ジョージア | Georgia > 安全対策基礎データ

※本情報記載の内容(特に法制度・行政手続き等)については、 事前の通告なしに変更される場合もありますので、渡航・滞在される場合には、渡航先国の在外公館または観光局等で最新情報を確認してください。

● 犯罪発生状況、防犯対策


1.近年,各国からの観光客増加を目指す政府方針の下,ジョージア内務省は国内の安全対策に力を入れており,トビリシ市内では多くのパトカーが巡回していることもあり,体感治安は良いと言えます。しかし,ジョージア内務省が公表した犯罪統計によると,2017年の登録犯罪件数は3万7,944件,そのうち検挙数は2万200件で検挙率は53.24%となっており,登録犯罪件数については2016年に比べ5.41%増加しています。また,旅行者にとって最も身近な犯罪と言える窃盗は,人口10万人あたりの件数では日本より少ないですが,必ずしも安全とは言い切れませんので,適切な防犯対策を講じる必要があります。
 ジョージアの首都トビリシでは,以前に比べ治安状況は改善していますが,依然として外国人をねらった引ったくり,置き引き等の窃盗事件や暴行事件も発生しています。特に夜間ひと気のない場所を一人で歩く際には,十分な注意が必要です。日本人被害の事例として,これまで以下の事件の発生が報告されています。
・脱衣したジャケットから旅券を盗まれた。
・路上で親しくなった現地人と飲酒したところ,意識を失い現金等を強取された(睡眠強盗)。
・駅や路上でのスリ・ひったくり被害にあった。
・外国人が多く行く店の周辺や繁華街で子供を含む数人から金銭を強要された。
・路上で親しくなった男に観光案内すると誘われ,夕暮れになったところでひと気のない路地裏に連れて行かれ,頭部を石で殴打され,軽傷を負った上,金品を強奪されそうになった。
・公衆浴場で入浴中,衣類から財布等を盗まれた。
・親しげに声をかけてきた若い男に,暗がりに連れ込まれ,いきなり顔面を殴られ,刃物で刺すなどされ,所持品を強奪された。
・トビリシ市内のカフェにて知り合ったジョージア人と飲食を共にし酒で酔っている最中,写真を一緒に撮ろうともちかけられ,デジタルカメラを渡したところ,店外へ持ち逃げされた。
・クタイシ市内で道を尋ね,若者7~8名に囲まれ話をしていたところ,下に置いたリュックサック等を盗まれた。
 また,バス,地下鉄内ではスリが多発し,外国人被害者も出ていますので,十分注意してください。
 トビリシ市内で人が多く集まる場所では,スリや置き引き等に気を付ける必要があります。市内の主な繁華街は,ショタ・ルスタベリ(Shota Rustaveli)通り,アフヴレディアニ(Akhvlediani)通り,トビリシ中央駅前のピロスマニ(Pirosmani)通り,メテヒ教会付近のゴルガサリ(Gorgasali)広場付近,バケ(Vake)地区,チャフチャバゼ(Chavchavadze)通り,ベラ(Vera)地区,サブルタロ(Saburtalo)地区,ディドゥベ(Didube)地区等です。 
 首都トビリシ市を離れ,地方に旅行される方は,一般治安情報に加えて民族紛争等についても警察等関係機関から最新の情報を入手するよう努めてください。

2.2017年11月にトビリシ市内において,ジョージア国家保安庁によるテロリスト掃討作戦が展開され,いわゆるイスラム国(ISIL)のメンバーらが拘束又は殺害されるという事案が発生しました。シリア・イラクにおけるISIL掃討作戦により,行き場を失った戦闘員らがジョージアを横断して北コーカサス及び中央アジアへ進入している可能性が指摘されており,その動向には注意を要します。
 近年,シリア,チュニジア及びバングラデシュにおいて日本人が殺害されたテロ事件や,米国,英国,フランス,スペイン,ドイツ,ベルギー,トルコ,インドネシア,フィリピン等,日本人の渡航者が多い国でもテロ事件が多数発生しています。このように,世界の様々な地域でイスラム過激派組織によるテロがみられるほか,これらの主張に影響を受けた者による一匹狼(ローンウルフ)型等のテロが発生しており,日本人・日本権益が標的となり,テロを含む様々な事件の被害に遭うおそれもあります。このような情勢を十分に認識して,誘拐,脅迫,テロ等に遭わないよう,また,巻き込まれることがないよう,海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め,日頃から危機管理意識を持つとともに,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

● 査証、出入国審査等


1.査証
 ジョージア政令第255号により2015年6月5日以降,ジョージアに入国する日本人は1年以内の滞在であれば,ジョージアでの活動内容を問わず,査証の取得が免除されています。
 1年を超える長期滞在の場合には,あらかじめ駐日ジョージア大使館等で査証を取得して入国の上,入国後居住区を管轄する法務省事務所において在留許可を取得する必要があります。
 具体的な手続き等,詳細については駐日ジョージア大使館(電話:03-5575-6091)にお問い合わせください。

2.アブハジア地域及びツヒィンバリ地域(南オセチア)への立ち入り
 2007年5月,ジョージアからアルメニアへ陸路で出国しようとした邦人旅行者が,ジョージア当局に不法入国者として逮捕拘禁されました。この旅行者は,ロシアから陸路でアブハジア地域に立ち入り,その後,同地域以外のジョージア国内に入っていたところ,それを理由として逮捕されたものです。
 ジョージアは,同国からの分離・独立を求めるアブハジア地域及びツヒィンバリ地域(南オセチア)について,ジョージア政府の認める正規の入域ポイントを通過しない両地域への立ち入りを法律で禁止しており,違反者は刑法犯として処罰されることとなっています。また,同地域周辺では住民がしばしば拘留されたり,また,銃撃戦等も発生するなど緊張が続いています。同地域ではジョージア政府が治安を十分に確保できない状況にあるため,万一同地域で何らかのトラブルに巻き込まれ,被害に遭った場合は,ジョージア政府及び日本国大使館が迅速な援護措置を講じることができません。紛争地域であるアブハジア地域,ツヒィンバリ地域(南オセチア)及びその周辺地域に対しては「レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)」 の危険情報を発出していますので,同地域への渡航は絶対にやめてください。

3.通関
 ジョージアの入出国時には以下の品目は申告する必要があり,申告せずに所持が発覚すると,没収,罰金等の処分を科せられる可能性がありますのでご注意ください。なお,武器,弾薬類,爆薬,放射性物質,麻薬・覚醒剤,毒物等のジョージアへの持ち込みは禁止されています。
○30,000ラリ相当以上の現金
○販売目的の物品
○治療目的の向精神薬等
○高周波数無線機器(人工衛星による無線通信等)
○ペット等を含む動植物

 ジョージア入国時,以下の品目の持ち込みについては課税対象となっていますので,ご注意ください。
○200本以上のタバコ,50本以上の葉巻,或いは250グラム以上のタバコ製品
○4リットル以上の蒸留酒
○500ラリ以上かつ30キログラム以上の野菜,果物,ドライフルーツ,小麦製品,ナッツ類,菓子等

4.子供の親権を巡る問題
 ジョージアは,国境を越えて不法に連れ去られた子の返還の仕組み等を定める「国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約(ハーグ条約)」の締約国です。一方の親の監護権を侵害する形で子どもを常居所地国であるハーグ条約締約国から他のハーグ条約締約国へ連れ去り又は留置した場合は,原則的に子が元の常居所地国に返還されることとなります。ハーグ条約についての詳細はこちらのページをご覧下さい。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/hague/index.html

 ジョージアにおいては,親権を持つ親であっても,他の親権者の同意や裁判所の許可を得ずに子の居所を移動させること(親が日本に帰国する際に子を同伴する場合を含む)は,子を誘拐する行為として重大な犯罪となる可能性があります。他国では,結婚生活を営んでいた国への再入国や,当該国と刑事司法上の共助関係を有する第三国への入国の際に,子を誘拐した犯罪容疑者として日本人が逮捕される事案が発生していますので,注意してください。

● 滞在時の留意事項


1.ジョージアに3か月以上滞在される方は,緊急時の連絡などに必要ですので,到着後遅滞なく在ジョージア日本国大使館に「在留届」を提出してください。また,住所その他の届出事項に変更が生じたとき又はジョージアを去る(一時的な旅行を除く)ときは,必ずその旨を届け出てください。在留届は,在留届電子届出システム(ORRネット,http://www.ezairyu.mofa.go.jp/ )による登録をお勧めします。郵送,ファックスによっても届出を行うことができますので,大使館まで送付してください。

2.在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む)は,外務省海外旅行登録「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/ )。「たびレジ」に渡航期間・滞在先・連絡先等を登録すると,滞在先の最新の安全情報がメールで届き,緊急時には在ジョージア日本国大使館からの連絡を受けることができます。安全情報の受け取り先として,家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので,併せてご活用ください。

3.日常生活では,できるだけ目立たないよう行動するとともに,身の周りの安全に十分注意してください。また,夜間の外出やひと気のない場所の一人歩きは避ける等,犯罪に巻き込まれないよう注意してください。地方へ移動する場合は,夜間は避けるようお勧めします。
 軍関係,政府機関の建物等を撮影する際には,念のため撮影が可能か否かを確認するようお勧めします。 

4.ジョージアでは,バス,タクシー,地下鉄などの交通手段があります。多くのタクシーには,料金メーターがついていませんので,降車時のトラブルを避けるため,乗車前に値段について運転手と交渉しておくことをお勧めします。

5.道路に穴があいているなど整備が行き届いておらず,また,信号機も見えにくかったり,故障していることが多く,自動車の運転マナーも良好とはいえません。急な追い越し,割り込み,急ブレーキ等が頻繁にみられます。また,夜間は飲酒運転が横行しています。歩行者も道路の至るところから自動車の間を縫うように横断するので,自動車を運転する際には,安全を十分に確認する必要があります。

● 風俗、習慣、健康等


1.ジョージア人の多くはジョージア正教を信仰していますが,地方においてはイスラム教を信仰する地域がありますので,そのような地域では,外出する際,女性は露出度の高い服装は避ける必要があります。

2.水道水は飲用不可能ではありませんが,生水は安全とはいえませんので,飲用にはボトル入りのミネラルウォーターをお勧めします。また,レストラン,食堂の中には,衛生上問題のあるところもあります。特に夏期は注意が必要です。医療機器,医薬品の保存設備の老朽化から,ジョージアの医療事情は必ずしも良好とはいえません。

3.ジョージアでは,狂犬病の発生が報告されています。野犬だけでなく,飼い犬についても狂犬病の予防接種を受けていないものが多いので注意してください。
 (参考)
 感染症広域情報:狂犬病~もし咬まれたら,すぐに医療機関へ~
 https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2016C034.html

4.「世界の医療事情」
 (http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/europe/georgia.html )において,ジョージア国内の衛生・医療事情等を案内していますので,渡航前には必ずご覧ください。
 その他,必要な予防接種等については,以下の厚生労働省検疫所ホームページを参考にしてください。
 ◎感染症情報(http://www.forth.go.jp/

● 緊急時の連絡先


◎警察,消防,救急 112
◎在ジョージア日本国大使館
 住所: Embassy of Japan in Georgia, 7D, Krtsanisi str, Tbilisi, 0114, GEORGIA
 電話: (国番号995)-32-275-2111

※ 在留邦人向け安全の手引き
 現地の在外公館(日本大使館・総領事館等)が在留邦人向けに作成した「安全の手引き」(http://www.ge.emb-japan.go.jp/files/council/anzen_no_tebiki.pdf )も御参照ください。

(問い合わせ先)


○外務省海外安全相談センター
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(外務省代表)03-3580-3311(内線)2902,2903

(外務省関連課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
 電話:(代表)03-3580-3311(内線)2853
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
 電話:(代表)03-3580-3311(内線)3679
○海外安全ホームページ
 http://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版)
 http://www.anzen.mofa.go.jp/sp/index.html (スマートフォン版)
 http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
○在ジョージア日本国大使館
 住所:7D, Krtsanisi str., Tbilisi, 0114, Georgia
 電話: 32-275-2111
  国外からは (国番号995)-32-275-2111
 ファックス: 32-275-2112
  国外からは (国番号995)-32-275-2112
 ホームページ:http://www.ge.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html