トルクメニスタン
テロ・誘拐情勢
更新日 2023年04月17日
1 概況
トルクメニスタン政府は、犯罪統計等の情報を公開していませんが、同政府によれば、近年、同国でのテロ事件及び外国人を対象とした誘拐事件は発生しておらず、また、国内におけるテロ組織または国際的なテロ組織の関連組織の存在も確認されていません。
しかし、トルクメニスタンは、アフガニスタンやイランと長い国境を接しており、特にアフガニスタンでは、タリバーンが実権を掌握していることに加え、現在も、国際テロ組織や外国人武装勢力が活発に活動を継続するなど今後の治安状況は全く予断を許さず、同国等を拠点とするテロ組織等がトルクメニスタン国内に流入する可能性も排除されません。アフガニスタンとの国境付近では、散発的な衝突(銃撃)事案に関する一部情報もあることから、引き続き情勢を注視する必要があります。
2 各組織の活動状況または各地域の治安情勢
「1 概況」のとおり。
3 誘拐事件の発生状況
近年、トルクメニスタンでは、外国人を対象とした誘拐事件の発生は確認されていません。
4 日本人・日本権益に対する脅威
テロによる日本人の被害は、シリアやアフガニスタンといった渡航中止勧告や退避勧告が発出されている国・地域に限りません。テロは、日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており、これまでもチュニジア、ベルギー、バングラデシュ、スリランカ等においてテロによる日本人の被害が確認されています。
近年では、単独犯によるローンウルフ型テロや、一般市民が多く集まるレストラン、ショッピングモール、公共交通機関等のソフトターゲットを標的としたテロが世界各地で頻発しており、こうしたテロの発生を未然に防ぐことは困難です。
テロはどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロ・誘拐に巻き込まれることがないよう、「たびレジ」、海外安全ホームページ、報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切かつ十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。