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テロ・誘拐情勢

2018年03月02日

1.概況
 2017年11月,トビリシ市郊外において,ジョージア国家保安庁によるテロリスト掃討作戦が展開され,ISIL(イラク・レバントのイスラム国)のメンバーらが治安部隊により拘束又は殺害される事案が発生しました。また,同年12月にはトビリシ市及びパンキシ渓谷において,本件に関連する被疑者7人が拘束されました。シリア・イラクにおけるISIL掃討作戦により,行き場を失った戦闘員らが北コーカサス及び中央アジアに帰還又は侵入するためにジョージアを通過する可能性が指摘されており,その動向には注意を要します。

2.各組織の活動状況または各地域の治安情勢
 これまでのところ,ジョージアを拠点に活動する過激派組織は確認されていません。

3.誘拐事件の発生状況
 前年に引き続き,2017年にも外国人を標的とした身代金目的の誘拐事件は報告されていません。

4.日本人・日本権益に対する脅威
 現時点では,ジョージアにおいて日本人・日本権益を直接の標的としたテロや誘拐の脅威は低いものと見られます。
 しかし,他の諸国と同様に,ジョージアにおいてもISILはインターネットを通じてイスラム教徒に対してISILへの参加を呼びかけています。近年,シリア,チュニジア及びバングラデシュにおいて日本人が殺害されたテロ事件や,米国,英国,フランス,スペイン,ドイツ,ベルギー,トルコ,インドネシア,フィリピン等,日本人の渡航者が多い国でもテロ事件が多数発生しています。このように,世界の様々な地域でイスラム過激派組織によるテロがみられるほか,これらの主張に影響を受けた者による一匹狼(ローンウルフ)型等のテロが発生しており,日本人・日本権益が標的となり,テロを含む様々な事件の被害に遭うおそれもあります。このような情勢を十分に認識して,誘拐,脅迫,テロ等に遭わないよう,また,巻き込まれることがないよう,海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め,日頃から危機管理意識を持つとともに,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

(注記)
 「テロ」については国際的に確立された定義は存在していませんが,一般には,特定の主義主張に基づき,国家等にその受け入れを強要し,又は社会に恐怖等を与える目的で行われる人の殺傷行為等をいうものとされています。本情報は,このようないわゆる「テロ」に該当するか否かにかかわらず,外務省が,報道等の情報等に基づき,海外に渡航・滞在される邦人の方々の安全確保のための参考資料として編集したものであり,本資料の掲載内容がそのまま外務省の政策的な立場や認識を反映するものではありません。