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テロ・誘拐情勢

2017年02月07日

1 概況
 カザフスタンでは,2016年6月,アクトベ州においてテロ事件が発生し,一時はカザフスタン全土にテロ警戒レベル「黄」が導入されました(現在は解除)。また,複数回にわたり治安当局による宗教的過激主義者への対テロ特別作戦が行われ,多数の拘束者が出ており,今後も予断を許さない状況が続くものとみられます。

2 組織の活動状況または各地域の治安情勢
 2014年10月,カザフスタン最高裁判所はアスタナ検察局の要請を受け,「タクフィール・ワル・ヒジュラ」の活動禁止措置を決定しました。その後,同組織の活動は低調とみられていましたが,2016年12月,国家保安委員会が同組織に対する特別作戦を実施した際,活動に参加していたとされる33名を拘束しており,今後の動静について注視する必要があります。

3.誘拐事件の発生状況
 カザフスタン当局は,近年,同国で発生した誘拐事件件数を公表していませんが,報道等によると,特に外国人を狙った誘拐事件は発生していないものとみられます。

4.日本人・日本権益に対する脅威
 現在,日本人や日本権益を標的とするグループの活動は確認されていません。
 一方で, 近年,シリア,チュニジア及びバングラデシュにおいて日本人が殺害されたテロ事件や,パリ,ブリュッセル,イスタンブール,ジャカルタ等でテロ事件が発生しています。このように,世界の様々な地域でイスラム過激派組織によるテロがみられるほか,これらの主張に影響を受けた者による一匹狼(ローンウルフ)型等のテロが発生しており,日本人・日本権益が標的となり,テロを含む様々な事件の被害に遭うおそれもあります。このような情勢を十分に認識して,誘拐,脅迫,テロ等に遭わないよう,また,巻き込まれることがないよう,海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め,日頃から危機管理意識を持つとともに,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。


(注記)
 「テロ」については国際的に確立された定義は存在していませんが,一般には,特定の主義主張に基づき,国家等にその受け入れを強要し,又は社会に恐怖等を与える目的で行われる人の殺傷行為等をいうものとされています。本情報は,このようないわゆる「テロ」に該当するか否かにかかわらず,外務省が,報道等の情報等に基づき,海外に渡航・滞在される邦人の方々の安全確保のための参考資料として編集したものであり,本資料の掲載内容がそのまま外務省の政策的な立場や認識を反映するものではありません。