いせに発砲するケースもありますので,200ケツァル程度(約3,000円)の現金を常に所持するようにしてください。この財布はクレジットカードや多額の現金等を入れた財布とは別にし,少額の現金を財布ごと渡せるようにする等被害を最小限に抑える等の方法もあります。
 要求された現金等を渡す際,ポケットやバッグから取り出そうとする動作が武器を取り出すと誤解され,発砲される恐れがありますので,財布の所在を伝え犯人に取らせるのも一案です。(多額の現金等が入った財布の保管場所には注意が必要)

(7)旅行者などに親しげに話しかけ,睡眠薬入りの飲食物を与え,意識を失った隙に金品を強奪する等の睡眠薬強盗が観光地やバス内で発生しているので,見知らぬ人から勧められた飲食物を不用意に口にしないでください。このような犯罪に使用される薬は強力で,後遺症が残ったり,あるいは死に至る場合もありますので,十分に注意してください。

5.テロ対策
 テロによる日本人の被害は,シリアやアフガニスタンといった渡航中止勧告や退避勧告が発出されている国・地域に限りません。テロは,日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており,これまでもチュニジア,ベルギー,バングラデシュ,スリランカ等においてテロによる日本人の被害が確認されています。
 近年では,単独犯によるテロや一般市民が多く集まる公共交通機関等(ソフトターゲット)を標的としたテロが頻発するなど,テロの発生を予測し未然に防ぐことがますます困難となっています。
 このように,テロはどこでも起こり得ること,日本人も標的となり得ることを十分に認識し,テロの被害に遭わないよう,海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

(手続きや規則に関する最新の情報は,駐日グアテマラ大使館(電話:03-3400-1830)に問い合わせてください。)

1.査証
 グアテマラへの入国に際しては,入国目的が90日以内の短期滞在(観光,知人訪問など)の場合は査証の取得は必要ありません。
査証を取得せずに入国した場合は,通常90日間の滞在が許可されますが,中米4か国(グアテマラ,エルサルバドル,ホンジュラス,ニカラグア)での合計滞在日数となりますので注意してください。なお,滞在期間を延長する場合は,入国後,移民総局で所定の手続きをすれば,90日の滞在延長が可能です(延長は1回のみ)。許可された期間を経過して滞在した場合は不法滞在と見なされ,基本科料100ケツァル(約1,500円)に加え,1日につき15ケツァル(約230円)を徴収されます。

2.出入国審査
(1)これまで偽変造日本旅券を使ってグアテマラに入国しようとする東洋人が多く摘発されていることもあり,入国審査が厳しくなっています。入国審査官のスペイン語または英語による質問(渡航目的,滞在予定,宿泊先等)に対して適切に回答できるように準備し,団体旅行の場合はなるべくまとまって行動するように心掛けてください。

(2)入国スタンプの押印漏れまたは押印ミスが原因で,出国時に200ケツァル(約3,000円)の罰金を請求されるケースが多発しています。入国の際,パスポートに「E/S」の押印を受け,入国であればEntrada(入国)の頭文字Eに丸印,出国する際にSalida(出国)の頭文字Sに丸印を記入されますが,入国時にもかかわらずS(出国)に丸印を記入したり,間違った入国の日付を記入したりする係官もいます。このため,特に入国審査を受ける際は,押印されたスタンプをよく確認し,誤りがあればその場で指摘して訂正するよう求めてください。出国時に気づいた場合で,かつ自己に責任がない場合は罰金を払う必要はありませんので,移民総局出入国管理課(電話番号:(国内)2411-2411,内線 4011)または在グアテマラ日本国大使館(電話番号:(国内)2382-7300)に連絡してください。

3.外貨申告
 出入国時,現金と有価証券を合わせ,全ての通貨(円,米ドル,ユーロ等所持する全て)の合計が米ドル換算で1万米ドルまたはそれを超える場合は,申告が必要です。未申告で所持が発覚した場合,当該現金等を没収されたうえ,刑事犯として身柄を拘束されます。

4.通関
(1)持ち込み禁止物品は,麻薬,武器,爆発物などで,持ち出し禁止物品は,考古学的遺物,歴史的芸術品,麻薬,武器,爆発物などです。また,近年米国への出国に関しては,荷物の検査が厳しくなっており,アウロラ国際空港においては,保安検査場通過後の搭乗口待合室でも,再度航空会社による手荷物検査が行われています。

(2)アウロラ国際空港において,日本への渡航者が見知らぬ人物から荷物の一時預かりや日本国内への荷物持ち込みなどを依頼されることがあります。「麻薬の運び屋」として利用される可能性がありますので,他人の荷物を預かることは厳に控えてください。

1.グアテマラ政府に対する滞在届の提出義務はありませんが,査証延長手続及び査証の切り替え時には滞在に関する書類を移民総局に提出する必要があります。詳細については移民総局に照会してください。

2.旅行制限は特にありませんが,先住民の人たちが多く住んでいる地域では排他的な面もあり,また,警察官の数も少ないので行動には十分な注意が必要です。また,先住民が多く住む地域では私的制裁が黙認されている場所も存在しますので,誤解を招く行動は控えてください。

3.軍事施設および国境付近の写真の撮影は禁じられています。

4.両替は,ホテルや銀行で行うようにしてください。グアテマラ市第1区周辺では外国人に対し闇両替への誘いがあります。両替と偽って別の場所に案内されて強盗に遭った例もあります。闇両替には法律で禁止されていますので,絶対に関わらないようにしてください。

5.麻薬類を所持,使用,売買した場合は,20年以下の禁固刑に処せられます。なお,グアテマラでは麻薬関係の犯罪には保釈制度はありません。また,当国刑務所内では殺人事件が頻繁に発生しており,禁固刑になった場合は命が危険にさらされる可能性があります。最近,外国人旅行者が夜間に観光地で麻薬類の使用や売買等を行っているとの情報もありますが,興味本位で麻薬類に手を出すような軽率な行動は絶対に避けてください。

6.酒類の販売・飲酒には厳しい制限と罰則が設けられています。
(1)禁止事項
・午前1時から午前6時まで,飲食店や販売店等の商業施設における酒類の販売および飲酒。

(2)上記禁止事項に違反した場合の罰則
・商業施設の経営者:営業許可取消,10万ケツァル(約150万円)の罰金
・個人(従業員,消費者):5,000ケツァル(約75,000円)の罰金

(3)その他,公共の場およびその周辺では常時飲酒が禁じられており,違反すると5,000ケツァル(約75,000円)の罰金が科されます。

7.現在国内各所の幹線道路において補修工事がなされており,渋滞や交通事故が多発しています。車両で地方に移動する際は,時間に余裕を持って行動するとともに,路面状況をよく確認してください。特に雨季には工事区間に限らず,舗装中で穴がある道路が多くありますので注意が必要です。
また,速度超過,飲酒運転,方向指示器による合図なしの進路変更,整備不良(ライトやミラーの故障)の車両が多く走っていますので,運転時は十分注意が必要です。
 人身事故を起こした場合は,捜査のため身柄を拘束されますが,その場で弁護士を呼び,保釈を求めることができます。

8.2018年7月,邦人が運転するバイクにバスが突っ込む死亡事故が発生しています。一般的にドライバーはバイク等に注意を払わない傾向にあり,バイク利用者が死亡する事故が日常的に発生しています。また,自転車に乗っていた邦人が,道路を塞ぐように設置してあった鉄鎖にひっかかって転倒し,骨折する事故も発生しています。バイクおよび自転車の利用時は十分ご注意ください。

9.在留届の提出
 現地に3か月以上滞在される方は,緊急時の連絡などに必要ですので,到着後遅滞なく在グアテマラ日本国大使館に「在留届」を提出してください。また,住所その他届出事項に変更が生じたとき,または日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には,必ずその旨を届け出てください。在留届の届出は,在留届電子届出システム(オンライン在留届,https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html )による登録をお勧めしますが,郵送,ファックスによっても行うことができますので,在グアテマラ日本国大使館まで送付してください。

10.「たびレジ」
 在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む)は,「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html )。「たびレジ」は,滞在先の最新の安全情報などを日本語のメールで受け取れる外務省のサービスです。登録した情報は,グアテマラで事件や事故,自然災害等が発生した際に,在グアテマラ日本国大使館が安否確認を行う際にも利用されます。安全情報の受け取り先として,家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので,併せてご活用ください。

11.ハーグ条約
 グアテマラは,国境を越えて不法に連れ去られた子の返還の仕組み等を定める「国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約(ハーグ条約)」の締約国です。一方の親の監護権を侵害する形で子どもを常居所地国であるハーグ条約締約国から他のハーグ条約締約国へ連れ去り,または留置した場合は,原則的に子が常居所地国に返還されることとなります。ハーグ条約についての詳細はこちらのページをご覧ください。https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/hague/index.html

1.グアテマラは,古いマヤの文化と歴史をもつ国で,国民は皆これを誇りとしています。グアテマラの文化的伝統や風俗習慣への理解に努め,これを尊重する心構えをもつことが大切です。特に,先住民の人々が暮らす地方ではその生活事情を尊重し,勝手に村落の奥まで入り込んだり,写真を撮ったりすることのないように留意してください。
2.衛生事情
(1)グアテマラ市の新市街の商店,ホテル等は上下水道が整備されていますが,周辺部および地方では水道施設を含めて衛生状態は良くありません。水道水は避け,ミネラルウォーターを飲用してください。また,水道水のみで洗浄された生野菜(特にレタスなど葉の形が複雑で洗浄しにくい野菜)や,飲み物などに入れる氷も口にしないようにしてください。

(2)病気
ア 主な疾病
地方を中心にコレラ,マラリア,デング熱,チクングニア熱,肝炎,狂犬病,結核があり,最近では,ジカ熱も発生しています。また,エイズも浸透していますので,予防策を心掛けることが必要です。
旅行者がかかりやすい病気には,アメーバ原虫による発熱,下痢および虫刺されによる炎症があります。また,地方のホテルや安宿のベッドなどにはダニ,ノミがいますので,虫よけスプレーおよびかゆみ止めは必需品です。

イ ジカウイルス感染症
 ジカウイルス感染症が,グアテマラ国内でも発生しています。ジカウイルスを持ったネッタイシマカやヒトスジシマカに刺されることで感染するほか,母胎から胎児への感染,輸血や性交渉による感染リスクも指摘されています。ジカウイルス感染症は感染しても症状がないか(不顕性感染),症状が軽いため感染に気づきにくいことがありますが,妊娠中にジカウイルスに感染すると,胎児に小頭症等の先天性障害を来すことがあることから,特に妊娠中又は妊娠を予定している方は,流行地域への渡航を可能な限り控えるなど,十分な注意が必要です。
(参考)感染症広域情報:ジカウイルス感染症に関する注意喚起
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/search/pcinfectioninfo.html#widearea

ウ 「世界の医療事情」 (https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/cs_ame/guatemala.html )において,グアテマラ国内の衛生・医療事情等を案内していますので,渡航前には必ずご覧ください
その他,必要な予防接種等については,以下の厚生労働省検疫所ホームページを参考にしてください。
◎感染症情報(http://www.forth.go.jp/)

3.グアテマラ市には日本語を多少理解できる医師がいる診療所もあります(Hospital Herrera Llerandi,TEL:2384-5959)。また,医薬品は米国製品が比較的豊富に販売されていますが,万一の場合に備え,緊急移送を含む十分な補償内容の海外旅行傷害保険に加入することをお勧めします。

◎警  察:110
◎消防・救急:122,123
◎赤十字:125

○外務省領事サービスセンター
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902,2903

(外務省関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)5145
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○領事局政策課(感染症関連)(内線)4475
○領事局ハーグ条約室(一般案内窓口)03-5501-8466
○外務省海外安全ホームページ
   https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
   http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
○在グアテマラ日本国大使館
 住所:Avenida Reforma 16-85 Zona 10, Edif. Torre Internacional Nivel 10, Guatemala, GUATEMALA, C.A.
 電話:2382-7300
  国外からは(国番号502)-2382-7300
 FAX :2382-7310
  国外からは(国番号502)-2382-7310
 ホームページ:http://www.gt.emb-japan.go.jp/mainJA.htm

※本情報記載の内容(特に法制度・行政手続き等)については、 事前の通告なしに変更される場合もありますので、渡航・滞在される場合には、渡航先国の在外公館または観光局等で最新情報を確認してください。

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